12月8日にジョンを聴く。
今年はジュリアン・レノンの新作にも針を落とした。
このアルバム、しみじみ佳いんですよ。むちゃくちゃすごい曲ってのはないんだけど、とにかく沁みる。
ジュリアンはご存知のとおり「VALOTTE」でデビューした頃は、親父似の声質もあってものすごくブワーッとなったんだけど、その後は徐々にフェードアウト。
結局のところ、ジョンの息子だってんでビジネス的にこねくりまわされてたって図式なのかなーとか素人的には邪推するわけなんだけど、年令を重ねて、親父よりも長生きして、地に足をつけたイイ感じの音楽をやってる。
なんかね、自分もそれなりに長く生きてるからか、こういうのって素敵だなあって思う。
ジョン・レノンの息子だってんじゃなくて、ジュリアン・レノンっていうミュージシャンが奏でる音が胸に響く。
世界中の皆が忘れない音楽があって、それでもこの東京の片隅で、その息子が歌ってる。
そんな12月8日もいいよね。

機会があったら、チャーリー・セクストンのことも書いてみたい。