そういえばイカの話が途中だった。今回はアオリイカを捌く話。
魚屋でよく1本まるごとで売ってるイカ(だいたいスルメ)とちがって、アオリイカ最大の難点は外皮。とにかくガンコで強くて苦労する。
ふつうのイカなら、ぬれぶきんやキッチンペーパーでゴシゴシやったりすればいいのだろうけど、アオリイカはそうはイカない。YouTubeなんかを見ても、プロの板前さんなんかは技量があるぶんサッサと包丁で削ぎ切りにしちゃう人が多い印象。
丹念にググっていたら、まさにコレ!という記事を発見。そこで紹介されていた動画はじつに理にかなった方法で外皮の処理をしている。パーツごとにバラしたら、身の部分に大胆に包丁で切れ目を入れてパワーで剥いちゃう、というやり方。
イカを捌いたことがない人にとってはナンノコッチャでしょうが、どっちみち食べるときに切っちゃうんだから問題ナシ。
それにしても、初めて行ったときに師匠のKちゃんにいただいた2キロオーバーは、捌くのに苦労した。春の産卵シーズンだと、こげな大物にも巡り会えるんじゃねえ。



イカは釣りたてであればあんまりアニサキスの心配しなくていいという人もいるけれど、冷凍するなどして寝かせたほうが熟成されて美味いという説を支持しているので、何回か分に切り分けて冷凍保存した。
半日くらいかけて自然解凍させれば、モチモチ食感のアオリイカがいつでも楽しめる。上の、食卓に並べたぶんは、たぶん胴体の1/4くらいだと思う。
「食べる魚を、食べる分しか釣らない」をモットーに生きているが、アオリイカは冷凍が効くし、まさにうってつけのターゲットだなあ。