二口山塊大行沢樋ノ沢遡行 ふりかえり

面白山という名の由来については、面白山高原駅に解説があって「おもしろい滝があったから名付けられた」ってことらしいんだけど、うーん?

どこかで山肌の白い岩が云々で、面が白いから面白山となったみたいな説を読んだ記憶があるような気もするが、まあいいか。

スキー場は長いこと閉鎖されたままのようだが、ところどころゲレンデ跡が大きくテープで囲われていた。なにかの栽培でもするのかな? 近寄ったらセンサーでブザーが鳴ってビックリした。獣避けかな。



ともあれ、まずは色々貼り付けておきます。


・新調したザックについて


いきなりの豪雨でデビューさせてしまったが、雨蓋も大きめだし、両肩のストラップが連動してるギミックとか、なかなかに工夫されていてよい。


ツルンとした一気室構造なのは好感が持てるが、サイドポケットがないというのは届いてから気付いた。ウエストベルトに何らかのポーチ的なものを付けたい。あとペットボトルホルダー。なにか良さげなのを物色するとしよう。

ザックカバーは、大きめ用しか持ってないから、60リットル用を買うかどうか迷い中。


・熊対策について


二口山塊とてツキノワグマはちゃんと生息している。大行沢の記録を漁っていたら、下流域でクマの死体があったというものが。うへー、やだなそんなの。


というわけで、今回は熊鈴をしっかり持参のうえ、いつもの熊スプレーも常備。もちろんヘルメットも常時オン。ただ、爆竹はやめておいた。


熊スプレーはけっこう重いんだけど、来期は小型軽量なものに変えたい。使用期限過ぎてるし。こんなの→ https://novelarms.co.jp/products_cat/08hoernecke/


・遭難対策について


単独で沢登りとか頭イカレてんのか!? というお叱りもあろうが、色んなテクノロジーの発達もあり、昔に比べればリスクはかなり減ってるんじゃないかと思う。北米であれば、iPhoneで衛星捕まえてSOS出せるとか、そこまで来てるので、早期の国内展開を期待。

長年加入していたjRO(ジロー)がココヘリと合体したことで、今回の大行沢からはココヘリの発信機を持参した。お世話にならないことを願うが、家族にもココヘリのことは教えて、期限を過ぎても下山連絡がなければ電話するよう言ってある。

ヤマレコやYAMAPみたいなサービス経由で登山届を出したり、下山報告をしたりってのも「時代だな〜」って思うよね。


・ヒル対策について


行動中はもちろん、一本取ったタイミングなども足元をよく観察しながら歩いたが、襲われることもなかったし、目視できた個体もなかった。うーん。

天候とタイミングなのかもなあ。雨が降った翌日のジメジメしたところ、ってことなら、該当するのは最後の沢のツメ部分くらいだけど、アッという間に突破して登山道に出ちゃったから、運が良かっただけなのかもしれない。あ、パンストは三足セットだったので、余ったふたつはカミさんにあげました。


・大行沢について


「天国のナメ」を言われる箇所については今回スルーしたので、いつかまた訪れる機会があればとは思うが、個人的にそこまでナメに魅力は感じないんだよなー。やっぱり、葛根田のお函みたいなユルいゴルジュが好き。ナメ愛好家の皆さんには申し訳ない。

ただ、樋ノ沢以降は本編にも書いたけどコンパクトながらもいい沢だと思う。サクッと登山道で小屋まで行ってから入溪して、岩魚釣って焚火して翌日下山する、みたいなのでも満足感高そう。ここのブナの森も北東北に負けず劣らずで素晴らしい。

あと、とにかく立地は最高。来た道を戻れば仙台すぐだし、山を越えればJRの駅に降りられて山形仙台どっちにもアクセス良好。ただ、朝に二口まで来てくれるバスが出るのは土曜日だけってのが苦しいところか。クルマがあればなー。

このエリアでいうと地図には載ってないんだけど、林道を二口峠まで行ったところにストーブが使える小屋があるようだ。周辺の沢には岩魚もいそうだし、釣り師的には穴場なんじゃないかな。

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