2024シーズンのJ1日程が発表されたとき、真っ先にチェックしたのはジュビロのAway戦で専スタの会場だ。特に関東近郊で行ったことのないカシマスタジアムと日立台にはぜひとも。
というわけで、3/30に行われたアントラーズ×ジュビロの試合に行ってきました。
東京からカシマスタジアム、というか鹿島というエリアに行くには、電車を細かく乗り継いで行くか、東京駅からのバスを使うかの二択となる。当初、のんびり文庫でも読みながら電車で行けばいいかな〜と呑気に構えていたが、乗り継ぎの複雑さが想像以上だったことから素直に東京駅からバスを使うことにした。
大いに参考になったのが、鹿島サポのタケゴラさんが毎年更新してくださってるこちらの記事。
https://note.com/takegola/n/n69673454e936
実際、多摩エリアからカシマスタジアムまですべて電車で行こうと思うと、かなり複雑な経路となる。東京駅近辺で総武線快速に接続してまず成田、成田線で佐原まで行って、さらに鹿島線に乗り換える感じ。乗り継ぎのタイミングも微妙で、試合開始前にスタジアムに行くとなると選択肢が少なすぎる。正直、いわきのハワスタのほうが圧倒的に近く感じるほど。まあ、東京駅からバスが正解。大正解です。
サッカーの試合がある日については事前予約制で料金がちょっとだけお高い直行便もあるようだが、今回は予約ナシでも乗れるほうをチョイス。直行便は便利なんだろうけど、寄り道してこそのサッカー観戦よ。
8時に自宅を出て、東京駅には9時すぎに到着。八重洲口のバス乗り場に行くと、すでに長蛇の列ができている。バスは10分〜20分間隔で出ており、この時間帯は20分刻みのようだった。9:20便には乗れなかったが、その次の9:40便には潜り込めた。交通系ICで1750円とか、そんな感じ。

東関東自動車道をひた走り、潮来あたりで降りてからは製鉄所だの宇宙センターだの、わりと細かく停まりながら、12時前には鹿島神宮に着いた。ここで途中下車したのは自分のみ。やはり皆さん、一刻も早くスタジアムに着きたいのだろう。
やっぱりせっかくだから鹿島神宮を参拝したいじゃないですか。あと、そこらの適当な店で昼食をという目論見。鹿島はスタグルも有名なので現地で腹ごしらえをしてもいいんだけど、街の雰囲気というか、そういうもののほうが興味があるんでね。
Twitterなんかで鹿島サポさんがおすすめしていたのは、鹿島神宮近辺の海鮮屋とかだったりするんだけど、たぶん参道近辺は観光客目当てだろうから、地元民相手のドメスティックな店がいいなーとテクテク歩く。
なんか、やたらとスナックやらカラオケやらの店が多い印象。おまけにサビレ感がそれなりに年季が入っていて、これはこれで夜に来てみたいと思わせる。おばあちゃんがやってそうなスナックとか、ソソるじゃないですか。
いまどきっぽいラーメン屋みたいなのはやり過ごすが、地元の牛豚を食べられそうな大きめな食堂があって、かなり悩んだ。「常磐牛」ってキラーワードだよなあ。もうちょっと歩いて何もなかったら牛にしようとちょっと先に行ったら、ガチ昭和な中華屋を発見。のれんがかかってるので思い切って引き戸を開ける。
これが想像通りというか、おじいとおばあが2人で切り盛りしていてシズル感たっぷり。客席もご老人など地元の人で埋まっている。「なぜこんなところの店にジュビロのユニ着たオッサンが??」という視線を感じながら、コンチワーと大きめな声で挨拶するもレスポンスがないw
まあいいかとテーブルの端に座りメニューを眺める。やがておばあちゃんが「何にしましょ?」とおしぼり持ってきてくれた。安心。レバ炒めと餃子、それに瓶ビール(大瓶なのがよき)を注文。
「レバと餃子〜」と厨房に言い放ち、おばあも奥に行ってしまう。れれれ、ひょっとして飲み物はセルフとか? と若干キョドってると、おばあが戻ってきて厚めに切られた板わさ(2枚)を置いてくれて、その後冷蔵庫からビールを持ってきてくれた。
ビールをコップに注ぎ、ねりわさびがたっぷり盛られた板わさをアテに流し込む。卓上には当たり前のように灰皿。うん、それでいいのよと思う。
ほどなく餃子が到着。腹が減っていたのでガツガツと食う。意外と言ったら失礼だが、ちゃんと美味しいんだわこれが。ニンニク効いてて最高。酢コショーで流し込む。

続いてレバ炒め。これ、ちゃんとレバーを揚げてから炒めているね。丁寧な仕事ではないうか。もしまた来ることがあったら再訪したいレベル。おじいもおばあも、ぜひ元気でいてほしい。
