鹿島往訪ノ記その2

中華屋を出て、鹿島神宮へと向かった。

境内は休日の昼時ということもあって人出もそれなりというか、けっこう賑わっていたな。全体的に、雰囲気があっていい神社だよね。歴史もあるし。

なにしろ成り立ちは皇紀元年(紀元前660年)というから、オイオイとツッコミたくなるくらい昔からあるのだよなあ。

ちゃんとお参りして、要石やナントカの池みたいなところもきっちり拝んできた。

要石へと続く道は、いかにもな感じ

ここの要石は水戸光圀公がどこまで深く刺さっているのか、掘って確かめようとしたが怪我人が出たりとかで途中で諦めたとかいう逸話もあるそうだ

池の水は、このときはあんまり綺麗じゃなかったな

あと鹿島といえば塚原卜伝なんだね。そこかしこに、映画かなんかのロケ地であることをアピールする看板が設置されていた。塚原卜伝は、もはや若い人は知らないよな。漫画の寄生獣で、ちょっとしたネタで使われてたりもしたけれど、当時(30年以上前)ですら分かっていた読者は少なかったと思われる。まあいいけど。


鹿島神宮からスタジアムへは、駅まで出ればバスもあるようなのだが、ここは歩く。裏参道のような砂利道を延々と歩くと国道まで出るのだが、そこからはたぶん20分程度で行けるはず。徐々にサポの姿も目につき始めて、特徴的なカシマスタジアムの屋根が見えてくる。テンションが上がる。

やがてスタジアムに到着。見ると、モウモウと煙が上がってるエリアがあって、ハハーン、あれが鹿島名物・五浦ハムのハム焼きに違いないと歩いて行ったらビンゴ。ただし、アホのように行列が長い。

ちょっと悩んだけど試合開始までまだ1時間くらいあったので最後尾に接続した。


思っていたよりも回転が早く、20分少々でハム焼きにありつけた。ビールも用意して、ジーコ像のお尻のあたりで満喫する。

ああ、いいなあ。休日ってのはこうでないといけない。ハム焼きは想像よりもジューシーで、ビールはとにかく美味い。おかわりしたくなる。

おいオッサン、アンタには言いたいことがいっぱいあるんだよ。アンタが住友金属に買われちゃたおかげでさあ。いわゆるJリーグのオリジナル10的なやつがさあ‥。などとジーコの尻に向かってブツブツと。

すっかり酔っ払っているのだが、カシマいいじゃないか。最高じゃないか。有名なモツ煮にまで並ぼうとまでは思わないけど(さすがにお腹いっぱい)。


日本サッカーの歴史を語る上で、欠かすことのできない聖地・カシマ。スタジアムに入るまでにすっかりその魅力を味わい尽くしてしまったわけだが、ピッチとの距離感といい、とにかく素晴らしいスタジアムであることは確認できた。

え、試合?? ああそりゃまあ、なんだ、o-1でしっかり負けたわけだけど、帰りも東京駅行きのバスに試合終了後にそそくさと乗り込んで、インデアンカレーでカレースパのルー大盛りにピクルス大盛り+ビールの最強コンボを決めたので、よくわからんけどプラマイゼロではなかろうか。

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