6月の葛根田遡行に向けて、ちょっとずつ準備をしている。といっても、おもに熊対策である。
<熊スプレーの小型軽量化>
これまでは500グラム以上ある大型のスプレーを持って行っていたが、ドイツのペッパーマンというものに更新。50グラムと、10分の1に重量を抑えることができた。
その大きさから明らかに噴霧量が少なくなりそうなのだが、実際には大きい方が連続2.5秒なのに対し、ペッパーマンは8秒。ガスを混入させたスプレーではなくリキッド状の催涙成分を噴出する仕組みでなのでこの差が生まれるのかも。風の影響を受けやすいスプレータイプより、リキッドのほうが直進性も高そうだ。
もっとも、射程は5メートル程度と同等なので、近接距離まで引きつけた上でないと効果がないのは変わらない。
重さとサイズは正義である。沢中で四六時中肌身離さず持ち歩くことを考えたら、ペッパーマン一択である。

容量が心配な向きには、ほんのちょっと大きいモデルもあり、どちらもAmazonだと5000〜6000円程度で買える。3月に購入したのだが、使用期限は2027年12月とあった。
代理店のHPからも購入可能だが、けっこうな頻度で品切れしてるんだよな。Amazonだと熊の報道があるたびに転売価格に跳ね上がったりするので、タイミングよく在庫があったらポチるのが吉。
https://novelarms.co.jp/products_cat/08hoernecke/
<電子ホイッスル>
通常の笛を首からぶら下げて、ことあるごとに吹くというのは昔ながらのポピュラーな熊対策だ。自分も持っている。
ただ、DAZNの何かの番組で、桑原学アナが「草サッカーの試合で審判するときは、基本電子ホイッスルを使ってる」と発言していたことがあって、興味を持った。通常の笛だと、強く吹くにはそれなりのパワーを必要とするが、電子ホイッスルならボタンを押すだけ。しかもかなり大きな音が出るらしい。
というわけで、USB Type-Cで充電できるタイプを購入。実際に部屋で鳴らしてみたところ確かにすげーうるさい。これなら上りで喘いでいるときでも鳴らすことができる。

実際、鈴や笛の類が熊に効くかどうかは、その場のシチュエーションに大きく左右される。鈴や笛を鳴らしても微動だにしない熊もいるしね。まあ気休めというか保険というか。
まあ、あとはアルミ缶で爆竹を定期的に鳴らす、くらいかな。