熱に浮かされて

ネガティブなことを書きます。

ルパンやエヴァ、必殺ぐらいならまだ看過できた。だが、七人の侍にブルーハーツとは、いったいパチンコ/パチスロ業界ってのは何なのだ!?

そんなに金になるのかと思うと同時に、何かが損なわれてる気がしてならない。

虫プロも苦しそうだが、黒澤プロも資金繰りが厳しくなり、黒澤作品のリメイク権で食いつないでいるという話があった。だが、ここまで来ると、もはや故人に対する冒涜なんじゃなかろうか。浦沢直樹がプルートゥやるのとはわけが違うし、織田裕二の三十郎だってパチンコ・七人の侍に比べれば、まだ許せる範囲だ(観には行かなかったけど)。

それとは別の次元で、最近どうかと思うことがある。テレビコマーシャルに、やたらとパチンコ台のCFが増えたことだ。

田舎に帰ってテレビを見ると、ちょっと遅めの時間になると途端にCMはパチンコorパチンコ屋の独壇場になる。このこと自体は、地方局の広告事情なんだろうなあとボンヤリ思うくらいだった。

だが在京キー局の、このところのパチンコ関連CMの増え方は尋常じゃない。もっと言えば、消費者金融(いまじゃほとんど都市銀の子会社になってやがるけど)もすごい。というかひどい。

放送業界はもう、相当の末期症状と言える。広告営業あるいは代理店業を生業としてる人であれば、何を今更とおっしゃるかもしれないが、そんな折に、これまたショッキングなニュースが耳に入ってきた。

在京民放キー局は広告減少で大幅減益

この数字がすごい。抜粋するとこんな感じ。

フジテレビ 19.6%減
テレビ東京 69.6%減
日本テレビ 61.8%減
TBS 48.2%減
テレビ朝日 3.0%増

まあこれ見たら、何が起こってもおかしくないよなあ。地デジ移行なんて、無事にすむわけがない。なんて思ってたら今度はB-CAS問題がようやく浮上してきた。

「不要と言われれば退く覚悟はできている 」B-CAS社 代表取締役社長 浦崎宏氏

我が家がいまだにデジタルテレビを買わずにいるのは、このB-CAS問題があった。コピーワンスとか、最近は緩和されつつあるけど、この視聴者不在の業界天下り甘汁すすり構造は、本当に世界に恥ずべき日本起業社会の象徴ともいえる。

このあたりの問題がスッキリしたら、いつでも移行しようと思うのだが、そんな日が本当に来るのだろうか。ただ上記のニュースはある意味大きな前進とも言える。29inchブラウン管でもプログレッシブ対応だから、そんなに不都合は感じないんだけどね。

あーなんか連鎖的にいろんな問題がつながるなあ。結局のところ色んな業界が構造的に疲弊しきっちゃってて、無理があるにも程がある状態なんだろう。ABCも民事再生ですし。もろもろ、リセットできれば楽なんだけどねえ。

とか書いてたら熱が下がった。ラッキー♪

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