さつき@浅虫温泉で食い倒れる

トンデモゾーンを抜け、一路浅虫へ。「麻を蒸す」から浅虫になったらしいけど、この当て字の理由は、火難をおそれ、火に縁のある文字を嫌ったからだという。なるほど。

蔦温泉では山の幸、もちろんココで楽しみなのは、陸奥湾の海の幸である。浅虫温泉は、東北のゴッホ・棟方志功で有名らしく、実際に「椿館」というゆかりの宿もあるのだが、そちらはけっこうな人気で、ずうっと前から満室状態でした(あとで知ったんだけど、浅虫に滞在した9月13日は棟方志功の命日だったらしい)。

そのほか、津軽三味線のライブがあるホテルだのいろいろあるんだけど、食い意地が張ってる我々としては、料理がしっかりしていそうな宿をチョイス。「さつき」という割烹旅館。結果的にはこれが大正解。

お風呂はこぢんまりとした感じなのだが、十分な感じ。部屋数が多くないうえ日曜だったので、貸し切り状態である。

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湯上がりに海岸まで散歩。のぼせが取れる頃に宿へと戻り、陸奥湾の恵みを堪能する。

いきなりウニだのアワビだの。ありがたいことに、料理はちょっとずつ出してくれるので、ゆっくりと食べ進められる。おかげで酒が進む進む。ビールはそこそこに、日本酒へとスイッチ。ノリのいい仲井さんと相談して、地元の純米を冷酒でいただく。当たり前のように、これがまた佳い味わい。

料理はどれもシンプルに見えるようで手が込んでいて、小技がいちいちニクイのよね。いやもう、大満足であります。

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ハタハタの鍋が出てくる頃には、腹八分目はとっくにオーバー。シメのごはんでジャスト満腹。デザートのりんごは、もちろん別腹でした。

翌朝は翌朝で、貝焼きがうめがった〜。「貝焼き」と書いて「けやき」と読むらしい。帆立の貝殻に、出汁とネギ、帆立の身を刻んだものを入れて煮立てる。頃合いを見てとき卵を投入し、半熟くらいで完成。ごはんにかけて食べるのだ。最高に美味い。十三湖のしじみの味噌汁もグー。

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日本人で本当にえがった。

「さつき@浅虫温泉で食い倒れる」への2件のフィードバック

  1. ( ゚д゚)

    青森は、太平洋に日本海、津軽海峡に面していて、おまけにどこも山と海が近い。東北の良さだけじゃなくて、北海道的な要素も併せ持つ。じつは相当に立地がいいんだよねえ。普通に、毛ガニもタラもイカも鮭もいるし。ハタハタだって、べつに秋田だけじゃなくて青森でも穫れる。

    実は、相当気に入ってます。

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