府中伊勢丹で、妙高・岩の原ワインのフェアをやっていたので購入。
どちらも今年収穫したぶどうで作った、国産の新酒。そんでもって、無添加。
無添加ワインって、スッキリしていて好きなんですよ。ジュースみたいだよね。個人的には軽めが好きなので、よく買います。むかしはなかなか置いてなかったけど、最近だとスーパーなんかでも売ってる。いいことだ。
でも無添加に限らず、最近では単価を安くするために、海外からぶどう液を輸入して国内で醸造したものを国産ワインとして販売しているケースが目に付く。しかも、呆れることに意外と多い。
輸入されるぶどう液にどんな化学物質が混入されていようと、国内で醸造されたものは「国産」、酸化防止剤さえ入れなければ「無添加」と表記してもいいようで、ラベルをよ〜くみると、「輸入ぶどう原液を使用」とかちっちゃく書いてあるのだ。やれやれ。
もちろんそのいっぽうで、国産ぶどうでコツコツといい仕事をしているワイナリーもいっぱいある。上の写真のものは、1本1000円ちょっとで買えるのだが、正直この価格では失礼ながら苦しいのではないだろうか……。
ボジョレーなんとかで大騒ぎしておしまいではなく、こういった素性のよいワインに、もうちょっとだけ脚光が当たってもいいのになあ、と思うのだ。
粗悪ワインが存在するのには、もちろん理由がある。消費者がそれを求めているからだ。安く酔うためだけの酒を。昨今の、発泡酒やら第三のビールやらも似たような図式かもしれない。
とりあえず赤から空けた。美味し。在庫があるうちに、また買いに行かなくちゃ。