ことさらヤンキースにこだわってたわけじゃなくて、日程的に選択肢がなかったのだ。メッツはホームの試合がなかったし。さらに言えば、相手がTampaBayというのも単なる偶然。チケットを手配した時点では、日本で言うとヨミウリvs日ハムっぽい感じかなー、くらいにしか思っていなかった。
なので、リトルじゃないほうのマツイが最終的にTBの3Aと契約したと聞いたときも「ふーん」程度の感想だったし、3Aですら成績が今イチというニュースは知っていたので、渡米直前にメジャー昇格したときにはお茶を吹きそうになった。
ちょうど主軸のケガかなんかで、どうにか外野も守れるしってことで昇格即スタメン。しかも、なぜかすぐに結果を出すあたりさすがというか。
そんなわけで、偶然にもヒデキ・マツイのNY凱旋シリーズとなった6月6日、ミッドタウンでの仕事を終えた後、地下鉄に飛び乗ってヤンキースタジアムまで行ってきました。
本来なら地下鉄で20分くらいなのに車両故障で足止めを食らい、結局1時間くらいかかった。到着時で3回表。
まあでも、プレイボールから見なきゃいけないわけでもないですしね。席も、20ドルという安いところ。マリスタだと2Fスタンドの自由席的な雰囲気ですが、ヤンキースタジアムはさすがに収容人数が段違いなので、4F(なのかな?)の最上段スタンドでまったり観戦。
いやー、やっぱり総天然芝の球場はエエねー。絶賛サマータイム中ということもあり、試合開始が午後7時にも関わらず、なかなか日が沈まずトワイライトな時間帯の美しさが印象的でした。
試合内容はというと、両先発が好投しつつもソロHRでリードしたヤンキースが、終盤にさらに加点。ヒデキ・マツイはフェンス手前のNPな感じの惜しい当たりを2回放ちますが、けっきょく無安打。最後の打者に打ち取られ、トボトボと帰って行きました。
それでも、名前がアナウンスされるとNYのファンからも声援が上がるあたり、まだまだ覚えていてくれる人はいっぱいいるのだね。やはりワールドシリーズのMVPというのが印象強いのでしょう。
もちろん55番は、他の選手が付けています。レフトの守備位置にいるのが、むかしの55番。