いわしはんぺん

数年前から、静岡おでんなるものが一般的に認知され、東京でもソレを売りにした店がいくつかあるのだが、主役ともいうべきタネが、この「いわしはんぺん」だ。

え、「黒はんぺん」じゃないの? と思うかもしれない。うむ、確かにそうかもしれない。だが、私の出身の静岡県西部では、いわしはんぺんのほうが通りがよいのだ。正直、「黒はんぺん」と言われても違和感が大きい。黒くないじゃん、グレーじゃん。ていうか、白いはんぺんは東京に出てくるまで存在すらしらなかったもんでね。もちろん、ちくわぶも。

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話がそれた。いわしはんぺんは、おでんもいいけど、サッと炙って、わさび漬けなんかを添えると最強。

我が家では、いわしはんぺんは「さすぼし」、わさび漬けは「野桜」がデフォでやんす。どっちも静岡中部じゃねーか!というツッコミはご容赦を。

適当に買うと添加物モリモリなんで、お気をつけを! あ、古くなったいわしはんぺんはフライにすると超絶美味ですからね!

木綿か絹か、それが問題だが

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我が家は完全に絹派です。ツルンとした食感がよいというか。でも実家の浜松ではずうっと木綿だったなぁ。

鰹節削って、自家製つゆを用意して、あとは薬味。いつもはネギだけど、このところは新たまねぎが流行中。もちろん七味も忘れずに。

酒が進む〜。

つくしノートを使う

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今年は、アナログのノートをきちんと使おう、と思ったのです。けど、モレスキンはなんだかな〜と思っていたら、ちょうどよいものを発見。国分寺の文具屋さん(最寄りは国立駅)が作ってる、「つくしノート」です。

つくし文具店

ノートとしては少々値が張るのだけど、上質な紙とキチンとした製本を見れば、納得できる範囲。罫線のない、サラッとしたページで、ラフスケッチなんかを書きまくるにはうってつけ。あんま大事に使うつもりはなくて、むしろヘビーデューティーに汚していきたいと思います。

殊更マインドマップとか、そーいうのをやるわけではないんだけど、思考を整理するのにはパソコンよりも手書きのノートのほうが優れているのは明白。今年携わるであろう業務が、かなり混乱系になるはずなので、思わず3色揃えてしもうた。

浜松銘菓、「まるたや」と「かわもり」

浜松でお菓子というと「うなぎパイ」ばかりが有名だが、地元で育った人間にとっては、もっとおなじみの菓子があるのだ。

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まずは、何と言っても「まるたや」です。ココのロールケーキは、よく死んだばあちゃんが買ってきてくれた、思い出の味。

ここのところ、全国的にロールケーキが流行してますが、昨今の、内側が全部クリーム的なものではなくて、なんというかな、「の」の字にキチンと巻いてある。今も人気みたいだけど、当時の子どもにとってはモダンな味で、本当に美味かった。昔は鍛冶町にあったよなあ。

で、まるたやと言えばロールケーキ以上に素晴らしいのが「あげ潮」というクッキー。上の写真でいうと、左側。クッキーに、シリアルとレーズンが入ったものなんだけど、これがかっぱえびせん的な麻薬性があるのですよ。歯ごたえと香りが、なんともいえない。バクバク行っちゃう。やばい。

あとね、「かわもり」のせんべい。えびせんとかも上品で美味いんですが、個人的に極めつけは、いろんな種類がゴッチャに入ったやつ。んで、その中に入ってる、揚げせんべいの、白とオレンジ、白とグリーンのねじったやつが最高にうまい。写真右ね。

特に名称はないのかしら。とにかく、コレだけ入ったヤツをバケツ一杯抱えて食べたい。それくらい好き。

どちらも、駅前の遠鉄百貨店の地下で買えることを発見。あげ潮は、駅構内のお土産コーナーにもありますね。

浜松土産でうなぎパイに飽きたら、ぜひご検討ください。

二本目

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1月3日に一本目が確認されたが、その数3日後には隣に二本目が生えていた。なんか角度がアヤシイが、まあ今気にしてもしょうがないんだろうな、きっと。

スクスクと育っているのはよいものの、授乳時に歯を立ててはキャッキャと笑うようになり、時折悲鳴が聞こえてくる。モノの本によれば誰もが通る道らしいので、根気よく躾けていただきたい。なんもできんしなー。

石垣島ラー油

近所で売ってたので、話のタネにとゲット。

イメージとしては、ものすごい辛いものを期待してたんだけど、どちらかといえば「食べラー」の元祖的な位置づけなんですかね。液ダレするから別の容器に移し替えろと書いてあったので素直に従う。

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島唐辛子をギンギンに効かせたバージョンなんかは、ないんでしょかね。

over the plum bud

底冷えのする週末、外に出るのは億劫だけれど家に閉じこもっていては豚になってしまうので、ベビーカーに娘を乗せ散歩に出かける。

ベビーカーでの散歩となると、自然に下河原緑道へと足が向かう。ここはむかし、下河原線という貨物線だったところで、多摩川の砂利を国分寺に運んでいたのだ。いまはすっかり遊歩道として整備され、時折軌道、つまりレールが現れるが、まっすぐ多摩川へと向かっている。

東京の、西へと向かう路線の多くは、むかし多摩川の砂利をせっせと運んでいたのだよなあ。

下河原緑道をまっすぐ南に向かうと、中央高速のガードをくぐり、サントリーの工場脇を抜け、のどかな田園地帯の先に「郷土の森」という公園施設がある。入場料を取られたりするのだが、ココは我が家の定番散歩コースだ。

この時期は、蝋梅が見頃。広大な梅林の隅に「蝋梅の小径」というのがあって、そこだけ淡い黄色で埋め尽くされていた。

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蝋梅は、香りがよいんだねぇ。思わず一句ひねりだしたくなる。ひねらなかったけど。

蝋梅にばかり気を取られていたが、梅の枝々には蕾が膨らみ、色づいていた。春は近い。

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それにしても視力が落ちたせいか、屋外のマクロ撮影は辛い。ピントが抜けまくるぜ。GXRのフォーカスアシスト機能がありがたい。

『詩人てるゆき』がツボすぎて苦しいでござる

週刊アクションは数少ない私の定期購読誌です。8割方はエロと食い物という内容のくせに、時折とんでもない作品が掲載されたりするんで、そういった出会いをいちど味わうと、なかなかやめられないんですよね。

なので、グラビアアイドルの等身大ポスターとかどうでもいいよとブツクサ言いながら、毎回駅で買ってしまうわけです。

で、アクションで不定期連載されてたこの作品。これがもう、トンデモない、自分的にはドツボなマンガでした。


もうね、特に説明とかはしません。以下、ご覧いただいてビビビと来たら、ぜひ手に取ってみてください。森ガールの回が最高とだけ言っておきます。「あとがき」もまた、ポエムでしてねぇ。

「単行本一冊分だけ描いて、出して様子見」というステータスなのかもしれませんが、本誌ではすでに、「初老てるゆき」という続編とも言える作品が掲載されています。こっちのほうが、身につまされるというか、まあ明らかに狙ってきてますね。

そういう意味では有望なのかも。

JコミのiPhoneアプリが神な件

年末年始はあんまり自分のために時間を使うことができず、実家でやっつけようと思っていた書類仕事や、読みたかった本もほとんど手つかずでした。

年始のアレコレや三連休が明けて、ようやく仕事モード。DLすらできていなかった、JコミのiPhoneアプリを落とし、試してみました。

なんと、タイミングよく『いよっ、辰あにい!』が公開されているではありませんか。あ、年末にはすでにあったのか。見落としてたぜ。

んで、早速iPhoneアプリで読んでみたのですが、これが素晴らしいデキ。コミックビューワーとしてもいいし、PDFビューワーとしても使えそうです。

なんといっても、作品そのものをDLして、いつでも読めるのがステキ。これで通勤電車の中でも楽しめますな。iPadにもブチ込まなくては。

じつはGXRを買ったんですよというお話

昨年後半は、書くタイミングを失ってお蔵入りしたトピックがけっこう多かった。GXRを買ったというネタも、そのひとつ。

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いやね、子どもが生まれるのを機に、一眼コンパクトでも買おうと思ってたんですよ。んで、PENやらNEXやらをボンヤリ調べて、ある程度アタリをつけてカメラ屋に行っていじってみたんだけれども、どうもしっくりこない。

その最たるものは、シャッター音。どんだけコンデジ脳なんだよ、と笑われるかもしれないが、m3/4だろうと構造的には一眼であって、当たり前のようにシャッター音がする。

うーん、これは子どもの寝顔を撮ったりするのが憚られるかもなあ……と、物欲が急激に萎んでしまったところ、思い出したのがGXRの存在。

このカメラ、発売直後の2010年の正月に、縁あってお借りすることができたので、実家に持って帰ったのよね。むかしのエントリには記録を残してあるけど。

んで、有名なハナシなのだけど、発売当初はあまりにもAFが遅くて、評判がとても悪かった。描写力はものすごいものがあるのだが、スルーした経緯がある。

ただ、レンズシャッターなので撮影時は本当に静かで、理論上シャッターブレもない(貧弱な腕前ゆえの手ぶれは普通にある)。これだけのレンズ性能とセンサーを持ち、おまけにコンパクト。ほかにはない、まさに唯一無二なカメラである。描写力も、いまなおトップクラスだし、私は単焦点原理主義なのでズームとかは不要だし。

気になったのは2つ。

まずは、やはりAFまわりの操作感。とはいえ、この2年の間に度重なるアップデートを重ね、相当改善したというのは事前に知っていた。ていうか、最後はMFで合わせりゃいいんだよという多くの先達のご意見もあり、念のため店頭で確認し、まったく問題ナシと判断。

もひとつは、発売から2年が経過していたこともあり、そろそろボディーが新しくなったりしないのだろうか、という不安。現ボディーは液晶も見劣りするし、動画まわりも物足りない。ボディーが刷新されるならそれまで待つかとも思ったが、そんな情報はカケラもない。

ついでに言うと、買うなら2年前に買っとくべきだったよなぁ的な今更感もあったなw

ウダウダと悩んでるうちに、昨年7月、なんとリコーがPENTAXのカメラ部門を買収してしまった。これは新ボディーが出るどころか、ひょっとしたらGXRがディスコンになる可能性も……と不安MAXに。

だったらもう、いっそ買ってしまえばいいさと、A12の50mm単焦点とボディーをポチリとしたのが、娘の生後数週間後の出来事。10月に西武ドームに行ったんだけど、そのときが筆下ろしだったかな。

使ってみて、その素晴らしさに(オーバーでなく)ホレボレとしております。ただ、私の腕では、そのポテンシャルをきちんと引き出せていない。まだまだ修行が足りないなあ、と頭を掻きまくり。親バカ全開で写真を撮りまくってるけど、視力が落ちたのかピンが抜けまくるぜ。トホホ。

チマタではマウントユニットが大好評だし、APS-Cのズームユニットも今年の発売が発表されて、にわかにGXRが盛り上がっている。

ここはぜひ、EVF内蔵の新ボディーを……。液晶もGRD4みたいな明るいやつにしてもらって、動画もAVCHDのフルHDとか、どうにかなりませんかね。そしたら、A12の28mmといっしょに買いますので。

というわけで、懲りずにお約束の親バカ写真を張り付けておきます!

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a kind of magic

それは
子どもだけのものではなくて
大人だけのものでもなくて
君の僕の
他の誰もの
何かを諦めないでいる
そんな想いの中にある
(魔法を信じるかい?/仲井戸“CHABO”麗市)

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2012年、あけましておめでとうございます。この年末年始は、早めに実家に帰り、のんびりと過ごしました。

とはいえ、初めて孫を連れて行ったとあっては、ちょっとしたお祭り騒ぎ。爺も婆も想像以上のはしゃぎっぷりで、ポカーンとする場面がいくつもあったりして。

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娘はどうやら、不思議な呪文をいっぱい知っているらしい。まるで、小さな魔法使いです。

いまでも胃腸が弱いけど、幼い頃、よく腹痛を起こしてはよく親を困らせました。その度に、母親がお腹をさすってくれたりしたわけなんだけど、不思議と痛みが和らいで、気がつくと眠ってしまうんだよね。

ぐずる孫のお腹をポンポンと軽くタッチしたり、「の」の字を描くように撫でる母親を見ていて、そんな幼い日のことを思い出しました。

「あらら、眠っちゃったよ」と、妻と顔を見合わせ笑う母親。

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帰京後、新幹線の移動で興奮したのか、はたまた初詣で疲れたのか、泣き止まない娘をなだめる妻。どれどれ、と顔を覗き込んだら、口の中に、ポツンと白い歯が。こいつは春から縁起がいい。

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そのうち、静かになったと思ったら、妻が娘のお腹をやさしく撫でていた。

2012年、皆様にとって良い一年でありますように。もちろん、自分にとっても。

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