かぐや亭@府中

四半期に一度くらいのペースで、カミさんの親に孫の顔を見せるのを自らのルールに課している。

聞こえはいいかもしれないが、なんのことはない、1人で過ごす夜を手に入れるためだ。

今日も関越をブッ飛ばして、帰りの渋滞をグッとこらえ、束の間の休息の時間を手に入れた。貴重な一晩。

さてと、ヱヴァンゲリヲンのレイトショーでも見に行くとして、メシはどうするかが問題。

いくつかご無沙汰している飲み屋が頭に浮かんだが、最近駅前にできた焼きそば屋にロックオン。ちょっと前に再開発地区で火事が起きたんだけど、その跡地、更地になったところのプレハブに、忽然とオープンしたのだ。来年3月いっぱいで工事が入るはずだが、先のことはともかく、これがけっこう美味い焼きそばを出してくれるのだ。

何と言っても、注文が入ってから生麺を茹で始めるというのが今時シブい。メニューは、ソースと塩の大中小プラストッピングというシンプルさ。今宵は、ピール中瓶とソース焼きそば中に、目玉焼きをつけた。

どこか店主の出自に拠るのかどうかは不明だが、麺は中太モッチリ系。なんとなく、黒石っぽい気もする。天かすと魚粉でシンプルな仕上げ。テーブルの青のりをこれでもかとかけて、ハフハフとビールで流し込む。

あっという間に平らげた。これぞニッポンが誇るファストフード。そろそろ、ワケワカラン感を味わいに映画館に行くとしよう。

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7 years later

SMEが日本のiTunes Storeに楽曲提供を始めた。このニュースについては、個人的に思うところがいっぱいあるが、ここでは書かない……なんてこともなく、ちょこっとだけ書くw

いち音楽ファンとしての意見なり、ソニーに対する苦言なりはネットで死ぬほど目にするし、ごもっともな感じもしないわけでもないのだが、結局はプラットフォームの問題なのだよなぁ。

iTunes StoreやKIndle Store、あるいはGoogle Playみたいな巨大プラットフォームがあって、日々、巨額のカネが動いているわけです。んで、コンテンツホルダーなりアーティストは、それらのプラットフォームによる恩恵に預かりつつも、がんじがらめに束縛もされている。

そんな中、一部のビッグネームは、プラットフォームに依存せずに直接ユーザーに作品を届けようとする。(電子書籍だけど)JKローリングがそうだし、日本でいうとサザンやミスチルもそんなことを考えているのかもしれない(ちゃんと確認してないけど)。

SMEが7年間戦い続けたのは事実だし、それによって勝ったのか負けたのか、WalkmanがiPod(iPhoneじゃなくて)の売上を上回ったとかそーいう近視眼的なことはどうでもよくて、『七人の侍』みたいに結局勝ったのは農民、みたいなことになってるのかもしれないし、逆かもしれない。でも、とにかく戦い続けてきたことについては、個人的にはポンと肩に手を置いてやりたくなるような感情は持っている。おつかれさま、と。

そんなかんじ。

というわけで、早速だけどSMEの音源をiTunes Storeで買った。米米CLUBのデビューアルバム。1985年、まだ高校生だったころの作品なんだけど、このアルバムをレコードレンタル屋(You&Iね)で借りて聴いたときの衝撃は今でも覚えている。

タイトルは『シャリ・シャリズム』っていうんだけど、確かにサウンドはシャリシャリな切れ味いいギターが印象的。バンド名も異質だったけれど、シャリ=米というダジャレのセンスに脱帽した(笑)。

特にラストの曲が最高にツボったんですよ。これは超名曲だよ。再会できて、とてもうれしい。

めにやさしい

久しぶりに、メインで使用する端末を変えた。MacBook Air 11inchの初代モデルからMacBook Pro 13inch Retinaへ。iPadやiPhoneでRetinaディスプレイの素晴らしさは十分わかっているので、13inchでRetinaが出たら、それがAirじゃなかろうと買おうと心に決めていたのだ。

若い頃とは違い、もはやこの年齢になると、視力のこれ以上の低下は何より恐ろしい。どうにか裸眼で生活できてはいるけれど、明らかに視力は落ちており、またその落ち方が尋常でないのです。なので、毎日長時間目にするインターフェースには、とにかく気を使うことにした。理想をいえば、13inch AirでRetinaが出るのを待ちたかったのだけど、背に腹は代えられず。

などと「しょうがないから買った」的なオーラ全開ですが、画面の文字表示が本当に美しい。美しすぎる。小さな文字から大きな文字までクッキリハッキリ。おかげで、仕事関係のイヤ〜ンなメールも、なぜだか清らかな印象になるくらいです(ホントか?)。

Retinaは、コンピューターのハードウェアなUIの歴史の中でも、相当にエポックな出来事なのではないかと思うのですよね。モバイル端末でなく、ふつうのノートPCでこの画面が手に入るというのは、本当にすごい時代になったものだ。

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↑なんかモアレ出ちゃって全然伝わらんなあw 実物を見ると、まさに異次元なんだけどねー。