氷砂糖がすっかり溶けて、梅の実が浮いてきた。
この写真と比べると、一目瞭然。今さらながら全体的に砂糖を少なめにすればよかったかなーとも思うが、もう引き返せないからなー。
氷砂糖がすっかり溶けて、梅の実が浮いてきた。
この写真と比べると、一目瞭然。今さらながら全体的に砂糖を少なめにすればよかったかなーとも思うが、もう引き返せないからなー。
じつは梅酒を漬ける段階で、梅の実がいくつか痛みつつあった。4〜5個だけど、当然これらは使わず。さりとて捨てちゃうのももったいないので、ジャムの刑に処すことに。
計ってみたら150?くらい。果実と砂糖の割合は1:0.8程度らしいので、梅酒用の余った氷砂糖100?を用意。
痛んだ部分を包丁で取って、種を取り出す。あとはまな板の上でみじん切り、というかなめろう状態にする。皮もめんどくさいので取らず。
小鍋にグチャグチャの梅を入れて、超弱火で煮詰めていく。湯気が立ってきたあたりで、氷砂糖の1/3くらいを入れて溶かす。本来はグラニュー糖だと思うんだよね。さすがに氷砂糖は溶けるのが遅い。根気よく木べらでまぜていく。
全部溶けたかなー、というところで、さらに氷砂糖1/3を投下。もう部屋中が、梅の甘酸っぱい匂いでいっぱいになる。いい感じ。
砂糖を全部入れて、コトコトと煮詰めていくと、全体的に透明度が上がってくる。
梅酒づくりでは、水気が厳禁。黄色く熟しつつある実を前にするとどうしても焦ってしまうが、漬け込みの作業は梅のみが充分に乾燥するのを待ってから行うことに。
容器は、4?を3つに、3?を2つ用意。3?だと実は一升漬けるにはギリギリらしいので、こっちは砂糖の量を減らすことにする。
?麦焼酎35°+氷砂糖600?
?泡盛35°+氷砂糖600?
?黒糖焼酎30°+氷砂糖600?
?麦焼酎35°+氷砂糖500?
?泡盛35°+氷砂糖500?
?と?を長期保存用にするつもり。それにしても、作りすぎだろ!
容器は本来、熱湯で煮沸消毒するらしいんだけど、3?とか4?とか、巨大すぎて無理ぽ。なので手抜きというわけではないのだが、アルコール消毒(焼酎を少量入れて容器をシェイク)。内側はもちろん、フタの部分も念入りに。ゴムパッキンも、焼酎に漬けてしばし放置。
そののちに、両手をこれまた焼酎で洗う。実際に容器に突っ込む右手は、肘のあたりまで。殺菌が十分でないと、カビが発生したりするらしいので、念には念を入れる。
あとは、梅の実と氷砂糖を交互に入れて、焼酎をドボドボと入れていく。1本仕込んだら、また手を焼酎で洗って繰り返す。
実際に漬ける作業は週末でいっか〜、と呑気に構えていたのが失敗のもと。ある夜、帰宅すると、部屋に漂う梅の甘い香り。「んんん?」と見てみたら、届いたときは青々していた梅の実が、熟し始めて黄色くなってきているではないか。
こりゃイカン、と急遽仕込みに入る。
まずは梅の実を洗う。といっても、水にさらして、細かな汚れを取る感じ。実が青い状態であれば、3〜4時間ほど水に漬けてアクを取る必要があるみたいだけど、熟し始めたらアク取りは不要らしい。
梅の実を流水にさらしてざっと洗ったら、ふきんの上に乗せて乾燥させる。なりくちのホシも竹串でほじくり出して取る。簡単な作業ではあるけれど、数が多いので難儀する。
いやしかし、梅ってのは本当に美しいのね。表面に細かな産毛がはえているせいか、水の中に入れると、まるで和菓子のよう。
新生姜を買ってきて、酢漬けにした。いわゆるガリ。砂糖少なめに。こいつを、日本唯一(?)のラムを飲みながらつまむ。近所の伊勢丹に入ってる酒屋で試飲させてもらったんだけど、とってもいい感じの味わいなんだよね。
南大東島のさとうきび汁をしぼって作ったアグリコール。一般的なラムが、砂糖を精製する際にできる糖蜜を発酵させるものだそうで、このアグリコールというのは、純粋にさとうきびの絞った汁で作るんだって。
ちなみに現在、ラムアグリコールを製造しているのは、主にマルティニーク、レユニオンに代表されるフランス海外県、そして太平洋に浮かぶ、ここ南大東島(グレイスラム)。
んで、こっちは梅酒。ソーダ割にするとものすごく美味い。今年からウチでも漬けることにした。何年後かが楽しみだ。