夏の甲子園、西東京予選。都立府中東vs東亜学園。
4回裏に追加点を許し、0-10とリードされた府中東高校。絶体絶命の5回表、先頭打者の4番に代打。二桁の背番号。だがここで執念のヒット。5番も続き無死一二塁。バントで送って二三塁。
盛り上がったが、後が続かない。結局無得点で5回コールド。
野球のレベルがどうこうではなく、スタンドの雰囲気含めて楽しい。次の対戦相手の偵察部隊の会話とかね。田舎球場だからグラウンドの距離も近いし。
それにしても蒸し暑かった。本格的な夏だわ。
事前のインフォメーションを極端に制限したことでも話題の、村上春樹の最新長編。なんと発売日前には増刷がかかるという異例の事態。やはり先日の、壁卵の演説も効いているのだろうなあ。
さて、たぶん私はいわゆる「信者」ではあるんだけど、この作品が世の中に広く好意的に受け入れられるかといえば、やや疑問。もちろん、いい意味で非常に村上春樹的だし、個人的には大いに楽しんで読むことができた。読後感もよく、ひさしぶりに昔の作品を再読しようかなあとも思っている。
とはいうものの、なんというか、ある程度の「免疫」がないと、相当キツいんじゃないかなあ。少なくとも、あまり村上春樹作品を読んだことのない人が手を出すべきではないと思う。話題先行なだけに、「え〜、何コレ!?」的な反応をする人が、けっこういそうな気がする。とまあ、そんなハナシを、村上作品はノルウェイの森しか読んだことがないという職場の女の子に今日したわけです。
そういえば、ノルウェイの森が映画化されるんだってね。松山ケンイチと菊地凛子だそうだ。……な、なんというか、これまた強烈な燃料投下になりそうだ。2010年秋公開。
そうそう、菊地凛子といえば、やっぱコレだよね!
ガムをどうぞ(byマサ)
代打よしこ
いろんな意味で、高校野球はその定義を考え直す時期に来ていると思う。朝日と毎日が牛耳る利権構造、越境入学、学園ビジネスetcetc….
とはいえ、選手たちが繰り広げる試合そのもにには罪などない。そういう意味での極北ともいえるのが、松坂擁する横浜とPLの、1998年夏の甲子園準々決勝だろう。
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横浜 00022001001000012|9
PL 03010010001000010|7
このスコアだけ見ても、試合の壮絶さがよくわかる。
大会屈指の好投手、松坂から3点を先制したPL。そこから追いつき、勝ち越されはするが追いつく横浜。延長に入って、2度勝ち越しする横浜に追いすがるPL。
たまたま書店で『横浜 vs PL学園』を手に取った。朝日の記者たちが根気よく取材した成果が、試合の面白さと相まって、じつに読ませる。確かに松坂という「抜けた」存在はあった。17回を投げ抜いた彼は、本当にバケモノだったが、じつはベンチも含めた総力戦だったのだねえ。
熱狂的ドMな方と、またも幕張へ。いまやパリーグは2強2弱2論外と言われているが、その2論外による、最下位シリーズである。
どちらも進塁打・バントが超ヘタクソ。おまけに、これまたどっちも、ノーアウトでランナーが2塁にいるのに点にならない。拙攻にもほどがある、むしろ壮絶な譲り合いである。最後はホークスのルーキー摂津が、双方をあざ笑うかのような(本人はショックだろうなあ)満塁からのデッドボールであっけなく終了。そろそろ電車がヤバかったので、個人的にはホッとした。
サヨナラデドボを食らったサブローが1塁を踏む
ホークスもマリーンズも、つい数年前までは両リーグトップを競うといっても過言ではない強さを誇ったチームであり、特に2005年なんかは伝説に近かったのだが、どちらもいまや、見る影すらない。メンバー的には、もちろん入れ替わりはあるのだが、共通してるのは、中堅〜ベテランの不調かな。
プロ野球における世代交代とは、少なくとも局地的には3〜5年周期で起きる。いまピークとも言える選手の賞味期限は短ければ3年と考えたとき、安穏としていられるフロントか否か。その差が出ているということだろう。例えば、ライオンズの中島。彼はリトル松井がバリバリだった頃から英才教育を受けていた。中村やGG佐藤しかり。野手は特に、投手よりもサイクルは速そうだ。
球場を練り歩くズー君。マー君とリーンちゃんはどこだろ?
小久保や松中は明らかだが、里崎、福浦といったあたり、すでに全盛期ではないと考えてチーム編成をしないと、どんどんいびつになるのだろう。また、この両チーム、ショートには川崎と西岡というスター選手がいるけれど、彼らを脅かす存在が2軍で成長しているのだろうか。
結果、ホークスは打撃陣、マリーンズは投手陣がズタボロになってる。OTZ獲得は、ホークスとしては動きが早かったけど、出戻りガイジンが活躍するかどうかは、ハッキリ言って出たとこ勝負。井口とOTZのトレードでもあったのかと錯覚しそうだが、相変わらず場当たり的すぎるのぅ。
尤もシーズンはまだまだ序盤なので、これから何が起きるかはわかんない。そこが面白さでもあるんだけどね。
それにしても、まだ4月だというのに、これでマリーンズ戦を見るのが3試合目だ。ちょっと自粛して仕事しないとなあ。そうそう、花火は、今年からグラウンドで見られるサービスが始まったのね。家族向けかしら。あと、球場外売店のサイコロステーキが焼きたてで美味かった。ビールカップの径は、重ねてみるとわかりやすいね。確かにセコいw あ、内側がエビス、外側は普通のビールです。
最後にもうひとつ。マリーンズのシコースキーは、絶対に球場で見るべき選手だ。腕廻しは有名だけど、一挙手一投足すべてが気合い入りまくり。ロージンバッグをたたきつける姿なんかは、感動的ですらある。何をそんなに怒っているんでスカ?と聞きたくなります。まさに、絵になるセットアッパーである。
小雨降る中、幕張へ。
悪天候に平日のナイトゲームなだけに、久しぶりに人の少ないマリスタを満喫。だが、ある一角だけは人がごった返していた。
それは、コレ。
写真撮るにも15〜20分待ち。まあ、みなさん試合そっちのけで並んでました。千葉での展示ということもあって、俊介のユニフォームも。メダルはふたつあったので、なんだろうと思ったんだが、あとで見たら俺が「寄り」で撮ったのは2006年のものでした。
大行列ゆえ、さすがにじっくりと撮影することもできず、早々に押し出され、スタンドに戻る。試合のほうは、うーん、なんというか、田中将大すげーわ。今江がバントを決めていれば、というのはあるが、9回なんかは150キロ越え連発してたしなあ。センターからホームへの風が強かったけど、昨日のは俊介の友達とは違うコだったようだ。四球連発してたし。
あと、確かに言われてるように、ビールがエビスだけ径が微妙に小さくて笑った。価格は600円ナリ。ねえちゃんの愛想よさは、相変わらず水準高いと思う。イカスミ焼きそばとチーズステーキを食ったが、いずれも微妙な味であった。
しかし、マリーンズはフロントが相変わらずgdgdだなあ。いくらなんでも開幕直後に次期監督の話って、ありえないにもほどがある。西村は地味な割にはいいとは思うんだが、それは別の話(個人的には、小宮山監督が見たい。「リリーフ俺」してほしい)。夕刊フジにこんなこと書かれてるようじゃ、あかんやろ。
夕方、ホワイトボードにNRと書きなぐり、青山のデザイン事務所のKさんを訪ねる。特に急ぎの仕事というわけではないのだが、あれこれ打ち合わせして、その後メシがてら飲みに行きますか、というパターンだ。
仕事があらかた済んだところで、楽天の快進撃やWBCの話題やらで盛り上がる。
「そういや今日のハムロッテ戦は唐川と多田野だよ」
「唐川は見たことないんですよねえ」
「多田野といえば、超遅球だよねえ」
「札幌は遠いなあ」
「いや〜じつは今日は水道橋開催なんですよねえ」
「えええええ」
というお約束のやり取りをしたあと、食い物を調達して現地へ。どうせ飲むなら球場で、ってことです。ゲートではハラタツの等身大蝋人形(?)がお出迎え。なんか、2階の自由席とか閉鎖されてるのね。ガラガラすぎる。やっぱり、ハムはすっかり北海道の球団になったんだなあと実感。
ビールはこれで800円。マリスタもひどく小さくなったそうだが、プレミアムモルツとはいえ、こんなもんだったかなあ。
試合のほうは、初回のやらかし(見てないけど)と継投ミスが響いてロッテ大敗。多田野は終始危なげなかった。超遅球は見られず。唐川は、牽制で刺したりマウンドさばきは貫禄あったが、将来を考えたらあそこで降ろすのはもったいないと思った。オーダー的には、これで西岡が戻ればベストだな。ケガ人が少ないのが珍しい。中継ぎから後ろは、相変わらずの課題だなあ。
里崎のチャントが、妙に爽やかになってないか? あと井口のも、なんか軽快で尻がムズムズする。ていうか井口が妙に馴染んでて笑った。
終わってみれば非常に大味な試合だったが、8時半に終わったのでまだマシか。gdgdで22時オーバーとかは勘弁ですからねえ。
それにしても、この時期に球場で観戦できるとはな〜。来週も行くけど。
新宿の映画館でパブリックビューイングに参加。いちばん後ろの列でコッソリ見てたけど、テレビ局の取材がいくつか入ってた。ニュースとかに出て会社にバレちゃったらヤバいんだけど、大丈夫かなあ……(笑)。
映画館だと大画面ってのはもちろんのこと(スクリーンだからね!)、音響がよくて、けっこう感動した。とはいえほとんどは、歓声に掻き消されていたけれど。サッカーだと客が暴れるだろうから無理だろうな。野球ファンはそれに比べると、まだおとなしい。
ていうかそんなことはどうでもよくて。
やっぱり韓国は強かったし、原采配も疑問符がいっぱいあったが、野球の面白さ、恐ろしさ、とにかく醍醐味を、思う存分味わった! 細かい感想とかモロモロは、今日はどうでもいいや!
もう仕事途中だけどほっぽりだして、帰ってビール飲む! そんで遅ればせながらテレビのハシゴだ! ペナント開幕が本当に楽しみだぜ!
↑たぶん、ダルと城島が抱き合ってるところ
↑ポジスレの画像職人もイイ仕事しとった!
あぶさんが、ついに現役引退するそうだ。
思えば、私が初めてプロ野球というものを意識したのは、まさにこの漫画だった。ちょうど南海ホークスが強かった頃、ついでに言えば野村が現役で、キャッチャー兼監督というのにもシビレたものだ。小学生が、ビッグコミックオリジナルなんて読んでたわけだから、相当ませてたもんだ。
あぶさんといえば思い出深いエピソードがあって、日米野球で代打で出て、ホームラン打つっていう話。ベロベロに酔っぱらってバッターボックスに入る景浦に対して、アメリケンが「おいおい酔っぱらいかよ」みたいな反応を見せる中、見事豪快にスタンドイン。まあ、いつものパターンなわけですが。
そのとき、「オレは、お前らの吐くツバのほうが気に喰わない」みたいなセリフを呟くわけです。
いまになって冷静に考えてみると、酔っぱらって出場するほうもどうかと思うけれど(笑)、日本人のメンタリティをとてもよく現してると思う。
日本では、どんなスポーツでも、それを行う場、グラウンドや競技場に対しては、必ず畏敬の念を抱き、最大限の敬意を払うべし、と教えられる。だから野球少年はグラウンドに入るとき、帽子を取って一礼する。それくらい大事で、神聖な場所だという刷り込みがある。よく考えてみれば「甲子園の土」なんて、ただの土なのに、それが甲子園のグラウンドの土であるということだけで、そこらの花壇の土とは雲泥の差があるわけだよね。
最近だと、プロの国内選手でも、グラウンドにツバを吐いたりするシーンを見かけたりはするけど、見ていて、やっぱり気持ちのいいものではないよなあ。
何が言いたいかというと、韓国が勝ったからってマウンドに国旗を突き立てるなんてことは、日本人的なマインドとしては絶対的に許されざる行為なわけです。神聖なるグラウンドで何てことをするか、と。就中、マウンドで。だから、みんな腹を立てる。
だけども、ああいった行為に対して、何かが穢されたような気分になるのは日本人だけなのかもしれないね。平気でグラウンドにペッペペッペと唾を吐くアメリケンは、目の前でアレをされても、なーんも気にしないのかもしれない。だから、そんなことでイチイチ目くじらを立てなさんなよ、という人がいても、不思議ではない。
韓国は、普通に強い。ミスをしないし、長打もある。なにより、ピッチャーがいい。
例えば、マンガでいうところの「キャプテン」的な状態に、韓国はある。層は薄いものの、個々の努力や才能でカバーし、一流と言われるチームを撃破する。つまり、墨谷=韓国で青葉=日本。わかりにくいかw
そういった、マンガの世界では古典的なストーリーを、ずっと韓国に演じられてしまっている。彼らの日本戦に対しての気迫は、3メートルの位置で防具を付けさせてノックする谷口クン並みなのだ。
ただ真っ正面から受けるだけでは、そりゃあ負けてしまうよ。正々堂々と、自分たちの野球をやれれば勝てるとか言うのは、じつは相当な慢心なのかもしれない。勝つためには必死にならなければならない。セオリーにない奇襲、陽動、揺さぶり、とにかくイヤらしい攻め方をして、何でもやらなければならない。
世界中の価値観とは相反していたとしても、あの蛮行だけは絶対的に阻止してほしい。そのためには、勝つしかないわけなので、どうぞ頑張ってください、というお話でした。
朝、卵かけご飯にしようと卵を割ったら、双子だったぜ!
それにしても、「最大5回当たる可能性がある」とか、なんぼなんぼでもまさかネ〜、って思ってたけど、本当にこうなるとはなあ。次回のWBCはもうちょっと考えてくださいよ。プエルトリコやベネズエラ、ドミニカとの試合を見てみたい!
今日は外回りの日だったので、キューバ戦はワンセグ+iPhoneで2chの実況スレを追っていた。
昨日の敗戦から、どうにもネガティブな空気ばかりが蔓延するなか(私もそうだ)、まるで一服の清涼剤のような神スレが降臨したのである。
それが、ポジティブ専用スレ、略してポジ専だ。え、そのまんま? まー、野球実況スレの中なんで。
2009年度WBC キューバVS日本 ポジティブ専用
1 :どうですか解説の名無しさん:2009/03/19(木) 11:16:29.79 ID:pqpI1zaP
2日連続で日本の試合が見られるなんてうれしすぎる
最強キューバと2試合も出来るなんて贅沢すぎる
原やイチローをこき下ろすスレたちの中で燦然と輝いていたそのスレは、最初はゆっくりと、しかし確実にレスを集めていく。誰かが凡退しようと、ルンバっぽい振る舞いをしようと、半ばヤケクソであっても、とにかく前向きな発言ばかり。
そして、名言が生まれた。
57 名前: どうですか解説の名無しさん 投稿日: 2009/03/19(木) 13:47:56.41 ID:eIx8ttmI
ポジティブできるのは自信がある証拠
自信があるのは積み重ねがある証拠
積み重ねがあるのは努力していた証拠俺達がポジティブできることこそ強さの証!
以降、この発言を旗印にスレがどんどん伸びて行き、さらには、こんな画像まで登場。ウケたw
明日は内海。準決勝の相手が決まる試合だが、正直、勝ったほうがいいのか負けたほうがいいのかは判断が難しい。アメリカ相手だと、ほんまもんのアウェイになるし、ベネズエラも相当手強い。ただ、単純に対韓国との対戦成績を考えたら、勝ってほしい。
監督の立場としては、選手起用が難しいだろう。NPBの各球団に配慮すれば、実戦にあまり出てないピッチャーや野手を使ってあげたいところだろうが、負けでもしたら何を言われるかわからないからなあ。とりあえず、スタメンはこれまでの流れ通りにいくんじゃないかとは思うけど。
さて、どうなるか。
何十年たっても、忘れられない味がある。
当時はライターの見習いみたいなことをしていて、ちょうど御成門にある、某山岳系出版社でよく仕事をしていた。そのとき、頻繁に通っていたのが「味芳斎」という中華料理の店。
一応、薬膳中華のはずなのだが、どうも最近、看板の「薬膳」とあったところがガムテで消されてるんですよ。なんでだろう。なんか、クレームでも来るのかね。
ここは何でも美味いが、やはりお勧めは「牛丼」。牛肉の角切りを煮込んで丼にドバッと盛る。茹でたもやしが添えてあるんだけど、そのまま食べるもよし、かき混ぜて食べるもよし。イメージとしては、辛い牛喃飯かな。正式名称はたしか、「四川牛肉飯」のはずだけど、誰もそう言わない。あれ? 重慶だったかな。とにかく頼むほうも店の人間も「牛丼」で片付けている。
先日のこと。たまたま夕方に浜松町の某大手企業で打ち合わせがあった。仕事はサクッと終わったんだけど、「ちょっとこのあと予定があるので」と単独行動に切り替えて、味芳斎に行くことにした。何年ぶりだろうか、とにかく久しぶりだ(同僚を誘わなかったのは、その人、痔持ちだからだ。ある意味、思いやりです。ええ)。
5時すぎだったのに、店内は仕事を切り替えたオッサンたちで賑わっている。「ぎゅうどんください」とオーダーしたら、仕込み中で時間がかかるという。その後も戻って仕事だったが、つい「じゃあ生ください」と切り返す。
この店でビールを頼むと、アテとして出てくるのがこれ。ただのキャベツの酢漬けじゃないのは、見ての通り。いい感じに発酵していて、んー、美味し。
パッと見ではわからないけど、八角やら中国の山椒やら、いろんな味がする。初めて食べたとき、なるほど薬膳っぽい、と思ったものです。そして、ジワジワくる辛さ。うへー、美味すぎる!
あと、この店で好きなのがコレ。いわゆるラー油なんだけど、これまたいろんなスパイスが混ぜ込んであってウレシイ。途中からコイツをドドドと牛丼にかけて、さらに汗をかきながらかき込むのだ。ランチのレバニラなんかにも、これをかけるだけで味わい深くなるんだよね。
幸せな時間を過ごし、満足して店を出ると、東京タワーが美しい。嗚呼、生きててよかった。
ホントはこの店には、ぜひ4人くらいで訪れたいんだよね。その際は、これまたとびっきりに美味い麻婆豆腐は外せない。それも、いわゆる日本人がイメージする麻婆ではなく、かといって陳麻婆豆腐みたいなものともまったく異なる。豆腐がグズグズに崩してあって、知ってる人は知っている、神田小川町にある「四川一貫」の麻婆とよく似てる。
あと味芳斎には本店と支店があって、私がよく行くのは支店のほう。歩いてすぐのところにある本店は、主がちょっと変わり者で、店の壁にヌードポスターとかが貼ってあっていかにも怪しい(笑)。
場所はこちら。芝パークホテルの向かいです。
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続きを読む 牛丼@味芳斎
野球の試合としてはとても面白かった。普通に韓国は強いね。へたくそだけど。
やはりストライクゾーンの出し入れで勝負するのは危険。岩隈が失点した回の先頭打者は見てないけど、杉内が最後に出したフォアボールは城島の配給ミスだと思う。外低めの際どいとこ。日本ならストライクだったかもだが、その後、馬原が痛打。相手のポカがなかったら大炎上だったもの。
やっぱ、韓国やキューバ、アメリカなんかを相手にするときは、内外高低の投げ分けよっか、ゾーンの中でブリブリ動くような球を放るスタイルがいいんだろうな。強風マリスタの俊介みたいな。ありゃ魔球だからな。
原采配に関しては、世の中の皆さんとは違って、今のところ特に不満はない。
ダル登板で流れを変えようとした点は評価。
中島バントを批判するのは結果論ということで。イムと青木の同チーム的因縁が作用して、打ってくれるかもと俺も思った。ま、甘ちゃんってことだ。
野球は確率のスポーツだから。1アウトでランナー2塁にいて、その後に3割バッターが2人続くんだとしたらヒットが出る確率は6割だけど、2アウトで3割バッターが1人じゃ、けっきょく3割なんだよなあ。理性で考えると、1アウト1塁で送りバントはねーわ。うまくいかなかったら批判されるのは覚悟の上なんでしょう。
五輪予選の星野の、無死満塁でスクイズってのもセオリーからはあり得ないのよね。たまたまうまくいったから「神采配」とか言われるだけであって。転がりどころが悪ければホームゲッツーだもん。
あと、岩村を代えなかったのは、負けてもいい試合だったからか。特にダル登板で場内が盛り上がった裏の8回は、片岡なり川崎なりを試してみてほしかったが、あそこで岩村が先頭出てくれたほうがその先を考えると効果が大きいと判断したのだろう。トーナメント状態になったら、もっと手を打っていたはず、と思いたい。
次はいきなりキューバだろうけど、キューバが本当に強いのならどっちみち2回闘うことになるのだから、2位進出でもまったく問題なし。ていうか、キューバは前回WBCも2位通過だったし、まだどうなるかはわからない。それよりも、昨日の奉重根とはもう一度当たることになると思うので、きちんと対策を取らないとねえ。
そうそう、西岡はやっぱ大物すぎる。
「何で自分が出ていないんだろうってムカついてくるけど、第3回WBCには選ばれるぞと思ってプレーしています」(2死満塁から走者一掃の2ベースを打って)
大方の予想では、まさか日本が予選で敗退という事はあり得ないという論調だろう。しかし各チームともエース級を仕立ててくるだけに、中国はさすがに別として、台湾とも韓国とも、相当ハイレベルな投手戦になる可能性が高い。
ほんの少しのアヤが勝敗を決することなど、ちょっと野球を見ていれば誰にでもわかること。どんなに弱いチームだって首位相手に連勝する事くらいある。個々の選手、特に投手への依存度が高い野球というスポーツにあっては、チーム総合力が高いほうが常に勝つということは保証されない。つくづく思う。野球は確率のスポーツなのだ(野村克也)。
ということで私は今回、日本が本戦に進めなかったとしてもあまり驚かない。大いに憤慨し、落胆はするけれども。
韓国は北京で、相当思い切った施策を打ち出してきた。シーズンをいったん止めて、ボールを国際球に、ストライクゾーンもそれに合わせて変更した。国ぐるみ、組織ぐるみで「勝つ」ために努力した結果、見事に金メダルだ。称賛に値する。
翻って……ボールやストライクゾーンを国際仕様にするという、そんなチッポケなことが、なぜ日本ではできないのだろうか。プロだけじゃなくって、ノンプロや高校野球、すべて国際球にしちゃえばいいじゃないか。ストライクゾーンも。
だができない。プロ野球、高校野球、歴史のぶんだけ、いろんな思惑や利権や支配構造があるからだ、とここでは言い切ってしまう(長くなるからね)。
愚痴ついでだけど、日本は審判も含めて競技レベルが高すぎる。民族性といってしまえばそれまでだが、プロの審判で「おや?」と思うのなんて、あんまりいないもん。「コデライク」で有名な小寺審判くらいですよ。
だけど国際試合では、いつなんどき、ボケな審判に当たるかわからない。柔道でもサッカーもそうだけど、「この審判やべー」と思ったときに、どうやって勝ちに行くか。こういうことをキチンと考えるのも大切だ。際どいとこ取ってくれないーーそんなときどうやって対処するかが大事なんやね。グラウンドコンディションも、そう。箱入り娘じゃないんだから、タフでないといけない。
さて、長くなったので前回WBC時の名スレやなんかを適当にリンクして終了。
●少年の日、神様との約束(以前紹介したオレトヨ36氏の超美文)
http://oretoyo.seesaa.net/article/102004644.html
●パンチョさん見てますか?日本はやりましたよ
http://p2.chbox.jp/read.php?host=ex13.2ch.net&bbs=base&key=1142922318&ls=all
●ニコ動バージョン
関東遠征最後とあっては行かねばなるまいと、重い腰を上げて幕張に。武蔵野線一本で行けるんだが、相当な遠回りなので1時間半くらいかかるんだよなw でも道中爆睡できるので、いつもコレ使ってます。
この日のスタンドは試合開始前ですでに超満員。マリーンズもCS出場がかかってたのと、やはりオレみたいな客が相当いたのではなかろうか。
さて試合は例によって点を取れる気配のないホークスが淡々とアウトを量産。いつも泣きそうな顔をしている和田くんもさすがにこらえきれず、里崎にタイムリーを浴び、いつの間にかの0-4というスコア。6年連続二桁勝利はたいへん厳しくなったけれど、まあいつかは途切れるものなので諦めましょう。
最後に王さん得意の神代打(田上の代打ツーラン、しかも初球)を見ることができたので満足。また、いろいろと不運なことがあった清水直が勝ったのでよかった。試合終了後、王さんはヒロインに気配りしたのか、レフトスタンドまでは行かず、ベンチ前で手を振って球場全体におじぎして、静かにダッグアウトに消えていった。
9回表のこと。先頭の森本が長打を放ち、ノーアウト二塁。ここで小斉、松中と続くところで王さんは二人を呼んで何やら話をしていた。2点差だったから、もう思い切って大きいの狙え的な、「サインはホームラン」っぽい感じだったと思う。
で、小斉は力んだのか平凡な外野フライ。松中は、フェンスまであと少しという特大popを打ち上げたんだけど、トボトボとベンチに戻ってきた松中に対して、なんと王さん、打撃指導を!
ほんの10秒とか20秒とかいう長さだったけど、身振り手振りで「思い切って叩き付けないからこすっちゃうんだよ」みたいな(妄想ですよもちろん)。まあ、神妙に聞いてる松中も不憫だが、こんな状況でもそういうコミュニケーションするかあ、と、感心した。おもしろい人だなあ、やっぱり。
あと、これは書こうかどうか迷ったのだけど、まあ書いとこう。
続きを読む 王さんのナマラスト
ついうっかり、根本さんに騙されて連れてこられたんだよね。でも万年Bクラスのチームの監督になってくれたばかりか、14年もいてくれてありがとう。何度も優勝にまで導いてくれてありがとう。
日本シリーズのたびに「パ・リーグの意地を」と頑張ってくれてありがとう。特に2003年はシビレました。パ・リーグのレベルは低いと言ってた解説者どもを見事に黙らせてくれましたね。ホークスでの2度の日本一はどちらも同じ敵将だったというのも因縁でしょうか。本当に対照的な引き際ですね。
WBCシャンパンファイトでの掛け声、「諸君は最高だ。今日は思いっきりやろうぜ!」は最高でした。あのときの福留をはじめとして、神の領域ともいえる代打策を何度も見せてくれてありがとう。その何分の一かが継投策に活かされればと思うと残念でなりませんが。
池の鯉に指を吸わせて「フェラチオみたいだね」なんて言ったり、家の中でフルチンで歩いて娘に変態扱いされるとか、面白いエピソードをたくさんありがとう。想像を絶する巨根だそうで、娘さんたちには相当なトラウマになったみたいですね。
江川の空白の一日で読売側の人間として唯一マトモなことを言ってくれてありがとう。眉間のしわ、ピッチャー鹿取をありがとう。
1977年9月、756号。小学四年生だった私も、リアルタイムで体験できました。毎晩テレビにかじりついてたのに、中継前に打っちゃうなんてひどいよ。でもありがとう王さん。50年間おつかれさまでした。
まだ死んじゃったわけじゃないので、強い気持ちで切り替えて静養していただいて、ぜひまた元気な姿を見せてください。
微妙な待ち時間が発生>しかもメシまだ>じゃあ野球でも? なパターン再び。今夜は東京ドームで五輪代表壮行試合。1500円ポッキリ。
といっても、5回裏あたりでドーム入り。弁当ほおばりながら、修羅場な現場とメールをやり取りしつつ、「いいよね?」「いいだろ」とビールを流し込む。
試合内容というか、まあパ・リーグ選抜はもうちょっとこう、なんというか人選をキッチリやってほしかったけど、微妙な1.5軍系が想像通り接待野球をしてくれた。たぶん、岩隈-俊介-武田勝-加藤のリレーで完封しちゃうとさすがにマズいだろうからってことか。攻める方もお互い遠慮しつつ、みたいな感じだった。でも、ヘタなオールスター戦なんかより、よっぽど面白かったなあ。
なぜかスタンドはロッテの応援団がものすごく元気でした。試合がないから欲求不満なんだろうね。
その後、蒸し風呂とはまさにこのことかと思えるほどの夜を奔り、飲んだビールをすべて毛根から流し出しつつ現場に。予想通り、それからも時間がかかり、終電でなんとか帰宅。遊びに行く準備しなくちゃ!
プロ野球がかつてストライキを決行し、1リーグ化だの、西武とダイエー(当時)とロッテが合併だの、今となっては考えられないようなことが実現する寸前だったというのは、2004年の秋のこと。ほんの最近の出来事です。
その前年、2chのプロ野球板にとある名スレが誕生した。「許銘傑のオレが豊田さん! 」である。これは元ネタ(週ベの連載)を知らないと何が何だか分からないんだけど、分かる人には堪えられない内容で、当時は36氏(作者)が降臨する水曜日が楽しみだったものだ。
まとめサイト http://lions.s27.xrea.com/hsu/
36氏ブログ http://oretoyo.seesaa.net/
終盤は、野球界そのものが相当ヤバい空気が蔓延してたこともあって、内容的にもまさに「豊田さん!」な感じだったのがまたおもしろい。ピッタリとハマってた。最終回は今読み直してもグッとくるなあ。
結局その翌年、プロ野球界がとんでもないことになったのは周知のとおり。のど元すぎればじゃないけど、連日、ノーテンキにオリンピック代表、なんとかジャパーン、とか騒いでいるのを見ると、不安になってくる。組織のトップが、中身を無視して「広告が集まらないから」みたいな理由で監督人事しちゃイカンのですよ。カレーにイオンに、挙げ句の果てにはカンフーパンダですか?まあ小銭は稼いどるようでけっこうだけれども、この人、本業で日本一(優勝)になったことなんて一度もないじゃない。誰とは言わんけど。
国の代表、その宝石とも言える選手たちを率いるのは、絶対的に勝てる監督。かつての川上さん、三原さん、最近では森さんのような、キチンと戦略を立てられる人が相応しいと、オレなんかは思うんですけどねえ。情にほだされたり、ヒイキの選手を重用したりじゃ、人気は取れるかもしれんが、正直予選を勝ち抜けるかどうかも不安ですよ。
まぁ、前フリが長過ぎましたが、要するに「許銘傑のオレが豊田さん!」スレが復活していて超ビックリ&うれしかったので記念パピコってことです。まあ、すぐ落ちちゃうかもしれないけど。
あーあと、やる王スレの破壊力がものすごいんだけど、どうにかならんかあれw 電車の中で笑いこらえるのが必死なんです。
誰がどう見ても、今日びのプロ野球はパ・リーグが断然おもしろいと思うのだが、そう感じるのは私だけかもしれない。とはいえ、この本は、あらゆる「やきゅう好き」な人に一読していただきたい。特に1970年代〜90年代なかばを見てきたオールドファンには堪えられない内容のはず。
高畠導宏という人の知名度は、おそらくものすごく低いに違いない。そもそも現役選手としては碌な成績を残していないからだ。だが卓越したセンスを野村に買われ、29歳のときに南海ホークスの打撃コーチに就任する。その後は野村や江夏といっしょに南海を追われる形でロッテに。さらには野村とも袂を分かってしまうが、ホントにもう、ものすごい選手たちを一人前にしていくのである。
誰でも知っているところでいうと落合やイチロー。教え子が多いロッテでは首位打者を取った高沢に西村、あとは福浦やサブローも薫陶を受けている。小久保もかな。関係ないけど、「あぶさん」にもよく登場していた。
まあそれだけだと、単なる名コーチだねってことで終わるんだけど、この人のすごいところは、50代なかばで一念発起して、高校教師の資格を取って甲子園を目指すところだ。こう書くとピンとくる人もいるかもしれないが、昨年NHKでドラマ化されていた「フルスイング」の原作本がコレである。元近鉄の吹石・奇跡のムスメであるところの吹石一恵も出演しておったな。
久しぶりに、すごくいい本を読んだ。野球は本当に面白い。
かれこれ30年以上ホークスを応援しているが、その原点とも言えるのは野村克也だった。プレーイング・マネージャー、つまり捕手兼監督というのがたまらなくカッコよかった。
日本シリーズで、王長島擁する読売には勝つことができなかった。おまけにその後、サチヨ問題のおかげでロッテに行き、西武に行き、引退。南海ホークスの歴史からも事実上抹殺されるほどであった。
そんな野村の少年時代が、NHKの「わたしが子どもだったころ」で取り上げられていた。YouTubeにも上がっているけど、どうせそのうち削除されるだろうから、リンクしておく。
じつは中学時代はコーラス部だったという衝撃的な事実が(笑)。ともあれ、最後のセリフなは泣かせる。プレーオフはぜひ勝ち上がってほしいのである。
近鉄が吸収されて、楽天が審査を通って、ソフトバンクがホークスを買って、でライオンズは?
選手会は保身を叫び
セ・オーナーは既得権を死守せんとし
パ・オーナーは隣の芝生をオレにくれと言い
ヨミウリは主導権さえあればいいと願い
そんな「球界再編」が流行語だそうで。へぇ。
あれだけストだの何だのって大騒ぎした割には、
選手会は受け皿だけは確保して
セ・オーナーはちこっと譲歩して
パ・オーナーはこづかいがもらえることになって
ヨミウリの主導権は現状維持?
これだけですか……?
サッカーと比べるのもどうかとは思うけれど、
なぜJリーグの選手が海外に行くときは、「がんばってこいよ」的な応援モードなのか。
そして、なぜ日本プロ野球はメジャーの2軍的な認識のままなのか。
・契約金や年俸の透明性の確保
・完全ウェーバードラフト
・ロイヤリティー・放映権の一元管理(つまり成熟した機構による運営)
・国際交流試合の推進(クラブカップ戦、Wカップetc)
もちろん、すぐにはムリだろうけど、少しずつ風穴を空けていって欲しいものです。
あと、鳴り物応援も廃止しようぜ!(笑)
嗚呼、仕事終わんね。