『懲役339年』がおもしろすぎてツライ

コミック誌の低迷から、このところ大手出版社はWeb媒体を活用し、各種連載コミックのプロモーション(試し読み)とか、Webのみの連載から単行本化するといった試みが活発に行われている。

人気が高いところでは、集英社のとなりのYJの『ワンパンマン』とかありますね。アニメ化もされるようで、たいへん結構な話かと。

そんな中、個人的に大注目しているのが、『懲役339年』です。裏サンデーという小学館のコミックサイトで連載されていて、まさにクライマックスを迎えようとしている。最新話は、とにかくココロが震えたよ。

作画のタッチが素朴なせいか、その内容の割には話題になってないような気もする。いわゆる「サンデー」ブランドとしては、内容的にちょっと対象年齢が高過ぎるのも原因かもしれない。ともあれ、Web連載とかそういうこと関係なく、ここ数年読んだ中ではダントツで面白いレベルの作品だ。

あらすじとかクドクド書くのもナニなので、実際に読んでみればいいと思うよ。第一部〜第二部は、まだ無料で読めるみたいだし。

http://urasunday.com/p339/index.html

コミックスは3巻まで刊行されてます。紙でも電子でも。おそらくは映像化の話も進んでるんじゃないかと思うのだけど、次の4巻で完結するらしいので、まずはこの壮大なストーリーの行く末を、いち読者として大いに楽しみたい。でも、終わってしまうのかと思うと、とっても寂しい。

若い才能って、素晴らしいよなあ。

ドローン雑感

このところ、首相官邸なんかで賑わってるドローンだが、個人的にはごくごく初期の携帯電話を思い起こさせる。

記憶は曖昧だが、むかしは最初に自動車電話みたいなのがあって、ごく一握りの経営者だったり、そういうニーズを満たしてたんだよね。これが「非」固定電話のさきがけだったと思う。そんで、肩掛け式のが出て、レンガみたいなハンディー型が出て、端末サイズは徐々に小型化していった。

そのうち、端末の買取制度が始まるんだけど、そのとき自分はフリーのライターをやってて、サラリーマン向けの雑誌で携帯電話の特集記事を作ったのをよく覚えている。モテたければ携帯電話を持て!みたいなw

その後の携帯電話の発展は、ご存知のとおり。電波は強く速くなり、端末は小型化、強化され、インターネットともつながり、いまや現代人の生活に必須とも言える情報端末に化けた。


私などが言うまでもなく巷間かまびすしいくらいだが、ドローンは今後、間違いなく大化けする。

もちろん法規制であったり、マナーであったり、乗り越えねばならない壁はいっぱいあるけど、いま我々が目にしているドローンは、初期の自動車電話だったり、肩掛け式の電話に近い存在ではないかと思うのだ。

電話の流れでいえば、ドローン自体がどんどん小型化され、機能が増え、飛行可能時間は飛躍的に伸び、無音化され、「未来人の生活に必須とも言えるデバイス」に化ける。連携する機器も、スマホだけでなくハード的にもソフト的にも数多く出現するだろう。

数年後、人々の頭の1cm上を、無音、無風で漂い、忠実にトラッキングするデバイスが出るとしても、不思議には思わない。

ヘッドバンキングなど激しい動きをしても忠実にトラッキングし、映像や音声を記録し、通知や警告などのコミュニケーションを取り、インターフェースも直接か間接かわからないけど多種多様で。形状だって、現在のプロペラな感じではなく天使の輪っかみたいなものになるかもしれない。

「おまえ、飲み会のときくらいドローン仕舞えよ」なんて会話が普通にされたり、通勤電車でドローン同士の衝突が原因で喧嘩になったり。それをまた周囲の乗客がネットで中継したり。


というわけで妄想しすぎで頭がいたいので、仕事に戻ります!

野川公園でIPAを流し込む

陽光眩しい五月。この日曜日も太陽が照りつけ、汗ばむ陽気でした。

んが、日陰では涼しい風がよく通る。梅雨入り前の限られた素晴らしい季節は、できるだけ野川公園で過ごそう(酒を飲みながら)と決めていたので、朝からサンドイッチつくって、ビールを仕入れて向かうわけです。

このところIPAが流行しているようで、近所の酒屋でも品揃えが豊富です。うれしい限り。

「いつもの場所」は、それなりに人も多く賑わっていました。とはいえギチギチというわけでもなく、適当な木陰にシートを敷いてビールを開栓いたします。

やたらと遊びたがるムスメ(そりゃそうだ)を交互に相手しながら、飲んでは食い、文庫本読んだり、スマホで野球中継を見たり、気がつけば夕方までのんびりと過ごしました。


来週も、再来週も来ようと思いました。

青葉市子の右手と寺尾紗穂の左手

渋谷WWWにて、青葉市子×寺尾紗穂という私のような人間にとっては夢の様なライブが行われた。案の定の立ちっぱなしも、あまりにも濃密かつ幸福な時間のおかげでライブ中は苦痛に感じることもなかった。

前半は青葉市子。彼女をナマで見るのは初めてだったが、噂通りのテクニシャンである。小ぶりのガットギターを抱え、強弱自在な演奏を見せる。釘付けになったのはその右手。時に激しいフレーズを奏でるときでさえ、傍目には穏やかに見える。あの弾き方であの音が出せるのかーと、かつてクラシックギターを学んだ身としては驚愕しきりである。


ステージが入れ替わって後半は寺尾紗穂。ステージに出てきてピアノの前に座るのが速いというネタで会場が和む。確かに速いよなあ。ソノリウムでも、タタタっと来てすぐ始まっちゃうイメージあるもんね。

内容は、さすがの安定感。新作「楕円の夢」を中心に繊細さと力強さが絶妙な弾き語りを披露してくれた。いつも書いてるけど、この方の左手が生み出すリズム感は本当にキレが良いんですよ。ナマで聴きたいと思わせるものがある。


で、この夜の白眉はなんといってもアンコールでした。もちろん二人の共演。

演奏されたのは原田郁子の「青い闇をまっさかさまにおちていく流れ星を知っている」である。この名曲を青葉市子のギター、寺尾紗穂のピアノ、そして二人のデュエットで聴くことができるというのは、ありえないくらいぶっ飛んだ話。デキも最高、というか鳥肌が立ちまくりでありました。

すごいモン聴いちまったよ、まったく……。難しいかもだけど、音源化してくれないものか……。


原田郁子といえば、クラムボンの人ですが、忌野清志郎が最後にレコーディングした曲というのは、じつは彼女との合作なのですよね。YouTubeに、そのあたりを語ってる動画があったので貼り付けておきます。

手紙を出したら実現したって、なんかいいハナシだなー。

この「銀河」という曲もなかなかに素晴らしい。清志郎はスタジオ録音のほうだとサビでデュエットしておりますよ。

葉山ふたたび

GWの前半。dai氏、Matt氏と葉山の友人の店で飲もうぜってことになり、仕事を早々に切り上げて電車に飛び乗った。

今回は横須賀線ではなく湘南新宿ラインを使用。調べてみると、新宿から逗子行きは、数こそ少ないもののそれなりに運行しているんだね。

相変わらず美味い鶏料理に舌鼓を打ち、お約束の冷やし中華も1人1杯。Mattは早めに帰ったが、閉店後に店主を巻き込んで葉山ではしご酒となった。どれもdeepな店ばかり。最後のほうは記憶が飛んでるが、久々の痛飲である。


翌朝、どうにかチェックアウト前に起床し、身支度を整えて森戸から長柄方面へと歩く。

特に行くあてはないので、横道にそれまくりつつ、汗をかきかきウロウロした。前回も思ったが、葉山あたりは本当に「山」だ。それをより実感したのは、谷状地形に多い、いわゆる「水みち」である。このへんは住むのによさそうだなーと思っても、雨の日や、その翌日あたりにどんな感じになるのか、不安を覚えるような土地もじっさいに多い。そもそも海からの湿気が多いエリアなので、地面の下からもってことになると「当たり外れ」がけっこうあるのかもしれない。

そんなことをボンヤリ考えつつ、長柄交差点から坂を登り、ヒーヒー言いながら葉桜方面へ。この界隈は住宅地を作るために造成されたようなところで、小ぶりなサイズから豪邸まで、いろんな家が密集している。売り物件もそこそこある。標高100メートルほどなので、逗子駅に行くのはいいとしても帰りは辛いかも? バス使えばいいんだけど。

ふと、いちばん奥のエリアを歩いていたら気になる小径があった。藤棚が美しいお宅のところから、山に分け入る道が付いている。GoogleMap的には途中で道が切れているのだが、どうせ下まで繋がってるだろうと足を踏み入れてみた。

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うーん、いいなあ。ほとんどトレッキング。ところどころで視界が開けるエリアや休憩用のベンチなどがあったりして、毎日ここを登り降りするのも悪くない、と思ったり。夏は藪蚊が多そうだし、雨や風の日もあろうが、そういうときこそバス使えばいいんだし。


知らない土地はじっくり歩いてみると、本当におもしろい。

引っ越してきました

といっても、URLが若干変わっただけですがね。

長年慣れ親しんだWordpressの標準テーマとはおさらばして、モダーンでレスポンシブなルック&フィールにしてみました。パソコンでもタブレットでもスマホでも最適化してくれるという親切設計。

時間がなくて全然カスタマイズできてないので、文字の大きさとか手を入れたい部分はいっぱいあります。

あと、Windowsで見てる人はメイリオを指定するのがいいのか、それともNotoがいいのか、そのへんも検証したいんだけど、まあどうでもいいか(ヒラギノ入ってれば問題ないお!)。見づらいようだったら、文句言ってください。

前のブログは、なんかphp設定して文字コードをきちんと見なおせば直るっぽいんですが、昔からいろんなプラグイン仕込んだりしてディレクトリ全体が汚れてる気がしたので、OSの新規インストール的な気分で新しく設置しました。

それにしてもWordpress自体はもちろんのこと、ホスティングでお世話になってるさくらインターネットさんが随分と進化してて、ボタン一発で設置までできたのは笑ったわー。このあたりもテクノロジーの進化を感じるですよ。はじめてWordpress設置したときは、完全マニュアル操作でFTPしながらconfigいじったりしてたもんだよなあ……(遠い目)。

まあ、ボチボチやります。