The Best "I Saw The Light" ever

ひとさまのblogなんかで、YouTubeの埋め込みだけで記事になってるのとか、じつはあんまり再生したりはしないんですよね。なので、こういう投稿はホントはしたくないのですが、いま個人的にタイムリーでハマっておるわけで、つい埋め込んでしまいます。



ホール&オーツのダリル・ホールが自宅に友人ミュージシャンを招いてライブをやるというコンセプトの、“Live from Daryl’s House”というサイトがありまして、そこで見つけたんだよね。

このテイクは、ハワイにあるトッド・ラングレンの別荘で収録されたとのことで、とにかく素敵なロケーション。ノリもよくて、改めてこの曲のよさを感じることができました。

ホール&オーツ、今でも好きだけど、中学くらいの頃は本当に心酔してたなあ。懐かしい。

わかめ+いわし

昨年、実家から大量に送られてきた、相良の砂付き若布。もちろん今年もしっかり仕入れています。

若布というと、普通は塩蔵なのですが、御前崎原発のちょっと上に位置する相良では、砂浜の砂にまぶして干して保存するという、なかなかワイルドなスタイルなんですね。

で、昨年もむさぼるようにして食べた、「いわしのつみれ汁+若布のしゃぶしゃぶ」をやりました。ちょうど魚屋で、立派な真鰯が特売だったのよね。3本で200円以下。思わず2パック購入。

3枚に下ろした鰯を、半分は包丁で細かく刻んで、残りの半分は大雑把に四等分くらいにします。

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フープロに、鰯と塩をふたつまみほど、あと全卵を入れて軽めのミンチに。事前に切り方を変えておくと、バラつきが出ていいです。もちろん、段階的にフープロにかけてもいいんだけど、以前試したとき上手いこといかなくてね。

卵は、本当は白身のみを使うといいらしいのですが、黄身だけ取り分けるというのがめんどうくさいんだよネー。

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鰯のタネができたら、万能ネギをドサッと入れて練ります。けっこうこの、練り込みが重要な気がする。そんで、白身魚とちがってあんまりネットリはしないので、邪道と知りつつも小麦粉を適当に加えたり。

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とりあえず、鰯の準備は完了。

若布は、砂を落としてさっと茹でておいたのを、食べやすい大きさにカット。写真には写ってないけど、めかぶもいっぱい。

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昆布を一切れ水から煮出したら、鰯団子をスプーンで適当に形にしてドボドボ入れます。火が通ったな〜と思ったところでしゃぶしゃぶタイム。

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思わずビールから早々に日本酒に切り替えてしまう。まことに素晴らしいお味。日本人で本当によかったと思える瞬間です。

鰯は余ったものは冷凍に。味噌汁に入れても、素揚げにしてもヨシです。

ぼんごれびあんこ

浅蜊の酒蒸しが大好きです。なので、ボンゴレビアンコも大好きで、よく作ります。

どちらも浅蜊をアルコールでいじめるってところに共通点がありますよね。なので、こないだボンゴレビアンコを作りながら、「これパスタじゃなくてコメでやったほうが美味いんじゃね?」などとも思ったりしました。

フライパンにオリーブオイルに大蒜、鷹の爪を入れ弱火にかけ、定番の下準備をします。そこに、しっかり洗って砂抜きした浅蜊をガラガラガラっと入れまして、強火にします。頃合いを見て、安物の白ワインをドジャーっとかけたらフタをかぶせます。

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そのうち、パカッパカッと浅蜊ちゃんが観念して口を開ける音が聞こえてきます。この瞬間が、けっこう好きです。このときは、パセリもこのタイミングで投入しましたが、もちろん最後でもいいです。ただ、やっぱりパセリは生がいいです。

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塩気は茹で汁で調整します。事前にパスタを茹でておいて、うまくタイミングを合わせてパスタの水を切り、フライパンにドッキング。

パスタは余熱でも火が通るので、アルデンテの二歩手前くらいで合わせるのがいいかも。ウチは特に、カミサンが「メシできたぞ」と声をかけてから時間かかるので、三歩手前くらいでもちょうどいい。

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大蒜入れすぎたけど、これはこれで美味し。

いかめしコロッケ

北海道展とか駅弁関連のイベントがあると、ついつい探してしまうのが「いかめし」。あの小降りなイカが2ハイってのが絶妙なパッケージなんだよね。

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こちらは、近所の伊勢丹でみつけた「いかめしコロッケ」。名前のまんまなんだけど、いかめしの主張はあまり感じられず。普通にイカ入りのコロッケといった感じでした。

余り物をコロッケ化するのは王道といえば王道なので、おそらくはそうした過程を経て商品化されたのでしょう。個人的には、普通のいかめしのほうが好きかな〜。

2012年の浜松まつり

三日間で、のべ170万人くらいの動員があったらしい。

浜松まつりは、簡単に言ってしまえば、昼間は大凧をあげ、夜は御殿屋台を引き回しながら「激練り」をする。町単位での参加となり、それぞれ独特な町の意匠というか、ロゴがあって、凧や法被は基本、これをベースとしている。

もともと初子の誕生を祝うもので、昔は男子のみが対象とされたが、近年は少子化ということもあり、町によっては女子の初子を祝うことも珍しくない。

じゃあウチも?ってことになるんだけど、特に何もしなかった。昨年が震災の影響で中止になった流れで「町内の初子の数は足りてる」ってこともあるが、基本的には「女子で初子祝いは憚られる」のが大きいかな。

個人的には少々残念だけど、実際に初子祝いをするとなると本当にオオゴトなので、まあこれでよかったかも。おそらくは、年が明けた頃から糸目付けや凧揚げの訓練、あとは飲み会なんかで、何度も帰省することになっただろうし。

とはいえ、それはそれ。初子祝いをしようとしまいと祭りには参加せねばならない。

なので、実家に着いたらいきなり娘の法被の丈合わせである。袖と背中を絞り、ついでによだれかけも手拭で作ってよ、とリクエストしたところ、これも速攻で製作してくれた。意外とデキがよい。

さっそくコスプレさせ、楽しむ。

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どんな凧を揚げるかというと、こんな感じ。ちょうどウチの倉庫に保管してあるのだが、後ろに写ってるので八畳……いや、十畳かな。それを中田島砂丘の凧場で揚げる。普通に糸が絡まって落ちたりするんで、常に頭上に注意が必要です。

この日のために、各町は凧揚げの技量を磨くわけですな。どこそこが上手いとか、どこそこの凧が一番揚がってたとか、まあメンツの問題もありますんで。

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夜になると、屋台と「練り」の時間。子どもは速攻で寝てしまいます……。

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大人たちはというと……「練り」の合間に燃料注入。ちょうどスーパームーンだったな、そういえば。

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初子祝いの家の前には町中の老若男女が「練り」で集まり、盛り上げます。ご覧のように酒樽イッキも。

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というわけで狂騒の三日間、ハンパな参加にも関わらずなかなかハードでした。

カーチャンも婦人会で、毎朝5時集合で昼飯のおにぎりを握りまくってたし、親父は親父で、酒びたりの皆勤賞。「要するにアレだ、つぎは男の子をつくれってことだ」と、ガハハと笑うのであった。色んな意味でガクブルではあるが、今年の浜松まつりはとにかく特別なものになった。

かるぼなあら

卵かけご飯が大好きです。なので、カルボナーラも大好きで、よく作ります。

どちらも主食に卵を絡ませて、なんらかの調味料を加えるというところに共通点がありますよね。なので、こないだカルボナーラを作りながら、「これパスタじゃなくてコメでやったほうが美味いんじゃね?」などとも思ったりしました。

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生卵を2つ、器に割入れたら、その上から「これでもか」とチーズをかけます。ちょうど、賞味期限が切れたパルミジャーノがあったのでそれを摺り下ろしたけど、チェダーでもなんでもOK。いわゆる粉チーズでも、もちろん大丈夫ですが、黒胡椒だけはちゃんとしたものを挽き立てで使いましょう。

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そんで、シャカシャカと念入りにシェイクします。カルボナーラ汁の完成。

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フライパンにベーコンを適当に切って入れて、弱火でじっくり炒めます。うるさいひとは「そこはパンチェッタだろう」と言うかもしれませんが、ないものはない。

油がいっぱい出てきたら白ワインを適当に投入してアルコール飛ばしつつ乳化させます。「しょっぱくなりすぎませんように」とお祈りしながら茹で汁も入れます。

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フライパンに、固めに茹でたパスタをブチ込んで煽ります。

写真にはないけど、フライパンが渾然一体となった時点で、フライパンをぬれ布巾に載せて、ちょっと冷まします。いったん温度を落ち着けないと、卵が固まっちゃうからね。

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いよいよフィニッシュ。カルボナーラ汁をフライパンに入れて、弱火にかけながら混ぜます。頃合いを見て、お皿に盛りつけて完成。

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冷蔵庫を見たらイタリアンパセリが瀕死だったので、邪道と知りつつも散らしてみました。んまかった。

恵比寿様と大黒様

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商売をやってるからか、私の実家には、恵比寿様と大黒様を祀る神棚が昔からあった。

朝晩、ご飯が炊けたらまず、小さな器に盛って神棚にお供えをする。子どもの頃は、「おいべっさまにご飯あげてきて」とよく言われたものだ。お供えしたご飯は、だいたい婆ちゃんが自分の茶碗に戻して食べてたな。

「おいべっさま」という呼び方も、ひょっとしたらこの地方独特なのかな。「恵比寿」に「お」をつけて訛ったんだろうけど、「えべっさま」というときもある。

そういえば、ウチの娘は私によく似て、笑うと目が線になる。それを見ると母親が「えべっさまの川流れ」と言っては喜ぶ。は? 河童じゃなくて恵比寿? よくわからんのですが、笑った顔が福々しいということなのだろう。たぶん。

今回、ふと思い立って神棚を撮影してみた。小さな恵比寿様と大黒様が、座布団にちょこんと座っている。

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母親いわく、このご神体は大昔からウチにあるらしい。大戦時、アメリカ軍の艦砲射撃で当時の家が丸焼けになったのだが、後日焼け跡から掘り出したそうだ。言われてみれば、表面がボロボロになっているけど、ホンマかいな。

故郷で髪を切る

GWはたっぷり一週間、実家に帰省してゴロゴロ&ウダウダしておりました。といっても、この時期の浜松は「浜松まつり」という一大イベントがあり、基本、人々の暮らしは祭りを中心に回ることになります。

その間のことは、追々書くかもしれませんが、今日は東京に帰る直前に髪を切った話を。

思えば子供のころは、中学生は強制的に丸坊主という時代でした。なので高校に入ると、みんな急に色気を出してジェルを付けたりスプレーかけたり、あるいは粋がってパーマをかけ、体育教師に見つかってバリカンで刈られる、といったことをするわけです。

自分はというと、高校を卒業するまで、ずうっと近所の床屋さんで切ってもらってました。おじさんが一人で切り盛りしてるような、ちいさな店。

前フリが長くて我ながら辟易としますが、今回、その床屋さんを再訪することができたと、まあそういうわけです。

でもね、18歳まで通っていたってことは、今からちょうど25年前ですよ。その間、町内のようすも様変わりして、いろんな店が商売をやめたり、どこかに引っ越していったり、更地になってたり。

なので、まだその床屋さんが店を続けてたというのがちょっとした驚きとともに、妙にうれしかったわけです。おじさんは、ちょっと頭が薄くなり、それなりに老けたけど、まだまだお元気そうでした。

町内の話とか、私が高校を出てからの話とか、ワイワイ盛り上がるでもなく淡々と。やはり小さな町の身内感なのか、不思議とリラックス。

次回の帰省時も行かなくちゃ。結局のところ、ノスタルジアなんだけどね〜。