電子ブックの未来はどこに〜その2

前回の続き、書こうとは思ってたんです。第二回はサービス、第三回は端末の話を適当にゴニョゴニョして、お茶を濁そうと思ってたんですよ。

だけど、サービスだけ切り離して考えることは難しいなーって感じで頓挫してました。なので殴り書きっぽく、問題点的なことだけ羅列しつつグダグダします。

ちょっとその前に書いておきますが、AdobeはAdobe Digital Editionsっていう、電子ブックのデータ流通までをも見越したソフトを作っていて、まさに書籍版iTunesという出来映え。PDFとepub(たしか)っていう形式に対応。ちなみに、PDFリーダーとしても優秀(高速)なので、AdobeReaderよかこっちのほうがいいかもしれない。



無料サンプルでアリスとかシャーロック・ホームズとかあるので、けっこう楽しめます。あと、なんとこのソフト、図書館から借りる(borrow)っていうモードも備えております。返却期限(というかファイルを開ける期限?)もあったりするらしく、じつによくできてる。

でも、Adobeはソフトは作ってくれたけれど、その先についてはあんまり力を入れてない。それについては色々あるかとは思うんだけど、要するに「金にならない」ということなんだろうと思う。音楽におけるiTunesStoreは、楽曲販売によって得る利益は重視されていないという。それよか、1台でも多くのiPodを売るほうがAppleにとってはオイシイわけだ。

価格設定の問題はあるにせよ、Adobeとしては端末を開発するわけでもないから、そこまで深入り(したくても)できないっていうのが実状なのかもしれない。単なる妄想だけど。

認証システムとかもちゃんとしようとしてるし、本腰入れてやればいいのになあ、と個人的には思う。あ、ちなみにAdobe Digital Editionsに対応した端末は、いまんとこソニー製品のみ(かな?)。なので、こんどの発表では、Adobeも絡んでくるんじゃないかな。んで、NY公共図書館の蔵書の、例えばほとんどがAdobe Digital Editionsで借りて読めるぞ、みたいな。んで、持ち出すのはソニー端末でどうぞ、と。

前フリのつもりが思いっきり長くなりましたが、

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電子ブックの未来はどこに〜その1

またしてもソニーネタですみません。10月2日に、ソニーが新しい電子ブックリーダーを出すようです。

著作権が絡むと遅々として進まなくなる日本を尻目に、米国ではこの市場はけっこう注目されてる。現時点での図式としては、アマゾンとソニーの2強なのかな。アマゾンはご存じKindleで、面白い試みではあるんだけどいまひとつパッとしない印象。デザインがナニだからでしょうか?

ことこの分野に関しては、自分の仕事も関係してるので、言いたいこと/言えないことがたくさんあるんだけど、自分用のメモも兼ねて。長文です。

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AppleのGeniusにガクブル

iPod nanoのカラバリとか、そんなもんどうでもいいんだけど、今日iPhone 2.1がリリースされたので、さっそくiPhoneでGenius機能というものを試してみた。

Geniusとか、よく言うよね、自分で。「オレってイケメン」に近いものを感じるんだが、Appleってネーミングについては、たまにスベるんだよなあ。

さて、ともあれ適当にビリー・ジョエルの”Summer, Highland Falls”なんぞを選択してGeniusボタンを押してみた。で、一瞬で生成されたプレイリストがコレ。いやはや、すごいわ。ちゃんと、それっぽい曲がズラリ。テンポがいっしょとか、そーいうんでもない。同世代の人なら分かってもらえるかな?

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iPhone3G 故障>修理>交換

仕事の合間を縫って、表参道のSoftbankショップに行ってきた。

AppleStoreにするかどうか迷ったんだけどね。なんとなく事前の情報収集によると、実機がイカれたかSIMがイカれたかのどっちかだと思ったので、もし原因がSIMだった場合、AppleStoreだとすぐ対応できないだろうと思ったからだ。表参道店にしたのは、Softbank直営だから在庫もふんだんにあるはずとの目論み(他に六本木、銀座などにも直営店がある)。

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症状をおさらい。

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いよいよ始まる!

日経の得意技(笑)、スッパ抜きで報道されていたようだが、いよいよ日本でもiTunes MusicStoreが始まる。来年の3月からを予定。

このシステムについては、すでにアメリカで体験済みなんだけど、非常にヤバイ。特にワタクシのような性格だと、ブラウズしてるうちに「あれもこれも」となってしまい、気が付いたら100ドル単位でガンガン買ってしまいそうになる。

「iMix」っていう、他人が作ったプレイリストみたいなもんがあるんだけど、これは更にヤバイ。例えば、デヴィッド・ボウイのカバーだけを集めたiMixなんてのとか、思わず「buy all」しちまいそうになります。

自分にとってスペシャルなアーティストの場合は、おそらくCDを購入することになると思う。だが問題は、「CDを買うほどでもないけど欲しい曲」が、思いのほか多いということ。今さらのように、Jackson5だとかSimplyRedだとかTOTOだとか…….あ、あとCultureClubなんてのも買ってたりします。思い入れのあるアーティストであっても、いわゆるExclusive、つまり限定チューンがあったりするしなぁ。U2の「Stuck in the moment」のアコースティックバージョンとかさ。まずいなぁ。

日本で始まったら、真っ先に買いそうなのは、アグネス・チャンの「ひなげしの花」とか太田裕美「木綿のハンカチーフ」とか、その手の曲かなあ。オザキも欲しいなあ。豊じゃなくて紀代彦のほうね。