コイツらです。本当に最高です。三崎に引っ越して娘を入団させたいくらい。発売前日だからタワレコ行けば置いてあるかな。会社帰りに寄ってみようっと。
ユニバーサル ミュージック (2016-01-20)
売り上げランキング: 2,203
以前、トラベシアという曲について書いたことがありますが、そこでも触れてましたね。
コイツらです。本当に最高です。三崎に引っ越して娘を入団させたいくらい。発売前日だからタワレコ行けば置いてあるかな。会社帰りに寄ってみようっと。
以前、トラベシアという曲について書いたことがありますが、そこでも触れてましたね。
なんて、鼻クソほどの興味もないんだけどさ。
そんなことより、こーいう状況をどうにかしてほしいよ。適切な言葉が見当たらないけど、頑張って探すと「みっともない」にしかならない。下衆の極み(言ってみたかっただけ)。
初めて出会ったのは、QueenのUnder Pressureで、たぶんその次が戦メリだったと思う。
深く語れるほど好きだったわけじゃないけれど、自分にとってのデビッド・ボウイはレッツ・ダンスの人ではなく、宇宙からやってきたジギー・スターダストだ。
高校の頃、友人のオワダくんと一時的に組んでたスリーピースバンドで唄ってたのも、ジギーだ。アルバムは、今でもその1枚しか持ってないが、とにかく繰り返し聴いたのを覚えている。
スターマンは、宇宙に還った。
Let all the children boogie.
このエントリが、今年最後となりそうです。
今年もいろいろありました。
仕事は順調。いまのところは。大きな枠としての社内ではいろんな勢力争いみたいなことがあって、傍目にもいかがなものかとは思うのですが、そこを気にしだすとストレスしか溜まらないので積極スルー。
自分が所属するグループの中では、明確な課題をちょっとずつ削って、数年後を見据えつつ準備を進めています。実務的には、無駄な会議がずいぶんと減って楽になった。部下もしっかりやってくれているので、たまにトラブルが発生すると自分の出番なのでちょっと嬉しかったり。
いつ何が起きるかわからないので警戒は怠らず、いざというときに慌てないような体制を崩さないように、来年もやっていきたいと思ってます。
家庭では、子供が4歳になりました。いわゆる可愛さのピークはもう過ぎてしまったようだけど、これから教育のことだったり、将来のことを考えてやらねばといったところか。
家人がフルタイムの仕事を辞めたので、彼女も今後どうするか、どうしたいか、きちんと話合っていかねばならない。
個人的にはそろそろ真剣に、体重を落とさねばならない(切実)。手始めに、ビブラムファイブフィンガーズを常用するようにして、体質改善を図るとしよう。あと筋トレ。走ったりはどうせしないから、とにかく筋力を取り戻したい。子供の抱っこ、ツライ。
最後に、今年出会った素晴らしい音楽をご紹介しておきたい。どれもこれも、私と波長が合う人であれば買って損はないものばかり。保証します。
来年も、どうぞよろしく。
EELS & PEANUTS/Soggy Cheerios
カーネーションの直枝政広とワールドスタンダードの鈴木惣一朗によるユニットの二枚目。1曲め「あたらしいともだち」から、二人がこれまで培ってきた音楽の素養に圧倒される。「うつくしいとしること」は、鈴木惣一朗の母親が亡くなったとき、その心情を直枝くんに送ってできた曲。落涙を禁じ得ず。
楕円の夢/寺尾紗穂
昨今では文筆家としても評価が高いが、このアルバムは文句なしの最高傑作。拙ブログでも度々紹介していますが、いま最も高い次元で音楽を創っている1人である。年末恒例の、永福町ソノリウム公演に行けないことが、とてもとてもツライ……。ぜひライブ音源を販売してほしい。
少女歳時記<冬>/ESTACION
地元浜松の大先輩、Soggy Cheeriosの鈴木惣一朗氏と、千葉県は佐倉市が生んだ奇跡の美声、南壽あさ子の限定ユニット。南壽あさ子さん、珍しい名字ですね。これで「なす」と読むらしい。ココロに染み入るような、静かでいてとてもリッチな音は、まさにこのクリスマスの時期にエンドレスで聴きたい。今後、春、夏、秋とアルバムを出す計画があるようだ。年明けにタワレコ渋谷店でイベントあるそうなので、まずはそこから。
Alone in the Universe/Jeff Lynne’s ELO
どっこい生きてるジェフ・リン御大が新作を出した、それだけでもう最高です。1曲め、When I Was A Boyの出だしで、キュンキュン来ます。オッサンのハート鷲掴み。もうねー、この人は本当にいい仕事します。見た目も本当に変わらんなー。最近、ブライアン・アダムスの新作プロデュースもしたらしくって、そちらも入手せねば。
CHABO/仲井戸麗市
渋公での45周年ライブ、最高でした! 古井戸復活〜RC〜そしてソロ、そしてこの最新作は、ボ・ガンボスなんかで有名なDr.Kyonのプロデュースで、若々しいブルース・ロックが弾けております。「僕らのビッグピンクで」では清志郎の魂をビンビン感じます。こんなカッコいい65歳が、日本にいるだなんて!
子供の保育園のクリスマス会で聴いた曲がとってもよくて。調べてみたら、作詞作曲のお二方は、そのスジでは大変有名な方のようですね。
親バカ全開で、うちの子含むマーガレット組の歌唱を貼っつけておきますが、ググればいくつかちゃんとしたのが出てきます。
クリスマスが好きな方も、そうでない方も、良き日となりますように。
https://vimeo.com/149932231
しずかなクリスマス
(新澤としひこ作詞 中川ひろたか作曲)ひつじかいは ひつじとねむる
しずかなクリスマス
くつみがきは こいぬとねむる
しずかな クリスマス百年むかしから 百年みらいまで
千年むかしから 千年みらいまで
遠い空に 星がまたたく
しずかな クリスマスマッチ売りは はだしでねむる
しずかなクリスマス
人魚姫は あぶくにとける
しずかなクリスマス百のものがたりが 百年くりかえす
千のものがたりが 千年くりかえす
遠い窓に あかりがともる
しずかなクリスマス
もう2ヶ月ちかくも経ってしまったが、10月末に自然薯を掘りに行ってきた。いくつか前のエントリに書いたとおり、会社の近所のラーメン屋の親父にうまく言い包められて誘われて、新潟県は魚沼まで。
クルマ利用の前夜発ということで、関越をブーンとドライブして未明に魚沼はずれの炭焼き小屋に到着。この炭焼き小屋は、ラーメン屋の親父が懇意にしている農家の持ち物ということで、自由に使って良いことになってるそうな。
2~3時間ほど仮眠を取ると夜が明けた。が、天気は雨である。どーすんだろうと思っていたら、小屋の持ち主のサトーさんがやってきた。御年75歳ということだが、じつにカクシャクとしておられる。見ると立派な羽釜を携えており、「新米炊いてきたから食え」ということらしい。朝から銀シャリをパクつきながら酒を飲む。
なかなか雨が止まない中、こりゃー沈殿かしらと諦めムードであったが、午後になると多少雨脚が弱くなり、どうにかいけそう。泥だらけになること必至ということで、全身ツナギの防護服を渡される。長靴を履き、スコップと鉄製の突きん棒を持ったら、いざ藪漕ぎのスタートだ。
酒を飲みながら小屋周辺でレクチャーを受けたのだが、とにかくまずは芋の葉を見つけねばならない。だが、ちょっと山の中に入るとそこらじゅうにある。芋だらけである。よく似たハズレ芋の葉っぱもいっぱいあるが、見分け方は簡単なのですぐに覚えた。
やはり問題は、掘ることそのものだ。
芋の葉っぱを見つけたら、そいつを辿ってどんな地形から伸びているかを確認する。平らなところのは、却下。掘らない。いや、掘ってもいいんだけど、大層難儀になるのだ。狙い目は、斜面から生えてるヤツ。これだと、平らな地形に比べて掘る土の量そのものを大幅に減らすことができるというわけだ。
だが、一筋縄ではいかないのが自然薯掘りである。芋を傷めないように周りから掘り起こしていくわけだが、地面の下は砂場ではない。そこかしこに、大小硬軟さまざまな岩が隠れており、こいつを鉄製の突きん棒で割りながら掘り進めることになる。
雨に濡れ、ゴアのような高級素材ではない防護服の内側は汗でムレムレ。30~40分かけてようやく1本ゲットとか、そういうペースでオジサンたちの気勢も上がらない。
ちなみに初日は4名で掘ったが、収穫は10本にも満たなかった。早々に諦め、炭焼き小屋に戻りイノシシ鍋を喰らい、酒を呑む。うーん、何しに来たんだか状態である。
翌日。帰りもあるので時間はそうそう取れないなか、サトーさんが目星をつけておいてくれたエリアに移動すると、果たしてそこは自然薯天国であった。土も柔らかで、大きな石もほとんどない。ガーッと2時間近く掘りまくって、どうにか形にはなった。ついでに沢筋でミズを発見。季節はずれではあるが、適当に摘んでベースに戻る。
集めた自然薯は人数分に大まかにわけて、マタギ勘定。ジャンケンで買った順に取っていく。そこそこの収穫にはなり申した。
帰路、サトーさんのお宅に寄り、オッチャンたちが新米(魚沼産コシヒカリ)を譲り受けていたので、じゃあアッシもと30kgの玄米をオーダー。後日送ってもらうことにした。
あんまり考えてなかったのだが、自宅近辺には精米所がない。しかたがないので、1万円少々で家庭用精米機を購入。
届いた玄米を精米し、自然薯でトロロを作り、食べてみた。
ううむ、この歳になって初めて知ったが、精米したてのコメの、なんと美味いことよ。トロロもネバネバパワーがふつうの山芋とは段違い。家族全員が、トロロごはんバキュームと化してしまった次第。
それにしても。
オッサンたちのパワフルさを見るにつけ、まだまだ老けこむ年齢じゃないなーと反省しきり。体力の上がり目がないのは重々承知だが、徐々に生活改善して、いずれは上ノ廊下、なんちゃらピンガと相対したいものだ。うむ。
コトのきっかけは、些細な事だった。某巨大掲示板のまとめ記事かなんかで、カレーのトッピングに生卵はどうなのよ?的な議論を目にしたのだ。
確かに、東京ではあんまり生卵をカレーに乗せる人っていないんですよね。関西だと、特に大阪の自由軒のが有名だけど、そこそこカレー&生卵の習慣はあるっぽい。個人的には、浦安の巨大施設でカヌー漕いでた頃は、大盛りカレーに生卵2つってのがデフォだったな。ひとつはご飯でTKGにして、もうひとつはルーに投下する的な。
でも、よくよく考えてみたら、カレーに初めて生卵を入れたのは早稲田の西門通りにあった「藤」だ。あそこは生卵とゆで卵をチョイスできたんだよな。早稲田といえば、カナリヤでももっぱら生スタでした。
「藤」のカレーは本当に絶品だったなあ。口に入れると甘みが広がるんだけど、そのあとにキリッとした辛さがくるという。ただ、学生街なのでライスの量はべらぼうに多い。そんで、どうしてもルーが足りなくなるんだけど、お姉さんが棒読みで「ルーカケマショ」って、おたまでルーを追加してくれるという。
早稲田には、もうカナリヤもなければ藤もない。ついでにフクちゃんもない。オトボケと三品は、まだ頑張ってるっぽい。ジャンジャン焼きと玉カツ牛は、そのうち食いに行かねばなるまい。
てなことをボンヤリ考えつつ、「早稲田 カレー 藤」とかでググってみたわけですよ。出てくる出てくる、オッサンどもの懐古の叫び。あの味を懐かしみ、また食いたいと嘆く声。
すると、とあるブログ記事に行き当たった。それがコチラ。
神田のカレー屋「カヴィアル」が監修したレトルトが、藤の味にちょっと近いらしい。調べたら、この店は今では神保町の交差点あたりにあるらしいね。今度行ってみようっと。
んで、コメントが40もついてるので見ていたら、「お姉さんがTBしてくれた」とある。
ナニ!? あのお姉さんかよ!?
そのTBした元が、コチラのブログである。
http://romiromih.exblog.jp/720447
なんと、エントリはひとつしかない。どうやら、お姉さんが上記ブログの記事を見て、ついつい立ち上げたはいいものの身バレ(?)してるからか、お礼の記事しか投下されていないという状況のようだ。
元記事ではポパイのオリーブに似てる、みたいな話から自らを「オリーブ*オイル」と記載しているが、悪友のjitai君なんぞは、もっとハイブロウな喩えをしていたものだ。2005年時点では、お姉さんも、おばさんもお元気だったようでなによりである。
藤のカレーの味は、おぼろげな記憶ではあるがインデアンカレーに近いような気がするんだよね。ひょっとしておばさんが関西出身で、あの味を東京で再現したんじゃなかろうかと妄想。そう思って調べたら、2chにそれっぽいログをひとつだけ発見した。
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/curry/1070476094/
でもこれ、ひょっとしたら俺が書いたのかもしれない(笑)。
久しぶりの神宮球場は内野指定B席。ほぼ外野席よりのスタンド上段で、空が晴れていれば月も見頃かと思ったのだが、伊藤忠の向こうの空は分厚い雲に覆われていた。
5-0というスコアが物語るように、ボツボツと散見されたスワローズファンにとっては厳しい試合となった。8回の山田・畠山の打席が終わると席を立つ人々。相手チームの胴上げを見たくないという気持ちもわかる。つい、15年前の自分を思い出してみたり。
敢闘賞ということで表彰を受ける山田にライトスタンドから声援が上がる。勝者の余裕か、レフトや三塁側からも賞賛の山田コールが。「これはウレシイなあ〜」と、後ろのスワローズファンがひとりごちる。第三戦の活躍は誠にアッパレであったが、それ以外はほとんど抑えられてしまったのが彼にとっての課題か。
ともあれ、胴上げ試合を見たのは、これが三度目。一度目はONシリーズの長嶋、二度目は2011年西武ドームの秋山、三度目はこの日の工藤である。
やはり黄金期の西武ライオンズというチームは人材的にも素晴らしかったのだなあ。キヨハラみたいなのもいるけど、現在のプロ野球界を見渡せば一目瞭然だ。何十年も野球を見てきたからこそ、実感を伴って味わえるものでもある。つくづく、年を食ったものである。
更地になった旧国立競技場を横目に、心地よい夜風に吹かれながら千駄ヶ谷駅へと向かう。
長いシーズンが終わった。
あ、そういえばなぜか三塁側にTOGINOがいた。熱心なファンだこと。
月曜の夜、自宅の最寄り駅からさらに2駅ほど離れたところにある、馴染みの居酒屋にフラッと立ち寄った。ここは店主がもとイタリアンのシェフということもあるが、薄汚れた佇まいからは想像もつかないような酒肴にありつける。また、レモンサワーが絶品。この夜も勘定のときに「8杯飲みましたね」と言われたが、とにかく美味い。
で、店内のテレビでラグビーのオーストラリアvsアルゼンチン戦の再放送を見ながらワイワイやっていたとき、1人の客が入ってきたのだが、店主と何やら話し込んでいる。
「流しのマジシャンだそうですが、皆さんいかがですか?」と店主。
客は、私を含めてカウンターに4人ほど。お互いに顔を見合わせ、「いいんじゃね?」という雰囲気。で、即席のマジックショーが始まった。
結論から言うと、これがなかなかすごかった。そりゃあ種も仕掛けもあるのだろうが、目の前で和紙が紙幣になっちゃったり、手渡されたトランプがアクリル板になっちゃったりすると、単純に「スゲー!」って感動するわけです。
おひねりあげて、ちょっと話したところ、適当な街で飛び込み営業を続けてるらしい。呼べば来てくれるとも言ってたので、なにかのイベントとかでも使えるのかもなー。
ググると、流しのマジシャンってそれなりにいらっしゃるのね。初めて見たけど。
おもしろい夜でした。
さあ、愛鳥週間<Bird Week>が始まるよ、っと。
セパともに優勝チームが日本シリーズを争うというのは、何年ぶりのことだろうか。そのほとんどはホークスのせいだったりもするんだけど、ともあれ今日からです。
もう何十年も前のことだけど、この両チーム、一時期は完全に「裏」日本シリーズ認定されてて、オープン戦などで顔合わせがあると「最下位決定戦」などと揶揄されたりする時代があったのね。
マンガ「あぶさん」にも、この2チームが開幕から負けまくっていて、でもプロ野球ニュースの佐々木信也アナが、「来週から愛鳥週間だから、他のチームは可愛がってあげてね」とかほざくエピソードがありました。何巻あたりかは忘れたけど。
予想もへったくれもないんだが、短期決戦の場合、僅差のロースコアか一方的な試合に偏りやすいので、僅差であればホークス、相手のやる気がなくなるくらい点差を広げての死体蹴りモードに入ればスワローズ、みたいな流れかなあ?まぁ楽しみにしております。
個人的には、工藤采配は近代野球の完成形に近いと思っていて、おそらく彼は基本となる理念は広岡〜森の系譜をきちんと受け継ぎつつ、選手の起用法や将来設計については、広岡や森の時代から大幅に変わった現代野球にきちんとフィットさせているのが印象的。一部の主力を除きポジション固定せず、ユーティリティー・プレーヤーを多用するであるとか、中継ぎ・抑えをきちんと休ませるであるとか、たいへん理にかなっているんですよね。
また、先日のCSファイナルでも見せた千賀の使い方を見るに、星野、王、秋山タイプの型にはめる野球ではない、短期決戦に特化した柔軟な采配も得意だ。コーチ経験がないまま監督になったのは不安要素と言われていたが、多くのチームを渡り歩いたことが、相当プラスになったのではないかと思う。
とりあえず、第5戦のチケットだけどうにか取れたので、どちらかの4タテだけはやめてほしい。あと、週明けは雨降らないでほしい。
クラウドファンディングが、なかなかの盛り上がりを見せております。大御所のKickstarterだけでなく、日本でもいくつかのサービスが立ち上がって、ちょっとオークションサイトの勃興期を思い出してしまうね。
個人的にも何度か利用していて、ドネーション的なものもあれば、物品購入も。最近だと、Amadanaのレコードプレーヤーとか、会社用のティーサーバーとかね。
で、今年の春に申し込んだのは、大好きなアーティストでもある寺尾紗穂さんのもの。レコ発のツアーに、彼女が支援している、路上生活者をメンバーに含む「ソケリッサ!」というダンスユニットを同行させることを目的としたもの。
このプロジェクトに、ちょっと迷ったんだが思い切って10万円を支援した。リターンとして、Tシャツなどのグッズであったり、ライブのリハ見学やプレミアム席のほか、なんと指定したテーマでオリジナル楽曲を作ってくれるという。
よく考えた。よく考えたのだが、好きなアーティストが自分のために1曲作ってくれる機会など、人生においてそうそうあることではない。そして、それにかかる費用は10万円。これは破格の安さではないかと思う。個人的な感覚としては「ありえない」の一語である。ひょっとしたら応募者が殺到して本人が参ってしまうのではないかと心配したが、締め切りとなった時点で自分も含めて12人であった。
楽曲テーマについては、呻吟しながらも長々とした文章を送った。秋田のマンダノ沢の堀内沢出合にあった、一本の木のことを書いた。ちょっとした短編小説くらいの量になってしまったが。
で、9月末に連絡があり、楽曲をWAVフォーマットで受け取ったわけです。
音楽でココロが震えるという経験は、それなりに少なくはない。とはいえ、この感覚はかつて経験したことのない、次元がまったく異なるものだ。
言葉では言い表せない。決して。
ムスメは動物園が大好き。親としても、運動不足解消のために月2〜3回のペースで多摩動に通っています。年間パスポート買えば安上がりなんだろうけど、支援の気持ちも込めて、都度入場券を購入。とはいえ大人1枚600円程度ですが。
もちろんライオンバスには欠かさず乗ってます。「あたり」な運転手さんだと、細かい解説をしてくれるのもウレシイところ。「ジャックくんは女の子にモテないから、いつもひとりぼっちなんですよ〜」とか。
でも来年3月いっぱいで、発着所の耐震補強工事のため長期のお休みに入ることに。仕方がないとはいえ、ちょっと残念。多摩動といえばライオンバス、というくらいの代名詞でもあるので、休止期間ができるだけ短いといいのだけれど。
いまなら今年の春に生まれた仔ライオンが2頭いるので、狙い目です。あと何回行けるかなー。
2ヶ月も前のことになるけれど、子供が4歳の誕生日を迎えた。もう4年も経つのかーと感慨深い。
ありきたりだけど、このくらいの年代って成長のスピードがハンパないですね。もうイッチョマエなことも口にするし、喜怒哀楽の表現も大人顔負け。トトロのDVD見ながら、メイちゃんがギャン泣きするところをニヤニヤしてたりと、ちょっと将来が不安な面もいくつかあるが。
仲が良かった保育園の同学年の友達は、8人中6人が今年の4月から幼稚園に通うことになりお別れとなった。残った1人も、家の引っ越しで別の保育園に転園することとなり、我が娘はいわゆる年少クラスではたった1人となってしまった。
たまに思い出したように、昔のお友達に会いたいと言う。子供にしてみりゃ、さぞかし理不尽な別れであろうことよ。
このまま保育園に通わせるか、幼稚園に入れるかの議論が何度かあった。それぞれ良さがあり、不安な面がある。
ただ、保育園に迎えに行くと、自分より小さな子たちと一緒に遊んでいたり、絵本を読んであげる(フリをする←まだ文字は読めないからね!)姿を何度か見かけており、それはそれで保育園のいいところだよなあ、なんて思ったり。
ある夜日本酒をチビチビやっていたら、その横で、覚束ない箸さばきで煮豆を一生懸命拾っている。ふと「ここで成長が止まってくんねーかな」とつぶやいた。
TKG+アジフライ+タルタル+ウスターソース、それとなめこの味噌汁。
ここんとこずっと多忙なため、更新が滞ってます。ネタがどんどん溜まっていく。。。
会社の近くにラーメン屋があるんですよ。あっさり醤油味で、飲んだ翌日なんかによく利用していて、注文はたいがいがチャーシューそば。食べログの評価なんかも、けっこう高い。
数年前、ここの親父が厨房に岩魚の燻製らしくものをぶら下げていて、つい話しかけてしまったのですね。そこからの会話はご想像通りですが、すっかり「近所の会社に勤めてる渓流釣りが好きなデブ中年」的なポジションで常連認定されて今に至るわけです。
なんだか縁もあるようで、夜更けまで働いて飯田橋の駅でボーッと電車を待ってたら後ろから肩を叩かれて「よう!」みたいな感じで新宿まで雑談しつつ帰ったりすることも。それがこの2ヶ月で3回もあった。なんでやねん。
そんで今年の夏前にも釣りの話になって、帰ってきてから写真見せたら「尺あった?」「いえ、ギリギリ……」「泣き尺www ウケるww」みたいな会話があったり。
親父は、どうも片品村近辺の沢に行ったらしく型も数もソコソコ、みたいな会話をしたんだけど、こちとらラーメンすするのに忙しくて所々適当に流したりしてた。ただ、早出にも行ったことがあるみたいなことを断片的に話してたな。「4回くらい行ったけど、2回は撤退だなー」とか。
当然の流れで、「今度いっしょに岩魚釣りにいこうぜー」「そっすねーw」みたいな話もしているのだが、もう岩魚は禁漁期。そしたら、自然薯掘りに誘われました。なんでも秘密のポイントがあるそうで、ウハウハらしい。
ちょっと興味があるので、参加してこようと思います。10/31〜11/1らしいので、希望者がいれば連絡ください。場所は……どこって言ってたかなー。上越国境あたりだったような気もするけどラーメン食べてたからよく聞こえなかったw
PinkFloydの名曲をモチーフに、ムンクの叫びが。完璧な融合。
先週くらいから日常的に頭痛を感じるようになった。単なる飲み過ぎかと最初は思った。でもこれまでの人生で、ひどい二日酔いは何度も経験したが、ほとんど頭痛は出なかったし出たとしてもすぐに引いた。
バーで出されたワインが体に合わなかったか? いやそれにしても日中〜夜になっても頭が痛い。バファリン飲むと若干収まるけど、クスリが切れるとやっぱり痛い。
これはいわゆる、脳関係の重大疾患の前兆ではなかろうか?具体的にはクモ膜下出血とか?
そう思うとココロが焦り、いわゆる脳ドックとやらを受けてみなければと検索。自宅近辺の病院に予約を入れようと電話した。
お急ぎですか?と聞かれたので、ハァじつは今まさに頭が痛くでですね……と答えたところ、症状が出てるなら直接脳神経外科に行きなさいと諭された。そりゃそうか。
そんなわけで午後休を取ってカイシャを早退し、自宅ちかくに脳神経外科で診察をしてもらった。
じつはその脳神経外科では、昔いちど診察を受けたことがある。じゃがいもの皮をピーラーで剥いていたら、不注意で指をハツってしまい、縫ってもらったのだ。
まったくどうでもいい話だが、そのときいわゆる「お見合い」を勧めらた。
「いいコがいるんだよー。とっても親思いでねえ」
「年頃もアンタと丁度いいしさ、よかったら1回会ってみなよ」
「実家はどこ?次男坊?そりゃあいいなあ」
診療明細といっしょに写真と釣書(っぽいプロフィール)を渡されて「抜糸のときまでに考えておいてねー」って。一人暮らしで芋を剥いてたら怪我したってのが響いたのかもしれないが、こっちもこっちで、じつはちょっとだけ悩んで(わりと好みの顔立ちだった)、結局はお断りした。わが青春の1ページである。
見覚えのある院長先生に問診を受け、見合いの件を思い出すかなーと身構えたが、すっかり忘れていたようで安心。
問診後にCTを撮り、すぐ呼ばれて自分のアタマの輪切りをまじまじと見つめた。
結論から言うと、脳に異常に見られなかった。ただね、と院長先生が言うには、いわゆる副鼻腔炎であると。
通常であれば副鼻腔炎というのは顔の前面に症状が出ることが多いそうだが、自分の場合はけっこう奥、頭蓋骨のちょうど中心あたりに膿がたまっている。それが脳を圧迫するほど大きくなっており、頭痛の原因であるという見立てだ。
ちょっと拍子抜けしたものの、「ほらココね」とCT画面を見ながら解説してもらい、安堵した。緊張がとけた。遺書書いといたほうがいいかも、くらいだったからね。
1ヶ月ほど抗生剤で様子を見て、それでも良くならないようだったら耳鼻科に行くということで診察終了。ほとぼりが覚めたら、いちど脳ドックに行くことにしよう。
酒屋に寄ってビールを買って帰り、バファリンといっしょに飲んだ。
プロ野球の解説者というのは、基本的に試合中の画面には映らない。たまーに放送席が映されたりもするわけだが、完全によそ行きである。加えて、判で押したような紋切り型のフレーズも散見され、昔からどうにかならないものかと感じていたものだ。
そんなところにこのサイトである。いつからあったんだろ。完全にノーマークだったわ。
なんかもう、普段のラジオだのテレビだのの解説より、こっちのほうがいいんじゃないかとさえ思える。素のオッサンをさらけだして、決して上手いとはいえないトークで時にグダグダなんだが、それがいい。
試合中にナマでやってくれ、とも思うわー。
4年前に書いたことと、まったく同じことを感じている。
つかむ、引っ張る、押し倒す、肘を入れる──そんな、サッカーでは当たり前のように目にするプレイを彼女たちは滅多にすることがない。
贔屓目かもしれない。見えないところではいっぱいやってるのかもしれないし、自分も見落としているのかもしれない。
イングランド戦、PKのシーンはお互いに帳尻っぽい気が確かにしたけれど、有吉のは誰が見ても完全なファウルなのに対して、大儀見が倒したとされるプレイは、誰が見ても触ってない。つまり、ファウルですらない。ただのシミュレーションだ。
PK以外にも、ガンガン削りに来ていたイングランドと、それとは対照的な日本の姿にイライラした方は多かったのではなかろうか。審判、もっと見てくれよと。裏を返せば、イングランドとしてはそこまでアグレッシブに攻めないといけない相手だったということか。
とりあえず、準決勝が終わった時点でのベスト4各チームのファウル数ならば、調べればすぐにわかる。インターネッツって本当に便利。
アメリカ:73回
ドイツ:67回
イングランド:53回
日本:47回
https://www.legendsstadium.com/fifawomensworldcup/athleteindex/#!/team/foul/
アメリカとドイツは、確かに延長までガリガリにやり合ったので数字が増えているのかもしれないけど、おそらく上で書いたようなことは、単なる印象論ではなさそうだ。
ということで、月曜朝に決勝戦。
大方の予想はアメリカ優位ということなんでしょう。スタジアムも、アウェイ感満載となりそうだ(カナダ国民がUSAをどう思ってるのか知らんけど)。
それでも4年前にも思ったが、W杯という大舞台で自国のチームが決勝まで勝ち進んでくれるというのは、本当にシアワセなことだ。
素晴らしい試合を見せてほしい。そして、勝ってほしい。
俺はとりあえずこの週末、府中の伊勢丹でコレ↓を買ってこようと思っている。
フジテレビで土曜日の夜にやってるドラマ「ラーメン大好き小泉さん」を見たら、野猿二郎が出ててちょっと笑った。ちゃんと実店舗でロケしてるのな。
野猿と小金井、そして府中は多摩地区の御三家と言われており(真偽は定かではないが)、その筋の人にはつとに有名である。どこもデフォルトで量が多いんだよなー。
ドラマの出来はというと、「あんな客いねーよ!」的な突っ込みどころ満載なのだが、まあこんなものでしょう。天地返しも、「え、それおかしくね?」と思わず声を上げてしまうほどではあるのですが、まぁ何が正解かってのもあるのでねぇ。
初回が二郎、第二話が中本だそうです。次回もきっと、文句言いながら見ちゃうんだろうな。
あ、公式サイトで第1回を配信してます。放送後7日間無料配信中とあるので、週末に差し替わるのかな。興味があったらドゾ。
http://www.fujitv.co.jp/ramen_koizumi/index.html
あー、二郎食いてえなあ。
20年ほど昔、江戸川区に住んでた頃の話から。あのへんは、独特な駅そば文化があって、なんというかな、いまでは珍しくないけど単品の天ぷらがいっぱいあって、それぞれ数十円で追加できる素敵なシステムだったのよね。丸亀製麺とか、あんなイメージ。
茄子ひとつとか、カボチャ追加とか、かけそばに色々追加して楽しめる感じで、けっこう好きだった。最近はあの辺には行ってないけど、東東京では珍しくないスタイルだったのかもしれない。
やっぱり日本のファストフードといえば、駅そばとか立ち食いだよねえ。安心感というか安定感というか。
新宿駅界隈だと、小田急の箱根そばによく寄ってたんだけど、今年の春、「おっ」と思えるようなお店ができたのですよね。やまけんさんのブログで紹介されていたので、ずうっと気になっていたのですがようやく行くことができました。南口から甲州街道を西に数分歩いたところ。
店内で蕎麦粉を引いてる。その割にはリーズナブル。ていうか安すぎる。生ビール一杯150円ってのも、大丈夫かと心配しちゃうほど(プレモルなのに)。ちなみに蕎麦は、もり/かけが330円。二枚もりが480円。私が頼んだ天玉蕎麦も480円。季節限定で鯖ガリごはん(ミニ)も追加してみた。
価格は完全に駅そばだが、立ち食いスタイルではなくカウンターと椅子でゆっくり食べられるのもウレシイところ。
十割で、やや平たい蕎麦をモッシャモッシャと口に運ぶ。蕎麦の風味が濃厚。うーん、今度はもりも食べてみたいなあ。かき揚げの野菜もシャキシャキしてて美味しいです。あんまり衣が付いてないところもグッド。
カウンターの壺の中はワカメ。無料で盛れるっていうのも珍しい。
駅からはちょっと歩くけど、仕事帰りにちょくちょく寄ってしまいそうだなぁ。
いやもう、タイトルの通りなんだが。
通勤時テレビ視聴を始めて以来、めっきり読書量が減った話は昔しましたが、朝ドラから足を洗ったというのに、ぜんぜんストック消化が追いつかない。
特に、こないだまでNHKでやってた「64(ロクヨン)」はよかったわー。視聴率は散々だったらしいけど、中身は最高でした。ピエール瀧、いい味出してたなあ。おかげでムスメがアナ雪見るたんびに複雑な心境になります。
ロクヨン、映画も作るらしいけど、制作陣はドラマも見てただろうしかなり気合が入ったのではなかろうか。
やっぱり、予算と時間を一定以上かけて作ったものって、程度の差こそあれ面白い。ドラマだけじゃなくて映画もだけど。
コミック誌の低迷から、このところ大手出版社はWeb媒体を活用し、各種連載コミックのプロモーション(試し読み)とか、Webのみの連載から単行本化するといった試みが活発に行われている。
人気が高いところでは、集英社のとなりのYJの『ワンパンマン』とかありますね。アニメ化もされるようで、たいへん結構な話かと。
そんな中、個人的に大注目しているのが、『懲役339年』です。裏サンデーという小学館のコミックサイトで連載されていて、まさにクライマックスを迎えようとしている。最新話は、とにかくココロが震えたよ。
作画のタッチが素朴なせいか、その内容の割には話題になってないような気もする。いわゆる「サンデー」ブランドとしては、内容的にちょっと対象年齢が高過ぎるのも原因かもしれない。ともあれ、Web連載とかそういうこと関係なく、ここ数年読んだ中ではダントツで面白いレベルの作品だ。
あらすじとかクドクド書くのもナニなので、実際に読んでみればいいと思うよ。第一部〜第二部は、まだ無料で読めるみたいだし。
http://urasunday.com/p339/index.html
コミックスは3巻まで刊行されてます。紙でも電子でも。おそらくは映像化の話も進んでるんじゃないかと思うのだけど、次の4巻で完結するらしいので、まずはこの壮大なストーリーの行く末を、いち読者として大いに楽しみたい。でも、終わってしまうのかと思うと、とっても寂しい。
若い才能って、素晴らしいよなあ。
このところ、首相官邸なんかで賑わってるドローンだが、個人的にはごくごく初期の携帯電話を思い起こさせる。
記憶は曖昧だが、むかしは最初に自動車電話みたいなのがあって、ごく一握りの経営者だったり、そういうニーズを満たしてたんだよね。これが「非」固定電話のさきがけだったと思う。そんで、肩掛け式のが出て、レンガみたいなハンディー型が出て、端末サイズは徐々に小型化していった。
そのうち、端末の買取制度が始まるんだけど、そのとき自分はフリーのライターをやってて、サラリーマン向けの雑誌で携帯電話の特集記事を作ったのをよく覚えている。モテたければ携帯電話を持て!みたいなw
その後の携帯電話の発展は、ご存知のとおり。電波は強く速くなり、端末は小型化、強化され、インターネットともつながり、いまや現代人の生活に必須とも言える情報端末に化けた。
私などが言うまでもなく巷間かまびすしいくらいだが、ドローンは今後、間違いなく大化けする。
もちろん法規制であったり、マナーであったり、乗り越えねばならない壁はいっぱいあるけど、いま我々が目にしているドローンは、初期の自動車電話だったり、肩掛け式の電話に近い存在ではないかと思うのだ。
電話の流れでいえば、ドローン自体がどんどん小型化され、機能が増え、飛行可能時間は飛躍的に伸び、無音化され、「未来人の生活に必須とも言えるデバイス」に化ける。連携する機器も、スマホだけでなくハード的にもソフト的にも数多く出現するだろう。
数年後、人々の頭の1cm上を、無音、無風で漂い、忠実にトラッキングするデバイスが出るとしても、不思議には思わない。
ヘッドバンキングなど激しい動きをしても忠実にトラッキングし、映像や音声を記録し、通知や警告などのコミュニケーションを取り、インターフェースも直接か間接かわからないけど多種多様で。形状だって、現在のプロペラな感じではなく天使の輪っかみたいなものになるかもしれない。
「おまえ、飲み会のときくらいドローン仕舞えよ」なんて会話が普通にされたり、通勤電車でドローン同士の衝突が原因で喧嘩になったり。それをまた周囲の乗客がネットで中継したり。
というわけで妄想しすぎで頭がいたいので、仕事に戻ります!
陽光眩しい五月。この日曜日も太陽が照りつけ、汗ばむ陽気でした。
んが、日陰では涼しい風がよく通る。梅雨入り前の限られた素晴らしい季節は、できるだけ野川公園で過ごそう(酒を飲みながら)と決めていたので、朝からサンドイッチつくって、ビールを仕入れて向かうわけです。
このところIPAが流行しているようで、近所の酒屋でも品揃えが豊富です。うれしい限り。
「いつもの場所」は、それなりに人も多く賑わっていました。とはいえギチギチというわけでもなく、適当な木陰にシートを敷いてビールを開栓いたします。
やたらと遊びたがるムスメ(そりゃそうだ)を交互に相手しながら、飲んでは食い、文庫本読んだり、スマホで野球中継を見たり、気がつけば夕方までのんびりと過ごしました。
来週も、再来週も来ようと思いました。
渋谷WWWにて、青葉市子×寺尾紗穂という私のような人間にとっては夢の様なライブが行われた。案の定の立ちっぱなしも、あまりにも濃密かつ幸福な時間のおかげでライブ中は苦痛に感じることもなかった。
前半は青葉市子。彼女をナマで見るのは初めてだったが、噂通りのテクニシャンである。小ぶりのガットギターを抱え、強弱自在な演奏を見せる。釘付けになったのはその右手。時に激しいフレーズを奏でるときでさえ、傍目には穏やかに見える。あの弾き方であの音が出せるのかーと、かつてクラシックギターを学んだ身としては驚愕しきりである。
ステージが入れ替わって後半は寺尾紗穂。ステージに出てきてピアノの前に座るのが速いというネタで会場が和む。確かに速いよなあ。ソノリウムでも、タタタっと来てすぐ始まっちゃうイメージあるもんね。
内容は、さすがの安定感。新作「楕円の夢」を中心に繊細さと力強さが絶妙な弾き語りを披露してくれた。いつも書いてるけど、この方の左手が生み出すリズム感は本当にキレが良いんですよ。ナマで聴きたいと思わせるものがある。
で、この夜の白眉はなんといってもアンコールでした。もちろん二人の共演。
演奏されたのは原田郁子の「青い闇をまっさかさまにおちていく流れ星を知っている」である。この名曲を青葉市子のギター、寺尾紗穂のピアノ、そして二人のデュエットで聴くことができるというのは、ありえないくらいぶっ飛んだ話。デキも最高、というか鳥肌が立ちまくりでありました。
すごいモン聴いちまったよ、まったく……。難しいかもだけど、音源化してくれないものか……。
原田郁子といえば、クラムボンの人ですが、忌野清志郎が最後にレコーディングした曲というのは、じつは彼女との合作なのですよね。YouTubeに、そのあたりを語ってる動画があったので貼り付けておきます。
手紙を出したら実現したって、なんかいいハナシだなー。
この「銀河」という曲もなかなかに素晴らしい。清志郎はスタジオ録音のほうだとサビでデュエットしておりますよ。