今年もお世話になりました>関係各位
これから大國魂神社でお参りして、実家帰って紅白見ながらソバすするとします。
とあるツテからお借りすることができました。50mmの画角にまだ慣れないけど、年末年始でいじり倒したいと思います。

こんな辺境のblogであっても、ネットに公開してるのでそこそこのアクセスがある。基本的には知人・友人くらいしか知らないはずなのだが、Googleのロボットも頻繁にやってくるので、特定キーワードで検索するとヒットしちゃうのよね。
というわけで、ご大層なものでもないのだが、世の人気blogを真似て、今年2009年のアクセス数が多かった記事のベスト10を集計してみた。
10位 驚愕! 『オールド・ボーイ』原作の土屋ガロンは狩撫麻礼だったんだ!
8位 たまごかけごはん
5位 丸食
4位 地獄のミサワさん
2位 『津軽百年食堂』のこと
1位 iPhone故障>修理>交換
以前のblogから引っ張って来た記事がランクインしてる(9位と10位)。ボンベイという店は、中年の浜松出身者には未だにノスタルジアの対象なのだろう。レトルトは買って食べたが、まあ頑張ってたほうかな。トイメンに住んでいた彼女は、いまでは地元で教師をしており二女をもうけている。
狩撫麻礼は今でも大好き。最近だと、ご存知『湯けむりスナイパー』はもちろん、いずれ書くけど『大川端探偵社』がすばらしいね。
iPhoneとかMacBook Airの故障&修理の投稿は、まあわかる気がする。当時は自分もググりまくったからね(7位と1位)。特にiPhoneのはぶっちぎりの1位。思えば今年は、電車の中でiPhoneいじってる人が激増しましたね。
まったく力を入れずに書いた記事(8位と5位)が入ってるのは、複雑な心境だ。
『津軽百年食堂』は、おそらく書籍関連のサーチに引っかかったかな。映画のキャストは決まったのかしら。次のGWあたりは弘前でロケ真っ盛りだろう。青森つながりで、十和田の吉兆が3位に。バラ焼きが、B1グランプリかなんかで優勝したんだっけね。
というわけで今年もお世話になりました。来年もどうぞ、ひとつよろしく!
旧友と再会。浅草方面で会うことになっていたので、せっかくだから建設中のスカイツリーでも見に行かないかとの話になり、押上で待ち合わせることになった。
ご存知のとおり、スカイツリーは東武鉄道の社運を賭けた事業。東京マリンとか東部ワールドスクエアとか、イヤ〜な記憶もあるけれど、まあ頑張って頂きたい。
そのスカイツリーだが、現時点で250メートルくらい。完成時には634メートル。自立式電波塔としては世界一となるようだ。
押上駅から地上に出ると、もう目の前にドカーン!である。周辺が(こういってはナンだが)パッとしないせいか、存在感が圧倒的。デジカメを忘れてしまい、iPhoneで撮影したため、写真はショボいです。

業平橋駅あたりまで歩きつつ鑑賞。クレーンがひっきりなしに上下し、轟音が響き渡る。周辺住民の皆さんは騒音がたいへんだろうが、見ていて飽きないね。業平橋のホームがまた、工事現場の見晴らしがよい。
堪能して浅草に移動。観音様にお参りして(いまこっちも本殿の改修工事をしてるんだね)、もんじゃをつつき、学生時代以来の神谷バーで生ビールとデンキブランを鯨飲。
神谷バーは休日でにぎわっており、いろんな団体でものすごい喧噪。しかし心地よい。見ず知らずの人たちとすぐ意気投合できる雰囲気があって、思いがけず楽しいひとときだった。特に、お年寄りたちの愛嬌のよさったらない。奢り、奢られ千鳥足で帰途についた。

年を取ったせいか、「遅咲き」という言葉に以前に増して敏感に反応するようになった。
そういえば最近、やたらと映像化されてるけど、松本清張もデビューは41歳と遅咲きだ(山県先生もおっしゃってましたね)。
そんなわけで、初めてモーニング誌上でこの人の作品を読んだとき、「ああ、これは同世代周辺に違いない」と思ったものだが、実際、作者は1965年生まれだという。2008年末がデビューとなるので、43歳で世に出たことになる。かなりの遅咲きだ。
鉄道の客室乗務員が主人公という意味では「鉄系」となるのだろうが、実際は時代設定が昭和ということもあり、ノスタルジックな人情モノという感じ。
でね、これが泣かせるんですよ。ヘタウマっぽいタッチも相まって、じつにしみじみとした佳いマンガです。年齢や経験を重ねた者にしか出せない味が、しっかり出ておりますよ。
安易にドラマ化・映画化とかされそうな不安もありますが、大いに話題になってもらいたい、そんな作品に久しぶりに出会いました。
いやー、正直ここまで面白いとは思っていなかった。今年、各局がこぞって取り上げていた「ボヤキ」は個人的にはあまり好きではなかったが、そういった要素もありつつ、とはいえ事細かに展開される打撃理論や投球理論については、なるほどと唸る部分も多く、非常に参考になりました。
何度か書いているけれど、彼を南海時代から追いかけてきた身としては、ダークな面もよくわかっているつもりだし、ロッテに行ったり西武に行ったり、そんでもって引退したりといった一連のドタバタも含めて好意的に見ているのですが、そういったひいき目を差し引いても、野球ファンであれば読んで損はないと断言します。
あ、某在阪球団に移籍した彼も、これは意地を張らず読んでおいた方がいいと思うなあ(棒読み)。
ローカルなネタ続きですが、府中市美術館の企画展『ターナーから印象派へ 光の中の自然』に行ってきました。
ターナー本人の作品は数点しかないんだけど、市制施行55周年記念ということでけっこう気合いが入っていたかな。作品展数は約100点とのことで、じっくり楽しめました。

といっても美術に明るいわけではなく、ターナーだなんて名前しか知りません。それも、マンガで得た知識。
坊ちゃんの時代シリーズの第1巻にて、山県有朋の歌をシリーズ通しての悪役・伊集院影韶がヨイショするときに引き合いに出したのがターナー。曰く、「山県候の作歌には枯淡の格調ありと見ます。ターナーのわびた絵画を思い出させます」とかなんとか。それに対して鴎外が「山県侯の歌などハシにも棒にもかからん」とひとりごちるのですが、けっこう印象に残っておりました(このやりとりから漱石が「坊ちゃん」の構想を得る、というシーン)。
そんな話はともかく、いや本当に、ナマの絵というのはなかなかすごいものです。
数メートル離れたところから見ると、ものすごく細かく描き込みされてるような精細感があるのに、寄って見るとそうでもない。ビミョーな濃淡や筆遣いで、ものすごく細やかに表現されてるのね。
図録を買ってもいいかなと思ったけれど、印刷されてるものはまるで「アウラ」がない。やはりコピーではなく実物に勝るものはないのですねぇ。久々に大学時代の、芸術論の講義を思い出しました。
家人が料理教室に通いだした。そのため、月に一度は土曜日の午後がフリーとなり、気ままな時間をすごしている。
昼過ぎ目覚めて、さすがに腹がへってるので近所のスタ丼でも食おうかとも思ったが、冷蔵庫の中にひときれだけベーコンを発見。食い残しのパンチェッタといっしょにじっくり焙り、卵を落とした。
目玉焼きはけっこう苦手な部類なのよね。この日のも火が入りすぎてしまった。難しい。醤油をひとたらし。硬くなったパンといっしょに食す。

どんな料理教室に通っているかというと、魚系。夕食にレパートリーを復習させて、味を見る。鰯の生姜煮。ワタの処理がいまひとつとか、文句を言いながらも美味しくいただく。鰯はなにがいいって、安くて美味いのが素晴らしいよ。

CGアニメ映画というジャンルは、これだけテクノロジーが発達して、ハードウェアの性能も上がり、おそらくはテクノロジーに明るいクリエーターがどんどん増えているというのに、ピクサーと双璧をなすようなライバル会社の存在が見当たらない。
たしかに自前のRenderManはいい制作環境だと思うけれど、ピクサー映画が面白いのは、3D云々ではなく、単純に面白いストーリーや映画を作る能力に長けているからだ。テクノロジーは単に屋台骨であって、それが全面に出てくるようでは意味がないということだろう。

それにしても、なんたることか。冒頭のシークエンスですでにもう、顔がダダ濡れである。後日、公式サイトを見てみたら宮崎駿も似たようなことを書いていた。ていうか、たぶん見た人すべてが、のっけからガツンとやられるんじゃないかと思う。
夫婦や親子、大事な友達、あるいはペットなんかもそうかもだけど、愛する存在との死別は、本当につらいものだ。だがどんな人とも、別れは必然的にやってくる。この映画は、そんな別れの経験ある人、あるいはいずれ経験することになる人すべて(つまりほとんど全員だ)の胸に、強く響くメッセージを持っている。
テレビなどでもさんざん宣伝しているから知っている人も多いとは思うが、この映画は、亡き妻との約束を果たすために、家に風船をくくりつけて旅に出る老人の話である。さまざまな困難に直面し、さまざまな選択を強いられ、決断を迫られる。
できれば、誰か大切な存在の人と観に行き、映画の主題についてや、なぜ原題が「Up」なのかといったことについて語り合うと楽しいのではなかろうか。
ていうかコレ、子供や若造には相当わかりづらいテーマだと思う。目線が上すぎな気もするんだけど、きちんと子供ウケもよくなるよう構成されてるところがすごい。ジブリとかも上手いけど、ピクサーも相当だ。
おそらく私も、いずれ大切な人と死別する。両親はまだ健在だが年老いて入るのでいつ何があるかわからない。事故だってありえるし、来年は自分も本厄だしで、要するに人生一寸先は闇である。
実際にそうなったら、おそらくは悲しみの淵を漂い、思い出の品を前に酒を浴びるように飲み、涙を流して途方にくれるのだろう。が、すこし時間がたって落ち着いたら、この映画のことを思い出し、もう一度見たくなるのではないかと思う。
映画館によっては専用メガネをかけると3D映像として楽しめるようにもなっている。だけどこのメガネ、耳のあたりが痛くなるし、やや暗いフィルターを通すことになるので、前田センセイもおっしゃっているとおり効果の程は期待しないほうがいい。ただし、涙腺がゆるみきった私のような人間にとっては、その本来の用途ではないものの、非常に役立ったことを付け加えておく。

昔ながらの中央線の「匂い」が、いまだ濃く残る西荻窪。阿佐ヶ谷や高円寺も、いまやすっかりお行儀がよくなってしまったが、西荻はまだまだヤンチャだ。だからかもしれないが、駅に降り立つとホッとするもんね。
そんな西荻南口の路地裏で、家人の大学時代の友人がバングラデシュ人のご主人とカレー屋をやっている。「ミルチ」という店で、訪れるのは3度目。日本人の多くはバングラデシュがどこにあるか知らない、あるいはまるで興味がないので、看板は「インド料理」となっている。ありがちな話だ。
とはいえバングラはもともとインドだったわけだし、ベンガル料理ってことであまり気にしない。料理は、いわゆるインド料理ひととおりと、あと一品ものは「海より」のものが多いかな。小魚と野菜をスパイスで炒めたものとか、ベンガル風オムレツとかが美味い。日本の煮干しが効果的に使われてたりして、スリランカっぽさもある。
この店は野菜や豆料理がいい感じ。タマネギの天ぷらとか。あとまあ、いちおうイスラム国なので豚肉はないっぽいね。鶏と羊が主体。
店名は、ヒンドゥー語で唐辛子という意味らしいが、奥様の名前にもかかっている。昨夜は所用だったらしく会えなかったけれど、楽しいひとときをすごした。この路地には、こういった間口は狭いけれど度量の大きな、というか、いわゆる中央線な店が軒を連ねている。通りの奥に公衆便所があって、どの店もそこが指定のトイレ。しょんべん横町スタイルとでもいえばいいのか。
だいたいお開きかなーというタイミングで、ご主人がなにやら料理を作り出す。やたらといい匂いなので、それは何かと聞いてみたら、まかないだという。腹八分目はとうに過ぎていたが、食わせろと無理を言っていただく。

鶏肉をいろんなスパイスでグチャグチャにしたもの、とでも言えばいいのか。正式名称は忘れたけど、ホットで美味し。
入籍1周年の夜であった。