住んでる市のお役所から、「アンタももう40なんだから、タダで診療してやるさかい医者行っとけ」的な案内が相次いで届いた。
いまんところ、肝炎ウイルス検診と成人歯科健康診査ということらしい。なんというか、ありがたいやらゲッソリするやら。もう、そんな年齢になっちまったんだなー。
ところでこういうのって、どこの自治体でもあるのかしら。婦人科(乳がんとか子宮がんとか)は聞いたことあるけど、まさか自分がこんなのもらうとは思ってなかった。無料はうれしいけど、複雑な気分。
会議の合間に、資料を探すフリしてこのblogのWordPressをアップデート。2.5→2.6.1なので、そんなに目立った変更はナシ。ついでにFaviconを仕込んだり、iPhone用のプラグインを入れたり。
WordPressは本当によくできてる。本体のアップデートもそうだけど、プラグインなんかもクリックひとつで最適化してくれる。こういうUIって素晴らしいなあ。過去いろんなCMSを使ってきたけど、本体のバージョンアップがこんなに簡単にできたのは初めて。
ココでは単なるblogにしか使ってないけど、静的ページを作ったり、さらにはそれをまとめてブックにしたりと、使いようによっては何でもできちゃう。マジメに、部内の情報共有用に仕込むかなあ。ヘタなSNSだのサイボウズだのExchangeだのに手を出すよか、こーいうのを一個置いて、あとは運用しながら工夫するってのが正しいのかもしれない。
先日テレビをつけたままボーッと見ていたら、何やら生まれ故郷の地名をニュースのアナウンサーが読んでいる。何事ぞ!? と画面に目をやると、どうも天竜林業高校の校長がイケナイことをしたとかなんとか。
まあ、ニュース自体はさておき、ビックリしたのは、「浜松市の天竜林業高校で……」というフレーズだ。天竜林業というのは、じつは日本で唯一の林業高校。いまどきの日本で林業を学ぶというのは、まあ確かにあんまり需要なさそうだとは思うが、その昔、天竜川のおかげで伐採した木材をドンブラコと流して運搬できたので、自然と上流では林業が盛んだったんだよね。
市町村合併をあれこれ言うつもりはないけど、「そうかあ、天竜市も最早なくなって浜松市になってしまったんだよなあ」と改めて実感した出来事であった。
そういえば水窪っていう、けっこう夏になると激烈に気温が上がる地域があるんだけど、その水窪町も今では浜松市である。たぶん県民以外読めないんじゃないかと思うが、水窪と書いて「みさくぼ」っていうんですよ。どうでもいい?
今夏訪れた大深沢あたりも市町村合併で田沢湖町から仙北市となった。そのせいかどうかはわからないけど、これまで秋田県ないしは田沢湖町が管理していた登山道は刈り払いがされておらず、ちょっとしたヤブに悩まされたり。タクシーの運ちゃんも、合併して予算が回ってこなくなったとかなんとか、嘆いていたなあ。
ま、特に何かを批判するつもりもないけれど、確実に情緒は失われてるような気はする。古くからの住人にとっては、天竜や水窪も浜松市とか言われても、なんだか違和感しか残らない。それとは全然違う次元の話ではあるけれど、「南アルプス市」とか、本当にやめてもらいたかったなあ。
特に結論的なものはナシです!
ある種の技術系人間と業務上のコミュニケーションを取ると、ほんとうにうんざりすることがある。この手のタイプの人は概ね最初っからわかってるもので、予想通りの反応が返ってきて却って面白かったりするんだけどね。
どういうタイプかというと、まあひとくちで言えば杓子定規な人。機械的ともいう。まあ同情の余地はあるというか、とにかく「要件を満たす」ということをゴールに設定しているからか、融通が効かないし、気も利かない。
「AとBとCを満たしてますから、これで問題ないですよね?以上、業務終了」
うーん。キミはそれでいいのかもしれないけどねえ。AもBもCも、もうちょっとどうにかならない? クォリティーとしてさあ。
「AさんとB案件を擦り合わせるにはCの条件がクリアになっていないと話ができません。よって私はCの条件が完全にクリアにならないかぎりAさんとは一切話しができませんし、するつもりもありません」
とかとか、そーいう感じの物言いをなさる。
その反面、技術系でもそうじゃない人はいる。
「要件はAとBとCだったけど、たぶんアナタだったらDを加えた方が好みなんじゃないかと思ってこうしてみたけど、どう?」
「AとBとCは満たしてるんだけど、たぶんBが最も大事だろうから、CよりもBを重点的に仕上げといたよ」
こーいう人は、本当に仕事をしていてキモチがいい。もちろん、その思惑が外れたりすることもあるけれど、仕事を単なるモノや情報のやり取りではなく、より良いコミュニケーションを付加してくれているからだ。
中には進行途中で電話なり直接会いに来てくれたりして、ディスカッションを重ねてくれたりもする。会議室を取ったりするようなもんではなく、立ち話の延長くらいのノリで情報交換し、最終的な成果をよりよいものにしようとしてくれる。もちろん、こういった仕事の多くはよい結果につながる。
相手が、こちらの想像以上のものを仕上げてくれたときのうれしさといったら、もう本当に快感である。
会社の中に限らない。単にモノを売ったり、料理を売ったりするだけでも、キモチのいいやり取りとそうでないやり取りは世の中にあふれている。
「この人とはもう一回仕事をしたい」と思えるような人に、いっぱい出会えますように。自分もまた、相手にそう思ってもらわなければならないのだが。
今回の沢旅では、東北名物のトシベに相当やられた。トシベというのはアブのこと。秋田界隈では、お盆の期間中大発生するらしく、毎年覚悟の上でこの地を訪れるのだが、今回は予想以上に被害が大きかった。
露出している肌に、いつのまにかプ〜ンとやってきてパクッとされまくり。中には猛烈な毒性を持つものもいて、ものすごく腫れて痛いやら痒いやら。
過去何年かは、キンカンだのムヒEXだので誤摩化していたが、今年は思い立って医者に行った。お盆中で休診のところが多かったのだが、地元で唯一、暦通りに開いてる皮膚科があり、ラッキーである。
ずいぶんとお年を召した女医さんの皮膚科なのだが、患部を見せると「うわー、あなたこれどうしたの? ひどすぎるわねえアハハ」と、すっかりコーフン気味。興味津々に質問され、山でやられたこと、トシベと呼ばれる秋田地方のアブにやられたことなどを話すとフムフムとメモを取ってらしたり。
「あたしも趣味で登山するんだけど、お盆にはあのあたり行かないようにするわ〜」ということで、色々クスリを処方してもらう。基本はステロイドホルモン剤。透明シートの切り貼りするものと軟膏をたっぷりと。あとは痒み止めの錠剤。
10日から13日まで、東北の名渓・大深沢の関東沢で遊んできました。
これ以上ないくらいの晴天。そしてかわゆいイワナちゃんたち。特に、ヘタクソなテンカラに飛びついてきてくれた9寸の引きが心地よかった。とにかく、空がパーッと開けた気持ちのよい渓相で、終始笑顔が絶えず。
もちろん、焚き火に酒に、メシも堪能。課題はいくつか残ったけれど、いろんな意味で、過去20年ちかい沢生活の集大成といってもいい、最高の夏休みでした。
調子に乗って泳いだらカメラが水没……トホホ。
アホな写真ギャラリーはこちら。
微妙な待ち時間が発生>しかもメシまだ>じゃあ野球でも? なパターン再び。今夜は東京ドームで五輪代表壮行試合。1500円ポッキリ。
といっても、5回裏あたりでドーム入り。弁当ほおばりながら、修羅場な現場とメールをやり取りしつつ、「いいよね?」「いいだろ」とビールを流し込む。
試合内容というか、まあパ・リーグ選抜はもうちょっとこう、なんというか人選をキッチリやってほしかったけど、微妙な1.5軍系が想像通り接待野球をしてくれた。たぶん、岩隈-俊介-武田勝-加藤のリレーで完封しちゃうとさすがにマズいだろうからってことか。攻める方もお互い遠慮しつつ、みたいな感じだった。でも、ヘタなオールスター戦なんかより、よっぽど面白かったなあ。
なぜかスタンドはロッテの応援団がものすごく元気でした。試合がないから欲求不満なんだろうね。
その後、蒸し風呂とはまさにこのことかと思えるほどの夜を奔り、飲んだビールをすべて毛根から流し出しつつ現場に。予想通り、それからも時間がかかり、終電でなんとか帰宅。遊びに行く準備しなくちゃ!
ネガティブなことを書きます。
ルパンやエヴァ、必殺ぐらいならまだ看過できた。だが、七人の侍にブルーハーツとは、いったいパチンコ/パチスロ業界ってのは何なのだ!?
そんなに金になるのかと思うと同時に、何かが損なわれてる気がしてならない。
虫プロも苦しそうだが、黒澤プロも資金繰りが厳しくなり、黒澤作品のリメイク権で食いつないでいるという話があった。だが、ここまで来ると、もはや故人に対する冒涜なんじゃなかろうか。浦沢直樹がプルートゥやるのとはわけが違うし、織田裕二の三十郎だってパチンコ・七人の侍に比べれば、まだ許せる範囲だ(観には行かなかったけど)。
それとは別の次元で、最近どうかと思うことがある。テレビコマーシャルに、やたらとパチンコ台のCFが増えたことだ。
田舎に帰ってテレビを見ると、ちょっと遅めの時間になると途端にCMはパチンコorパチンコ屋の独壇場になる。このこと自体は、地方局の広告事情なんだろうなあとボンヤリ思うくらいだった。
だが在京キー局の、このところのパチンコ関連CMの増え方は尋常じゃない。もっと言えば、消費者金融(いまじゃほとんど都市銀の子会社になってやがるけど)もすごい。というかひどい。
放送業界はもう、相当の末期症状と言える。広告営業あるいは代理店業を生業としてる人であれば、何を今更とおっしゃるかもしれないが、そんな折に、これまたショッキングなニュースが耳に入ってきた。
この数字がすごい。抜粋するとこんな感じ。
フジテレビ 19.6%減
テレビ東京 69.6%減
日本テレビ 61.8%減
TBS 48.2%減
テレビ朝日 3.0%増
まあこれ見たら、何が起こってもおかしくないよなあ。地デジ移行なんて、無事にすむわけがない。なんて思ってたら今度はB-CAS問題がようやく浮上してきた。
「不要と言われれば退く覚悟はできている 」B-CAS社 代表取締役社長 浦崎宏氏
我が家がいまだにデジタルテレビを買わずにいるのは、このB-CAS問題があった。コピーワンスとか、最近は緩和されつつあるけど、この視聴者不在の業界天下り甘汁すすり構造は、本当に世界に恥ずべき日本起業社会の象徴ともいえる。
このあたりの問題がスッキリしたら、いつでも移行しようと思うのだが、そんな日が本当に来るのだろうか。ただ上記のニュースはある意味大きな前進とも言える。29inchブラウン管でもプログレッシブ対応だから、そんなに不都合は感じないんだけどね。
あーなんか連鎖的にいろんな問題がつながるなあ。結局のところ色んな業界が構造的に疲弊しきっちゃってて、無理があるにも程がある状態なんだろう。ABCも民事再生ですし。もろもろ、リセットできれば楽なんだけどねえ。
とか書いてたら熱が下がった。ラッキー♪
GoogleMapがついに日本でストリートビューを開始しましたな。なんというかもう、ため息しか出ない。この圧倒的な「情報力」の前にはひれ伏すしかありません。
真っ先に試したのは、上京して以来、住んだアパートやマンション。
中野区沼袋:細い路地裏にあったのでデータなし
練馬区関町:更地になってた(泣)
江戸川区西瑞江:いまも健在(となりのコンビニがつぶれてた)
杉並区本天沼:いまも健在
杉並区成田東:いまも健在
府中市栄町:いまも健在
夜中に酒をなめながら、いろんな場所を訪れては微笑んだり。大家のばあちゃん、まだ生きてるのかなあとか。
ところで、いったいどのようにしてデータを集めた(撮影した)のか興味あるんだけど、さがしてみたら発見。
http://d.hatena.ne.jp/dustytrombone/20080731/1217505115
いやー、すごいのひと言でやんす。
プロ野球がかつてストライキを決行し、1リーグ化だの、西武とダイエー(当時)とロッテが合併だの、今となっては考えられないようなことが実現する寸前だったというのは、2004年の秋のこと。ほんの最近の出来事です。
その前年、2chのプロ野球板にとある名スレが誕生した。「許銘傑のオレが豊田さん! 」である。これは元ネタ(週ベの連載)を知らないと何が何だか分からないんだけど、分かる人には堪えられない内容で、当時は36氏(作者)が降臨する水曜日が楽しみだったものだ。
まとめサイト http://lions.s27.xrea.com/hsu/
36氏ブログ http://oretoyo.seesaa.net/
終盤は、野球界そのものが相当ヤバい空気が蔓延してたこともあって、内容的にもまさに「豊田さん!」な感じだったのがまたおもしろい。ピッタリとハマってた。最終回は今読み直してもグッとくるなあ。
結局その翌年、プロ野球界がとんでもないことになったのは周知のとおり。のど元すぎればじゃないけど、連日、ノーテンキにオリンピック代表、なんとかジャパーン、とか騒いでいるのを見ると、不安になってくる。組織のトップが、中身を無視して「広告が集まらないから」みたいな理由で監督人事しちゃイカンのですよ。カレーにイオンに、挙げ句の果てにはカンフーパンダですか?まあ小銭は稼いどるようでけっこうだけれども、この人、本業で日本一(優勝)になったことなんて一度もないじゃない。誰とは言わんけど。
国の代表、その宝石とも言える選手たちを率いるのは、絶対的に勝てる監督。かつての川上さん、三原さん、最近では森さんのような、キチンと戦略を立てられる人が相応しいと、オレなんかは思うんですけどねえ。情にほだされたり、ヒイキの選手を重用したりじゃ、人気は取れるかもしれんが、正直予選を勝ち抜けるかどうかも不安ですよ。
まぁ、前フリが長過ぎましたが、要するに「許銘傑のオレが豊田さん!」スレが復活していて超ビックリ&うれしかったので記念パピコってことです。まあ、すぐ落ちちゃうかもしれないけど。
あーあと、やる王スレの破壊力がものすごいんだけど、どうにかならんかあれw 電車の中で笑いこらえるのが必死なんです。
某電話がらみの仕事で、ずーっと忙殺されていたんだけれど、なんとかメドがついた。と思ったら、今度は別の角度からの仕事が舞い込む。要するに、iPhone用コンテンツの配信ってことなんだけれども。
すでにAppStoreではコンテンツが流通している。音楽でアップルが流通そのものに風穴を空けたように、同じようなことが今後、いろんなところで起きるんだろうなあ。で、まさにその流れに身を任せてというか、まあ流されるしかない、このビッグウェーブに、って感じなんだけどw
iPhoneの恐ろしいところは、いろんなところでいろんな人がいろいろ書いてる。例えばインプレスで本田さんが書いてるあたりが、最も的を射ていると思われ。
iPhoneと一般的な携帯電話の関係が、何かに似ていると思っていたのだが、’80年代後半から’90年前半ぐらいまで議論のあった、ワープロ対パソコン(PC)の構図に似ているように思う。
ワープロ専用機がまだがんばってた頃は、PCはまだまだ黎明期だった。ただ単に文書を作るという意味においては、ワープロ専用機のほうがずうっと便利、っていう時代は確かにあった。なにしろ単語変換とか、表組の挿入とか、そういったところがPCはおおらかすぎたからね。でも当時、文章を量り売りしてた立場では、そうはいってもPCの時代は絶対に来るというのはオレだけじゃなくみんな思ってたことなんだよな。
まあ、現時点ではiPhoneは電話として見たらショボすぎる。だけどデータの同期という側面で見ると、もう最高に素晴らしい。メールはもちろんのこと、スケジュール、ふだん巡回しているBlogのRSS、はては2chのログまで(w、iPhoneだろうと会社のデスクトップだろうと自宅のノートだろうと、すべてがシンクロしているという美しさ。
特に、現代人のコミュニケーションを支えているであろうメール環境については、メールボックスの中身すべて(受信簿から送信簿からドラフトまで)、即座に反映されて同期される。
いまiPhoneを手にしているのは、いわゆるアーリーアダプターであって、一般の人にとっては「表参道にあんなに並んで、バッカじゃなかろかルンバ」な感じだと思うのだけど、いわゆるキャズム越えはそう遠くないと思われる。ハードウェアがプアーなゆえに起こる問題点については、早晩解決されるだろうしね。
足かけ15年くらい、この業界にいるけれども、古い流通だの再販制だの、そういった垣根の土台はとっくに腐っていて、イッキに倒れようとしている感覚がビンビンある。と同時に、いまの仕事については、ひとつのピリオドに達したんじゃないかという気持ちもある。
手塚治虫の『陽だまりの樹』じゃないけど、幕府は倒れて維新が来るのだ。
新生姜を買ってきて、酢漬けにした。いわゆるガリ。砂糖少なめに。こいつを、日本唯一(?)のラムを飲みながらつまむ。近所の伊勢丹に入ってる酒屋で試飲させてもらったんだけど、とってもいい感じの味わいなんだよね。
南大東島のさとうきび汁をしぼって作ったアグリコール。一般的なラムが、砂糖を精製する際にできる糖蜜を発酵させるものだそうで、このアグリコールというのは、純粋にさとうきびの絞った汁で作るんだって。
ちなみに現在、ラムアグリコールを製造しているのは、主にマルティニーク、レユニオンに代表されるフランス海外県、そして太平洋に浮かぶ、ここ南大東島(グレイスラム)。
んで、こっちは梅酒。ソーダ割にするとものすごく美味い。今年からウチでも漬けることにした。何年後かが楽しみだ。
勝手にBest App for iPhone 2008と決めつけているのが”Midomi”。
起動するとこーいう画面。カンのいい人は、どんなアプリかすぐわかるでしょうが。
んで、ジャイアン風にリサイタルを10秒くらいすると、「それってこの曲じゃね?」って感じで検索結果を出してくれる。
とりあえず、実際に歌ってみたのが一番上にあってよかった。2番目にBumpってのがなんとも……。そんなに似てるか!? なにげにHey Judeとか下の方にあるしなあ。
検索結果はもちろん試聴できます。「あーあれってなんていう曲だっけ?」みたいな局面って日常的にはそんなにないけれど、それでも相当に面白い。iPhoneに向かって唄ってもいいしハミングでも可。テレビやスピーカーに端末を向けても問題ない。
もともとこのテクノロジー(というか検索システム)は数年前から話だけはあって、雑誌をやってたころ追いかけたりもしてたんだけど、まさかこーいう形になるとはなあ、と感慨深い。しかも無料ってのもすごいね。
思いがけず新鮮な野菜が手に入った。トマトに茄子に、しそにピーマン。その他モロモロ。どれも新鮮だし、農薬なんかもほとんど使ってない。味も昔っぽい良質なものだ。
朝起きて、まずトマトソースを作る。にんにくをオリーブオイルで炒めて香りを移し、鷹の爪も投下。タマネギも、適当な分量投下。火が通ってきたらザク切りにしたトマトをドカドカ入れる。ローリエ入れて、塩とかこしょうその他で味付け。迷ったけど茄子も輪切りにしてぶちこんだ。
ブランチは、スパゲッティーニにこのトマトソースをかけたもの。バジルがあればなー。
正午過ぎ、ジムに行こうかとも思ったんだけど、せっかく天気もいいことなので、近所の公園を走ることにする。自転車で現地へ。なんかバーベキューとかやっとる。この暑いのにご苦労なことです。
こっちは、iPhoneポケットに忍ばせて、音楽聴きながら公園のジョギングコースをチンタラ走る。つい調子に乗って全力疾走したりしたら、膝にきた。やべーなあ。まあ、だましだましのスピードで。インターバル含めて2時間くらい。あー、あとね。蚊がすごかった。短パンだったんだが、足が悲惨なことに……。
たっぷり汗をかいたので帰宅。どうせだからとベランダ掃除を。デッキブラシに体重のせて、ゴシゴシやる。これも力入れてやると暑いね。たまにホースで水を浴びながら、久々に窓も洗う。
夕方になったのでスーパーに。豚ひき肉を200g買おうとしたら滑舌が悪かったのか400g包まれてしまった。まあいいか。
安物だけどものすごく美味そうな白ワインがあったので2本購入。あとクローネンブールの白も仕入れる。その他、今年の山に持って行こうと思ってる大東島のラムとか。
図らずも、ものすごく重い荷を抱えて汗だくで帰宅。ヤフー動画で野球を見つつ餃子の仕込み。頂いたしそは茎もついてて、とてもいい香り。それだけで幸せになる。コイツは迷いはしたが、しそ餃子にするのだ。予定外の肉を買ったこともあり、半分をしそ入り、もう半分をしそなしにすることに。
仕込みで肉やらキャベツやらを練り込む。ぐいぐいやってたら汗がしたたり落ちる。それもまたよし。餃子は包みが楽しいんだけど、今回は手抜き。特にヒダとか作らなくても問題ないっすよ。40個弱くらい包んで、休憩。風呂に。
湯船を張って肩までつかる。ここでも汗をかきまくるので、あがったら素っ裸でビール。で、おもむろに「焼き」に入るが、これまた暑い。ビール片手にフライパンを振り、一度に10個ずつ焼き上げる。
うむー。べらぼうに美味し。ノーマル餃子としそ餃子を交互に食べることで、しその風味をとことん楽しめるな。しそ餃子だけだったら、感動が薄かったかもしれない。結果オーライだ。
もちろんまた、食べながら大粒の汗。
夏は暑いが、楽しいこともいっぱいある。明日は徒歩3分の近所の野球場で西東京大会をまったり観戦するとしよう。
まあ、中身のことは分かっていたし、どんなことができてどんなことができないかも理解していたので、特に激しい感動もなくフツーに便利だよね、って感じで使っております。
1995年あたりでインターネットというものが身近になって以来、最初の大きな波が常時接続。その次はたぶん、このiPhoneじゃないですかね。サラリと言ってますが、要するにインターネットに常時接続している携帯端末のあるべき姿がようやく実現した、ということなんじゃないかと個人的に思っています。
「携帯端末」っていうところがミソで、これって単なるデバイスの一形態なんだよね。情報に支配されつつある現代において、さまざまなデータをさまざまな形態でいろんなところに保持しているのが現代人。机の上のパソコンだったり、ネット上に置いたデータだったり、そういったさまざまなものをひとつにまとめて、てのひらサイズにしたっていう。
で、最大のポイントは、(じつはMobileMeユーザーに限られるのかもしれないけど)データの同期を意識することがないっていうところ。
PalmだろうとBlackberryだろうとSymbianだろうと、そこがこれまでのスマートフォンには決定的に欠けていたところ。ケータイ+iPodという見方は、表層的でしかなくて、データハンドリングのインターフェースとして素晴らしいからこそ世界的に受け入れられているんだね。なーんちゃって。
iPodTouchの頃から思っていたけれど、とはいえiPod機能も秀逸で、歌詞表示なんかはアルバムジャケットごしでたいへん美しい。あとSMSなんかも、チャットっぽく管理されるのですごくよい。あーもうコレに一本化するかなあ。
誰がどう見ても、今日びのプロ野球はパ・リーグが断然おもしろいと思うのだが、そう感じるのは私だけかもしれない。とはいえ、この本は、あらゆる「やきゅう好き」な人に一読していただきたい。特に1970年代〜90年代なかばを見てきたオールドファンには堪えられない内容のはず。
高畠導宏という人の知名度は、おそらくものすごく低いに違いない。そもそも現役選手としては碌な成績を残していないからだ。だが卓越したセンスを野村に買われ、29歳のときに南海ホークスの打撃コーチに就任する。その後は野村や江夏といっしょに南海を追われる形でロッテに。さらには野村とも袂を分かってしまうが、ホントにもう、ものすごい選手たちを一人前にしていくのである。
誰でも知っているところでいうと落合やイチロー。教え子が多いロッテでは首位打者を取った高沢に西村、あとは福浦やサブローも薫陶を受けている。小久保もかな。関係ないけど、「あぶさん」にもよく登場していた。
まあそれだけだと、単なる名コーチだねってことで終わるんだけど、この人のすごいところは、50代なかばで一念発起して、高校教師の資格を取って甲子園を目指すところだ。こう書くとピンとくる人もいるかもしれないが、昨年NHKでドラマ化されていた「フルスイング」の原作本がコレである。元近鉄の吹石・奇跡のムスメであるところの吹石一恵も出演しておったな。
久しぶりに、すごくいい本を読んだ。野球は本当に面白い。