『ウォーリー』と『ティンカー・ベル』を観てきた

年末年始を挟んで、ディズニー映画を楽しんできました。もはや、どちらもディズニーっつうよりピクサー映画だなあ。

ウォーリー(WALL・E)は、ピクサーの真骨頂とも言える、ロボット人情モノ。ポニョ一色だった夏頃からTVスポットがガンガン流れてたのを見てもわかるとおり、相当の宣伝予算を使ってたよねえ。

量産型ロボット、ウォーリーはApple製品としては珍しく(笑)、耐久性が高い。なんと700年も動き続けるタフさは、バッテリーがヘタッてきた我がMacBook Airも見習ってもらいたいところだ。恋人(?)役のイブも、某WIredによるとジョナサン・アイブがデザインに関わったとか眉唾な感じの情報もあり、まあ、その手のネタが好きな人にとっては二重に楽しめる映画とも言える。

ロボットが主人公、さらには誰もいなくなった地球でのシーンが冒頭のほとんどを占めたりするのに、まったく退屈にならない。ロボットなのにロボットくさくない仕草や、シーンのつなぎ/構成の妙味か。監督のアンドリュー・スタントンは、ファインディング・ニモに続くメガホン(って言うのか?)。彼もすっかりピクサーのキーパーソンだねえ。

あえて個人的評価をつけるとすると、★3くらい。あくまでもピクサー作品としては、という但し書きが付きますがね。

いっぽうティンカー・ベルは、どちらかというと子供向けで、劇場内もほとんど家族連れで賑わってたわけですが、前田有一センセイが100点満点を付けたというからには観ずにはおれない。何十年も昔、浦安の某施設でピーターパンのナニしてたこともあったしな!

Tinkerっていう単語は、もともと職人とか、修理屋とかそういう意味なんだけど、なるほどこの妖精の生い立ち編とも言える本作で、そのへんも納得。妖精の国でいろんな道具を作ってたんだね。物語のほうは、確かに表面的には子供向け映画にありがちなんだけど、ライバルっぽいのがいて、挫折を味わうものの、仲間たちの友情と持ち前の●●●(適当に好きな言葉を入れてください)で乗り越え、大団円を迎える。

確かに、その過程に盛り込まれたメッセージは明快・ストレートで心に響く。特に大人にはね。前田センセイは「アメリカそのもの」とおっしゃっているが、個人的にはこれこそニッポンのサラリーマンの胸を熱くするんじゃないかなあ、とも思う。

4部作とか大風呂敷をひろげてるけど、果たしてどうなるか。尤も、つくりとしてはここで終わりと言われても納得はできるがね。でも、じつは皆が思ってるほどヒーロー的なキャラでは決してない、ピーターパンとの絡みは、ティンカー・ベル視点でこそ面白い話になるんではないかと期待してる。

DVDが出たら買おっと。字幕版でもう一度観てみたい。

新年パイパィパ〜イ

あけましておめでとうございます。正月は、実家に帰ってました。当然、おみやげはうなぎパイです。それも、地元でしか売ってないデラックス版。あ、最近だとひょっとしたら東京駅あたりで買えるかもしれないけど。

これね。真夜中のお菓子。単にブランデー混ざってるだけなんですが。

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会計のとき、何気なくレジ横を見ると、ヘンテコなCDが置いてある。「うなぎのじゅもん」……ま、まさかのうなぎパイ・ソング? しかも小椋佳!第一勧銀の浜松支店長なんかやってたもんだから、こーいうの、きっと断れなかったんだろう。

もちろん、ノリで購入。車で来ていたので、カーステレオで試聴。そして絶句。

↓こんな唄です。おいおい。ていうか、女の子かわいいじゃねーか。

↓ニコ動のアカウント持ってる人は、こっちもどぞ。想像通りのコメントが多くて笑える。

公式サイトはココなんだけど、2005年にリリースされたらしいね。いやー、知らなかった。帰宅して母親にきいてみた。

「あ〜、あのパイパイの歌ね」

恐るべしうなぎパイ。いやさ、小椋佳。頭の中がパイパイでいっぱいだぜ!

そういえば、「夜のお菓子」というキャッチフレーズについての公式見解が昔と変わってる気がする。

「夜のお菓子」というキャッチ・フレーズは、春華堂2代目社長山崎幸一氏が「一家団欒のひとときをうなぎパイで過ごしてほしい」という願いを込めてネーミングしたものです。このキャッチ・コピーをつけた当時の浜松は高度成長時で夜の繁華街が賑わっていた時代。このキャッチ・フレーズに目をつけたお客様が精力増強と結びつけてあらぬ解釈をした人も多かったとのこと。

以前は、ガーリックが夜の調味料だからとか、相当なこじつけじゃなかったっけ? まあいいけど。

ネギ餃子

個人的なメモも兼ねてポスト。

【材料】
餃子の皮40枚
豚挽肉200g
長ネギ2本(青いとこも使う)
キャベツ(葉っぱ2枚くらい)
【調味料】
生姜汁
日本酒
オイスターソース
ごま油
塩・こしょう
鶏がらスープの素

材料はこれで餡が2〜3個ぶん余ったくらいなので、ほぼジャスト。

味のほうは、具のほとんどがネギだったわりにはイケる感じ。ただ、もっと餡をジューシーにすべきだった。キャベツより白菜がよかったのかもなぁ。

ってことで検索君。研究してみようっと。

教えて! goo 〜ジューシーな餃子の作り方

ネギ鍋〜その2

いわゆる、豚バラ白菜鍋の長ネギ版をやってみた。

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長ネギを4〜5cm幅くらいで揃えて切り、鍋に敷き詰める。この写真で2本かな。その周囲を豚バラ肉でくるんで、日本酒をダバダバッと。だし汁も適当に入れて火にかける。それだけ。火かげんは最初中火で、その後弱火。しばし待つ。以上。

普通に美味い。最後に残った汁が信じられないくらい甘い。ちょっと水を足して雑炊にした。

茶筒

自分の結婚式の引出物は茶筒にしたんだけど、じつは自分が欲しかったからに他ならない。特に、京都開花堂の茶筒は、普通の感覚だったら絶対買わない。だって、たかが茶筒に1万円である。よっぽどのことがない限り、自宅用に買ったりはしないよな〜。というわけで、親戚に配るついでに自宅用を銅と真鍮のを1コずつ確保したのです。

単に金属モノの経年変化が好きなんだよね。このへんは、男の子ならわかっていただけるんじゃなかろうか。

週末に、大学の同期がお祝いの飲み会を開いてくれたのだが、そこでプレゼントをいただけるってことに。ありがたい。が、生活に必要なものってある程度揃ってるし、予算的にもちょうどよかったので、ここでも茶筒、最もシンプルなブリキをリクエスト。

これで全色コンプリート。じつは職場の人にも(何にも言ってないのに!)銅製のものを頂いており、なんと4つになった。まあ、豆やら海苔やら色々入れたいものはあるので、本当にうれしい限り。末永く、大事に使わせて頂きます。

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みの家の桜鍋、美味し!

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ネギ鍋

カミさんの実家から、ぶっとい長ネギが大量に届く。

風邪気味だというので、だったらネギ鍋だな!と卓上コンロを取り出した。ふつうにダシを取り、長ネギを、5cm幅くらいにザクザク切り、ドバドバと投入。もうしわけ程度に、豚バラ肉薄切りを100gほど。

ネギは、青いところから火が通る。じっくり煮込んで、トロットロになったのを、jitai君謹製の七味をふりかけて喰らう。

七味の辛さ、ネギの甘さ、ポン酢のまろやかさ。ムチャクチャ美味し。

あ、ポン酢は、酢が入ってない(しょうゆとダシと柑橘のみ)ものを用意。この「ちゃんぽんず」というのがネーミングも内容も適当すぎで俺好み。そのままゴクゴク飲めるくらいなのよ。

2人で3本食べたら、それだけで腹一杯になった。

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忙中閑

書きかけのエントリーばかりが溜まっていくなか、サクッとひとつだけ。

漫画家・すがやみつる氏のblogで掲載されていた『仮面ライダー青春譜』を読了。通勤時のiPhoneで読んでたんだけど、イヤー、圧倒的な質量でした。内容も面白い。マンガが熱かった時代の現場ってこうだったのか〜。ゲイツやジョブズの話が昔のコロコロに載ってたってのも、すごいよね。

かたや、もう話題としては古くなってしまったけれど、ちょっと前に同じく漫画家・松永豊和氏のサイトが香ばしく燃えていた。普通の人は知らないと思うんだけど、昔、ヤンサンで『バクネヤング』っていう過激な作品を連載してた。個人的な評価は決して低くなかったけれど、まったく同じタイミングで、新井英樹という超天才がいたことが不運だったのかもしれない。

まあ、その松永氏の『邪宗まんが道』、これも(脚色は多めなんだろうけど)ひとつのリアルな現場の話ということで興味深い。

ファンとしては、作品もそうだけど、実際にどのように作品が創作されるのかというのは気になるところ。どっちもサクッと読める手合いではないが、時間があるときにどうぞ。

吉森みきお先生のサイトは復活しないのかなー。

電子ブックの未来は「そこ」に?

前回、こんなエントリを書きましたが、著作権問題についてはものすごい動きがありました。

Googleのリリース:いろいろうるさいから著作権管理の会社作ったるわ(意訳)

要点はココ。

Google is also funding the establishment of a Book Rights Registry, managed by authors and publishers, that will work to locate and represent copyright holders. (中略)Since the Book Rights Registry will also be responsible for distributing the money Google collects to authors and publishers, there will be a strong incentive for rightsholders to come forward and claim their works.

Googleが、出版社や著者の代わりに、著作権を管理しますよ、と(あくまで管理なので、放棄ではない)。それによって、その著作物が使われた内容に応じて、出版社や著者にはお金がチャリンチャリンと入る。日本でいうところのJASRACの書籍版みたいなもんか。

池田信夫さんのblogでも語られていましたが、これ、Windows7のβとか吹っ飛ぶ話題だと思うんだけどなあ。言ってみれば、Googleに著作権管理を委託されたプロダクトに関しては、「金さえ払えば」きちんと二次利用できるということであり、電子ブック用コンテンツを作るようなベンチャーなんかが生まれてもおかしくない(あるいはGoogle自体がそういったことを始める可能性も高いが)。

仕事が忙しくて、ネタがあるのに更新できてなかったけれど、この件はさすがに別格かなあ。やっぱり、Google様が世の中のあらゆるリソースを牛耳ってしまうのでしょうかね。

『容疑者Xの献身』を観てきた

福山雅治のことを好きな男ってけっこう多いと思うんだよね。ルックスは最上なのに下ネタが得意なところとか。下ネタって意外と扱いが難しいんだけど、放送禁止ギリギリのところをサラリと流す。あの顔で。

キミのアソコを湖に例えると? とか素人に聞いたりすんなよ。なんて答えりゃいいんだ。阿寒湖とかピュアっぽいけど、浜名湖とかだと塩けが多くてヒリヒリすんぞ。おまけに自称オナニー公爵ってアンタ、最高だよ。

さて『容疑者χの献身』です。これ原作は何度読んだかわからんくらい読んだし(自慢じゃないが初版で買った)、勢いあまって、当時入院してた母親に送って読ませたりもしてる。その後ミステリー関係の賞を総ナメして直木賞まで取ってしまうわけだが、それも納得。東野作品としては一般の認知的には『秘密』かコレかってところじゃないですかね。

ミステリー作品としての構成批判もあったようだけど、この作品で使われてるトリックは、個人的にはオリエント急行とか、そのくらいのインパクトがあった。その行動を支えていたのが「愛」であるという点も、この作者らしいところだと思う。

で、福山くん。キミはもちろん原作読んだよね? その上でこの映画に主演してるわけだけど、実際のところどうなのよ。満足してるわけないよね。フジテレビとか東宝とか、偉い人たちはなんて言ってるか知らんけど、これからは映画やらドラマやらの企画そのものに、もっと口を出した方がいいよ。監督も、(決して自分でやろうとしちゃいけないけど)主演するなら自分で選ばせてもらいなよ。

まあ、それはともかく。

なにがひどいって、やっぱキャスティングかな。ほんの一部だけど、その一部が決定的にひどいのだ。いや、堤真一本人に罪はない。だけどカッコよすぎるだろ。演技で一生懸命キモ数学オタっぽくしてたけど、原作をどう読んだら堤真一をキャスティングできるんだか。いまからでも遅くはないから、カンニング竹山で撮影しなおしてくれんか。ヤツなら絶対ハマる。

松雪泰子も弁当屋にしちゃ眉毛細すぎだけど、元ホステスってことで許せる範囲。くどいようだが堤真一が石神とか、選んだヤツどんなチャレンジャーだよ。松雪&ダンカンなんかより、圧倒的に松雪&堤真一のほうがお似合いカップルじゃねーかっ!

おかげで鑑賞前から「堤真一があのラストシーンをどのように演じるか」だけが個人的注目ポイントだったわけだけど、辛うじて及第点レベル。ある意味、堤真一のうまさ。だけど、あのエンドロールまでの展開はないわー。泣かせどころで敢えて泣かさないとか、流行ってるのか? 福山くんが吐くべき、あのセリフもカットされてるし。

原作の存在が大きい場合、忠実に作るか映画ならではの演出を仕掛けるかは迷うところだけど、いずれにしても「原作に対するリスペクト」は絶対的に必要な要素だと思う。この映画の製作陣は、その精神を忘れてしまっていたとしか思えない。

わかってて見に行ったドMな私としては、予想通りすぎだったが、なじみの深い浜町とか新大橋界隈の映像が多かったのと、長塚圭史ふんするあわれな被害者の出身地が自分の故郷だったのがツボだった。以上。

てぬきめし

スーパーで買った富士宮やきそばをキャベツたっぷりで作り、横手風に目玉焼きを乗っけて、ついでに餃子も。

ひと皿でいろんな美味しさ。ビールも進みます。

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が。

この富士宮やきそば、一応「富士宮やきそば学会公認」だっつーんで買ってみたんだけど、てんでなっとらん。そもそも肉かすが揚げ玉みたいだし、麺のモチモチ感はないし、だし粉も少ない。まあ仕方がないかと思いつつも、こんなのを売ってたらかえって誤解されると思うんでやめてほしい。

まあ、盛岡冷麺にしても、ご当地モノ再現企画はろくなもんがないからなあ。やっぱり地元で売っているものを取り寄せるしかないか。ていうか、食いに行きたいんだがなー。

『パコと魔法の絵本』を観てきた

アヤカ・ウィルソンのカワユサについ釣られて。

じつは『下妻物語』も『嫌われ松子の一生』も未見なんですよ。この監督の映画って、いつもこういうテイストなんでしょうかね。ギャグのセンスとか、脈絡なく散りばめられたアニメネタとかパロディーとか、合わない人はとことんダメだろうなあ。実際、年齢制限ありそう。R45くらいかなー。たまたま客席にお年寄りがいたからなんだけど、このおじいちゃん、楽しんでるかなと、ちょっと気になったんです。

土屋アンナはなるほど、こういう役をやらせたら右に出るものはない。役所広司もまあ、さすがといえばさすが。妻夫木聡とか、小池栄子とか、テーマ曲を歌うだけじゃなくてなぜか度々出てくる木村カエラとか、登場人物はおしなべてハイテンションなんだけど、テンションが高いにもほどがあるというかw

ドタバナな感じや派手な色彩、セリフや立ち回りにしても、そのまんま映画にしたらストレートなお涙モノになってしまうからってんで、こーいうパッケージにしたのでしょうねえ。おかげで、ベタなセリフもすんなり入ってくる。

あと、ドタバタすぎるおかげで、無茶なCGの使い方をしても全く違和感がない。それどころか、実写とCGの行き来が絶妙に仕上がってて、後半、登場人物たちが絵本『ガマ王子対ザリガニ魔人』の内容を演じるあたりは実によくできてる。

ま、このテンションに付き合えるかどうかが評価の分かれ目かなあ。おもしろい映画だとは思う。まあその、いろんな意味でねw

なおアヤカたんですが、普通にカワユイです。カナダ人とのハーフで11歳。3歳からモデルとして活動、ですか。さすがにダコタ・ファニング級ではありませんが、「ゲロゲーロ」とか絵本を朗読するあたりは無垢な感じ。子役にありがちな「いまが人生最大のピーク」にならないよう、がんばってほしいものです。

王さんのナマラスト

関東遠征最後とあっては行かねばなるまいと、重い腰を上げて幕張に。武蔵野線一本で行けるんだが、相当な遠回りなので1時間半くらいかかるんだよなw でも道中爆睡できるので、いつもコレ使ってます。

この日のスタンドは試合開始前ですでに超満員。マリーンズもCS出場がかかってたのと、やはりオレみたいな客が相当いたのではなかろうか。

さて試合は例によって点を取れる気配のないホークスが淡々とアウトを量産。いつも泣きそうな顔をしている和田くんもさすがにこらえきれず、里崎にタイムリーを浴び、いつの間にかの0-4というスコア。6年連続二桁勝利はたいへん厳しくなったけれど、まあいつかは途切れるものなので諦めましょう。

最後に王さん得意の神代打(田上の代打ツーラン、しかも初球)を見ることができたので満足。また、いろいろと不運なことがあった清水直が勝ったのでよかった。試合終了後、王さんはヒロインに気配りしたのか、レフトスタンドまでは行かず、ベンチ前で手を振って球場全体におじぎして、静かにダッグアウトに消えていった。

いや本当におつかれさまでした。

9回表のこと。先頭の森本が長打を放ち、ノーアウト二塁。ここで小斉、松中と続くところで王さんは二人を呼んで何やら話をしていた。2点差だったから、もう思い切って大きいの狙え的な、「サインはホームラン」っぽい感じだったと思う。

で、小斉は力んだのか平凡な外野フライ。松中は、フェンスまであと少しという特大popを打ち上げたんだけど、トボトボとベンチに戻ってきた松中に対して、なんと王さん、打撃指導を!

ほんの10秒とか20秒とかいう長さだったけど、身振り手振りで「思い切って叩き付けないからこすっちゃうんだよ」みたいな(妄想ですよもちろん)。まあ、神妙に聞いてる松中も不憫だが、こんな状況でもそういうコミュニケーションするかあ、と、感心した。おもしろい人だなあ、やっぱり。

あと、これは書こうかどうか迷ったのだけど、まあ書いとこう。

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電子ブックの未来はどこに〜その2

前回の続き、書こうとは思ってたんです。第二回はサービス、第三回は端末の話を適当にゴニョゴニョして、お茶を濁そうと思ってたんですよ。

だけど、サービスだけ切り離して考えることは難しいなーって感じで頓挫してました。なので殴り書きっぽく、問題点的なことだけ羅列しつつグダグダします。

ちょっとその前に書いておきますが、AdobeはAdobe Digital Editionsっていう、電子ブックのデータ流通までをも見越したソフトを作っていて、まさに書籍版iTunesという出来映え。PDFとepub(たしか)っていう形式に対応。ちなみに、PDFリーダーとしても優秀(高速)なので、AdobeReaderよかこっちのほうがいいかもしれない。



無料サンプルでアリスとかシャーロック・ホームズとかあるので、けっこう楽しめます。あと、なんとこのソフト、図書館から借りる(borrow)っていうモードも備えております。返却期限(というかファイルを開ける期限?)もあったりするらしく、じつによくできてる。

でも、Adobeはソフトは作ってくれたけれど、その先についてはあんまり力を入れてない。それについては色々あるかとは思うんだけど、要するに「金にならない」ということなんだろうと思う。音楽におけるiTunesStoreは、楽曲販売によって得る利益は重視されていないという。それよか、1台でも多くのiPodを売るほうがAppleにとってはオイシイわけだ。

価格設定の問題はあるにせよ、Adobeとしては端末を開発するわけでもないから、そこまで深入り(したくても)できないっていうのが実状なのかもしれない。単なる妄想だけど。

認証システムとかもちゃんとしようとしてるし、本腰入れてやればいいのになあ、と個人的には思う。あ、ちなみにAdobe Digital Editionsに対応した端末は、いまんとこソニー製品のみ(かな?)。なので、こんどの発表では、Adobeも絡んでくるんじゃないかな。んで、NY公共図書館の蔵書の、例えばほとんどがAdobe Digital Editionsで借りて読めるぞ、みたいな。んで、持ち出すのはソニー端末でどうぞ、と。

前フリのつもりが思いっきり長くなりましたが、

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ありがとう王さん

ついうっかり、根本さんに騙されて連れてこられたんだよね。でも万年Bクラスのチームの監督になってくれたばかりか、14年もいてくれてありがとう。何度も優勝にまで導いてくれてありがとう。

日本シリーズのたびに「パ・リーグの意地を」と頑張ってくれてありがとう。特に2003年はシビレました。パ・リーグのレベルは低いと言ってた解説者どもを見事に黙らせてくれましたね。ホークスでの2度の日本一はどちらも同じ敵将だったというのも因縁でしょうか。本当に対照的な引き際ですね。

WBCシャンパンファイトでの掛け声、「諸君は最高だ。今日は思いっきりやろうぜ!」は最高でした。あのときの福留をはじめとして、神の領域ともいえる代打策を何度も見せてくれてありがとう。その何分の一かが継投策に活かされればと思うと残念でなりませんが。

池の鯉に指を吸わせて「フェラチオみたいだね」なんて言ったり、家の中でフルチンで歩いて娘に変態扱いされるとか、面白いエピソードをたくさんありがとう。想像を絶する巨根だそうで、娘さんたちには相当なトラウマになったみたいですね。

江川の空白の一日で読売側の人間として唯一マトモなことを言ってくれてありがとう。眉間のしわ、ピッチャー鹿取をありがとう。

1977年9月、756号。小学四年生だった私も、リアルタイムで体験できました。毎晩テレビにかじりついてたのに、中継前に打っちゃうなんてひどいよ。でもありがとう王さん。50年間おつかれさまでした。

まだ死んじゃったわけじゃないので、強い気持ちで切り替えて静養していただいて、ぜひまた元気な姿を見せてください。

電子ブックの未来はどこに〜その1

またしてもソニーネタですみません。10月2日に、ソニーが新しい電子ブックリーダーを出すようです。

著作権が絡むと遅々として進まなくなる日本を尻目に、米国ではこの市場はけっこう注目されてる。現時点での図式としては、アマゾンとソニーの2強なのかな。アマゾンはご存じKindleで、面白い試みではあるんだけどいまひとつパッとしない印象。デザインがナニだからでしょうか?

ことこの分野に関しては、自分の仕事も関係してるので、言いたいこと/言えないことがたくさんあるんだけど、自分用のメモも兼ねて。長文です。

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『おくりびと』を観てきた



いい映画です。で、これがモントリオール世界映画祭でグランプリを取ったり、米アカデミー外国語映画賞の日本代表作品として選出されるなど、内外で高い評価を得ているのは、とてもいいことだと思う。

派手なシーンや大きな仕掛けがあるわけではないけれど、このような極めて日本的な題材を扱ったものが、外国人にウケているということ自体が、なんだか不思議な気もする。かように人に勧めたくなる映画は珍しい。できれば多くの日本人に観てもらいたいと素直に思う。

日本人には、死に対する潜在的な穢れの意識があるし、差別に通じることもある。もちろんこの映画でも、そのあたりは触れざるを得ないわけだけど、扱いがうまい。主人公の妻や幼なじみの反応なんかは、非常に平均的な日本人像だと思うし。たぶん、このくらいの意識がちょうどいいんだと思う。突っ込みすぎると、それはそれで映画としては成立しにくいものになるからね。

納棺師という職業自体、一般人にとってはピンとこない。ただ、毎日のように、どこかでだれかが死んでいるのも確か。ひとりの人間にとっての身近な死というのはそんなに多くはないかもしれないけれど、だからこそ、いざそのときになり、誰かの死に直面すると意識は一変する。この映画は、そういった日常モードと当事者モードの描き分けが、とっても上手い。

どう生きたかに関わらず、死びとは等しく尊厳を有する。古来言われるように、死んだヤツの悪口を言うひとはいない。繰り返すが、この映画が海外で評価されているというのは、日本人の死生観が受け入れられているということであり、本当にウレシイことだと思う。カミカゼ・ハラキリだけじゃないんですよ。

テーマがテーマだけに、適度なユーモアも重要な要素。冒頭から笑わせてくれて、とにかく全体のバランスがいい。モックンや山崎努はもちろんのこと、個人的には笹野高史がよかった。ついでに言うと、ヒロスエのヘソもよかったですよ。

さらば、ひげちょう!〜鬍鬚張魯肉飯閉店

ひげちょう渋谷店が今月15日をもって閉店してしまうそうだ。移転なんかではなく、完全な閉店。うーん、残念。最後に食べておかねば、と訪問。

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ひげちょう

初めて「台湾メシ美味し!」と感じさせてくれたのは、間違いなくココの魯肉飯(るうろうはん)だ。いやあハマりましたねえ。会社の連中とかを誘ってよく行ったもんです。あと、近所の某ウイルス屋さんの方々とも。実際に台湾に行ったときも、ここの味がひとつのモノサシになったなあ。

よく言われることだけど、どっちかというと香港より台湾のほうが日本人の舌に合う気がする。広東vs福建というか。日本統治の時代が影響してるのかしら。両方好きだけど。

ひげちょうは、六本木ヒルズに出店してはすぐ撤退したり、ここんとこ怪しいとは思ってたんだけど、不動産契約的な問題なのか収益的な問題なのかは、店員も言葉を濁して教えてはくれなかった。春に店内改装したばっかなのに。神戸とか石川のほうの支店は大丈夫みたいだが、いつか都内でも復活してくれることを祈りたい。できれば新宿あたりで。

沖縄のこーれーぐすみたいな、辛い調味料をたっぷりかけて最後の魯肉飯を喰らう。嗚呼!うまー!

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AppleのGeniusにガクブル

iPod nanoのカラバリとか、そんなもんどうでもいいんだけど、今日iPhone 2.1がリリースされたので、さっそくiPhoneでGenius機能というものを試してみた。

Geniusとか、よく言うよね、自分で。「オレってイケメン」に近いものを感じるんだが、Appleってネーミングについては、たまにスベるんだよなあ。

さて、ともあれ適当にビリー・ジョエルの”Summer, Highland Falls”なんぞを選択してGeniusボタンを押してみた。で、一瞬で生成されたプレイリストがコレ。いやはや、すごいわ。ちゃんと、それっぽい曲がズラリ。テンポがいっしょとか、そーいうんでもない。同世代の人なら分かってもらえるかな?

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多摩川クラシコ!

出身地と現住所の関係で、Jリーグではジュビロ磐田およびFC東京を応援しています。どっちもパッとしないチームになっちゃったなあ。 特にジュビロは、過去の栄光を知る者としては……いや、まあいいや。

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ってことで、昨年から「多摩川クラシコ」などと銘打って催されてるFC東京と川崎フロンターレの試合。20日に等々力だそうでございます。京王沿線にもポスターが張られてた。なぜか、タッツミーw

この両チーム、同じシーズンにJ1昇格したのと、もちろん、その名のとおり多摩川を挟んだ立地だから、その因縁でってことやね。エスパルスとジュビロなんかも、地元じゃ静岡ダービーなんて言わずに、「大井川決戦」なんて言ったりしますからね。昔っから川の向こうとこっち、みたいな感覚のほうがしっくりくるのかもしれない。

なぜにジャイキリ?などと言わず、盛り上がるんだったら、なんでもやってみるのはいいこと。長く続けることに意味がある。さすがに等々力は厳しそうだけど、味スタでやるときには、行きたいなあ!

↓フロンターレのページにあったバナー

Life-Xのクローズドβ

ソニーがちょっと面白そうなことを始めてるので、クローズドβに応募してみたよ。

●Life-X



Google系は勿論、Flickrや一般のブログなんかの、あちこちに散らばったものをまとめて、入り口を作れるよってなイメージか。ライフログってことらしいです。動画はeyeVioとYouTubeに対応。技術的な困難さはないだろうから、政治的なハードルをクリアすればニコ動もいけるはず。あとTwitterも対応してるね。ドリキンさんとか、絡んでるのかしら(笑)。とにかく積極的に他社の良質なモノを取り入れようというところが、「いいじゃん」と思った。

見渡してみると、意外とweb上にはOpenなサービスってまだ少ないんだなあ。Flickrなんかは外部サービスからのアクセスに関してはwelcomeな感じで、そこがまたいいんだけど。mixiとかはさすがになあ。それやっちゃったらSNSの定義がおかしくなるからなあ。でもブロックごとに非公開あるいは認証を必要とするような感じなら、いけるのかな。いやでも彼らの商売的にそれはやんねーか……etc,etc

さて、問題はアウトプット。PCやケータイは当然として、テレビはやっぱブラビア。あとPS関係ですか。このへんはスタート時だから仕方がないとして、もっと広がるといいんだけどねえ。ソニーとして、どこまで拡げられるか。例えばiPhoneとかDSにまで及ぶとしたら、本当に面白いことになりそうな気がする。いやさすがにないかw

個々のリソースについては、いまんとこ自社保有はeyeVioとSo-netのblogくらい? つまり、ヨソが真似する可能性は高いよね。誰とは言わんけど、マネシタ電器とか呼ばれてるカイシャがあるでしょう?あ、いまは名前変わったんだっけね。

たぶん、簡単に真似できないような、明らかなアドバンテージがあるのかもだけど、「カッチョいいテンプレートがいっぱいあるヨ!」で終わりってことはないと期待。あと、果たしてどの程度の市場を狙ったものなのかも気になる。単なる自社製品囲い込みってレベルじゃない雰囲気はあるが、いずれに容量に応じて課金とか始めるのかな? まあ運良くβに当たったらいろいろ試してみようと思います。こーいうの、当たったためしがねえけどw

そういえば前後して、サー・ハワード・ストリンガーの鼻息の荒さが感じられる記事を読んだ。そこで「へぇ」と思ったのがこのくだり。

Stringer氏は、「ソフトウェア開発に関して揶揄されてきた企業」であるという経験から、PLAYSTATION 3およびPlayStation Portable(PSP)の顧客向けデジタルメディア配信サービスであるPLAYSTATION Networkを「あまり話題にならないようにスタートさせた」ということを認めている。同氏は、この選択が「大きな成功」をもたらしたと述べている。

Life-Xとは直接関係ない発言だろうけど、日本限定みたいなちっこいところで終わらないように期待してます。いまんとこlife-x.comは他社が抑えてるみたいだけど 😛

【追記】
何気なくlife-x.co.jpを叩いてみたら、吹いたわ。

餃子LOVE

体調がよくなかったので、餃子を作ったよ。

皮 24枚
豚挽肉 150g
キャベツ 1/4玉の2/3
ニラ 半束(6本くらい)
にんにく 一片
生姜 親指2本分くらい

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野菜たっぷり。ちょっと生姜多めに。半分は冷蔵庫行き。餡は、8個分くらい余ったかな。その餡も冷凍。後日スープにでもしようっと。

iPhone3G 故障>修理>交換

仕事の合間を縫って、表参道のSoftbankショップに行ってきた。

AppleStoreにするかどうか迷ったんだけどね。なんとなく事前の情報収集によると、実機がイカれたかSIMがイカれたかのどっちかだと思ったので、もし原因がSIMだった場合、AppleStoreだとすぐ対応できないだろうと思ったからだ。表参道店にしたのは、Softbank直営だから在庫もふんだんにあるはずとの目論み(他に六本木、銀座などにも直営店がある)。

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症状をおさらい。

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パラリンピックが面白すぎる件

さっそく日本人選手もメダルを取ってるようです。柔道の藤本選手は惜しくも4連覇ならず。っていうか、3連覇してたことなんて知らなかったわけですが……。

NHKのスタジオに呼ばれてインタビューを受けてましたが、帯を譲り受けたという先輩からの伝言を聞いた途端、スイッチが入ったかのように号泣してたのが印象的でした。平常心を保ってたのが、イッキに壊れちゃったんだなあ。まさに漢泣き。スタジオもオロオロしてたのが伝わってきたけれど、いい涙だと思います。

ゲストの山下さんも触れてたけど、パラリンピックって国ごとの温度差が非常に激しいんだね。日本の場合は、ほとんどが普段の競技活動においてロクな支援がない。ただでさえ健常者に比べてさまざまなハンディキャップを負っているというのに、自腹で遠征や大会に出たり、あるいは仕事が休めなくて出られなかったりするそうだ。また驚くことに、オリンピックへの参加自体も、何割かは自腹を切ってるらしい。ホントかよ。

このへん見て愕然。

番組内では、井上康生が、柔道のパラリンピックチームの練習を偶然見て、そのあまりの道着のボロボロさに、自分のお金で柔道着やなんかをプレゼントしたいと山下さんに相談に行ったっていうエピソードがよかった。そういうのがきっかけで連盟が動いて、柔道に関しては道具の支給や健常者との合同合宿など、すこしずつ良くなってきてるらしい。

ただ単に駅にリフト付ければいいってもんじゃなくて、やっぱりきちんと想像力働かせて、国も社会も考えねばならない問題なんだろうなあ。

ゴールボール初戦はアメリカに0-2で敗戦。今日は現地21時からスウェーデンと。今日も22時までには帰宅せねば。
http://results.beijing2008.cn/WRMP/ENG/Schedule/index.shtml

がんばれ浦田理恵ちゃん

オリンピックが終わったばかりの北京だが、今日6日からはパラリンピックが始まる。じつは今年のパラリンピックには、ちょっと注目しているのだ。なんでかというと、浦田理恵ちゃんがゴールボールの日本代表として出場するからである。

本当に偶然にも、その番組を見ることができた。九州朝日放送(KBC)のドォーモ内のコーナー、「見えない生活」である。なんかの賞を取ったということもあるのだろうが、以前、東京の深夜帯で続けて放映されたのだ。

……ちょっと、というか相当感動した。

いまではYouTubeに辛うじて一部の動画が上がっているだけだが(ニコ動のなんかは削除されたみたい)、できれば自分のところのサイトで丸ごと見られるようにしてもらいたいものである>KBC

理恵ちゃんの病名は、網膜色素変性症といい、現代医学を持ってしても治療は不可能とされている。徐々に視力が下がり、視野が失われ、やがて失明するという、自分がそんなのにかかったら自殺しちゃうんじゃないかと思うくらい、つらい病気だ。彼女の場合、20歳くらいから徐々に見えなくなったそうで、いまでは健常者の5%くらいの視野だそうだ。5%といっても、ぼんやりとしか見えず、コントラストの強いものしか識別できない。そんな世界の中にいる。

ところが理恵ちゃんは、番組内で底なしの明るさを見せ、とてつもなく前向きに生きる様を見せてくれる。普通に道を歩き、スーパーで買い物をして、自宅(なんと一人暮らしだよオイ!)では自炊もしている。お化粧もする。ついでに言うと、とてもカワイイ。

●「見えない生活」特設サイト

しみじみ思う。強いオンナは、いいオンナだ。

なお昨夜、ゴールボール日本代表のエース格選手に焦点を当てた番組がNHKで放送されており、その中でも理恵ちゃんの元気な姿が映っていた。このエントリもそれに触発されたわけだが、北京パラリンピックは、教育テレビで放送されるみたい。
【補足】
期間中の夜10時から教育テレビでダイジェスト。その再放送が翌日午前10時から総合テレビでって流れっぽいです。

海外のチームは、ガタイの大きさにモノをいわせたパワープレイ。対して日本は、どうしえてもディフェンシブにならざるを得ないという。前回のアテネでは銅メダルだったが、果たして今回はどうか。

最後に、ゴールボールについて簡単に。

バレーボールと同じ広さのコートで、鈴が中に入ったボールを、3人ずつに別れてお互いに投げ合う。ゴールに入れば得点。ただそれだけ。視覚障害者を対象としており、弱視や全盲など症状に差があるため、目隠しのゴーグルを付けて行う。要するに、真っ暗闇の中、ボールの音だけを頼りに攻守を行うのだ。守る方は全身を使って攻撃を防ぐ。反射神経が、相当要求される。KBCの番組でも見たけど、これけっこうハードなスポーツだと思う。さらに、見ていても面白い(wikiはこちら)。

ChromeにGears、すぐそこにある未来

早く帰宅したので久々にあれこれ妄想。

ここんとこ、Chromeの話題でネット上はもちきりですが、確かにいいね。少なくともIEなんかはもう、とてもじゃないけど使っておれん。まだβってこともあって、いろいろ不備もあるけど、Netscapeとの仁義なき戦いに勝利して以降、あぐらをかいて居眠りしていたMSはいまさらながら、モーレツな危機感を感じてるんじゃなかろうか。

GoogleのChromeやGears、そしてAndroidは、彼らのビジョンを明確に現している。単なるブラウザを開発しただけの話では、もちろんない。この冬、Androidがローンチした時点で、その思惑はハッキリとしたものになるんじゃないかな。

デスクトップだろうとノートPCだろうと、ユーザーはChromeごしにデータを扱うようになる。ドキュメント、メール、PIM情報。これらはもちろん、Googleのサーバーに保持されて、Androidによってどこからでもアクセスできる環境が与えられる。オンラインだろうとオフラインだろうと関係ない。Chrome、あるいはGearsさえあれば、そんなこと気にすることもなく、データは常に最新だ。

そんな環境をひと足先に実現しているのはiPhoneだが、こちらは日本市場では20万台とのことで、発売時の狂騒に比べて今では伸び悩んでいるとの見方が多い。ハードウェアが未成熟なことに加えて、「電話ができるiPod」という認識がほとんどだろうから、個人的にはむしろよく頑張ってるんじゃないかという感じさえする。ワンセグだのおサイフケータイ(この名称って、なんか気恥ずかしくないですか?どうでもいいけど)だの、そういったところに価値観を見いだす、あるいはインフラを固めてしまった国内市場では、まあそんなもんでしょう。

ともあれ、はやいとこ国内メーカーのAndroid端末を見てみたい。インターフェースと、上記のような特殊な日本市場へのコミットをどの程度美しくまとめるかには興味があるが、あまりゴテゴテしたもんじゃなくて、シンプルな方向なら成功するんじゃなかろうか。来年春とか、そんな感じかね。

こうして見ると、オープンなGoogleとクローズなAppleという、いつかどこかで見たような構図になるわけだが(笑)、例によってiPhoneはOS・サービス・ハードウェアを一社で提供しているが故の強みを持っている。また、サービスに関しては(日本ではパッとしないが)、現状ではGoogle陣営に対しては相当なアドバンテージがある。これを活かせるかどうか。

すべてを一社で提供するのには、メリットもあるがデメリットもある。やはり端末のバリエーションはオープンプラットフォームのほうが強いし、らくらくホンみたいなアプローチは、現状のAppleからは出てこないだろう。そのあたりは、Android端末に期待だよね。

となるとAppleは分が悪い。でもiPhone+iTunesがオープンになることはないだろう。それが彼らのやり方だからだ。

ただ、Appleの役員に名を連ねているシュミット博士はどうお考えなのだろう? 健康面で不安があるジョブズに万一のことがあったら、アップルのCEOになっちゃったりしてね。いっそ合併とか。EPIC2014じゃないけれど(懐かしい!)、Googleppleの誕生である。

いずれにしても、GoogleであれAppleであれ、単なるソフトウェア、ハードウェア、サービスだけじゃなくて、それらをトータルで考えていること、環境や仕組み、すべての流れを変えてしまおうとする思想と行動力は、本当にすごい。またこの2社が見ている方向が同じというのも興味深い。レドモンドにまだ闘う力は残されているのだろうか? ま、関係ねーけどw

気合い注入

40ちかくになっても、社内で下ネタばかり連発している私ですが、セクハラと下ネタの間には越すに越せない一線があるわけで、そこにさえ注意すれば訴えられるようなことはありません。今日も今日とて、お気に入りのサイトを巡回していたら、こんなの発見。さっそく北京五輪ネタが上がっておったわけです。



反則スレスレの高度な技が極まっております。さすが、血は争えません。そのままリフトできんかね?

Spornはもともとイングランドのサッカー情報サイトの1コーナー(ファウルのついでにパンツ脱がせちゃった画像とかね)だった(はずな)んだけど、久しぶりに見たらサイト全体がお色気指数上がっててワロス。サッカー+お色気+アホネタって、エゲレス人としては上出来だと思う。

storm and the lightning

さーて帰るかと会社を出たら、猛烈な雨!

戻って傘を取ってくるかどうか、1分ほど悩んだ挙げ句、駅までダッシュすりゃいいべと安易に走り出したのだが、いわゆる後の祭り。ほんの数歩でびしょ濡れになる。頬を伝うのは涙か雨か。とにかくバス停(屋根がある)まで辿り着き、ひと息つく。

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それにしても最近のこの、ゲリラ豪雨ってんですか? すごいね。この時期に前線が居座ってるとはね。高尾山のほうでも土砂崩れで京王線が止まってるし避難勧告も出てるっぽい。各地で悲惨な被害が出ている模様。みなさんのところは無事だろうか。

家に帰って来たあたりで雨は小降りだったんだけど、雷はまだゴロゴロいってる。じゃあってんで、デジカメをゴソゴソと取り出す。マニュアルにして、絞りを絞ってシャッタースピードを8秒くらいに。そんで三脚立ててインターバル撮影にして放置。

メモリーがいっぱいになって電池が切れる頃には何枚か、稲光をキャッチしてくれていた。画角がもうちょっと欲しいところだけど、一眼レフじゃないコンパクトで、こんだけ写ってれば合格……ってことでひとつ。

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