ビックリするほどウマい鶏飯の作り方について

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ムスメが最近、白いご飯をあまり食べたがらなくなった。好き嫌いというより、単なる気まぐれのようなので、ちょっとした味付けご飯を作る機会が多い。

とりわけ、カミサンも含めて大人気なのが鶏飯。ケイハン、と読みます。ムスメも、おわん一杯ぶんペロリと平らげてくれるので、作り甲斐がある。

九州出身の同僚の意見やネットの情報を元に試行錯誤を重ねた結果、ある程度仕上がった感があるので、忘れないように書いておく。

<材料>
米 2合
鶏肉 100g(ムネでもモモでも)
ごぼう 小さめのを1本

<調味料>
醤油 30ml
酒 30ml
砂糖 小さじ2杯程度
にんにく 中2粒、あるいは大1粒

仕上がり2合で上記の量が目安。鶏肉は多くてもいいし、ごぼうも、そんなに厳密じゃなくてよいと思う。調味料を見ればわかるとおり、すき焼きの割り下+にんにく的な解釈で間違いない。

<下ごしらえ>
・米を2合、普通に炊飯器にセットして炊く
・鶏肉を食べやすい大きさに切る。皮と脂身は取り除く
・ごぼうは細かいささがきにして水にさらしてアクを抜く
・にんにくは、すりおろしておく
・調味料をすべてMIXして砂糖を溶かしておく

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炊き込みご飯ではないとうところがミソなのですね。ご飯が炊き上がる時間を見越して作業すると吉ナリ。

<調理>
・鍋に少量の油をたらし、弱火で鶏皮をじっくり炒める
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・油が出てきて色づいたら皮を取り出す(けっこう油跳ねるので注意)
・中火にして鶏肉をさっと炒める
・表面の色が変わったくらいでごぼうをギュッと握って水を切ってから投入
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・ある程度火が通ったら、調味料をドバっと投入
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・そのまま調味料が1/2〜1/3くらいになるまで煮詰める
・いったん火を止めて、米が炊き上がるまで冷まして味を染み渡らせる
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・米が炊き上がったら、鍋の中身をザザザっと炊飯器にぶち込む
・10〜15分くらい蒸らしたあと、しゃもじで全体を切るようにかきまぜて完成

油出しした鶏皮は、細かく刻んで鍋に戻してもいいし、そのへんはお好みでドゾー。我が家では俺がビール飲みながら作ってるので、そのままお口にポイされますがね。

<備考>
・鶏肉は、我が家ではコドモが小さいので細かく切っています
・ごぼうはめんどくさいのでピーラーで処理しています
・にんにくは、家族にどんなに反対されようとも必須です。この料理においては「柱」とも言える存在です。
・当然ながら、煮詰めれば煮詰めるほど味が濃いめになります

九州では、こうして作った鶏飯はおにぎりにすることが多いらしんだけど、それは冷めても美味いから。ウチではそのまま茶碗などによそってアツアツを食べてます。

ぜひご賞味あれ〜。

春の野川

友人らと痛飲した翌日、あまりの天気の良さに、つい野川へと。

あまりの暑さに少々ゲンナリしながらも、いつもの小金井街道ルートからベビーカーを押して歩く。

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これまたいつものことだが、バーベキュー広場では焼肉の匂いにうらやましウンザリしつつ、人だらけのエリアを抜け、西武線の鉄橋をくぐったあたりから周りが落ち着いてくる。

適当な木陰にどっこいしょと腰を下ろし、ビール片手に夕方までボーッとしてきた。着陸態勢に入った小型機が頭上を低く飛ぶ。爽やかな風がシャツの裾をなぜる。コドモは元気に歩きまわる。

素晴らしい季節である。

おさかなミンチコロッケ

いつだったか、伊勢丹府中店の食品売り場で佐賀の蒲鉾屋が出展しており、「ん?」と引っかかったアイテムがあったので購入したのです。それがコチラ。

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上のドーナツのほうは「ふ〜ん」程度の印象であったが、おさかなミンチコロッケは「!!」とその素晴らしさにビックリ。なんだろうこの、チープな味わいながらもしっかりとした食感。ふわっと広がる魚の風味と野菜の旨味。ビールとの相性たるや!

カレー味もあって、そちらも絶品である。やるな、佐賀の野中蒲鉾。ビッグカツといい、こーいった食い物に弱いんだよなあ!

たことたこシャン

府中が誇る酒屋・柏屋さんにて、ついに「たこシャン」をゲット。もちろん、たこ焼きを作ったよ!

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なんというか、シャンパンとしてはクセもなく非常にスッキリなお味。ソースに負けない、というよりソースを軽く受け流すようなイメージかな。

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こんな感じで解説が。なるほどなるほど。確かによく研究された感じは伝わってくるんだけど、でもやっぱり、申し訳ないのですが……次回のたこ焼き開催時はビールを頂いちゃうと思う! 話のタネ的なレベルは軽く超えてるので、機会があったら是非どーぞ。

じつは大阪府は意外とワイナリーが多いらしいんですね。むしろ他の、フツーのを試してみたい(笑)

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こちらのビールも柏屋でゲット。ベルギービールの輸入大手、日本ビールが販売を手がけております。「はくだく」じゃなくって「しろにごり」だそうなんで、念のため。

なお味のほうは、けっこうなスッキリめ。ややパンチに欠ける印象もあるけど、それはスパイスが入ってないせい。とはいえ香りはよいので、女子受けは非常によろしいんじゃないかと思う。

坂口良子さんが好きでした

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たまたま録画してあった『傷だらけの天使』を見ていたら、オサムの幼馴染として登場。上の画面は、アキラがメ一杯おしゃれをして気を引こうとしているシーンだ。どちらも初々しい。

『池中玄太80キロ』を初めて見たとき、なんて美しい人なんだろうと子供ゴコロに思ったことを覚えている。まだ若いのになあ。

遅ればせながら、合掌。

わさび菜と文旦

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四国を旅行してきたという義母から、大箱入りの文旦がドッサリ届く。剥くのが面倒ではあるが、爽やかな酸味がすばらしい。焼酎のアテにせっせと剥いて、1日1個ずつ消費中。

本場・愛媛には東京にはなかなか出回らないような柑橘類がイッパイあるんだよね。10年以上まえ、道後温泉のあたりで聞いたこともないような品種がたくさん売られていて驚いたことを思い出す。

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後日、これまた義母から、自宅の畑で収穫したというわさび菜をひと抱え頂く。ざっと水洗いしてモシャモシャと食す。うさぎになった気分。

どっちも、1ヶ月くらい前の写真なんだけれども。。。

お魚のバジル炒め

すんげ忙しくて更新頻度が激落ちですが、画像フォルダを漁ってたらいろいろ出てきたのでちょっとずつ。

春の魚は、アッサリめのものが多いので、オリーブオイルでバジルソテーが美味い。

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んで、最近ハマってるのがこの焼酎。米焼酎のシェリーカスクという、なんともキワモノな感じなんだけど、週イチのペースで空けてしまう。

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サイリュウムの海に溺れた夜

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野球開催日でもないのに西武ドームくんだりまで来たのにはワケがありまして……っていうか、このカラフルな人の波!開幕戦でもここまで混まないんじゃなかろうかというね。

なぜだかひょんなことから、ももクロのコンサートを観ることになったわけです。以下、ざっくりと感想。

  • 休憩タイムがあるとはいえ、4時間立ちっぱなしは老体には堪えた
  • モノノフの皆さんの掛け声の統制っぷりがすごい
  • 坂本冬美にちょっと驚いた
  • 女子率、ファミリー率の高さにけっこう驚いた
  • スタンド席回遊したのにはかなり驚いた
  • サイリュウムがものすごく綺麗だった
  • 音響は、西武ドームは屋根で反響するのであんまよくない
  • 結論としては、予習ナシの初見だったけど楽しかった! すごいモノを見てしまった感! ナイショだけど2回ほど落涙してしまった!

    あと赤色の子が浜松出身で、ウチのばーちゃんの実家あたりの出身ということがわかった。

    いろいろ本当にすごいと思った。プロデュースというものの本質を見たような気がした。低迷する日本の音楽業界が生み出した突然変異体なのかもしれないとか薄ボンヤリ思った。正直、体は疲れ果てたw

    チャボと過ごした夜〜2013桜の頃に

    仲井戸麗市、Fighting Guitar Man Tour 2013の最終日。どうにか仕事を一区切り付け、南青山曼荼羅へと。

    昨年秋のライブがベースにありながらも、ステージと客席が近いこともあって雰囲気はより柔らかな印象だった。相も変わらず、ギター1本で。カッチョいい。

    この日の、個人的な最大の収穫は、キャロル・キングの”You’ve Got a Friend”のカバーが聴けたこと。キャロル・キングは自分としても大好きなアーティストなので、MCでこの曲を演るよと言ったとき「おぉ??」と思わず身を乗り出した。

    チャボは、ライブでは洋楽カバーのレパートリーを数多く持っているんだけど、さすがに権利的な問題もあってCDなどでは除外されてしまうことがほとんどだ。だから、ライブでしか聴くことができない。ただのカバーじゃなくて、チャボの手によるオリジナルの日本語歌詞なんだけど、これがまたことごとく、本当に素晴らしいのですよ。

    例えば、ブルース・スプリングスティーンの”Hungry Heart”では「誰もが満たされない心を抱えている」といった感じだ。たったワンフレーズで元の楽曲を自分のものにしてしまうあたりは、さすがのひとこと。

    で、チャボの”You’ve Got a Friend”である。オリジナルでは、サビの部分はこうだ。

    Winter, spring, summer or fall
    All you have to do is call
    And I’ll be there
    You’ve Got a Friend

    いつだって、どんなときだって、必要なときには飛んでいくよ。君のともだちだから。要するにそんな内容で、ある意味ポップチューンの様式美。王道とも言えるスタイルだ。だが、それもチャボの手にかかるとまったく違う味わいとなる。

    きみが困っているとき、
    自分には何ができるだろう、
    何をしてあげられるだろう。
    ともだちとして。

    記憶が曖昧な部分もあるので細かいニュアンスは実際の唄とは異なる。だが原曲の持つ雰囲気はそのままに、視点をガラリと変えることでまるで違うメッセージとなっているのは、おわかりいただけるはず。

    もちろん、震災の影響が強いのだが、このカバー自体は311のずっと以前からステージで披露していたらしい。この日も、相馬でのライブの話を幾度もしてくれた。福島を取り巻く状況も「まったく変わっちゃいない。むしろ後退してるんだ」と。

    何をしてあげられるだろう。ともだちとして。

    一晩中、そのフレーズがずうっと頭のなかで鳴り響いた。

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    とっくに出てた2013春



    例によって、出てから随分とたってから気がついた。もう、そんな季節なんだよなあ。

    入手し、真っ先に確認したのは次号予告。よかった、今年も夏号あるんだね。

    内容は、例によっていつもの感じ。高桑信一の記事だったか、クマに出くわしたときの対応ネタがおもしろかった。

    とり野菜みそ

    同僚からおすそわけでいただいた、謎の鍋の素。石川県ではソウルフードらしいっすね。

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    肉やら野菜やらを適当に入れてみたが、なるほどコイツぁ美味い。常備したくなるほどの、完成度の高さ。ピリ辛味じゃなくって、普通のも食べてみたい。寒い夜にはピッタリだし、牡蠣鍋なんかにも合いそう。トリヨセトリヨセっと。

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    せっかくなので公式サイトに誘導してみる。「とり野菜みそ」の「とり」は「鶏」じゃなくて野菜を「取る」ところからのネーミングらしい。北前船の時代に考案されたとか。ほほぅ。

    http://www.toriyasaimiso.jp/index.html

    今夏の沢にも、普通の味噌がわりに持っていくとよいかもしれない。1袋で鍋2回できそうだしな。例えば、具は以下。

    ・イワナのぶつ切り(現地調達)
    ・トンビタケ(現地調達)
    ・乾燥ごぼう
    ・長ネギ

    親馬鹿ですいません、2013春

    とある休日。掃除機をかけたりしていたら、ムスメが私の部屋に忍び込み、戦利品を手に歓喜の声を上げていた。

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    よりによって、CD棚からコイツを抜いてくるとは! KingCrimsonの1stとLark、Zepの3枚目の紙ジャケ仕様を手に、しばし戯れておりました。

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    最近は寝付かない夜、iPhoneでボブ・ディランを聴かせると大人しくなるという法則を発見。総じてミドルテンポのアメリカンロック(The Bandとか、CCRとか、ニール・ヤングとか)が好きなようで、体を揺らしながらリズムを取ったりするのが末恐ろしい。

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    最後にどうでもいいけど、フジクレール(フジッコワイナリー)の瓶詰めスパークリングに、キウイベースの新製品があることを知り、早速購入。爽やかな飲み口で、自作のポルトガル風タコご飯といっしょに愉しんだ。

    タコといえば、たこ焼きに合う大阪のワイン「たこシャン」というスパークリングも発見。次回のたこ焼きパーティーまでには調達せねば。

    日本のワインも、奥深いのよね〜。

    春遠からじ

    前週の雪が残るなか、府中・郷土の森へと出かけた。

    普段に比べると人手が少ないのは、やはり寒さのせいか。

    そのおかげで、奥の広場はほぼ貸し切り状態。わざわざ雪がベッタリと残っているところで、家族と戯れる。

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    臘梅が見頃だった。そういえば昨年も来たんだった。あの頃に比べると、当たり前だけど子供が大きくなりました。ココの臘梅は、サントリーがスポンサードしているとのこと。コーポレートカラーだから? よくわからんけど。

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    これまた昨年のエントリにも掲載してたけど、どうしても梅のツボミを撮影したくなる。

    ヒトの心理として仕方が無いことなんだろうと思う。たぶん来年もやるし、再来年もやる。

    来月には、ほころんでくるかな。

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    吉田栄作が好きだ

    こないだのNHKのドラマ「神様の赤ん坊」もよかったし、最近、ちょっと注目しているのだ。

    吉田栄作といえば、一時期アメリカに役者修行に行っていた時期がある。

    出発の際、「皿洗いから始めます!」と威勢のいいセリフを放ったそうだが、夢半ばで帰国した後、インタビューで皿洗いはしたのか?との問いに、「いいえ、しませんでした……」とバツが悪そうに答えたそうな。

    またこのとき、「俺は絶対ジャンボになってやる」とも言ったそうだが、ジャ、ジャンボ??? ビッグじゃなくて???というところも、なんだか好感が持てる。

    でも若い頃に比べると、本当にいい役者になってきたと思う。存在感がある。

    年齢的には福山雅治と同じ。ついでに自分とも同学年なんだな、これが。

    静岡のローカルCM

    年末年始、超絶ヘビロテですっかり頭の中に染み付いてしまったCM。カミサンも毒され、何かあるとすぐ「パヤパヤ♪」である。県外の人にとっては、訳が分からないと思う。



    静岡県のコマーシャルはいろいろとおかしいものが多いらしい。自分としては、やはり決定版は↓コチラかなあ。最近すっかり見なくなったけど。

    賀正2013

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    忙殺モードの年末からエイヤッと実家に引きこもり、正月はダラダラと過ごしておりました。ネットやメールの類いはほとんど見ずに、食って寝て、本読んで呑む、の繰り返し。おかげでいい感じにリセット。

    9月の彼岸の頃、ようやく数歩あるけるようになったムスメは、今ではちょっと目を離すとどこに行っちゃうかわからないほど活動的です。

    キャッキャと嬌声をあげながら、台所で洗い物をしているバーチャンの足に何度もガシッとしがみつきにいったりして、そのたびにバーチャンが萌え死んでしまうのではとヒヤヒヤしたり。

    元旦には、恒例の中田島砂丘に。今年は、手を引いてやりながら歩かせてみた。

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    距離にして600メートルほどの、アップダウンが激しい砂浜。さらにこの季節は強風がびゅうびゅうと吹きすさび、砂がバラバラと顔を打ち付ける悪コンディション。途中で泣くかな〜と思いきや、数回尻餅を付いたものの、最後まで歩き通したのには成長を感じ、目尻が下がりました。

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    今年の目標を、ゆるやかに立てた。

    体力の回復と、ギター再修行。

    1年がんばろう。

    年の瀬2012

    えと、むちゃくちゃ忙しいッス。なんでこんなに、と思うくらい。

    でもまあ、忙しさにも色々あって、本当に嫌な気分でストレスフルなこともあれば、ヒーヒー言いながらもけっこう喜んでるようなときもあるし、まあどっちかというと後者なんでハッピーといえばハッピー。

    やっぱり、子供の存在はとてもとても大きいね。いままさに、成長曲線がグググと上向きに曲がってきてるところなので、生活にとてもハリができてます。先日も、会社の元部下から、来年いよいよ親になるというウレシイ報告があり、したり顔で「子供はエエヨー」などと言ったりするわけでございます。

    そんなことはとりあえず置いといて、忙中閑というか、ようやく一息つけたので小ネタをいくつか。

    まず、このワイン。とても美味しくて、しかも安いので我が家ではヘビロテですよという話。

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    ワインについてはできるだけ国産を飲みたいと思ってるんだけど、最近飲んだ中ではダントツに美味しいです。無添加ワインというと甘口が多い中、これはキリッとした辛口。店頭で見かけたら、ぜひお試しあれ。

    つぎは、すっかり過去の話ではありますが、先日の選挙結果。

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    地元、府中ではこのようになりました。前回と比較すると投票率がやっぱり下がってたりします。ちなみに下は、前回のもの。

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    ウチの選挙区には菅直人がいて、けっこう話題になりました。小選挙区では落選となりましたが、なるほど得票数がものすごい落ちましたね。横久米氏とか候補者も増えて票が割れたのもあるけど、それにしてもすごい変化だなあ。

    当選したのは土屋氏。大学のワンゲルの大先輩だったりもします。まあ、私が誰に投票したかは触れませんがね。

    あとね、しらすトースト!

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    吉田秋生が昔から好きなんですが、最近の作品の『海街ダイアリー』にやたらと出てきてるんで、作ってみたらべらぼうに美味かった。

    ググるとレシピがいっぱい出てくるけど、我が家ではしらすとマヨネーズを和えて、トーストにのっけて焼くだけです。

    というわけで、どうにか2012年にケリをつけるべく、明日も働きます!

    中山の引退に思う。

    自分の世代にとっては、まさにヒーローだ。

    あの、ドーハでの北朝鮮戦。それに、フランスでのジャマイカ戦。この男はゴールを決めた直後、猛然とボールに駆け寄った。

    決して諦めないという姿勢を、いつだって具体的な行動で示してくれた。

    静岡県民としてだけでなく、まさにニッポンの誇りだ。

    本当にありがとう。

    かぐや亭@府中

    四半期に一度くらいのペースで、カミさんの親に孫の顔を見せるのを自らのルールに課している。

    聞こえはいいかもしれないが、なんのことはない、1人で過ごす夜を手に入れるためだ。

    今日も関越をブッ飛ばして、帰りの渋滞をグッとこらえ、束の間の休息の時間を手に入れた。貴重な一晩。

    さてと、ヱヴァンゲリヲンのレイトショーでも見に行くとして、メシはどうするかが問題。

    いくつかご無沙汰している飲み屋が頭に浮かんだが、最近駅前にできた焼きそば屋にロックオン。ちょっと前に再開発地区で火事が起きたんだけど、その跡地、更地になったところのプレハブに、忽然とオープンしたのだ。来年3月いっぱいで工事が入るはずだが、先のことはともかく、これがけっこう美味い焼きそばを出してくれるのだ。

    何と言っても、注文が入ってから生麺を茹で始めるというのが今時シブい。メニューは、ソースと塩の大中小プラストッピングというシンプルさ。今宵は、ピール中瓶とソース焼きそば中に、目玉焼きをつけた。

    どこか店主の出自に拠るのかどうかは不明だが、麺は中太モッチリ系。なんとなく、黒石っぽい気もする。天かすと魚粉でシンプルな仕上げ。テーブルの青のりをこれでもかとかけて、ハフハフとビールで流し込む。

    あっという間に平らげた。これぞニッポンが誇るファストフード。そろそろ、ワケワカラン感を味わいに映画館に行くとしよう。

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    7 years later

    SMEが日本のiTunes Storeに楽曲提供を始めた。このニュースについては、個人的に思うところがいっぱいあるが、ここでは書かない……なんてこともなく、ちょこっとだけ書くw

    いち音楽ファンとしての意見なり、ソニーに対する苦言なりはネットで死ぬほど目にするし、ごもっともな感じもしないわけでもないのだが、結局はプラットフォームの問題なのだよなぁ。

    iTunes StoreやKIndle Store、あるいはGoogle Playみたいな巨大プラットフォームがあって、日々、巨額のカネが動いているわけです。んで、コンテンツホルダーなりアーティストは、それらのプラットフォームによる恩恵に預かりつつも、がんじがらめに束縛もされている。

    そんな中、一部のビッグネームは、プラットフォームに依存せずに直接ユーザーに作品を届けようとする。(電子書籍だけど)JKローリングがそうだし、日本でいうとサザンやミスチルもそんなことを考えているのかもしれない(ちゃんと確認してないけど)。

    SMEが7年間戦い続けたのは事実だし、それによって勝ったのか負けたのか、WalkmanがiPod(iPhoneじゃなくて)の売上を上回ったとかそーいう近視眼的なことはどうでもよくて、『七人の侍』みたいに結局勝ったのは農民、みたいなことになってるのかもしれないし、逆かもしれない。でも、とにかく戦い続けてきたことについては、個人的にはポンと肩に手を置いてやりたくなるような感情は持っている。おつかれさま、と。

    そんなかんじ。

    というわけで、早速だけどSMEの音源をiTunes Storeで買った。米米CLUBのデビューアルバム。1985年、まだ高校生だったころの作品なんだけど、このアルバムをレコードレンタル屋(You&Iね)で借りて聴いたときの衝撃は今でも覚えている。

    タイトルは『シャリ・シャリズム』っていうんだけど、確かにサウンドはシャリシャリな切れ味いいギターが印象的。バンド名も異質だったけれど、シャリ=米というダジャレのセンスに脱帽した(笑)。

    特にラストの曲が最高にツボったんですよ。これは超名曲だよ。再会できて、とてもうれしい。

    めにやさしい

    久しぶりに、メインで使用する端末を変えた。MacBook Air 11inchの初代モデルからMacBook Pro 13inch Retinaへ。iPadやiPhoneでRetinaディスプレイの素晴らしさは十分わかっているので、13inchでRetinaが出たら、それがAirじゃなかろうと買おうと心に決めていたのだ。

    若い頃とは違い、もはやこの年齢になると、視力のこれ以上の低下は何より恐ろしい。どうにか裸眼で生活できてはいるけれど、明らかに視力は落ちており、またその落ち方が尋常でないのです。なので、毎日長時間目にするインターフェースには、とにかく気を使うことにした。理想をいえば、13inch AirでRetinaが出るのを待ちたかったのだけど、背に腹は代えられず。

    などと「しょうがないから買った」的なオーラ全開ですが、画面の文字表示が本当に美しい。美しすぎる。小さな文字から大きな文字までクッキリハッキリ。おかげで、仕事関係のイヤ〜ンなメールも、なぜだか清らかな印象になるくらいです(ホントか?)。

    Retinaは、コンピューターのハードウェアなUIの歴史の中でも、相当にエポックな出来事なのではないかと思うのですよね。モバイル端末でなく、ふつうのノートPCでこの画面が手に入るというのは、本当にすごい時代になったものだ。

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    ↑なんかモアレ出ちゃって全然伝わらんなあw 実物を見ると、まさに異次元なんだけどねー。

    うなぎパイ工場

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    そういや9月に実家に帰ったとき、ヒマだったので「うなぎパイファクトリー」に行ったんですよ。もともと工場施設だけだったのを、見学できるようにしたんだね。まあハナシの種ってことで。

    最近、こういった食品工場なんかのラインをテレビ番組でよく見るようになりましたよね。まあでも、うなぎパイなんで、特にオオッと驚くようなことは特段ないわけですが、上から俯瞰でボーッと見ていると、なるほどなかなか面白い。

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    階段の手すりにもうなぎが!

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    工場見学のあとは、うなぎパイスイーツも堪能。なんか無理矢理感も漂うが、意外と美味し。

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    あと、うなぎパイは昨年50周年だったらしい。冒頭写真のバスにペイントされた、「おいしい夜をいつまでも」のキャッチが泣かせます。あ、来場記念に、うなぎパイももらえるヨ!

    チャボと過ごした夜

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    昨年に引き続き、この時期行われるバースデイライブに行ってきた。3Daysの中日。直前まで知らなかったのだが、バンド編成だろうと思ってたのに完全なソロ。まさに“stand alone”なステージである。

    会場は、渋谷プレジャープレジャー。昨年もこのハコだったが、座席がゆったりしていて腰痛持ちには本当にありがたい。2F席の後ろのほうだったが、ステージも見やすくて助かります。

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    内容がすばらしかったのは言わずもがな。おそらく、世界で最もカッコいいギターを弾く60代だなこの人は。ギター一本だけで、3時間ものステージをこなすというのも超人的だが、失礼な物言いながら、本当に上手いんだ。キレッキレ。

    ライブでは新曲も多く披露された。特に、The BandのMusic from the Big Pink(彼らがディランとかと使っていたスタジオ)みたいな曲が作りたくてさ、と語られた曲は印象深かった。心に沁みた。

    もちろんRCの曲も。「甲州街道」はうれしかったなあ。甲州街道そばに住んでるってのもあるけど、コレ、大好きなんですよ。おなじみのポエトリーリーディングも、なかなかに切ない内容で、胸にズゥンと響く。

    アンコールからエンディングにかけての選曲もシビレた。「おまけ」の「プレゼント」は落涙をこらえるのが精一杯である。

    すべての演奏を終え、お辞儀をするチャボ、スタンディングオベーションで応えるホール、頭を上げて、びっくりするようにおどける姿、そしてWhat a wonderful world.

    世界中にいい日がたくさんありますように。

    いつからか、チャボはライブの最後にそんな意味合いのことを言うようになったらしい。

    心温まる余韻を感じながら、騒がしい渋谷の街を後にした。来年も必ずまた来よう!

    龍潭寺アゲイン

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    ボンベイ庵を後にし、龍潭寺へと。ここには小堀遠州が作庭した庭があって、過去何度か来たものの、長年にわたって工事をしており消化不良だったのですね。さすがにキチンと下調べしてきましたよ。工事完了は確認済み。

    平日の午後、来訪者はほとんどいない貸し切り状態。おかげでじっくりと庭見を楽しめました。なんとも贅沢。

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    カミさんと、我が家の将来の話なんぞを語り合ったり。ある意味、貴重なひととき。そのほかは、ひたすらホゲーっと。日が傾くまで、ゆっくりさせていただきました。

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    ボンベイ庵を訪う

    この辺境ブログでも定期的にそこそこのアクセスを稼いでいるエントリがいくつかある。たとえば、浜松にあったカレー屋、ボンベイのことを書いたもの

    名前をボンベイ庵として復活しているのは知っていた。場所は駅前の繁華街ではなく、浜名湖の奥、クルマで1時間くらいかかるようなところで、営業は昼間のみ、基本予約必須で、1日限定5組まで。おまけに年末年始や夏は1ヵ月程度、長期休業するという。

    さすがに帰省時に気軽に行こうにも無理ってことで静観してたんだが、9月の中旬に一週間ほど実家に帰る機会があって、ついに念願を果たすことができた。

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    迷いはあった。何よりも、昔の味は期待できないということ。あの、ヒリヒリするようなスパイシーな辛さであったり、豊富なメニュー、東海地方で初めてというタンドール釜で焼かれたナンなど、オールド・ボンベイの魅力そのままに復活したわけではない。

    休業後、地元のスーパーにだけ卸しているというレトルトを食べたことがあって、おそらくはその味がベースとなっているはず。チキン、キーマ、ビーフという三種類の構成を聞いただけで、昔のボンベイの味ではないことは明らか。尤も味自体はそれなりに美味く、特にチキンは、そのへんのレトルトカレーのレベルを遥かに凌駕するものであり、そういう意味ではホッとしたのだが。

    というわけで、カミさんと娘をクルマに乗せて、ブーンと行ってきました。もちろん1歳児連れコミで予約済み。

    ちょっとした高台、最後「こんなところを登ってくの!?」という感じの道を突き上げたところに店はある。気持ちのよいテラス席に案内してもらい、ランチ2000円のコースをチキンとキーマでオーダー。

    ランチで2000円というのは浜松のような田舎ではあまり聞かないが、原価や営業形態などを考えると、これでもあまり儲けはないのではないか。

    「タンドリーチキンは、昔のレシピで作ってるんですよ」とのことで、確かに懐かしい味。裏を返せば昔のレシピで作ってるのはこれだけということでもあるのだが、昔の味など知らないカミさんは、「うまいうまい」とパクパク食べている。

    実際、このタンドリーチキンもスペアリブもソースがむちゃくちゃ美味い。追加でライスをおかわりして、汁まみれにして頂いたくらい。

    そうなのだ、昔の味などどうでもいいんだ。それを求めて来たわけではない。料理はどれも素晴らしく、ときおり気持ちのよい風が吹いてくる。ガタンゴトンと音がするので遠くを見やると、天竜浜名湖鉄道の一両編成がゆっくりと景色を横切る。その向こうに、陽光に照らされた浜名湖、引佐の海が見える。

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    浜松出身で自分の年代であれば、肴町にあったオールド・ボンベイでカレーの洗礼を受けた人は少なくないはずだ。

    学校帰りに、あるいは家族と、正月元旦に、あの薄暗い店内で出会った味は忘れることはない。星いくつに挑戦しただの(星の数で辛さが決まる)、ランチのサービスのマンゴジュースをいかに効果的に飲むかだの(辛さが和らぐ)、総鏡張りのトイレで用を足すときの落ち着かなさだの、当時、友人たちと交わした会話も懐かしい。

    付き合っていた女の子とボンベイに行ったら、隣のテーブルに友人がいてそっちもオンナ連れだったとか、そんなこともあった(その友人は地元で医者として活躍していると聞く)。

    突然、店はなくなってしまったけれど、こうした形であっても、復活してくれたことを素直にうれしいと感じる。思い出の味があるということは、本当に幸せなことなのだ。

    祝☆ゴールボール金メダル獲得!!

    なんということだろうか、準決勝が薄氷の勝利だったので決勝は負けてもいいんじゃないか、くらいに思っていたのだが、なんとチャイナ相手に1-0で勝利!パラリンピックでのゴールボールという競技で、初の金メダルを獲得した!

    アテネでは銅メダルを獲得したが、前回の北京大会では奮わず七位。決勝で当たった中国は強豪で、北京大会は銀とかで、直前のアジア大会では余裕の優勝だったはず。その中国を僅差で破っての、価値ある金メダルである。本当にすばらしいと思う。個人的には、なでしこを軽く超える。

    ゴールボールという競技は、なかなか説明しにくいのだが、見ていると本当に面白い。今回のロンドン大会でもさすがにライブ中継はなかったのが残念なくらい。昔書いたエントリでも紹介したが、一度くらいナマで観戦したいものだ。

    ここのところ、前述の過去記事のアクセスがものすごい伸びてる。当時、ネタにさせてもらった浦田理恵ちゃん、今回の代表チームにも入っている。さすがに多少はお年を召したが、せっかくなので、まだ削除されていないKBCのYouTube動画をここでも張っておこう。たぶん、KBC側があえて削除依頼してないんじゃないかと想像するのだが。



    何度も言うけど、本当に素晴らしい。もっといろんなところで報道してもらいたい。ていうか、パラリンピックそのものがマジで面白いことを、もっとメディアは取り上げるべきだろうと真剣に思うのだがなあ。

    まあそんな愚痴はどうでもいいけど、おめでとうございます!

    わすれじのふうけい

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    やっべ、忘れるところだった……みたいなこと、ありませんかね。

    正直言いますと、私はあります。んで、その度に反省し、思い出すのです。

    おもに、お酒売場ですかね。ずうっと、東北の日本酒を飲む生活を続けているものですから、たまに西日本の酒に浮気しそうになったりして、そういうときに思い出すのは特に堪えますな。

    でもでも、西日本にも美味い酒はいっぱいあって、わかっちゃいるけど……ってときが多いのも告白しておきます。

    思い出すだけじゃなくって、どう関わっていけるかについても、確実にフェーズが移行してるよね。

    少しずつ、でも確実に問題は細分化している。できるだけキャッチアップしたい。現場に行きたい。

    2012年のなつやすみ

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    今年の夏は、相も変わらず東北の大深沢に行ってきました。

    が、結果的には撤退。アプローチで使う林道が閉鎖されていたので、後生掛温泉からの登山道を使って沢床に下りようとしたのですが、これがとんでもないヤブ道で、のっけから大幅なタイムロス。やっとの思いで林道に下りたら、なんと閉鎖されてるはずなのにクルマがブーン、と。

    聞けば、新玉川温泉からなら入れるよ、とのこと。ガックシ。そういえば、その林道の存在は計画立案時に認識していたはずなのに、予定していた林道閉鎖→代替ルート(登山道)確認、しかも宿の方が親切にも送迎してくれるという急展開のおかげか、完全に頭から飛んでおりました。

    もっと真剣に検討すれば何の問題もなかったのに、我ながら大甘だったヨ……。

    気を取り直して初日のC1を東電小屋にするも、翌日の天気は大荒れが確定。結果、2日目は幕営地こそバックウォーター付近へと30分程度移動しましたが、結局は沢をツメるのを断念し、林道を歩いて引き返すことに(運良くヒッチハイクできたおかげで、かなり救われた)。

    明確な反省点のほとんどが、体力づくりも含めた準備段階にあったことが悔やまれる。そういう意味では消化不良ではあったが、焚き火とイワナはそこそこに楽しめた。特にC2での、大雨が降りしきる中で延々と燃え続けた焚き火は、ことのほか印象的であった。