Sweet Child O'Mine

She’s got a smile that it seems to me reminds me of childhood memories where evreything was as fresh as the bright blue sky.

あの娘が笑うと、なんだか子供の頃の、何もかもがスカッとした青空のような、宝物みたいな日々を思い出すんだ。

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ムスメが生まれて、今日でちょうど1年が経ちました。

日々が驚きと感動で溢れ、その一方で疲弊、困惑、とにかく初めてのこと、これまでの自分の知識では対応ができないようなことばかりが起き、まあそういったことも含めて子育てというのは楽しいものなのだな、と感じています。

月並みだけど、今後もまあ、いろんなハプニングが起こって、右往左往して、日々が過ぎて行くんでしょうな。子育てとは親育て也、とはよく言ったものです。

病気というか、病院のことだけ、少し。

4月から保育園に預けるようにした途端、それまで風邪ひとつ引いたことがなかったのに、急に鼻水が出まくったり、熱が40度を超えたり、忙しくなった。これはまあ、みんなに言われていたことでもあり、織り込み済み。

ただ、鼻水には本当に悩まされた。コイツのせいで中耳炎になるもんだから、口で吸うタイプの吸引器で吸うようにしてたら、私もカミサンもひどい風邪に。こりゃタマランと、電動式を慌てて買ったり。

そりゃ保育園に通ってる子供の鼻水なんて、病原菌のカタマリだわなぁ。

あと、連れてく病院によって言うことや対応が違うし、出る薬も違う。

例えば、ある病院ではあれもこれもとドッサリ処方箋を書いてくれる。ありがたいといえばありがたいのかもしれないが、府中市は小児医療が自治体もちなので、ガンガン点数付けまくってんじゃないの?などと邪推したり。

田舎に帰省したときに連れて行った病院では、そのとき処方されてた薬のリストを見せたら、「これはクラミジアの治療で使う薬だよ!」とすごい剣幕。
工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工

鼻水の吸引時も、内視鏡使って「ほら、喉の奥のココが腫れてるでしょ」などと見せてくれるところもあれば、別の病院では「乳幼児に内視鏡使うだなんて!」と言われたり。

子供なんて病気するものだから、本当にひどくない限り薬は出さないよ、というところもある。

小児科に限ったハナシではないが、病院選びというか病院との縁ってムズカシイなあ〜。

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さて、今日は仕事をサクッと終わらせて、花でも買って帰るとしよう。

八月十五日の憂鬱

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予定通り下山できたおかげで、15日は出社することに。となれば昨年に続き、今年も靖国である。

午後2時くらいに列につき、約30分ほどで参拝することができた。昨年も思ったが、参拝客はほぼ無言で、スマホをいじってばかりという輩も見られない。ギラギラと照りつける太陽に汗を流しながら、無言で並ぶ。ただただ、静謐なる空気が漂う。

この時期、隣国関連のニュースが増え、竹島問題の緊張の高まりも相まって非常にイライラする。

特に今年は、頭のおかしな隣人に執拗な嫌がらせを受けているような気分にさせられる。政府は即刻、5兆円にものぼるスワップ協定を凍結あるいは破棄すべきだろう。

いったい日本という国家は、この状態をどうにかするつもりが本当にあるのだろうか。

A級戦犯が祀られているからという理由で政治家が参拝を自粛するというなら、このおびただしい数の一般参拝客については、どう考えているのだろうか。

人の死を、それも戦争や空襲で亡くなった人間を追悼する気持ちが、外交カードに使われている現状を見るにつけ、本当にやるせない気持ちになる。

沢足袋を新調する

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先日の奥多摩で、ひっそりと寿命を迎えていたらしい。事前にソールのチェックをしてみたら、踵部分が剥離しかけていた。このまま本番に履いて行ったら悲惨な目に遭うところであった。

ところが、この時期になると、どこの店でも沢足袋の在庫はほとんどなくなる。当初、モンベルのサワーなんちゃらとかいうのを試してみたいと思ったのだが、26センチ近辺は全滅状態。ICIに駆け込み、どうにか店頭在庫のみとなっていた、キャラバンのMサイズを買うことができた。

並べてみたらこんな感じ。キャラバンのは、ちょっとソールが厚めなのかな。

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ムチャクチャ暑い日が続いておりますな。

まさに!いま!この瞬間! 沢に出かけてドボンドボンと飛び込みたいものですが、休みの予定は二週間後。いまはただ、都会のど真ん中で悶々とするしかありません。

思わず吉田屋@府中に飛び込んで、かき氷を堪能。イッキに冷えた。

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再開発で店を畳むなんてことになったら、ココの氷も今年限りか。。。番台のおじいさんに尋ねればよかったのだが、どうにも聞きづらいのよネ。

生死を分つもの〜127時間

けっこう前の話ですが、『127時間』という映画を見ました。

・行き先を誰にも告げていない
・きちんとした装備を持っていない

まぁ、この時点でアウトなわけです。

ソリッドシチュエーションな映画としては、ホラーやサスペンスでもないのに、すごくよくできてると思いますた。演出の妙。

冒頭で若いお姐ちゃんたちとキャッキャウフフしてた主人公が、刻一刻と追いつめられていく様が妙にリアルで背中がムズかゆくなります。

アウトドアとか好きな人は、観ておくといいかも。

泡盛ついでに

毎年この時期になると、近所の伊勢丹で沖縄物産展的な催しがあるのだけど、必ず買うのが久米仙の古酒。うまいんですよねコレ。

そのほか、あれこれ購入し、食卓がめんそ〜れ状態に。

まずは、トンタッキー スモークポーク。名前はアレですが、要するに豚足のスモーク。普通に煮込んだものはよく見るけど、スモークもまたよろし。

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あとミミガーね。これも名前がちょっとね。キュウリとともにね。

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それと島らっきょう。おかっか掻いて、ワッシャワシャにして食べる。これがまた泡盛とよく合うわけでして。

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charity:waterのような仕組みを震災復興に使えないのだろうか



Lifehacking.jpさんの記事で知った、charity:waterがなかなかイカス。

スタイリッシュなチャリティーで世界を変える:Scott Harrison 基調講演 #WDS

・お金が100%現地に届くこと
・どんな場所でどのように使われたかがGoogleMapなどでわかること
・各プロジェクトに必要な金額や、どんな人がどれだけ貢献したかが可視化されていること

こういったあたりが、特によいなあと思う。

というわけで、タイトルに書いた通り。

もちろんアフリカやアジアの、水がない場所へのチャリティーの重要だが、東北の隣人にもこうした仕組みで援助を届けることができないものだろうか。

寄付の状況の可視化というよりは、どちらかというと、ローカルな現場でどのようなニーズがあるのかがひと目でわかり、その内容を照らし合わせてチョイスできるといいのだけど。細かいニーズを拾うのが重要ってことなんだけどねぇ。

地区予選を愉しむ

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歩いて数分のところで試合があるのも何かの縁。やっぱり私立の強豪校と、都立の工業高みたいな試合がジワジワくるってんで、このところ毎年楽しみにしている西東京大会。

この日の試合は日大鶴が丘と都立保谷。日大のほうは、応援もチアがいなかったり、エースナンバーが最後まで姿を見せなかったりと、余裕さえ感じられる雰囲気で、スコアの3-1という数字以上に実力差を感じた試合でした。風が強かったこともあるけど、保谷高校は凡フライを落としちゃったり、何度も牽制で誘い出されたり。日大鶴が丘は、2番センターの子がとてもよかったな。

おつかれさまでした。

奥多摩で鉄砲打ちの夢を見る

日曜日、仲間と奥多摩の沢へ。川乗谷の逆川というところ。

6人という大所帯で、沢が初めてという人もいたのでペースとしては遅め。のっけのF1二段目から手間取ったりしたが、おおむね楽しく、そしてケガもなく遡行を終えることができた。個人的にもノリノリで、しばしば後続を顧みず、さらにはトイ状の滝でツッパリのぼりをきちんと伝えなかったおかげで苦労をかけました。反省。

ところで沢を詰めた後、ウスバ林道で下山中、大規模に植林されているところに出ました。いま本州いたるところで、シカ害による山の荒廃が問題視されているけど、若木にネットのようなものをかけ、陽はしっかり当たるけれど葉を食べられないようにしてあります。

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これ、相当手間暇かかる作業だと思うのだけど、ぜひともいい成果を期待したい。

全国で水害が相次ぐようになったのは、異常気象のせいもあるけれど治山を怠ってきたツケも相当に大きいのよね。その上、増えすぎたシカやサルが山を荒らし、事態は悪循環を極めている。

とりあえず、ハンターの皆さんにはもっと鹿を狩ってもらって、地元の皆さんにはジビエ料理を名物にしていただきたい。丹沢のあたりでは、そうした動きも実際にあると聞くが、日本人ってシカとかあんまり食べないんだよな。ていうかそもそもハンターの数自体も減ってるとか。

真面目に猟友会入ろうかなあ。体力ないけど。

半夏生にはタコ焼きを

半夏生はタコを食べましょう!と近所のスーパーの鮮魚売り場に書いてあったので、素直にタコ焼きを作ることにした。

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ま、関西のほうの習慣らしいので、よくわからんのですけどね。恵方巻きとか、いまだにピンと来ません。

が、そんなことはどうでもよくて、ジメジメした時期のタコ焼きは最高ですね。粉と紅ショウガが余ったので、来週またやろうっと。

生食とうもろこし

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妻実家より、この季節のお楽しみ、とうもろこしが一箱届いた。

とうもろこしは、収穫後の劣化スピードが速いので、速攻で処理する必要がある。が、どうにも我慢しきれず、ナマで頂いた。

味来という品種は、ナマでもいけるのが素晴らしい。もちろん、茹でればもっと美味いんだけどね。

NY徒然思索日記

帰国してずいぶん立つのに、まだやってんのかよ!と我ながら腹立たしくも思いますが、強引にまとめに入ります。いろいろトピックを立てたかったのだけど、もういいや。

まずは、最も感動した食べ物から。

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ヤンキースタジアムの通路に出てた屋台の、チーズステーキです。牛肉とタマネギをスパイシーに炒めて、チーズを乗せて溶けたところをパンで挟む。球場メシとしては、相当にレベルが高いのだけど、あんまり期待してなかったぶん、その美味さに驚いた。カロリーも高そうだが。

帰国後調べたら、これってフィラデルフィア発祥の、相当ポピュラーなファストフードみたいね。なるほどー。日本の球場でも食えるところあるのかなぁ。

日々、飲んでたビール。ブルックリンラガー。この写真はサマーエールだから季節限定ブリューだけど、ホテルでは毎日、このローカルビールを飲んでいたなあ。普通に美味いっす。

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レストランでも、ローカルビールは何がある?と尋ねると、だいたいコレを勧められた。NYは結構ローカル愛に溢れた都市で……、というか東京がおかしいのかもしれないけど、地元意識がすごい強いよ。

地元愛といえば、例えば書店。日本でも書店がどしどし潰れてたりしますが、アメリカでも状況は似たり寄ったり。昨年だったか、大手書店のボーダズが倒産したのは大きなニュースでした。

やっぱりAmazonの影響は相当大きくて、街の小さな書店は風前の灯。

そんな状況の中、たとえばブルックリン地区では、市民への「どんな施設がこの街には必要か」というアンケートで「書店が欲しい」という結果となり、本当に本屋さんができたりしている。

もちろんこれにはいくつかの要素が重なってはいるんだけど、書店をやりたいという人がいて、それを支援する自治体があって、店舗物件を探す人や内装を安く手伝う企業や、さらには(最も重要なことだけど)歓迎する顧客がいっぱいいるから実現したこと。

「オラが街の本屋さん」を大事にするという文化は、ちょっとうらやましいというか、まぶしすぎてクラクラした。だって日本だったら、自治体にどんな施設が欲しいかとか聞かれたら、ジャスコとかツタヤとか、そーいう回答ばかりになりそうだもんなあ。

もちろんこういうのは、NY近郊のような民度の高い地区に限ってのことなのかもしれないけど、改めてアメリカという国の底力を実感した。

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上の写真は、ある本屋さんの店頭にあったメッセージ。「ここで本を見つけて、ここで買ってください。ここにいさせてください」とある。一見、悲壮感漂うが、店内にはお客さんがいっぱいいた。店舗側からの一方的なものではなく、顧客も状況をよく理解しているのだね。

最後に街角スナップをいくつか。マンハッタンは意外と狭くて、ちょっと歩くといろんなところに行ける。業務の間、できるだけ歩くようにしてフラフラしていたのだ。痩せるし。

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工事中の建物。香港の竹足場ほどのインパクトはないけど、ネットの色がオレンジなのがアメリカンなのかしら。

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SOHOあたりの石畳。やっぱり風情がある。

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NY大学あたりの公園で、噴水の池でコインを拾うおねえちゃん。

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なんとNYにもお好み焼き&タコ焼き屋があった。生まれ変わったら、NYでタコ焼き屋台を引きたい。絶対サクセスする自信がある。

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中古レコード屋で、ヴァン・ヘイレンの隣に松田聖子。

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街角の灰皿。アメリカは禁煙先進国のようでいて、意外と喫煙者に寛容ですな。屋外では吸い放題。観光客かもしれないけど、歩きタバコしてる人もけっこう見かけた。

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雨が降ってて、疲れ果てたときに乗った、自転車タクシーから。初乗り$5、アヴェニューごとに$3、ストリートごとに$1。

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というわけで、束の間のNY State of Mind、これにて。

NY乾燥熟成肉日記

本当は、NY滞在中、毎日死ぬほど食べるつもりだった肉。ビーフ。ミート。

朝はともかくとして、昼ハンバーガー夜ステーキみたいなのが連日続いて、たまに箸休めでオイスターバーかなとアホっぽく、それでいてソコソコ真剣に考えていたのだ。

NYに着いた翌日、最初の朝メシはパストラミサンドでガッツリ決めるゼ♪と能天気に思い立ち、ホテルの近所のデリに颯爽と入り注文したところ……、こちらの想像を遥かに超えるメガ盛りというかギガ盛りというか。

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アメリカの食事の量がクレイジーなのは分かっていたんですけどねー。初っぱなからギブアップ。ドギーバッグをもらってテイクアウトである。いや、美味いは美味いのだけど、やはり量が……無理。あとで調べたら、盛りの良さで有名な店だったようで、トホホ。

この先制パンチのおかげで、意識が肉から遠ざかってしまいました。忙しすぎたのもあるけれど。

ココロの傷が癒え、ようやくステーキにありついたのは最終日の夜。

NYにはいくつか、地元っ子も絶賛な有名な店もあるのだけど、さすがに予約が必須かつ面倒そう。それがたまたま、ホテルの近所にドライエイジドビーフをウリにした店がポツンとあって、えいもうどこでもいいやとチョイスした次第です。

とはいえ予約はしたほうがよかろうと、MoMAに出かける前に直接店で聞いてみた。20時なら大丈夫だよと言われホッとする。近所は劇場がいっぱいあるので、そこそこ客が来るのかもしれない。

迷ったあげく、頼んだのはプライムリブ。かなりでかいが、これなら食えるゼとかぶりついた。熟成香が鼻を抜ける。日本だとなかなかない肉質である。要するに、美味い。

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エッホエッホと切り、食べて、意外とアッという間に完食。ひょっとしてもう1枚イケるかもしれん……と真面目におかわりを検討したが、僅かに残った理性が押しとどめてくれた。

ローカルビールとクリームスピナッチで胃袋を埋め、部屋に戻って爆睡。

【追記】熟成庫の写真の存在を忘れていた……。

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NY印象派日記〜MoMA NY

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帰国前日になって、ほんの2時間程度ではあったけれど予定より前倒しでスケジュールが空くことになった。

となればNYのもうひとつの美術館、MoMAに行くしかない。メトロポリタンは大貫妙子姐さんへの義理みたいなもので優先度が高かったわけだが(笑)、どちらかというと本当に見たいものはMoMAにあった。

それは「睡蓮の間」。モネの睡蓮がどかーんと置いてあるという、その空間である。

晩年、モネは数多くの睡蓮を描いたそうで、世界中の有名な美術館が所蔵している。NYのMoMAには、そのうちの2つがあるわけだ。モチーフとしては見ての通り、淡いものではあるが、とにかく存在感の圧倒的なこと。

部屋の中央にある椅子に腰掛けて、しばらくの間ボーッとする。振り返ると、もうひとつの睡蓮がある。なんという贅沢。

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絵画というものを見るたびに、美術関連の書籍やネットの画像とホンモノとでは、本当に雲泥の差があることを実感するわけで、まさにベンヤミンが言うところのアウラなわけだけど、この「睡蓮の間」ほど強烈な体験は、なかなかできない。

作品そのものがでかいこと、それが2点配置されていること、そしてさらには、自分を含めた数多くの人々が同時に絵の中に没入している感覚を共有できるのが大きい気がする。

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聞けば、パリのオランジュリーにも巨大な「睡蓮の間」があるそうだが、そちらに行く機会があるかどうかは……、さすがに厳しそうだナー。

そういえばMoMAでは、卒論のテーマにしたクルト・シュヴィッタースの作品に出会えたことも嬉しい収穫だった。もっと真面目に取り組めばよかったなあ〜。

NY捲土重来日記〜Yankee Stadium

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ことさらヤンキースにこだわってたわけじゃなくて、日程的に選択肢がなかったのだ。メッツはホームの試合がなかったし。さらに言えば、相手がTampaBayというのも単なる偶然。チケットを手配した時点では、日本で言うとヨミウリvs日ハムっぽい感じかなー、くらいにしか思っていなかった。

なので、リトルじゃないほうのマツイが最終的にTBの3Aと契約したと聞いたときも「ふーん」程度の感想だったし、3Aですら成績が今イチというニュースは知っていたので、渡米直前にメジャー昇格したときにはお茶を吹きそうになった。

ちょうど主軸のケガかなんかで、どうにか外野も守れるしってことで昇格即スタメン。しかも、なぜかすぐに結果を出すあたりさすがというか。

そんなわけで、偶然にもヒデキ・マツイのNY凱旋シリーズとなった6月6日、ミッドタウンでの仕事を終えた後、地下鉄に飛び乗ってヤンキースタジアムまで行ってきました。

本来なら地下鉄で20分くらいなのに車両故障で足止めを食らい、結局1時間くらいかかった。到着時で3回表。

まあでも、プレイボールから見なきゃいけないわけでもないですしね。席も、20ドルという安いところ。マリスタだと2Fスタンドの自由席的な雰囲気ですが、ヤンキースタジアムはさすがに収容人数が段違いなので、4F(なのかな?)の最上段スタンドでまったり観戦。

いやー、やっぱり総天然芝の球場はエエねー。絶賛サマータイム中ということもあり、試合開始が午後7時にも関わらず、なかなか日が沈まずトワイライトな時間帯の美しさが印象的でした。

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試合内容はというと、両先発が好投しつつもソロHRでリードしたヤンキースが、終盤にさらに加点。ヒデキ・マツイはフェンス手前のNPな感じの惜しい当たりを2回放ちますが、けっきょく無安打。最後の打者に打ち取られ、トボトボと帰って行きました。

それでも、名前がアナウンスされるとNYのファンからも声援が上がるあたり、まだまだ覚えていてくれる人はいっぱいいるのだね。やはりワールドシリーズのMVPというのが印象強いのでしょう。

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もちろん55番は、他の選手が付けています。レフトの守備位置にいるのが、むかしの55番。

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願わくばもうひと花咲かせて、胸を張って帰国してほしいものです。

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NY起業妄想日記〜The Grand Central Station Oyster Bar

NY滞在2日目、いきなりチャンスは訪れました。グランドセントラル駅近辺で昼食をとれる機会ができたのです。

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NYは地下鉄が発達してるのだけど、ここは古き佳き欧米のステーションって感じで、コンコースが巨大。さらにはメザニン的な位置にグルッと、AppleStoreが入っています。

ここは有名なOystarBarがあるのですね。日本の品川にも出店してるそうだけど。

夜に来ようと固く誓っていたので、昼だと酒も飲めないしどうしようか迷いましたが、いわゆるカキフライサンド的なものがメニューにあったのを思い出し、さっそうとダッシュ。

この店が面白いのは、入って左側はテーブル席で、右側がカウンターなところ。テーブルのほうは団体なんかが並んでたりしますが、カウンターのほうは牛丼屋的な感覚とも申しましょうか、空いてる席にズンズン座ってノープロブレム。

そんな事前情報は仕入れていたので、店先はモロ昼時だったのでかなり混み合っていたけれど、カウンター席のほうに行ったらポツポツと空きがある。本当に吉野家よろしく、U字型のカウンターがいくつかあるタイプで、内側にスタッフがいるという感じ。

着席するとメニューをくれて、ビールを頼みたいところをグッと我慢してオーダー。クラムチャウダーと、カキフライサンドです。

クラムチャウダーは、クリームベースのNew EnglandとトマトベースのManhattanと2種類あるのですが、クリーム好きなもので前者を。ひとくち食べる。美味いんだけどちょっとだけ違和感を感じたのは、ややアタリが強いところ。

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全般的に、NYは味付けが濃いような感じがします。といっても比較対象は私の場合サンフランシスコしかないのだけど、日本でいう関東と関西みたいな、アメリカ国内での味付けのトレンドみたいなものはあるのかしら。日本の国土の何倍もの広さなんだから、あって当たり前だけど、サンフランシスコのクラムチャウダーは、フキダシにビックリマークが付くくらい絶品なのだがなあ〜。

そしてカキフライサンド。メニューには”Po’Boy Sandwitch”と書いてあったけど、どうやらPoor-Boyのことらしいですね。Wikiによれば、ルイジアナあたりの発祥のようです。

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んで、問題はこのカキフライ。日本のようにパン粉を付けて揚げるのではなく、おそらくはトロッとした小麦粉ベースのコロモのみ。正直、「うーん」という感じでありました。

かねてから、海外(特にアメリカ)でカキフライやアジフライのサンドイッチ屋台を出したらものすごいウケるのではないかと思っていたのですが、それは確信に変わりました。

パン粉を付けて揚げるのと、あと重要なのはソースですね。日本の中濃かウスター。それに芥子。どうせなら和芥子で。キャベツの千切りも添えて、柔らかめのパンで挟むのです。ひとつ6ドルくらいで。20代だったらチャレンジしてみたいんだけど、誰かやらないかね。

ちなみに、どこかで誰かに聞いたけれど、パン粉は「Pan-ko」で通じるくらい一部では人気のようですよ。

まあ、そんな妄想はともかく、ホントはココには夜来て、生ガキと生アサリ(clam)とワインなんかで楽しみたかったのですが、結局最後まで訪れることができませんでした。

NYフラフラ日記〜Strawberry Fields in NY

食い倒れとか言っておきながら、翌日以降も食い倒れることがまったくできないという悲惨な状況です。さらに、レンタルしたポケットWiFi的なものが、転送量の制限があるので、写真をガツッと送れないのですね。これは盲点だったわー。

AppleStoreに駆け込んで、そこから写真をアップ。NYはAppleStoreだらけなので助かります。

というわけで、初日の続き。

メトロポリタンで閉館まで粘ったおかげでライフがほぼゼロになったのですが、フラフラとセントラルパーク内を歩いてみました。

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話に聞いてはいたけれど、確かにデカいですな。しかも意外と起伏があって、アップダウンに息も絶え絶え。おまけに道(というか歩道?)も複雑でクネクネしてるので迷ってしまったり。iPhoneがなかったらと思うとゾッとしました。

そんななか、時折リスがテケテケと歩いていたり、カモがいたりして癒される。たまに芝生に寝転んだりしながら、パークを東から西へと横断。

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目指していたのは、ココです。ハイ。

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こんなモザイクもあったりして、やっぱりココだけ観光客がたくさんいたな。

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すぐそばに公園の出入り口があるのだけど、向かいに聳えるはダコタハウス。完全におのぼりさんではあるけれど、やっぱり来ておきたかったのです。

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守衛さんも慣れた様子で、撮影に応じてくれました。しばし佇む。

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結局この日は、夕食に何か食べる元気すらなく、ダコタハウスから少し西に歩いたところにあるホットドッグ屋で空腹を満たし、ヨロヨロとホテルへと帰ったのでありました。

が、寝る前にネットで見つけて愕然としたのが、コレ。
http://coedtoplesspulpfiction.wordpress.com/2012/06/03/better-and-better/

同じ日、同じ場所で、こんな楽しい催しがあっただなんて! ちくしょう!

NY食い倒れ日記〜Met編



ひょんなきっかけで、ニューヨークに来ております。まさかの海外出張。

もともと、NYにはそんなに興味がなかったはずなのに、まずアレですよ。ステイするホテルが52nd Streetにあることがわかった時点で、ウキウキ感がレッドゾーンですよ。

なにしろ10代の頃はハマりまくったBilly Joelの、あの52nd Streetなわけですから。

よくよく考えると、このアルバムの邦題っておかしいんだよね。NYのマンハッタンは碁盤状のつくりになっていて、南北の通りがAvenueで日本語では「〜番街」なんです。五番街とか有名だよね。

そんでもって東西の通りがStreet、日本語では「〜丁目」です。つまり52nd Streetは52丁目ってのが正しいのに、Billy Joelの52nd Streetの邦題は「ニューヨーク52番街」なんです。って、知ったかぶり全開ですが、NYに来るってハナシがなければ、一生気がつかなかったかもしれん。

「丁目」だとあまりにもチープな印象を与えるからか、それとも志村けんが連想されるのを避けたかったのか。まあ今となってはどうでもいいんですけれども。

さて。長い長いフライトの果てにJFKに降り立ったところで、最初の洗礼。入国審査で2時間待ちの大行列。

ヘロヘロになって、ホテルに移動して、ベッドに身を投げ出して5分間だけ休憩の後、ボロボロの体を奮い立たせ、タクシーをひっつかまえて向かったのは、メトロポリタン美術館。17時30分に閉館なんだけど、ホテルにチェックインした時点で15時30分。美術館が開いてる日中に自由時間が取れるのが到着した日のみ、という地獄日程のおかげです。

ホテルの近くにあるMoMAにも魅かれはしたものの、SugarBabe時代からの大貫妙子ファンとしてはメトロポリタンには行かずにはおれません。乗り込んだタクシーの運ちゃんが、30秒に1回くらいのペースでFUCKと(うれしそうに)言うのを聞いて、ああNYに来たんだなあ、という実感がボンヤリと高まります。

美術館に着いた時点で、閉館まで残り1時間半という緊迫状態。でも、西洋絵画に絞って見ることは事前に決めていたので、ズンズンと目的地へ。

なんというか、今回離日する前にヨメとも話をしたんだけど、海外の主要都市に行ったら絶対に美術館や博物館に足を運んだ方がいいと思う。

日本にもたびたび、いわゆる「名画」がやってきたりするけれど、どっちみち行けるのが土日だとしたら、ものすごい人出の中、下手すれば何時間も行列して、おまけに間近で見られず数秒で押し流される、みたいな感じになっちゃうでしょう?

それが、メトロポリタンみたいな超巨大ミュージアムなら、例えばそれがフェルメールだとしても、好きなだけかぶりつきで舐めるように鑑賞できますもの。



なんだろう、人が少ないわけじゃなくて、むしろ多いんだけど、美術館自体もムチャクチャ広いので、うまいこと分散されるんだろうなあ。

しかも言い方はアレだけど、ボーッと歩いてると、オレでも知ってるようなものすごい巨匠の作品が無造作に出現するのです。ピカソとかマティスとかミレーとかターナーとかドラクロワとか。

最初は作家名と絵を交互に見るように鑑賞してたんだけど、途中からは、どうぜみんなキョショーだしww 的な投げやり感でもって、作品しか見ないようになりました。そんで、自分的に好みなものだけ作家名とキャプションを参照するような。

おかげで、知らなかった作家の名前に随分と出会えた。



日本では、作家名を主体とした展覧会がメインになっちゃって、来る人も目的がハッキリしがちというか、まあそれは仕方がないことなんだろうけど、メトロポリタンとか、あとたぶんルーブルとかメガミュージアムだと、まるっきり別次元の接し方ができるんだなあ、と勉強いたしました。

なんだ、NY意外といいとこじゃないか!

The Best "I Saw The Light" ever

ひとさまのblogなんかで、YouTubeの埋め込みだけで記事になってるのとか、じつはあんまり再生したりはしないんですよね。なので、こういう投稿はホントはしたくないのですが、いま個人的にタイムリーでハマっておるわけで、つい埋め込んでしまいます。



ホール&オーツのダリル・ホールが自宅に友人ミュージシャンを招いてライブをやるというコンセプトの、“Live from Daryl’s House”というサイトがありまして、そこで見つけたんだよね。

このテイクは、ハワイにあるトッド・ラングレンの別荘で収録されたとのことで、とにかく素敵なロケーション。ノリもよくて、改めてこの曲のよさを感じることができました。

ホール&オーツ、今でも好きだけど、中学くらいの頃は本当に心酔してたなあ。懐かしい。

わかめ+いわし

昨年、実家から大量に送られてきた、相良の砂付き若布。もちろん今年もしっかり仕入れています。

若布というと、普通は塩蔵なのですが、御前崎原発のちょっと上に位置する相良では、砂浜の砂にまぶして干して保存するという、なかなかワイルドなスタイルなんですね。

で、昨年もむさぼるようにして食べた、「いわしのつみれ汁+若布のしゃぶしゃぶ」をやりました。ちょうど魚屋で、立派な真鰯が特売だったのよね。3本で200円以下。思わず2パック購入。

3枚に下ろした鰯を、半分は包丁で細かく刻んで、残りの半分は大雑把に四等分くらいにします。

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フープロに、鰯と塩をふたつまみほど、あと全卵を入れて軽めのミンチに。事前に切り方を変えておくと、バラつきが出ていいです。もちろん、段階的にフープロにかけてもいいんだけど、以前試したとき上手いこといかなくてね。

卵は、本当は白身のみを使うといいらしいのですが、黄身だけ取り分けるというのがめんどうくさいんだよネー。

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鰯のタネができたら、万能ネギをドサッと入れて練ります。けっこうこの、練り込みが重要な気がする。そんで、白身魚とちがってあんまりネットリはしないので、邪道と知りつつも小麦粉を適当に加えたり。

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とりあえず、鰯の準備は完了。

若布は、砂を落としてさっと茹でておいたのを、食べやすい大きさにカット。写真には写ってないけど、めかぶもいっぱい。

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昆布を一切れ水から煮出したら、鰯団子をスプーンで適当に形にしてドボドボ入れます。火が通ったな〜と思ったところでしゃぶしゃぶタイム。

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思わずビールから早々に日本酒に切り替えてしまう。まことに素晴らしいお味。日本人で本当によかったと思える瞬間です。

鰯は余ったものは冷凍に。味噌汁に入れても、素揚げにしてもヨシです。

ぼんごれびあんこ

浅蜊の酒蒸しが大好きです。なので、ボンゴレビアンコも大好きで、よく作ります。

どちらも浅蜊をアルコールでいじめるってところに共通点がありますよね。なので、こないだボンゴレビアンコを作りながら、「これパスタじゃなくてコメでやったほうが美味いんじゃね?」などとも思ったりしました。

フライパンにオリーブオイルに大蒜、鷹の爪を入れ弱火にかけ、定番の下準備をします。そこに、しっかり洗って砂抜きした浅蜊をガラガラガラっと入れまして、強火にします。頃合いを見て、安物の白ワインをドジャーっとかけたらフタをかぶせます。

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そのうち、パカッパカッと浅蜊ちゃんが観念して口を開ける音が聞こえてきます。この瞬間が、けっこう好きです。このときは、パセリもこのタイミングで投入しましたが、もちろん最後でもいいです。ただ、やっぱりパセリは生がいいです。

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塩気は茹で汁で調整します。事前にパスタを茹でておいて、うまくタイミングを合わせてパスタの水を切り、フライパンにドッキング。

パスタは余熱でも火が通るので、アルデンテの二歩手前くらいで合わせるのがいいかも。ウチは特に、カミサンが「メシできたぞ」と声をかけてから時間かかるので、三歩手前くらいでもちょうどいい。

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大蒜入れすぎたけど、これはこれで美味し。

いかめしコロッケ

北海道展とか駅弁関連のイベントがあると、ついつい探してしまうのが「いかめし」。あの小降りなイカが2ハイってのが絶妙なパッケージなんだよね。

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こちらは、近所の伊勢丹でみつけた「いかめしコロッケ」。名前のまんまなんだけど、いかめしの主張はあまり感じられず。普通にイカ入りのコロッケといった感じでした。

余り物をコロッケ化するのは王道といえば王道なので、おそらくはそうした過程を経て商品化されたのでしょう。個人的には、普通のいかめしのほうが好きかな〜。

2012年の浜松まつり

三日間で、のべ170万人くらいの動員があったらしい。

浜松まつりは、簡単に言ってしまえば、昼間は大凧をあげ、夜は御殿屋台を引き回しながら「激練り」をする。町単位での参加となり、それぞれ独特な町の意匠というか、ロゴがあって、凧や法被は基本、これをベースとしている。

もともと初子の誕生を祝うもので、昔は男子のみが対象とされたが、近年は少子化ということもあり、町によっては女子の初子を祝うことも珍しくない。

じゃあウチも?ってことになるんだけど、特に何もしなかった。昨年が震災の影響で中止になった流れで「町内の初子の数は足りてる」ってこともあるが、基本的には「女子で初子祝いは憚られる」のが大きいかな。

個人的には少々残念だけど、実際に初子祝いをするとなると本当にオオゴトなので、まあこれでよかったかも。おそらくは、年が明けた頃から糸目付けや凧揚げの訓練、あとは飲み会なんかで、何度も帰省することになっただろうし。

とはいえ、それはそれ。初子祝いをしようとしまいと祭りには参加せねばならない。

なので、実家に着いたらいきなり娘の法被の丈合わせである。袖と背中を絞り、ついでによだれかけも手拭で作ってよ、とリクエストしたところ、これも速攻で製作してくれた。意外とデキがよい。

さっそくコスプレさせ、楽しむ。

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どんな凧を揚げるかというと、こんな感じ。ちょうどウチの倉庫に保管してあるのだが、後ろに写ってるので八畳……いや、十畳かな。それを中田島砂丘の凧場で揚げる。普通に糸が絡まって落ちたりするんで、常に頭上に注意が必要です。

この日のために、各町は凧揚げの技量を磨くわけですな。どこそこが上手いとか、どこそこの凧が一番揚がってたとか、まあメンツの問題もありますんで。

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夜になると、屋台と「練り」の時間。子どもは速攻で寝てしまいます……。

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大人たちはというと……「練り」の合間に燃料注入。ちょうどスーパームーンだったな、そういえば。

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初子祝いの家の前には町中の老若男女が「練り」で集まり、盛り上げます。ご覧のように酒樽イッキも。

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というわけで狂騒の三日間、ハンパな参加にも関わらずなかなかハードでした。

カーチャンも婦人会で、毎朝5時集合で昼飯のおにぎりを握りまくってたし、親父は親父で、酒びたりの皆勤賞。「要するにアレだ、つぎは男の子をつくれってことだ」と、ガハハと笑うのであった。色んな意味でガクブルではあるが、今年の浜松まつりはとにかく特別なものになった。

かるぼなあら

卵かけご飯が大好きです。なので、カルボナーラも大好きで、よく作ります。

どちらも主食に卵を絡ませて、なんらかの調味料を加えるというところに共通点がありますよね。なので、こないだカルボナーラを作りながら、「これパスタじゃなくてコメでやったほうが美味いんじゃね?」などとも思ったりしました。

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生卵を2つ、器に割入れたら、その上から「これでもか」とチーズをかけます。ちょうど、賞味期限が切れたパルミジャーノがあったのでそれを摺り下ろしたけど、チェダーでもなんでもOK。いわゆる粉チーズでも、もちろん大丈夫ですが、黒胡椒だけはちゃんとしたものを挽き立てで使いましょう。

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そんで、シャカシャカと念入りにシェイクします。カルボナーラ汁の完成。

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フライパンにベーコンを適当に切って入れて、弱火でじっくり炒めます。うるさいひとは「そこはパンチェッタだろう」と言うかもしれませんが、ないものはない。

油がいっぱい出てきたら白ワインを適当に投入してアルコール飛ばしつつ乳化させます。「しょっぱくなりすぎませんように」とお祈りしながら茹で汁も入れます。

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フライパンに、固めに茹でたパスタをブチ込んで煽ります。

写真にはないけど、フライパンが渾然一体となった時点で、フライパンをぬれ布巾に載せて、ちょっと冷まします。いったん温度を落ち着けないと、卵が固まっちゃうからね。

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いよいよフィニッシュ。カルボナーラ汁をフライパンに入れて、弱火にかけながら混ぜます。頃合いを見て、お皿に盛りつけて完成。

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冷蔵庫を見たらイタリアンパセリが瀕死だったので、邪道と知りつつも散らしてみました。んまかった。

恵比寿様と大黒様

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商売をやってるからか、私の実家には、恵比寿様と大黒様を祀る神棚が昔からあった。

朝晩、ご飯が炊けたらまず、小さな器に盛って神棚にお供えをする。子どもの頃は、「おいべっさまにご飯あげてきて」とよく言われたものだ。お供えしたご飯は、だいたい婆ちゃんが自分の茶碗に戻して食べてたな。

「おいべっさま」という呼び方も、ひょっとしたらこの地方独特なのかな。「恵比寿」に「お」をつけて訛ったんだろうけど、「えべっさま」というときもある。

そういえば、ウチの娘は私によく似て、笑うと目が線になる。それを見ると母親が「えべっさまの川流れ」と言っては喜ぶ。は? 河童じゃなくて恵比寿? よくわからんのですが、笑った顔が福々しいということなのだろう。たぶん。

今回、ふと思い立って神棚を撮影してみた。小さな恵比寿様と大黒様が、座布団にちょこんと座っている。

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母親いわく、このご神体は大昔からウチにあるらしい。大戦時、アメリカ軍の艦砲射撃で当時の家が丸焼けになったのだが、後日焼け跡から掘り出したそうだ。言われてみれば、表面がボロボロになっているけど、ホンマかいな。

故郷で髪を切る

GWはたっぷり一週間、実家に帰省してゴロゴロ&ウダウダしておりました。といっても、この時期の浜松は「浜松まつり」という一大イベントがあり、基本、人々の暮らしは祭りを中心に回ることになります。

その間のことは、追々書くかもしれませんが、今日は東京に帰る直前に髪を切った話を。

思えば子供のころは、中学生は強制的に丸坊主という時代でした。なので高校に入ると、みんな急に色気を出してジェルを付けたりスプレーかけたり、あるいは粋がってパーマをかけ、体育教師に見つかってバリカンで刈られる、といったことをするわけです。

自分はというと、高校を卒業するまで、ずうっと近所の床屋さんで切ってもらってました。おじさんが一人で切り盛りしてるような、ちいさな店。

前フリが長くて我ながら辟易としますが、今回、その床屋さんを再訪することができたと、まあそういうわけです。

でもね、18歳まで通っていたってことは、今からちょうど25年前ですよ。その間、町内のようすも様変わりして、いろんな店が商売をやめたり、どこかに引っ越していったり、更地になってたり。

なので、まだその床屋さんが店を続けてたというのがちょっとした驚きとともに、妙にうれしかったわけです。おじさんは、ちょっと頭が薄くなり、それなりに老けたけど、まだまだお元気そうでした。

町内の話とか、私が高校を出てからの話とか、ワイワイ盛り上がるでもなく淡々と。やはり小さな町の身内感なのか、不思議とリラックス。

次回の帰省時も行かなくちゃ。結局のところ、ノスタルジアなんだけどね〜。

赤い小箱のニクい奴

このブログの写真管理、というか張り付け方について試行錯誤中。というか、トータルの写真管理ね。

 

ずうっとFlickrを使っていたのですが、そろそろ見直す時期がやってきたのかもしれない。かといってPicasaもなあ……。なんか、おすすめの写真管理サービスないですかね。

 

というわけで、このところの食生活を適当に振り返ってみます。

 

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ピッカピカで立派な鰯。パラリと塩を振って、オリーブオイルでソテーしました。ちょっとだけ醤油をたらしていただきます。

 

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鯛の半身が安かったのでアクアパッツァに。顔の肉が最高に美味い。春だからか、浅蜊をいっぱい食べてます。

 

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そろそろ旬は終わりかな。ホタルイカ。酢味噌をりんご酢で自作してみた。んまい。

 

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やっぱり崎陽軒は最高だぜ。異論は認めない。「ポケット」が6コ入りでちょうどよいんだよね〜。

 

踊ろうマチルダ@東京キネマ倶楽部

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日曜日。ヨメとムスメをヨメ実家に置いてきたので、昼まで寝てやろうと思ったのに、そういうときに限って、8時にはスッキリ目覚めてしまう。

仕方がないので洗濯をし、部屋の片付けを始める。ついでにジムに行き、筋トレと自転車をみっちり。かなりの疲労度。酒でも飲んで早々に寝たいところ。

だがしかし、今日は、踊ろうマチルダの東京ワンマン、オールスタンディングのライブに行くのだ。ぎっくり腰にならないか不安を抱えつつ、鴬谷へ。

鴬谷って初めて降りたんだけど、なかなかの猥雑感があっていいね。そびえるホテル、小さなロータリーに次々と現れる「そのテの店」の送迎車。

本日のライブ会場は、「東京キネマ倶楽部」というところ。もともとグランドキャバレーだったとのことで、雰囲気がそれっぽい。

以前、ここで行われたカーネーションのライブ音源を買ったのだけど、直江くんもいたく気に入ったらしく、何度もMCで触れていた。音響いいんだろうね。

さて、踊ろうマチルダ。

その衝撃的な出会いは以前もここで書いたけど、やはり似たような人は多いらしく、会場はギッシリ。最前列にはセーラー服の女子高生がかぶりつき、白髪まじりのオッチャンもちらほら。でも、総じて客層は若め。CDのセールスはAKBとジャニーズばかりというこの国で、こういう音楽を好む若者が一定以上いる、ということに安堵する。

全国津々浦々のレコードショップで同じように売れて、テレビの歌番組で流れてみんなが知ってる、要するに巨大なひとつの音楽マーケットしかなかったような時代は、完全に終わったのだね。

現代のミュージシャンはもっと限定的な、コンパクトなコミュニティーを中心に回すのがよい気がする。ネットを上手く利用して、リスナーとの距離を短く、接点を多く。音源を一人ずつ、直接届けるくらいの勢いで。

出版業界にも遅れてやってくる流れなんだろうけど、物流としてのレコード会社とか、管理機としての音楽事務所なんてもう、自前でやるほうがいい。言ってみりゃ、自営業的なミュージシャン。

なんか話が逸れまくりだけど、踊ろうマチルダを見ていると、そのへんがじつにうまく機能しているような気がするんである。

ライブは、とても素晴らしかった。

でも何度もYouTubeを見ていたおかげで、逆に新鮮味が乏しいというシャレにならない状態(笑)。いきなりこのライブを体験したなら、脳天にハンマー級の衝撃だったろうけど、かえってじっくり楽しむことができた。

とにかくあの声がいい。じつはギターもかなり上手い。激しく弦を叩き付けるスタイルなので、3回ほど弦が切れてた。しかも、ことごとく3弦。

アコーディオンの小春ちゃんがイイ味出していて、ドラムやパーカスがないバンド編成(ウッドベースとフィドル)なのに、ドライブ感がハンパない。

立ちっぱなしで、かなり疲れたけれども、あっという間に2時間が過ぎた。

客席のノリは、じっくり聞きたい派と、とにかく騒ぎたい派にクッキリ分かれてたのが印象的。やはり自分のように、初見の人が多かったからかな。騒いでた人たちは、いい意味で酔っぱらいのノリ。ていうか普通に酔ってたな。カップの酒が降ってきやしないかとハラハラした(笑)。

ライブのDVDを編集していて、5〜6月には発売できそうとのことなので、楽しみに待ちたい。

あとさ、最近のライブってカメラ持ち込み&撮影OKってのが多いのかな。むかしはものすごいチェックがあったような気もするけど。会場でも、スマホで撮影してTweet的な人がたくさんいました。そういうの、規制してもしょうがないってことなんだろうなあ。

※めんどくさいので失敗カットも含めてはりつけておきます。

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春爛漫

日曜日。札幌の伯母が東京に滞在しているということで、府中までムスメの顔を見に来てくれた。

ちょうどいいやと、花見がてらの散歩に繰り出す。まずは腹ごしらえと、近所のタイ料理屋「スイタイ」に行き、パッタイを。ランチタイムはなかなかの混雑で、軌道に乗ってきたみたい。よっしゃよっしゃ。

その後、ホコ天のけやき並木を歩き、大国魂神社へ。ここの枝垂桜を前菜として、東郷寺を目指す。

道中、さまざまな花が咲き誇っており、いちいち伯母に名前を尋ねる。すべて即答できるのは、さすがお花のセンセイをやってるだけある。もちろんワタクシは、聞いたそばから忘れてしまうのだが。

今年はアチコチで聞かれるように、春の花の開花が遅れている。通常ならソメイヨシノの一週前が見頃の枝垂桜も、一斉に花開いており、なかなかの見応えである。

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東郷寺は、東郷平八郎の没後に建立された寺で、映画「羅生門」のロケが行われたという大門で有名。枝垂桜とのマッチングがすばらしい。

「さくら」つながりということで、夕餉はブリの照り焼きと「さくらごはん」。米一合に対して、酒と醤油をそれぞれ大さじ1ずつ加えて炊いただけのものなのだが、自分にとっては故郷の味なんである。

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浜松祭りで支給される昼メシが、このさくらごはんのおにぎりで、なんとも言えないなつかしさがこみ上げる。たまに食べると美味いんだよなあ。