豆アジの南蛮漬け

豆アジがやけに安かったので、ひと盛り買って来た。

親指と人差し指でエラをつかみ、そのままブチッとはらわたをひっこぬく。ごめんよアジちゃん。

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しょうゆと酒を1:1にしたのに唐辛子や砂糖を加えて煮立たせて、冷めたら酢。仕込んだ豆アジちゃんたちを粉まみれにして二度揚げしたら、タマネギのスライスといっしょにつけこむ。レモンも入れた。生姜もね。

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んー、美味し。これは酒が進むぜ。

残ったタレを卵かけご飯に。これがまた絶品であった。

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続、鍋事情

トマト鍋と鶏団子鍋。どっちも定番っちゃあ定番。

トマト鍋は、にんにくとオリーブオイルで鶏肉を炒めて、頃合いを見てトマト缶を投下。さらにトマトを4〜5個こまかく切って煮込む。塩胡椒とコンソメで味を整えたら、あとは冷蔵庫に残ってる野菜を手当たり次第ぶち込む。ラタトゥーユを鍋にする感じね。マッシュルームとかあると吉。想像以上に美味かった。〆は当然のリゾット+溶けるチーズ。

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鶏団子は、鶏挽肉と軟骨(フープロで粉砕)を1:1。あとはニンニクと生姜と葱。ごま油とか日本酒とか、入れて美味くなりそうなものは色々入れる。餃子の餡のノリね。卵は卵黄だけのほうが固めに仕上がるけど、めんどくさいから白身も混ぜた。

スプーンを右手に持って、左手で餡を掴んだら人差指と親指のところからムニュっと出してスプーンで受けて丸く整形して鍋に落とす。出汁とかは不要。白菜とか長ネギがあればそれも鍋に添える。〆は当然の雑炊+もみのり。

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口腔内火傷必至

寒い日は鍋かたこ焼きと決まっておる。

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キャベツは入れず。なるほど、このほうがたこ焼きとしての存在感が高まるんだね。すこぶる形而上的。

チーズとか餅とかを入れてもいいねえ、とか話をしてたんだが、結局ノーマルなものばかりを焼いた。2回戦でたこが切れたので、刺身で食ってたイカを入れたくらい。比べると、やっぱりたこのほうが美味いや。

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「おとうと」を観て来たんですけど、鶴瓶がたこ焼きの焼き過ぎで腱鞘炎で……みたいなシーンがあって、それでね。

映画のほうは、なるほどファンタジーとしての「寅さん」との対比として捉えると、強烈だ。しかし、吉永小百合出演映画としてみれば、相当な傑作の部類に入るのではなかろうか。母親役ということで、比較的無理もないし。

劇場内の平均年齢がハンパなく高かったが、そのリアクションも含めて話題の3D映画なんかよりも非常に楽しめた。鶴瓶って、本当に人気者なんだなあ〜と再確認。

カロリーハウス@北府中

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あまりにも挑発的な名前。アメリカンテイストのステーキとハンバーグがメインなのだが、一説によると40年ほど前からあるそうだ。となれば、このネーミングにも納得できる。

コアタイムはいつも行列で、駐車場もギッシリ。渋滞を引き起こすほどの人気店である。それでも、午後2時ともなればスルッと入れる。まずはサラダとビール。

ここのハンバーグは200gからリクエストに応じて量を調整できる。この日は、400gをオーダー。だいたい、300-400gが人気のレンジ。500g以上注文する人は、あんまり見ないけど。

基本、赤身なのでクドさは全然ない。ナツメグが効いていて、飽きることなくあっというまに完食。ご飯はおかわり自由だが、自重した。

べらぼうに美味いわけではないんだけど、なんというか店の雰囲気がとてもいい。家族連れはもちろん、若いカップルや学生、老夫婦まで、客層のレンジも広く、みんな等しく多幸感に満ち溢れた表情をしている。店員も若いのにキビキビしていて、値段も安いし、まさに地元民にとってのカロリー供給源と言える存在。

赤と黒

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フジッコのぶどうジュースのところでも触れましたが、そういえばフジクレールの赤については書いたことがなかった。というか、あの記事が呼び水となり、10本ほど仕入れてきました。正確には、フジクレール無濾過スパークリングの赤、ということになるのかな。

赤でスパークリングっていうのがいい。まあ微炭酸な感じではあるけれど、いちごをアテに飲みました。ワインとフルーツの組み合わせは、山県先生もおっしゃってるとおり下手な料理なんかよりも素晴らしいね。

あと最近、サッポロビールがショコラブルワリーってのを出していて、近所の京王ストアに置いてあったので飲んでみた。

意外とこれが、なかなかよいです。個人的にはギネスと高カカオ率チョコの組み合わせが好きなんだけど、これもアリかなあ。まあ、いわゆるバレンタイン市場狙いなんだろうけど、頑張ってる感じがする。

う〜ん、飲み過ぎである。

土偶あれこれ

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休日、上野に行こうぜ、って話になったんです。昼下がり。となれば、デリーでカレーを食べたくなるというもの。

超久しぶりなので道に迷いつつ訪れ、カシミールじゃなくて中辛のインドをオーダー(それでも一般的には相当辛い)。う〜ん、懐かしい味ですこと。近所にあれば通うんだけどなー。

サクッと食べたら、エレカシを口ずさみながら上野の山を散ろ歩きです。日曜日だったのでけっこうな人の山。大道芸や、正岡子規記念球場で草野球を冷やかしつつ、国立博物館へと向かいます。

じつはいま、『土偶展』をやってるのね。これが今回、上野までやって来た目的。



展示規模的には決して大きくはないんだけど、ん〜、めちゃくちゃイイですよ! いわゆる「土偶」と聞いてイメージするのって、上のチラシ画像では右から2番目の遮光器土偶っていうらしいんだけど、それもちゃんと鎮座してらっしゃいます。

教科書とかでよく見た(というか、その程度でしか知らない)土偶を間近に見ると、まず雰囲気でやられます。ついで、大胆なデフォルメとディテールの素晴らしさに驚愕。完成度がハンパない。1万年の時をこえて、縄文人の持っていた繊細な感覚を肌で感じることができて、ああもう!とにかく最大級の賛辞!

2月21日までやってるので、ぜひ足を伸ばしてみるべき!と断言しておきます。

ん〜土偶はなんつうか、ロマンだよねえ。

で、土偶といえば今、個人的に盛り上がっているのがコレ。『古代少女ドグちゃん』。何号か前の映画秘宝でも表紙を飾っておりましたな(それで知ったんだけどね)。



会う人会う人みんなに『湯けむりスナイパー』を絶賛しまくってたせいで「オマエのおすすめは信用ならん!」とのレッテルを張られておるようですが、懲りずに自信を持ってご紹介。あ、『湯けむり』はコミック版が素晴らしいんですよ。ドラマは、まあ人それぞれですが(正月特番も最高によかったなー!)。

どんなドラマかっていうと、こんな感じ。

土偶の神様「ドグちゃん」が土偶の相棒ドキゴローとともに、現代によみがえった妖怪たちを退治しながら社会の悪と戦い、ひきこもり少年・誠の心を開いていく、怪奇ヒロイン・ラブ・コメディ(公式サイトより)

スタッフも豪華だし、キャストも豪華。それでいて、「妖怪 ちちでか」だの「妖怪 カニ光線」だの、しまいには「妖怪 まぶたの母」である。最高wwww

もともと関西ローカルの深夜枠を使ったドラマだったのが、ついに映画化されるんだよね。関東キー局では無理なんだろうか、どこでもいいから放映してくれんかなあ。そうなんです。私もまだ、見たことがないんですよねえ。

そんなモン人にすすめてどうする、というお叱りもあろうかと思いますが、このドラマ版の予告ムービーを見たら納得していただけるのではないでしょうか。まあ「確信」を抱いたと、そういうわけです。

目下の悩みは、ドグちゃんのDVDボックス。欲しいな……でも後悔しそう……でも欲しいな……。

発泡酒

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酒と名がつくものなら何でも飲みますが、中でもビールが大好きです。ワインも、スパークリングが好きです。というわけで日本酒も、シュワシュワしてるのが好き。

コイツは、仙台の一ノ蔵が出してる「すず音」。やや甘めだけど、なかなかイイ感じ。クククッと飲み干してしまった。

葡萄LOVE

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ファンタといえばグレープ。談合坂SAで必ず食べるのは巨峰ソフトクリーム。ハイチュウも、蒟蒻畑も当然ぶどう味。そんな生粋のぶどう派なアタクシが、酒コーナーでこんなぶどうジュースに遭遇。

このblogでも何度か紹介しているフジッコワイナリーの、ワインではなくぶどうジュースです。今年から始めたっぽいんだけど、せっかくなので赤白買ってみた。1本1200円くらいだったかな、けっこう値がはるけれど、こーいうのに目がないんです。特にフジッコさんは個人的に応援しているし、ヘタなワイン買うよりいいかもしれん。

とりあえず白を開栓したんだけど、ぶどうぶどうしてなくて、りんごジュースっぽい第一印象。そのうち、口腔内にぶどうの香りが残る、相当奥ゆかしい味わい。一気に飲んでしまい、赤はもったいなくてまだ開けてないw

そういえば、フジクレールのスパークリングに赤があったって話は書いたんだっけ? あー、またストックしておかなきゃー。

鍋事情

初雪が降ったね!

寒いときには、やっぱり鍋。ってことで、最近の鍋コレクションw

●豆乳鍋

だしと豆乳を適当にまぜて、鶏の骨付き肉をぶち込み火にかける。いい塩梅になってきたら、野菜をドカドカ。以上。

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●手羽先レタス鍋

にんにくと生姜のみじん切りを少量のごま油で炒め、頃合を見て手羽先を投下。表面にイイ感じにコゲが付いたらお湯(水でもいいと思うが土鍋を急に冷やすのはいくない)を適量入れる。ダシも適当に。頃合を見て、レタスをちぎってドカドカ入れる。勢い余ってネギも。このときは輪切りというかスライサーを使った。

レタスって、意外と使い道がないんだよね。おかげで油断して古くなっちゃうんだけど、これなら一気に大量消費できる。手羽先はよく使うなあ。コラーゲンたっぷりだし、トロットロになって美味し。

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コメダコーヒー

実家の近所にあったので、入ってみた。東京だと、町田あたりにけっこうあるっぽい。

名物「シノノワール」は遠慮しておいたけど、ふつうにコーヒーは美味いね。

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コーヒーを頼んでコーヒーしか出てこないというのは、名古屋ではありえない(らしい)。ここでも、豆スナックがついてきた。店によっては、茶碗蒸しが出てくることさえあるらしいのだが(『極道恐怖大劇場 牛頭』にも、そんなシーンがあったな)。

あー、寿がきやのラーメンが食べたいナー。

下仁田葱と深谷葱

またしても、親戚筋からズッシリと重い箱が届き狂喜乱舞。

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中身は季節の野菜の詰め合わせなわけなのですが、とりわけこの時期は、葱関係がありがたい。タイトルのとおり、下仁田と深谷のぶっといのが何本も入ってたので、当然のように葱鍋祭りです。

例によって、鍋に合わせて葱を切り、隙間に豚バラと白菜をぎゅうぎゅう詰めにします。調味料は日本酒のみ。適当にドボドボとそそぎ、弱火でじっくりと。

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味は言わずもがな。ポン酢と七味でいただきました。最後、信じられないほど美味いダシが残るので、〆はもちろん雑炊でございます。

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料理教室

家人が料理教室に通いだした。そのため、月に一度は土曜日の午後がフリーとなり、気ままな時間をすごしている。

昼過ぎ目覚めて、さすがに腹がへってるので近所のスタ丼でも食おうかとも思ったが、冷蔵庫の中にひときれだけベーコンを発見。食い残しのパンチェッタといっしょにじっくり焙り、卵を落とした。

目玉焼きはけっこう苦手な部類なのよね。この日のも火が入りすぎてしまった。難しい。醤油をひとたらし。硬くなったパンといっしょに食す。

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どんな料理教室に通っているかというと、魚系。夕食にレパートリーを復習させて、味を見る。鰯の生姜煮。ワタの処理がいまひとつとか、文句を言いながらも美味しくいただく。鰯はなにがいいって、安くて美味いのが素晴らしいよ。

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府中名物・栗林の餃子

駅南口の細い路地を抜けて、伊勢丹に出たところの横にある、餃子の栗林。ここはテイクアウトしかないんだけど、客の耐えないなかなかの人気店。買うのは大抵ひとくち餃子としそ餃子なのだが、デフォルトの大きさがけっこうあるので、「ひとくち」とはいえ他店であれば標準サイズ。

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餃子を作るのではなく買うのは、本当に久しぶり。野菜が主体の餡はニンニクとニラの存在感がしっかりあって、とても美味い。なかなか勉強になるぜ。

寒い日には辛いもの

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中本の新宿店。初めて入ったけど、中は意外と広いね。

昨日は、味噌卵麺と半ライス。辛さゲージでいうと、北極よりもちょっとマイルドということらしいが、ちょっと食べただけで汗がダーダー出る。備え付けのティッシュで顔を吹きながら食べたが、4〜5枚は使ったな。ぜんぶビショビショになってしまった。

こんなに汗が出るというのは、やっぱりデブな証拠。ま、カプサイシン効果で相当痩せたんではないかと思う。

路地裏カレー

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昔ながらの中央線の「匂い」が、いまだ濃く残る西荻窪。阿佐ヶ谷や高円寺も、いまやすっかりお行儀がよくなってしまったが、西荻はまだまだヤンチャだ。だからかもしれないが、駅に降り立つとホッとするもんね。

そんな西荻南口の路地裏で、家人の大学時代の友人がバングラデシュ人のご主人とカレー屋をやっている。「ミルチ」という店で、訪れるのは3度目。日本人の多くはバングラデシュがどこにあるか知らない、あるいはまるで興味がないので、看板は「インド料理」となっている。ありがちな話だ。

とはいえバングラはもともとインドだったわけだし、ベンガル料理ってことであまり気にしない。料理は、いわゆるインド料理ひととおりと、あと一品ものは「海より」のものが多いかな。小魚と野菜をスパイスで炒めたものとか、ベンガル風オムレツとかが美味い。日本の煮干しが効果的に使われてたりして、スリランカっぽさもある。

この店は野菜や豆料理がいい感じ。タマネギの天ぷらとか。あとまあ、いちおうイスラム国なので豚肉はないっぽいね。鶏と羊が主体。

店名は、ヒンドゥー語で唐辛子という意味らしいが、奥様の名前にもかかっている。昨夜は所用だったらしく会えなかったけれど、楽しいひとときをすごした。この路地には、こういった間口は狭いけれど度量の大きな、というか、いわゆる中央線な店が軒を連ねている。通りの奥に公衆便所があって、どの店もそこが指定のトイレ。しょんべん横町スタイルとでもいえばいいのか。

だいたいお開きかなーというタイミングで、ご主人がなにやら料理を作り出す。やたらといい匂いなので、それは何かと聞いてみたら、まかないだという。腹八分目はとうに過ぎていたが、食わせろと無理を言っていただく。

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鶏肉をいろんなスパイスでグチャグチャにしたもの、とでも言えばいいのか。正式名称は忘れたけど、ホットで美味し。

入籍1周年の夜であった。

徹夜明けの空

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不惑を超えての徹夜作業は、腰に来ますな。ここんとこ続いてるので、相当グロッキー。朝日が眩しすぎて、たまりません。

家に帰ったら、カロリーが高そうな食べ物が用意されていた。リンゴの砂糖煮? コンポート? コイツをアテにしてビールをゴクゴクと飲んだ。甘酸っぱ苦い。

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国産ヌーボー

府中伊勢丹で、妙高・岩の原ワインのフェアをやっていたので購入。

どちらも今年収穫したぶどうで作った、国産の新酒。そんでもって、無添加。

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無添加ワインって、スッキリしていて好きなんですよ。ジュースみたいだよね。個人的には軽めが好きなので、よく買います。むかしはなかなか置いてなかったけど、最近だとスーパーなんかでも売ってる。いいことだ。

でも無添加に限らず、最近では単価を安くするために、海外からぶどう液を輸入して国内で醸造したものを国産ワインとして販売しているケースが目に付く。しかも、呆れることに意外と多い。

輸入されるぶどう液にどんな化学物質が混入されていようと、国内で醸造されたものは「国産」、酸化防止剤さえ入れなければ「無添加」と表記してもいいようで、ラベルをよ〜くみると、「輸入ぶどう原液を使用」とかちっちゃく書いてあるのだ。やれやれ。

もちろんそのいっぽうで、国産ぶどうでコツコツといい仕事をしているワイナリーもいっぱいある。上の写真のものは、1本1000円ちょっとで買えるのだが、正直この価格では失礼ながら苦しいのではないだろうか……。

ボジョレーなんとかで大騒ぎしておしまいではなく、こういった素性のよいワインに、もうちょっとだけ脚光が当たってもいいのになあ、と思うのだ。

粗悪ワインが存在するのには、もちろん理由がある。消費者がそれを求めているからだ。安く酔うためだけの酒を。昨今の、発泡酒やら第三のビールやらも似たような図式かもしれない。

とりあえず赤から空けた。美味し。在庫があるうちに、また買いに行かなくちゃ。

オニオンスープ

家人が体調が悪いというので、オニオンスープを作ってみた。

・たまねぎ3個を薄くスライス
・お鍋にオリーブオイルとバターを少々入れて点火
・たまねぎをドカッと入れて弱火で炒める
・木ベラでかき混ぜながら根気よく炒める
・たまねぎで鍋の内側を掃除するかのように炒める
・ひたすら炒める

……んで、飴色になっていい感じになってきたら水を投入。アクがちょっと出るので処理して、コンソメと塩コショウで味付け。

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美味しくいただきました。パンでも浮かべてチーズ乗せてオーブンで焼けば、いわゆるオニオングラタンスープになるのだなあ。

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椎茸

持つべきものは農業系の親戚。

形がよい市場向けからははじかれた、やや難アリの椎茸が群馬方面からどっさり届きました。味はまったく変わらないので大感謝。

あぶっただけで食べたり、しょうゆバターでソテーしたり、いろいろ楽しんでおりましたが、肉詰めでもしてみるかと鶏肉・合挽で試してみた。

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鶏肉には刻みネギとかこんぶ茶なぞを加えて練り練り。合挽は、上にチーズ乗せてみたり。オーブンに突っ込んで、どちらも美味しくいただきました。

ところが残念なことに、このおすそわけ椎茸も今年でおしまい。栽培そのものをやめることにしたというではないか。理由を聞くと、とにかく食害がひどくて採算取れないらしい。サルにもやられるけど、特にシカなんだって。

う〜ん、そういうの無念だなあ。シカ害は全国規模で問題になっているから、いい加減何らかの手を打った方がいいと思う。丹沢も相当やられていて、いまやシカが大発生してるおかげで全域が山ビル天国になっているとか。

もう行けねーなあ、丹沢……。

今年の誕生日

いただいたプレゼントはこれだけ……だったかも!?

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うそです。無理いってプリンを作ってもらいました。よくできてた。

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物質的なプレゼントとしては、卵焼き用のフライパンをリクエスト中。あるいは炊飯器か、圧力鍋。米の味は炊飯器によって相当変わるらしいが、価格のレンジも広すぎるぜ。少量でも美味しく炊けるのを調査中ナリ。

銀座な1日

とある平日。カイシャの創立記念日で休日ってことで、昼下がりの銀座方面に連れ立ってでかけてきた。

まずは昼飯。1人だったら適当にナイルレストランあたりに入ってしまうところを、行ったことがないというので、話のタネにと煉瓦亭。ちょっとだけ並んだけど、すぐ地下席が空いてオムライスとポークカツレツを食す。

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ここのオムライスは、よく知られているように普通のものとは違う。具入りの卵かけご版をバターで炒めて半熟状態にして盛りつけるという、おそらくここでしか食べられないスタイルだ。火の入れ方が絶妙で、じつに佳い食感。

若い頃、仕事の師匠に連れていってもらったときは、けっこう感動したなあ。チキンライスを薄焼き卵で包むノーマルなものより、こっちのほうが好みです。

食後はブラブラ。AppleStoreに行って新しいiMacやマウスを触ったり、三越2Fのカフェで初めてマカロンを食べたり。店内の、マダム率の高さに思わず笑みがこぼれますた。

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夕方に立ち寄るところがあったので、それまで映画でも見るか、と銀座シネパトスへ。ここ、初めてだったんだけどイイ感じっすね。忽然と現れる昭和空間。映画を見ている間、足下を行き交う地下鉄の振動を感じられるっつーのも個人的にナイス。トイレの便器前のポエムにも、軽く感動した。

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観た映画は「バタフライエフェクト3」だったのですが、1に比べるとどうかなー。スプラッター要素が相当増えてたので、ちょっと苦手です。。。

夕暮れの銀座を築地方面へと散歩。歌舞伎座も取り壊しが秒読みですな。このまま、足を踏み入れることなく新しくなってしまう予感。この手の建物が完全に消失してしまうのは相当惜しい気がするけど、なんかもう、しょうがないんだろうなあ。

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で、本日のメインイベント。つきじ治作さんで水炊きを食す。

ここは結婚したときの食事会会場として使ったんだけど、おまけでタダ券をもらっていたので訪れたと、まあそういうわけです。

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美味し美味しと九州風の水炊きを堪能し、〆の雑炊までノンストップでかきこむ。相当な量のコラーゲンを摂取したから、膝の関節もバッチリに違いない。

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今回は仲井さんの給仕に加えて部屋代・飲食すべて無料としてくれたが、さすがに料亭なんで、普段使いには敷居が高いかなー。中庭ごしに見えた他のお部屋では、商談なのか談合なのか、それっぽい宴席の様子もチラリ。こーいうところで、日本の経済は廻っていたのかもしれないねえ。政権変わってどうなったのかは知らんけれど。

若いなりの味わい

まだ4ヶ月くらいにしかならないのだが、ある日とうとう我慢ができなくなり、梅酒の試飲を行った。

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うむ。まあド素人が初めて作ったということで、こんなもんじゃなかろうか。色合いが思ったほど濃くないけど、これは砂糖の量が少なかったからかしら。酒1升:氷砂糖600?:梅1?だったのよね。砂糖は梅と同量という説もあるんだけど、600?でも甘いと感じる。ソーダで割って、ちょうどよい。

1年くらい経てばもっと色濃くなるのかもしれないけれど、それまでに飲み干してしまう可能性も否定できず……。

あと、麦焼酎、黒糖焼酎、泡盛で作ったわけでやんすが、泡盛がいちばんイイ感じかも。そんなに違いがわかるオトコでもないので甚だアヤシイが。麦は、やや苦味があるような……。梅の実の処理に問題があったかしら。つぅか、実が熟しかけてた時点で全般的にアウト気味?

そんなわけで、夜な夜なとろりんちょなのである。

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シモキタで朝まで

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仕事でポカした部下を慰めるという口実で、下北沢の寿司屋に行ってきた。なんでまたシモキタかというと、その部下ってのが下北沢在住だから。あ、なんかイヤらしい感じに聞こえるかもしれませんが、男の子ですんで念のため。

その、シモキタ在住ウン10年以上の彼をして「ここに入るのが憧れでした」とまで言わしめるのは、「小笹寿し」さん。シモキタの駅から電話すると、テーブルなら空いてるというので、とりあえず向かう。ビールを飲みつつお造りをいただいていたら、カウンターが空いたので移動させてもらった。

寿司通というわけでもないので、欲求に従ってガンガン頼みガンガン食べる。こちらはいわゆる「おまかせ」は受けないそうで、好きなネタを都度オーダー。もちろん、連れの存在など省みない。「遠慮なんかしないで好きなモン頼めよ? あ、こっち縞鯵と鰹、あとスミイカね」といった感じ。

子供のころ、実家の親父によく言われたものです。寿司というものは、握ってもらったら5秒以内に食え、と。子供心にホンマかいな、とはよく思ったが、実際のところ美味いのでテンポよく食す。ネタに応じた煮切りをサッと塗ってくれるので、そのまんまお口に放り込めるし。

途中、お吸い物なんかもタイミングよく出てきたりして、なるほどいいお寿司屋さんだなあ、と感じる。肝心の握りも、個人的には文句のつけ所ナシ。会計も、あんだけ飲み食いした割りには程々、というか安かった。私の食いっぷりをご存知の方であれば、ほぼ満腹状態かつ酒もそれなりに飲み酔っぱらった状態で、一人14000円くらいで済んだからね。

店を出てから、部下君が「隣にいた女性客、吉本ばななじゃなかったですか?」とか言い出す。もしそうだったとしても、ンなこた、どうでもよい。

お次は、いわゆるシモキタっぽい店に連れて行けとオーダーし、「バー キタザワ」へ。あんまり若者向けではなく、むしろ昭和オヤジなお店。よし、ナイスセレクション。ここで夜更けまで、70〜80年代の懐かしいレコードを聴きながらハイボール&お説教。相当無茶めなリクエストにも快く、かつアッサリ応えてくれるのが親切です。内装にもツボつかれまくり。

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午前3時に店を出て、小腹が空いたので、さらにもんじゃ焼き。結局、久しぶりに朝まで飲むハメに。薄紫の空を仰ぎつつ、軽く後悔。

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ハフハフである

今シーズン初の、湯豆腐。

ネギと鰹節をたっぷり用意。あとビールをいっぱい冷やしておく。

超簡単。超お手軽。超美味。

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湯豆腐の食べ方は色々ありそうだけど、ウチの実家では湯豆腐の鍋の中央に、つけ汁(醤油と酒と鰹節とか)が入った容器をセッティングするスタイルだったなあ。火が通った豆腐をそこに浸してから取り皿に受け、薬味をぶっかけるという感じ。

関東風とか関西風とか、あるのかしらん?

ぱいなぽー

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砂糖をまったく使っていないパイン缶&ジュースと聞いて、即お取り寄せ。届いてすぐ冷蔵庫で冷やし、食べてみた。こーいうの大好き。シアワセ。

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7月下旬から8月下旬に収穫されるパイナップルの、糖度が高いところだけを使っているらしい。子供の頃によく食べた、ベッタリとした甘さなど微塵もなく、爽やかな甘みと酸味。写真は泡だらけになっちゃったけど、いやいやいや、じっつに美味しです。

あー沖縄いきてー。

肉の米内@盛岡で夜は更けて

盛岡冷麺に出会って、何年が経つのだろう。15年くらいなのかな。いや、もっとか。当時、盛岡勤務だった大学の先輩に連れてってもらったんだよなあ。以来、何杯食べたかよくわからないくらい食べている。食べた回数なら、東京都内在住・実家が岩手県でない人間の中ではトップ10くらいに……入らないか。どうでもいいけど。

盛岡という街は、地方都市にありがちなんだけど、駅前=繁華街というわけではなく、核心部は駅から離れてるんだよね。おかげで地元民でもない我々は、冷麺を食べようにもいつも駅前か、駅から徒歩圏内の店しか楽しむことができなかった。せいぜい食道園あたりまでか。

実際のところ、駅前の盛楼閣がなかなかのクォリティー&パフォーマンスなおかげで、「盛楼閣でいいよね?」「うむ」となってしまうのだ。ちなみに、ぴょんぴょん舍は第一印象が悪すぎてハナから除外。銀座の店にも行ったことないや。

がしかし。かねてより、地元民より高い評価を受けている「肉の米内」が気になって気になって仕方がなかった。お肉屋さんが経営していて、冷麺のスープはみんな大好き・前沢牛でじっくりとスープを取っているというゴージャスさ。そこで今回の旅では盛岡にステイすることにして、ようやく念願を叶えることができた。

下北を夕方に出て、盛岡には20時半すぎに到着(遠かった!)。ビジホに荷物を置いて、急ぎタクシーで向かう。念のため、駅に着いてから予約の電話を入れたのだが、9時すぎに入店したときには、団体も入っており相当なにぎわい。ちょうど我々で満席となったようだ。あぶねー。

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肝心の冷麺に行く前に、もちろん肉を喰らうわけで。タレを入れるお皿がユニークな形。「ここで満腹にしないように」と気をつけたはずなのに、つい、いつもの調子でオーダーしてしまい、冷麺を頼む段で相方を見るとすっかり涙目である。あれほど言ったのに〜、ってオレが悪かった。スマン。

仕方がないので冷麺はひとつだけ。別辛・多めで。

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店の人が気を利かせて、お椀を持ってきてくれた。相方用に麺少なめ・スープ多めで取り分ける。写真を撮ったのはそのあとなので、スープが少なく見えるけど、本当はもっとつゆダクでした。

で、肝心の味。美味いです。

ふつうに、しっかり、しみじみと、美味い。ただ、ズキュン!!とズバ抜けて美味いかというと、正直そこまでではない……かなあ。これまで食べた冷麺の中では、間違いなく上位には来るけれども。

ネットの評伝によると、スープはあっさり気味なときとドロリと濃厚なときがあるらしい。この日はどちらかというとサラリとした感じだったので、ハズレだったのかもしれない。あと、ランチがお得で大人気らしいですね。行列もザラだとか。

お客さんはひっきりなしにやってくる。地元の人に愛されてるのがよくわかる。機会があったら、次は冷麺のみで再訪してみたいが、やっぱり立地がなあ。う〜ん。満腹の腹を抱え、消化不良のまま、石割れ桜を見物しつつ駅前までテクテクと歩いた。

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さつき@浅虫温泉で食い倒れる

トンデモゾーンを抜け、一路浅虫へ。「麻を蒸す」から浅虫になったらしいけど、この当て字の理由は、火難をおそれ、火に縁のある文字を嫌ったからだという。なるほど。

蔦温泉では山の幸、もちろんココで楽しみなのは、陸奥湾の海の幸である。浅虫温泉は、東北のゴッホ・棟方志功で有名らしく、実際に「椿館」というゆかりの宿もあるのだが、そちらはけっこうな人気で、ずうっと前から満室状態でした(あとで知ったんだけど、浅虫に滞在した9月13日は棟方志功の命日だったらしい)。

そのほか、津軽三味線のライブがあるホテルだのいろいろあるんだけど、食い意地が張ってる我々としては、料理がしっかりしていそうな宿をチョイス。「さつき」という割烹旅館。結果的にはこれが大正解。

お風呂はこぢんまりとした感じなのだが、十分な感じ。部屋数が多くないうえ日曜だったので、貸し切り状態である。

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湯上がりに海岸まで散歩。のぼせが取れる頃に宿へと戻り、陸奥湾の恵みを堪能する。

いきなりウニだのアワビだの。ありがたいことに、料理はちょっとずつ出してくれるので、ゆっくりと食べ進められる。おかげで酒が進む進む。ビールはそこそこに、日本酒へとスイッチ。ノリのいい仲井さんと相談して、地元の純米を冷酒でいただく。当たり前のように、これがまた佳い味わい。

料理はどれもシンプルに見えるようで手が込んでいて、小技がいちいちニクイのよね。いやもう、大満足であります。

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ハタハタの鍋が出てくる頃には、腹八分目はとっくにオーバー。シメのごはんでジャスト満腹。デザートのりんごは、もちろん別腹でした。

翌朝は翌朝で、貝焼きがうめがった〜。「貝焼き」と書いて「けやき」と読むらしい。帆立の貝殻に、出汁とネギ、帆立の身を刻んだものを入れて煮立てる。頃合いを見てとき卵を投入し、半熟くらいで完成。ごはんにかけて食べるのだ。最高に美味い。十三湖のしじみの味噌汁もグー。

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日本人で本当にえがった。