香港は寒かったです

マイル消化も兼ねて、香港(と定番だけどマカオ)に行ってきました。おそらく語りだすと止まらなくなる恐れがあるので、無難そうな写真だけ並べて終わりにしておきます。

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とはいえ少しだけ。

  • 伝統歌謡みたいなものを聞きながら中国茶を飲むというイベントに成り行きで参加。やっぱり中国茶の世界は深い。
  • 北京ダックは美味くて当たり前だが、30HKDくらいのダックめしが涙が出るほど美味い。
  • 日本で食べていた皮蛋はすべてニセモノだった。
  • 亀ゼリーは海天堂というチェーン店が幅を利かせるようになった。店主は亀ゼリー成金で海南島に巨大養殖場があるらしい。
  • 飲茶の鳳爪が、店によってショウガ味のシンプルなものがあるのに気づいた。最高だ。
  • やっぱりカニは、毛ガニが好きだなあと思った。
  • はい、食い物のことしか考えておりません。

    あ、シンフォニーオブライトを初めて見たけれど、残念な感じだった。特に時間を合わせる必要ナシだなー。あと、日本も寒かったみたいだけど、香港も最高気温が9度とかで死ぬかと思いました。コート預けないでよかったわー。

    KISS

    KISSといっても、デジカメではなく、奇抜な化粧に長い舌でもない。

    ペットボトルやコップ用のシリコンゴムキャップだ。倒したり、逆さにしてもこぼれたりせず、吸い口を軽くか噛むことで微妙に密着されているシリコンが少しだけ開き、中のものを飲むことができる。

    公式ページより

    機能が伴っていなければ、いかに外見が良かろうとも優れたデザインとは呼べない。そういう意味では、コレは久々に「本物だな〜」と感じ入った。グッドデザイン賞受賞も頷ける

    もともとは介護用にと考案したらしい。昔からある水差しなんかだと、いかにも「病人」扱いだし、ストローで飲んだりしても、こぼしてしまったりする危険性がある。ずうっと前に死んだウチのばあちゃんもそうだったけど、食べ物や飲み物の粗相って、当の本人にすれば相当へこむんだよね。

    でも、オフィスやらドライブ中やら、役立ちそうなシーンはいっぱいありそう。

    まだまだこの国も、捨てたもんじゃない。

    げっそり?

    Twitterでもつぶやいておりますが、瞬間最大風速的に72kg台のK点越えを果たしました。まあ、上がったり下がったりはするだろうけど、夢の60kg台ももうすぐです!



    年末からの体重変遷をグラフにするとこんな感じ。着実に減ってる。

    いやね、しばらく香港に行ってたんですよ。基本食いまくりの旅だったんで、帰国後体重計に乗るのが怖かったんだけど、これはちょっと、というか相当うれしい誤算。

    朝飯→デザート→飲茶→デザート→夕食のコースを4日間、いずれも爆食だったのにナー。やっぱあれか、普洱茶(いわゆるプーアール茶)をガブ飲みしてたからか。

    というわけで、これから焼き肉屋に行ってきます♪

    あーあと先日の、半島からのサイバーテロのときにお茶を吹いた2chの画像も張り付けておきますね。特に意味はないけど。

    Comfortably Numb

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    なんか体調が悪いなーと思い、酒も控えておったのですが、熱が出始めてそのまま延々と一週間。38度〜40度くらいをいったりきたりで、これはインフルエンザではないかと医者に行くも反応は陰性。

    聞くところによるとインフルエンザってのは発症してからしばらく経たないと検査でひっかからないとかいう話もあるのですが、ほぼ寝たきりで一週間。家人も熱を出して、二人してゼリーやらプリンやらでカロリーを維持しつつ、アイスノンを奪い合い、世間様とは隔離された状態でしばらく過ごしました。

    折しも冬季五輪やらがテレビを賑わしておったようですが、とてもそんな気分ではなく、久しぶりにひどい寝込み方をしてしまいました。

    年度末のこの時期、一週間も臥せっておりますと、社会復帰したらしたでとんでもなく仕事が溜まってしまいます。

    ヨボヨボと出社すると、文字通り机の上には山積みになった書類の山。よくマンガとかで見かけますが、まさにあーいう状態ってのはリアルで起こりうるものなのだなと、ひとつ勉強になりました。

    ようやく、ペースが落ち着いてきたところ。ホッと一息であります。

    いろいろblogに書こうと思ってたネタはあったのですが、短くまとめます。

    The Crimson Jazz Trioがすばらしい。今更気づいたんだけど、この一週間で50回以上聴いてる。宮殿の40周年記念大BOXを買うべきか買わざるべきか、ちゃんと再生できるハードウェアはないんだけど……。

    小林まことの長谷川伸原作連載がようやくイブニングで始まった。瞼の母かと思ったら、なんと沓掛時次郎じゃありませんか。再びの入魂仕事に大きく期待。折しも、藤田まこと逝去。「当たりマエダのクラッカー」はリアルタイムではないけれど、子供の頃、必殺シリーズはいつも楽しみにしてた。合掌。

    春遠からじ

    家人が旧に思い立って、いなり寿司なんぞをこさえてくれた。ということで、酒をぶらさげて今年初の野川。

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    芝生に寝転がって、調布の飛行場を飛び立つ機体を追う。まったりしていたらいつの間にか日が傾き、肌寒い。

    梅がちらほら、咲いていた。

    さらばゴミBOX

    府中に住むようになって何年も経つが、そもそも当初、なんでまた府中に住むことにしたかといえば、競馬場が近いとかではなく、24時間いつでも出せるゴミ収集BOXの存在が非常に大きかった。

    これは一人暮らしにはとてもありがたいシステム。特に終電帰宅が当たり前というヤクザな仕事を持つ身にとっては、ゴミ出しとは徹夜明けにやっと行えるものであって、杉並に住んでた時代は本当に苦労していた(大半はビールの缶や酒関係だったけれど)。

    いろんな街の住みやすさランキングとかで、意外と府中って上位に来るんだけど、このゴミ収集BOXもイメージに貢献してたはず(ちなみに税金が安いとかいうのは、たぶん都市伝説)。

    そのゴミ収集BOXが、2月2日をもって全面的に撤去された。

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    市内7000カ所に15000個もあったそうで、撤去前は駆け込み投棄で相当悲惨な状況だったようだ。これで府中市も、ゴミについては有料収集(有料のゴミ袋を購入するシステム)となった。

    理由はいくつかあるようだ。ひとつは、近接市からの越境ゴミが相当あること。市役所の調査かなにかによれば、府中で処理しているゴミの約2割が越境投棄らしく、そのコストも馬鹿にならない。

    社会全体のテーマとなっているゴミの減量化やリサイクルを考えても、この有料化は自然な流れなんだとは思う。いつでも気軽に捨てられるのは確かに便利ではあるんだけど、昨今のエコやら何やらの風潮とは逆行している面があるのは否めない。

    ゴミBOX問題については何年か前の市長選のカラミとか、業者がナニでとか、掘り下げようと思えばいくらでもネタはあるのだが、いまはただ、役目を終えた鉄の箱たちに、感謝の意を捧げたい。

    お世話になりました。

    土偶あれこれ

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    休日、上野に行こうぜ、って話になったんです。昼下がり。となれば、デリーでカレーを食べたくなるというもの。

    超久しぶりなので道に迷いつつ訪れ、カシミールじゃなくて中辛のインドをオーダー(それでも一般的には相当辛い)。う〜ん、懐かしい味ですこと。近所にあれば通うんだけどなー。

    サクッと食べたら、エレカシを口ずさみながら上野の山を散ろ歩きです。日曜日だったのでけっこうな人の山。大道芸や、正岡子規記念球場で草野球を冷やかしつつ、国立博物館へと向かいます。

    じつはいま、『土偶展』をやってるのね。これが今回、上野までやって来た目的。



    展示規模的には決して大きくはないんだけど、ん〜、めちゃくちゃイイですよ! いわゆる「土偶」と聞いてイメージするのって、上のチラシ画像では右から2番目の遮光器土偶っていうらしいんだけど、それもちゃんと鎮座してらっしゃいます。

    教科書とかでよく見た(というか、その程度でしか知らない)土偶を間近に見ると、まず雰囲気でやられます。ついで、大胆なデフォルメとディテールの素晴らしさに驚愕。完成度がハンパない。1万年の時をこえて、縄文人の持っていた繊細な感覚を肌で感じることができて、ああもう!とにかく最大級の賛辞!

    2月21日までやってるので、ぜひ足を伸ばしてみるべき!と断言しておきます。

    ん〜土偶はなんつうか、ロマンだよねえ。

    で、土偶といえば今、個人的に盛り上がっているのがコレ。『古代少女ドグちゃん』。何号か前の映画秘宝でも表紙を飾っておりましたな(それで知ったんだけどね)。



    会う人会う人みんなに『湯けむりスナイパー』を絶賛しまくってたせいで「オマエのおすすめは信用ならん!」とのレッテルを張られておるようですが、懲りずに自信を持ってご紹介。あ、『湯けむり』はコミック版が素晴らしいんですよ。ドラマは、まあ人それぞれですが(正月特番も最高によかったなー!)。

    どんなドラマかっていうと、こんな感じ。

    土偶の神様「ドグちゃん」が土偶の相棒ドキゴローとともに、現代によみがえった妖怪たちを退治しながら社会の悪と戦い、ひきこもり少年・誠の心を開いていく、怪奇ヒロイン・ラブ・コメディ(公式サイトより)

    スタッフも豪華だし、キャストも豪華。それでいて、「妖怪 ちちでか」だの「妖怪 カニ光線」だの、しまいには「妖怪 まぶたの母」である。最高wwww

    もともと関西ローカルの深夜枠を使ったドラマだったのが、ついに映画化されるんだよね。関東キー局では無理なんだろうか、どこでもいいから放映してくれんかなあ。そうなんです。私もまだ、見たことがないんですよねえ。

    そんなモン人にすすめてどうする、というお叱りもあろうかと思いますが、このドラマ版の予告ムービーを見たら納得していただけるのではないでしょうか。まあ「確信」を抱いたと、そういうわけです。

    目下の悩みは、ドグちゃんのDVDボックス。欲しいな……でも後悔しそう……でも欲しいな……。

    父親の横顔

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    父親は、今年77になる。昭和8年生まれの満州世代。

    祖父が先物で失敗したか何かで土地(しかも駅前の一等地)をあらかた失い、逃げるように大陸へと渡り、運良く戦局が悪化する前に引き上げてきた。ハルピンの百貨店でエスカレーターに感激したとか、ロシア娘とどーたらこーたらとか、酔っぱらうとたまにそんな話をする。

    仕事は、いまだに現役。息子が2人とも出来が悪く、跡継ぎはいない。地方の建設関係なのでご多分に漏れず景気は最悪らしい。それでも、雇っていた職人が定年になるまではと頑張っていたようだが、その職人が定年を前にして急遽隠居することになり、店を畳むタイミングを失ったようだ。

    二日と空けず麻雀をし、月に2回はゴルフに行き、尿酸値は完全に振り切ってるのに通風の症状が出ないのをいいことに、ビール(おもにエビス)や日本酒を毎晩思う存分飲んでいる。

    ひとことで言えば、昭和ヒトケタのパワーにみなぎったオッサンというか、ジイサンだ。地元の祭にも毎年参加しているあたりもエライなあ、と素直に思ったりもする。

    高校生くらいまでは父親への反発が大きく、はやく都会に出たいといつも思っていた。ありがちだが、東京で暮らすようになり、親元を離れたあたりからそういった感情もおさまり、いまでは帰るたびに飲み明かしている。

    きっと、仕事もなんだかんだ、体が動かなくなるまで続けるんじゃなかろうか。

    今回の帰省ではGXRを持っていたこともあり、アホのように家族を撮りまくった。ずうっと酔っぱらっていたうえに、悪評高いAFの混迷さも加わり、まともなカットが少ないのに愕然とするが、家族の写真を撮影するのって、最初は気恥ずかしかったけど、なんかいいよね。

    もっともっと前から、たくさん撮っておけばよかったなあ。明らかに老いた父親の表情をながめつつ、少々センチな気分になった。

    とはいえ遅すぎることはない。今後できるだけ多く、そういった機会があればと思う。

    このカットは大晦日、相当に酔っぱらって近所の神社の寄り合いに出かけたときのもの。

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    この時点で相方はすでに意識が飛んでたらしいw

    寒風吹きすさぶ境内で甘酒やら豚汁を炊き出しして、皆で酒を飲んでるのだが、ガハハと大きな声で笑い、語らい、地元でしっかりと根を張っている姿は、人情味のない都会のマンションで暮らすサラリーマンにとって、うらやましさを通り越して憧憬の対象ですらある。

    そのような選択肢を、かつて自ら除外した後ろめたさも、若干感じたりもするのだが。

    いやはや。

    WiFi Body Scaleが素晴らしすぎる件

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    昨年末、かねてより熱望していたWiFi Body Scaleがようやく手に入った。日本の代理店が準備が整ったらしく、即注文。翌日には届いていた。

    こちらで購入できる。

    早速セッティングして、毎日のように乗っている。体重や体脂肪率などのデータは、無線LAN経由で製造元のサービスに自動的に送信、推移をチェックできるほか、Twitterにつぶやいたり、iPhone用のアプリでブラウズすることもできる。

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    すでにお気づきの方もいるだろうが、このblogにもTwitterのWidgetを仕込んで、日々私の体重を記録している。年末年始は暴飲暴食が祟ってか80kgちかくまであったが、いまでは落ち着きつつあるようだ。やれやれ。

    mixiもそうだったけどTwitterも苦手なんですよね。なので、既存のアカウントは削除して、いまは体重つぶやき用のアカウントがメインという状態であります。

    日々、体重をつぶやくというのはどうかとも思ったが、うら若き乙女でもあるまいし、べつに人目を気にしなければ無問題。むしろ、体重計に乗るのが楽しくなるというのがポイントで、体調管理にはとっても役立ちそう。

    2009年末ギリギリではあったが、昨年のベストバイかもしれんなあ〜。

    高く舞い上がれ

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    元旦の昼下がり。この地方特有のからっ風が吹く中、今年も海へと。懐かしのゲイラカイト持参である。

    吹き付ける潮風のせいで、顔がヒリヒリ、というかビリビリしてくる。それでも、ぴんと伸びきった糸の先を、砂に足を取られながら追うのは楽しい。アホの子のように凧揚げに興じる中年夫婦。

    時おりやってくる人々の、まるで奇異なるものを見るかのような眼差しを背に感じつつ、今年もとにかく、楽しいことをいっぱいせねばと固く心に誓ったのであった。

    実家に戻り、タンスの奥にゲイラカイトを保管。来年は継ぎ足し用の凧糸を買ってこよう。200メートルくらいありゃいいかなー。

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    2009年ベスト10

    こんな辺境のblogであっても、ネットに公開してるのでそこそこのアクセスがある。基本的には知人・友人くらいしか知らないはずなのだが、Googleのロボットも頻繁にやってくるので、特定キーワードで検索するとヒットしちゃうのよね。

    というわけで、ご大層なものでもないのだが、世の人気blogを真似て、今年2009年のアクセス数が多かった記事のベスト10を集計してみた。

    10位 驚愕! 『オールド・ボーイ』原作の土屋ガロンは狩撫麻礼だったんだ!

    9位 浜松にあったボンベイ@カレー屋のこと

    8位 たまごかけごはん

    7位 MacBook Airのヒンジ破損

    6位 WordPressダウングレード

    5位 丸食

    4位 地獄のミサワさん

    3位 吉兆@十和田のバラ焼き定食

    2位 『津軽百年食堂』のこと

    1位 iPhone故障>修理>交換

    以前のblogから引っ張って来た記事がランクインしてる(9位と10位)。ボンベイという店は、中年の浜松出身者には未だにノスタルジアの対象なのだろう。レトルトは買って食べたが、まあ頑張ってたほうかな。トイメンに住んでいた彼女は、いまでは地元で教師をしており二女をもうけている。

    狩撫麻礼は今でも大好き。最近だと、ご存知『湯けむりスナイパー』はもちろん、いずれ書くけど『大川端探偵社』がすばらしいね。

    iPhoneとかMacBook Airの故障&修理の投稿は、まあわかる気がする。当時は自分もググりまくったからね(7位と1位)。特にiPhoneのはぶっちぎりの1位。思えば今年は、電車の中でiPhoneいじってる人が激増しましたね。

    まったく力を入れずに書いた記事(8位と5位)が入ってるのは、複雑な心境だ。

    『津軽百年食堂』は、おそらく書籍関連のサーチに引っかかったかな。映画のキャストは決まったのかしら。次のGWあたりは弘前でロケ真っ盛りだろう。青森つながりで、十和田の吉兆が3位に。バラ焼きが、B1グランプリかなんかで優勝したんだっけね。

    というわけで今年もお世話になりました。来年もどうぞ、ひとつよろしく!

    スカイツリーとデンキブラン

    旧友と再会。浅草方面で会うことになっていたので、せっかくだから建設中のスカイツリーでも見に行かないかとの話になり、押上で待ち合わせることになった。

    ご存知のとおり、スカイツリーは東武鉄道の社運を賭けた事業。東京マリンとか東部ワールドスクエアとか、イヤ〜な記憶もあるけれど、まあ頑張って頂きたい。

    そのスカイツリーだが、現時点で250メートルくらい。完成時には634メートル。自立式電波塔としては世界一となるようだ。

    押上駅から地上に出ると、もう目の前にドカーン!である。周辺が(こういってはナンだが)パッとしないせいか、存在感が圧倒的。デジカメを忘れてしまい、iPhoneで撮影したため、写真はショボいです。



    業平橋駅あたりまで歩きつつ鑑賞。クレーンがひっきりなしに上下し、轟音が響き渡る。周辺住民の皆さんは騒音がたいへんだろうが、見ていて飽きないね。業平橋のホームがまた、工事現場の見晴らしがよい。

    堪能して浅草に移動。観音様にお参りして(いまこっちも本殿の改修工事をしてるんだね)、もんじゃをつつき、学生時代以来の神谷バーで生ビールとデンキブランを鯨飲。

    神谷バーは休日でにぎわっており、いろんな団体でものすごい喧噪。しかし心地よい。見ず知らずの人たちとすぐ意気投合できる雰囲気があって、思いがけず楽しいひとときだった。特に、お年寄りたちの愛嬌のよさったらない。奢り、奢られ千鳥足で帰途についた。

    衝動買い

    未曾有の出版不況の中、また本家が休刊というニュースも記憶に新しいけれど、次々と意欲的なタイトルを刊行し気を吐く「大人の科学」シリーズ。

    まさかこんなものまで!

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    年末年始はコイツで遊ぼうっと。

    本物が持つ「はるけさ」

    ローカルなネタ続きですが、府中市美術館の企画展『ターナーから印象派へ 光の中の自然』に行ってきました。

    ターナー本人の作品は数点しかないんだけど、市制施行55周年記念ということでけっこう気合いが入っていたかな。作品展数は約100点とのことで、じっくり楽しめました。

    J.M.W.ターナー 「エーレンブライトシュタイン」1832年 ベリ美術館蔵(公式サイトより)

    といっても美術に明るいわけではなく、ターナーだなんて名前しか知りません。それも、マンガで得た知識。

    坊ちゃんの時代シリーズの第1巻にて、山県有朋の歌をシリーズ通しての悪役・伊集院影韶がヨイショするときに引き合いに出したのがターナー。曰く、「山県候の作歌には枯淡の格調ありと見ます。ターナーのわびた絵画を思い出させます」とかなんとか。それに対して鴎外が「山県侯の歌などハシにも棒にもかからん」とひとりごちるのですが、けっこう印象に残っておりました(このやりとりから漱石が「坊ちゃん」の構想を得る、というシーン)。

    そんな話はともかく、いや本当に、ナマの絵というのはなかなかすごいものです。

    数メートル離れたところから見ると、ものすごく細かく描き込みされてるような精細感があるのに、寄って見るとそうでもない。ビミョーな濃淡や筆遣いで、ものすごく細やかに表現されてるのね。

    図録を買ってもいいかなと思ったけれど、印刷されてるものはまるで「アウラ」がない。やはりコピーではなく実物に勝るものはないのですねぇ。久々に大学時代の、芸術論の講義を思い出しました。

    丸食

    熱いものを入れても持てること。そして、冷めにくいこと。

    これらの条件を満たすものとして、山に持っていくのは、ここ数年はずっと安いプラスチックのお椀でした。ところが先日、ミッドタウンでコイツを目にしてしまい、思わず衝動買いしてしまったのだ。

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    チタン製ダブルウォール丸食。軽くて丈夫だぜ!!

    トリプル・マン

    そういえば持ってなかったと、Amazonで発注。到着後、しばらく放ったらかしておりました。思い出した頃に開けてみたら、なんと3枚入ってやがる。慌てて注文書を見たら、確かに3枚オーダーしてたみたい。

    何度かカートの出し入れをして、それが残ってたんでしょう。当然のように返品期限はオーバーしておりました。嗚呼、情報弱者。

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    徹夜明けの空

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    不惑を超えての徹夜作業は、腰に来ますな。ここんとこ続いてるので、相当グロッキー。朝日が眩しすぎて、たまりません。

    家に帰ったら、カロリーが高そうな食べ物が用意されていた。リンゴの砂糖煮? コンポート? コイツをアテにしてビールをゴクゴクと飲んだ。甘酸っぱ苦い。

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    79.9キロなう

    クリスマスプレゼントとして、いま最も欲しいのがコレ。Withings社のWiFi Body Scaleという体重計。

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    体重を量ると、体重はもちろん体脂肪率やら何やらを、ピュピュッとインターネットに公開。毎日の変遷はiPhoneからグラフで見たり、いちいちTwitterに吐き出すこともできるおせっかい親切設計。

    詳しい記事とかは、このへんで読めます。

    んがしかし、米国から取り寄せようと思っても、いわゆる電波法的に国内の認証を受けていないからか、輸出規制で買えないんだよね。Bluetoothモノなんかは、意外としれっと買えたりするんだが、Amazonはもちろん、他の通販業者も軒並みNG。

    あきらめずにググっていたら、直接製造元に問い合わせた猛者がいて、日本でも発売準備中だからもうちょっと待ってね、との回答だったそうです。

    映画番組表

    我が家にハイビジョン環境が整ったのはいいのだけれど、「ああ、あの映画やってたのかッ!」と地団駄を踏むことが何度かあった。テレビ単体で録画機能もあるので、たまに番組表を見ながら録画予約をしたりもするのだが、元来マメな性格ではないので、見逃しも多い。

    インターネットの番組表を使って、こまめにチェックしようかとも思っていたのだが、どこのサイトも使い勝手がいまいち。たとえば、地デジとBSで「映画」をキーワードにして検索、あるいは抽出しようとすると、必ずWOWOWとスターチャンネルまでひっくるめて表示されちゃう。

    どちらも映画ばっかりやってるようなところなので、他のチャンネルが埋没しちゃうんですよ。契約しとらんからイランのに。この2局、切り離して表示してくれないのって、番組情報提供時の条件みたいなものでもあるのかしらね?

    要するに、地デジぜんぶ+BSデジタルの視聴無料局の中から、「映画」の番組情報を拾ってきてほしいのです。悶々としていたら、So-netのが使えることが判明。RSSまで吐き出してくれている。エライ!

    http://tv.so-net.ne.jp/s/movie

    ちゃんと調べてないけど、こういう需要に応えてくれるのって、これだけ? ともあれ、おかげでマニアックな映画をHDでガンガン残せます。おっと、BS11で戦国自衛隊かぁ〜。

    国産ヌーボー

    府中伊勢丹で、妙高・岩の原ワインのフェアをやっていたので購入。

    どちらも今年収穫したぶどうで作った、国産の新酒。そんでもって、無添加。

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    無添加ワインって、スッキリしていて好きなんですよ。ジュースみたいだよね。個人的には軽めが好きなので、よく買います。むかしはなかなか置いてなかったけど、最近だとスーパーなんかでも売ってる。いいことだ。

    でも無添加に限らず、最近では単価を安くするために、海外からぶどう液を輸入して国内で醸造したものを国産ワインとして販売しているケースが目に付く。しかも、呆れることに意外と多い。

    輸入されるぶどう液にどんな化学物質が混入されていようと、国内で醸造されたものは「国産」、酸化防止剤さえ入れなければ「無添加」と表記してもいいようで、ラベルをよ〜くみると、「輸入ぶどう原液を使用」とかちっちゃく書いてあるのだ。やれやれ。

    もちろんそのいっぽうで、国産ぶどうでコツコツといい仕事をしているワイナリーもいっぱいある。上の写真のものは、1本1000円ちょっとで買えるのだが、正直この価格では失礼ながら苦しいのではないだろうか……。

    ボジョレーなんとかで大騒ぎしておしまいではなく、こういった素性のよいワインに、もうちょっとだけ脚光が当たってもいいのになあ、と思うのだ。

    粗悪ワインが存在するのには、もちろん理由がある。消費者がそれを求めているからだ。安く酔うためだけの酒を。昨今の、発泡酒やら第三のビールやらも似たような図式かもしれない。

    とりあえず赤から空けた。美味し。在庫があるうちに、また買いに行かなくちゃ。

    六本木から赤坂

    ミッドタウンから、草彅剛が酔っぱらって捕まった公園を抜け、アメリカ大使館方面へと歩く。道すがら、「超」が10個くらい付きそうな高級マンションをいくつも見やりつつ。

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    相変わらずこの時期は、銀杏が見事。1年間、どうにか無事で過ごせたことに感謝。

    ミッドタウン内を軽く冷やかして、あまりの人出の多さにうんざり。3連休の中日だからか、どの店も大行列。すごすごと府中へと帰ったのであった。

    クリスマス

    初台オペラシティー中庭の、ツリー設置の様子を、帰宅時に定点観測しておりました。もう年の瀬ですなぁ。

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    若い頃はクリスマスという存在自体に毒づいてたりもしましたが、もうどうでもよくなった。加齢のなせる技か。

    山形風冷茶

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    分かる人には分かるけれど、知らない人にはナンノコッチャな大市民・山形風冷茶。

    彼はコレの紅茶が好きですね。真夏の朝などには、よくこのようにグラスに氷をギッチギチに満たして、熱い紅茶を注いでは「美味し!」とおでこをピシャリ叩いておりましたなあ。

    我が家では、おもに実家から大量に送られてくる緑茶を使います。んで、夏冬構わず定番飲料。気分に応じて熱いのを飲んだりしますが、基本、冷蔵庫は常にフル稼働で製氷しまくり。

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    グラスは、無印良品のダブルウォール。熱い飲み物を入れても平気で持てるし、冷たい飲み物(ビールとか)を入れても表面に汗をかかない。量もたっぷり入るのでむちゃくちゃお気に入りなのですが、ある日突然、姿を消してしまったのよね。ダブルウォールのグラスといえばbodumが有名ですが、特許関連でクレームでも来たのだろうか。

    ビール飲むのにはbodumを使ってるけれど、どうも怖くて手荒に扱えません。無印のコレは、エッジの仕上がりとかある程度妥協したところがある半面、強度があるので使いでがあるんだよなあ。

    コイツが割れてしまったらと思うと、心配でなりません……。

    GXR!!!



    この噂、夏前からあったんですよね。レンズとCCDをユニット化して交換できるようにするっていう。GRDの後継がそうなるなんじゃないかって。ところがGRD3がふつうに出てきたもんだから、すっかり忘れておりました。

    いやしかし、これはいい仕事。このサイズでこんなことができるとは。早々と後継が発表されたPENとかは即死かもしれんね。レンズの充実度次第で、CCDの大きさとかそーいうの関係なく、一眼レフのいろんなところに辟易とした(してる)層が食いつきそう。いや、もう食いついてる気配(笑)。

    フツーのレンズ以外でも、面白いユニットとかが出てきそう。そういう意味でも楽しみ。

    う〜ん、こりゃエライこっちゃ。

    よりによってマイ・バースディに発表してくれるとは……。妙な因縁を感じて買ってしまうかもしれないじゃないかww

    蕎麦屋でふにゃん

    昼飯に蕎麦。府中には、意外と美味い蕎麦屋が多くあります。中でも庶民派なたたずまいの「田なか」はお気に入りのひとつ。

    蕎麦味噌蓮根なんぞを抹茶塩で頂きつつ、ビールに焼酎蕎麦湯割り。新蕎麦だというので、十割のせいろ。もう、美味いとか不味いとか、そういうレベルの話じゃない。食後は蕎麦湯でまったりしつつ、箸が転がってもケタケタ笑うほどの状態。多幸感ゲージが振り切れる。この感覚は、日本人にしかわからないだろうな〜。

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    いい気分になって散歩。周遊コースのひとつ、「生協の白石さん」でも有名になった、東京農工大のキャンパスまでぶらぶら。特に見どころがあるかというと、そういうわけでもなく、だだっ広いキャンパスを占めるのは大半が畑。とはいえそこかしこで、学生さんたちが研究している様子が窺えて、なんか好きなんですよ。

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    秋も深まってるということで、さざんかの花がいっぱい咲いておりました。のどか。

    駅前に戻ってくると、何やら祭りの様相。なんでも府中市制55周年ということで、各町の屋台なんかが引き回されておりました。けやき並木も大混雑。朝からドドンドンドンと花火も上がってたけど、これだったのか。

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    晩秋の東京競馬場

    そういえば最近、開催日って来たことないかも。ハタと思い立って、激混み想定内ではあったが、昼飯&昼ビールがてら東京競馬場へ。

    午後からの数レースを、ビール片手に小銭握りしめて遊ぶ。さすがに人大杉でパドックなんて見てる余裕なかったので、流す感じでのめり込まず。

    馬券が的中したときのカタルシスは相当なモンがあるけれど、若い頃に比べると淡白になりました。せいぜい買っても数百円で十分楽しめる。盟友、M男君の境地にやっと至ることができました。

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    着いてすぐはまだスタンドも空きがあったけれど、見る見るうちに人があふれ、メインの出走時には右のような有り様。ターフを見ることもなくメインレース終了。

    ウォッカを切る・切らないがすべてと思ったが、どっちみちあれは買えないわ。結局、飲み食いに費やした金のほうが大きかったなあ。

    帰途、競馬場のすぐ外にある、とても雰囲気のいい喫茶店で和む。競馬帰りとおぼしき客がチラホラいたけれど喧噪もなく、じつにいい店。近々、府中の名店シリーズでもやろうかと思っているのだけど、ここは間違いなく「入る」なあ。

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    ラブプラスはじめました

    いまさら感が相当あるけれど、埃かぶってたDSを引っ張り出してきて。

    よくできてるなあ。こりゃ、電車の中でDSをタテ持ちしてしまう人の気持ちもわからんでもない。

    ただまあ、なんというか単調ですねえ。まだ序盤のお友達モードだからかもしれないけど、「作業」感が……。おまけに優柔不断な性格なので、3人とも好感度が高くなってしまう。ふつうだったら、修羅場になるはずだけど、まあ、こーいうものなんでしょう。

    私の名前は珍しい部類なので、きちんと呼んでもらえないのも悲しいところ。

    どちらかというと、妻のほうがハマってるという事実も。風呂に入ってる間に、勝手に進めてくれたりします。どうやら彼女のほうが楽しんでいる様子。よかったよかった。そのうちネタを作ってもらって、発言小町に投稿するとしよう。

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    昔の同僚と麻布で

    はじめて会社勤務したときの部署の面々と飲んだ。総勢18名。会うのが15年ぶりとか、そんな感じ。

    みな老いた。禿げたり太ったり鬱だったり。反対に病気で痩せたり身体に麻痺が残ったり。

    それでも本質的なところは、なにも変わっていない。

    「俺さあ、大人が電車の中で堂々と読めるエロ本を作りたいんだよね」

    15年前とまったく同じ会話で盛り上がる。

    思えばあの頃は、本当にぺーぺーだった。仕事で扱う内容が何もわかってないから、ふつうの人が1日で終わる仕事も3日徹夜でどうにか終わったり、そんな毎日。確か最高で、まるまる一週間会社に泊まったりもした。ひじ掛け付きの椅子を並べて快適に寝るテクニックとか、どうでもいいことに長けたり。

    いまの自分があるのは間違いなく、あの頃のおかげだ。

    そうそう、まだバブリーな時代の名残があって、毎日晩飯代で1000円支給されたりしたんだよね。でも僕と、仲のいい先輩の2人はいっつも自腹で外食してた。素直に貰っとけばいいのに。

    最初は業務委託だったか契約社員だったか、採用のとき、先日も会った大学時代の同期が人事にいて、面接でバッタリなんていうこともあった。そのうち正社員になったけれど、いまの会社に移ってしまった。あのまま居続ければ、ストックオプションでウハウハだったのになあww

    こないだの大学関係の飲み会でも思ったけれど、人との出会いはいいものもわるいものも含めて、本当に財産なのだなあ。しみじみ。

    例によって新宿のパセラで朝までカラオケというコース。時節柄、加藤和彦を偲ぶ会。さすがに最後はつらかったが、元気をもらった。ありがとうございます。

    一次会でお店の方から醤油をいただいた。豆腐料理と鶏料理が美味し、でした。麻布十番の『石塀小路』というお店。意外と安かった。

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