トリプル・マン
徹夜明けの空
79.9キロなう
クリスマスプレゼントとして、いま最も欲しいのがコレ。Withings社のWiFi Body Scaleという体重計。
体重を量ると、体重はもちろん体脂肪率やら何やらを、ピュピュッとインターネットに公開。毎日の変遷はiPhoneからグラフで見たり、いちいちTwitterに吐き出すこともできるおせっかい親切設計。
詳しい記事とかは、このへんで読めます。
んがしかし、米国から取り寄せようと思っても、いわゆる電波法的に国内の認証を受けていないからか、輸出規制で買えないんだよね。Bluetoothモノなんかは、意外としれっと買えたりするんだが、Amazonはもちろん、他の通販業者も軒並みNG。
あきらめずにググっていたら、直接製造元に問い合わせた猛者がいて、日本でも発売準備中だからもうちょっと待ってね、との回答だったそうです。
映画番組表
我が家にハイビジョン環境が整ったのはいいのだけれど、「ああ、あの映画やってたのかッ!」と地団駄を踏むことが何度かあった。テレビ単体で録画機能もあるので、たまに番組表を見ながら録画予約をしたりもするのだが、元来マメな性格ではないので、見逃しも多い。
インターネットの番組表を使って、こまめにチェックしようかとも思っていたのだが、どこのサイトも使い勝手がいまいち。たとえば、地デジとBSで「映画」をキーワードにして検索、あるいは抽出しようとすると、必ずWOWOWとスターチャンネルまでひっくるめて表示されちゃう。
どちらも映画ばっかりやってるようなところなので、他のチャンネルが埋没しちゃうんですよ。契約しとらんからイランのに。この2局、切り離して表示してくれないのって、番組情報提供時の条件みたいなものでもあるのかしらね?
要するに、地デジぜんぶ+BSデジタルの視聴無料局の中から、「映画」の番組情報を拾ってきてほしいのです。悶々としていたら、So-netのが使えることが判明。RSSまで吐き出してくれている。エライ!
http://tv.so-net.ne.jp/s/movie
ちゃんと調べてないけど、こういう需要に応えてくれるのって、これだけ? ともあれ、おかげでマニアックな映画をHDでガンガン残せます。おっと、BS11で戦国自衛隊かぁ〜。
国産ヌーボー
府中伊勢丹で、妙高・岩の原ワインのフェアをやっていたので購入。
どちらも今年収穫したぶどうで作った、国産の新酒。そんでもって、無添加。
無添加ワインって、スッキリしていて好きなんですよ。ジュースみたいだよね。個人的には軽めが好きなので、よく買います。むかしはなかなか置いてなかったけど、最近だとスーパーなんかでも売ってる。いいことだ。
でも無添加に限らず、最近では単価を安くするために、海外からぶどう液を輸入して国内で醸造したものを国産ワインとして販売しているケースが目に付く。しかも、呆れることに意外と多い。
輸入されるぶどう液にどんな化学物質が混入されていようと、国内で醸造されたものは「国産」、酸化防止剤さえ入れなければ「無添加」と表記してもいいようで、ラベルをよ〜くみると、「輸入ぶどう原液を使用」とかちっちゃく書いてあるのだ。やれやれ。
もちろんそのいっぽうで、国産ぶどうでコツコツといい仕事をしているワイナリーもいっぱいある。上の写真のものは、1本1000円ちょっとで買えるのだが、正直この価格では失礼ながら苦しいのではないだろうか……。
ボジョレーなんとかで大騒ぎしておしまいではなく、こういった素性のよいワインに、もうちょっとだけ脚光が当たってもいいのになあ、と思うのだ。
粗悪ワインが存在するのには、もちろん理由がある。消費者がそれを求めているからだ。安く酔うためだけの酒を。昨今の、発泡酒やら第三のビールやらも似たような図式かもしれない。
とりあえず赤から空けた。美味し。在庫があるうちに、また買いに行かなくちゃ。
六本木から赤坂
The Fate of Mitchell Brothers
個人のblogとはいえ、誰が見てるんだか分からないところにこんなこと書くのもアレですが……。
サンフランシスコのオファレルSt.に、ミッチェルブラザーズというストリップ劇場がある。正確には、Mitchell Brothers O’Farrell Theatreというんだけど、私に近しい人であれば、その話を聞いたことがあるかもしれない。大絶賛していたはずだが、おそらくは伝えたいことの10%くらいしか言葉に表せていなかったのではないかと思う。
言い訳するわけではないが、殊更ストリップ鑑賞が好きなわけじゃあない。とはいえ健康な男子なのでそれなりに興味もあって、学生時代に数回ほど行ったことがあるのは事実。浅草と、あとは水上。浅草ロック座なんかは、独特の風情がありますね。ついに足を踏み入れることはなかったが、渋谷の道頓堀劇場なんかも、できれば行っておきたかった。
水上温泉での体験はひどかった。客が我々の団体(といっても3人くらいだったかな)しかおらず、半ばヤケクソで、半ば仕方がなく「かぶりつき」の席に座り、義務的に見入るハメに。冬の鄙びた温泉街の、あのどんよりと重苦しい隠微な雰囲気は、それはそれで面白いものがあったけれど。
こうした後ろ暗さ(?)があるからか、はじめてアメリカでストリップ劇場に行ったとき、衝撃を受けたのだ。これはすごいな、と。
早朝、サンフランシスコの公園にて。本文とは関係ありませんw
よくある話だけど、最初は仕事関係の仲間たちと酔った勢いで。確か全日空ホテル(いまは違うホテルになってるかな)の前でタクシーに乗り、運ちゃんに「ストリップに行きたいんだけど?」の一言で連れていってもらった。
後日、そこはポルノ界のパイオニアと呼ばれる、伝説のミッチェル兄弟が作った劇場だと知ることになる。日本人が連想するストリップとはまったく異なる(言い方は妙だが)、健全で、明るくて、ユーモアに溢れていて……とにかく感動の一語だったのですね。店も客も、とにかくノリがいい。だからなのか、女性客もチラホラいたくらい(ていうか、じつは私の連れにも女性の同僚がいたんですが)。
劇場内は、メインとなるステージ(左右にお約束のポールが立っていて、いわゆるストリップが入れ替わり立ち替わり)があって、それ以外にも色んな部屋があるのね。のぞき系とか、ポルノ映画を延々流してるシアターとか、おねいさんが膝の上に乗ってくれる部屋とかw
でも一番ウケたのが、「コペンハーゲン・ラウンジ」っていう名前がついた部屋で、ここはガランとした真っ暗な空間のみ。んで部屋に入ると、椅子の上に懐中電灯型のスポットライトが置いてある。中央では女の子が2〜3人ウネウネしていて、客はそれを照らして……という感じ。
なんか、そう書くとすごくエッチっぽく思うかもだけど、客の反応が「グフフ……」みたいなのじゃないんですよ。むしろ「俺たち、なんてアホなことしてるんだ!ガハハ!」「そんな立派なナリしてるくせして、自分がやってることを冷静になって見てみろ!」「オマエモナー!」「(一同)ゲラゲラ」みたいな、妙な連帯感が醸し出されてて最高に面白かった。部屋の名前からして、ノリのよさがあるよね。
はたして、アメリカのストリップ劇場がすべてあんな感じなのかは分からない。単に自分が行ったときが「当たり」だっただけなのかも。少なくとも、ダークでウェットな感じは微塵もなかったのは確かだ。
てなことを、サンフランシスコに詳しい某ジャーナリスト(その筋では非常にカタブツで有名な方)に話をしたら、「そのストリップ劇場は超有名で、映画にもなってるんだよ。そんなに気に入ったならDVDでも買えば?」とおっしゃる。
その映画こそが、『キング・オブ・ポルノ(原題は”Rated X”)』だ。しかもミッチェル兄弟の弟を演じてるのは、チャーリー・シーン。プラトーンとかメジャーリーグの彼ですね。兄役は、エミリオ・エステベス。よく似てるって、リアルで兄弟だから当たり前か。
もちろんDVDは購入。なのに、見るタイミングを逸したまま行方不明になっていたのが、最近になってカイシャの段ボールの片隅に押し込まれてたのを発見したのです。
あー、いつものことですが前フリが長い……。それをとうとう見ることができたと、そーいうエントリーなわけでございます。ちょっとダメポな部下に付き合って、朝まで仕事しなくちゃならなくなり、その合間に鑑賞。
いやー、題材が題材ではあるんだけど、これがなかなか面白い。
ミッチェル兄弟は、ラディカルな父親(実際はプロのギャンブラーだったらしい)に育てられます。兄は大学で映画製作を学んだりするんだけど、折しもベトナム戦争。西海岸といえばお花が満開なフリーダム・ムードが蔓延していて、なぜかポルノ映画を作ることに。で、いつの間にか弟も巻き込んで、さらには理解ある両親にも支えられ、自前の映画館がほしいってんで”Mitchell Brothers O’Farrell Theatre”を作っちゃう。全米で大ヒットした”Behind the Green Door”という作品を生み出し、大金持ちにまで上り詰める。サクセ〜ス!
NYでマフィアが海賊版で勝手に上映していると聞けば、FBIに手を回して、マフィア相手の争いにも堂々勝利。アメリカで販売されているビデオなんかでは、本編前に必ずFBIによる著作権関係のWARNINGが入りますが、そもそものきっかけが、ミッチェル兄弟の映画があまりにも人気で海賊版が上映されまくってたのを取り締まるためだったそうで。へぇ。
70年代から80年代へと時が移り、世の中に家庭用ビデオなんてものが普及し始めるとポルノ映画は斜陽化していきます。そこでシアターを改造して、ストリップやショーを売り物にした、という歴史があるんですね。なお、ポルノ映画を作ってた最後の頃には、駆け出し時代のトレーシー・ローズ(その後、超有名なビデオ女優になる)も出演していたそうだ。なるほど、ポルノ界のパイオニアだねぇ。
実話をベースとした映画ではあるけど、ドキュメント風なわけではなく、とにかくそのぶっ飛んだ生き様を追うだけでも楽しい。題材は確かにポルノなんで、それっぽいシーンもいくつか出てくるものの、そんなにエッチな感じではないかな。むしろ兄弟モノなんで。
古くはカインとアベルとか、ポピュラーなテーマだけど、この映画の場合、どっちもダメ人間というのがユニーク。それゆえか、とても切ない。毛色は違うけど、シド・アンド・ナンシー的な空気もちょこっと感じたり。
映画自体、特にお勧めとかではありません。私のように、実際にMitchell Brothers O’Farrell Theatreに行ったことがある人ならば、話のタネにはなりますが。とはいえ予備知識ナシで見てみたいという奇特な方のために、特にwikiなどにはリンクは張っておりません。兄弟の壮絶な生涯、そして運命は有名な話らしく、割とサラッとネタバレしてるところが多いんで。
日本映画界でも、ポルノ出身の名監督って多いよね。何度も書いてるけど、おくりびとの滝田カントクとか。ほとばしる才能はまず、矛先をエロスに向けるのかもしれないねぇ。本作でも、いくつかポルノを撮影してるシーンが出てきますが、設定とかムチャクチャ。セックスシーンさえあれば、あとはナニやってもOKみたいな、むしろそういった状況で作品として仕上げるのって、やっぱ才能なんだろうなー。AVなんかが出回る前の、古き良き時代ということなのでしょう。
ついでについでに、ミッチェル兄弟の弟の息子が柔術家になってて、日本でも総合格闘技の大会に出てるんですよ。ググってたら偶然見つけたんだけど、カレブ・ミッチェルといって、グレーシー柔術系だとか。
あー、仕事終わんねー。朝までの予定がもう昼過ぎじゃねーか!おかげで駄長文に……。
オニオンスープ
クリスマス
山形風冷茶
分かる人には分かるけれど、知らない人にはナンノコッチャな大市民・山形風冷茶。
彼はコレの紅茶が好きですね。真夏の朝などには、よくこのようにグラスに氷をギッチギチに満たして、熱い紅茶を注いでは「美味し!」とおでこをピシャリ叩いておりましたなあ。
我が家では、おもに実家から大量に送られてくる緑茶を使います。んで、夏冬構わず定番飲料。気分に応じて熱いのを飲んだりしますが、基本、冷蔵庫は常にフル稼働で製氷しまくり。
グラスは、無印良品のダブルウォール。熱い飲み物を入れても平気で持てるし、冷たい飲み物(ビールとか)を入れても表面に汗をかかない。量もたっぷり入るのでむちゃくちゃお気に入りなのですが、ある日突然、姿を消してしまったのよね。ダブルウォールのグラスといえばbodumが有名ですが、特許関連でクレームでも来たのだろうか。
ビール飲むのにはbodumを使ってるけれど、どうも怖くて手荒に扱えません。無印のコレは、エッジの仕上がりとかある程度妥協したところがある半面、強度があるので使いでがあるんだよなあ。
コイツが割れてしまったらと思うと、心配でなりません……。
椎茸
持つべきものは農業系の親戚。
形がよい市場向けからははじかれた、やや難アリの椎茸が群馬方面からどっさり届きました。味はまったく変わらないので大感謝。
あぶっただけで食べたり、しょうゆバターでソテーしたり、いろいろ楽しんでおりましたが、肉詰めでもしてみるかと鶏肉・合挽で試してみた。
鶏肉には刻みネギとかこんぶ茶なぞを加えて練り練り。合挽は、上にチーズ乗せてみたり。オーブンに突っ込んで、どちらも美味しくいただきました。
ところが残念なことに、このおすそわけ椎茸も今年でおしまい。栽培そのものをやめることにしたというではないか。理由を聞くと、とにかく食害がひどくて採算取れないらしい。サルにもやられるけど、特にシカなんだって。
う〜ん、そういうの無念だなあ。シカ害は全国規模で問題になっているから、いい加減何らかの手を打った方がいいと思う。丹沢も相当やられていて、いまやシカが大発生してるおかげで全域が山ビル天国になっているとか。
もう行けねーなあ、丹沢……。
今年の誕生日
GXR!!!
この噂、夏前からあったんですよね。レンズとCCDをユニット化して交換できるようにするっていう。GRDの後継がそうなるなんじゃないかって。ところがGRD3がふつうに出てきたもんだから、すっかり忘れておりました。
いやしかし、これはいい仕事。このサイズでこんなことができるとは。早々と後継が発表されたPENとかは即死かもしれんね。レンズの充実度次第で、CCDの大きさとかそーいうの関係なく、一眼レフのいろんなところに辟易とした(してる)層が食いつきそう。いや、もう食いついてる気配(笑)。
フツーのレンズ以外でも、面白いユニットとかが出てきそう。そういう意味でも楽しみ。
う〜ん、こりゃエライこっちゃ。
よりによってマイ・バースディに発表してくれるとは……。妙な因縁を感じて買ってしまうかもしれないじゃないかww
銀座な1日
とある平日。カイシャの創立記念日で休日ってことで、昼下がりの銀座方面に連れ立ってでかけてきた。
まずは昼飯。1人だったら適当にナイルレストランあたりに入ってしまうところを、行ったことがないというので、話のタネにと煉瓦亭。ちょっとだけ並んだけど、すぐ地下席が空いてオムライスとポークカツレツを食す。
ここのオムライスは、よく知られているように普通のものとは違う。具入りの卵かけご版をバターで炒めて半熟状態にして盛りつけるという、おそらくここでしか食べられないスタイルだ。火の入れ方が絶妙で、じつに佳い食感。
若い頃、仕事の師匠に連れていってもらったときは、けっこう感動したなあ。チキンライスを薄焼き卵で包むノーマルなものより、こっちのほうが好みです。
食後はブラブラ。AppleStoreに行って新しいiMacやマウスを触ったり、三越2Fのカフェで初めてマカロンを食べたり。店内の、マダム率の高さに思わず笑みがこぼれますた。
夕方に立ち寄るところがあったので、それまで映画でも見るか、と銀座シネパトスへ。ここ、初めてだったんだけどイイ感じっすね。忽然と現れる昭和空間。映画を見ている間、足下を行き交う地下鉄の振動を感じられるっつーのも個人的にナイス。トイレの便器前のポエムにも、軽く感動した。
観た映画は「バタフライエフェクト3」だったのですが、1に比べるとどうかなー。スプラッター要素が相当増えてたので、ちょっと苦手です。。。
夕暮れの銀座を築地方面へと散歩。歌舞伎座も取り壊しが秒読みですな。このまま、足を踏み入れることなく新しくなってしまう予感。この手の建物が完全に消失してしまうのは相当惜しい気がするけど、なんかもう、しょうがないんだろうなあ。
で、本日のメインイベント。つきじ治作さんで水炊きを食す。
ここは結婚したときの食事会会場として使ったんだけど、おまけでタダ券をもらっていたので訪れたと、まあそういうわけです。
美味し美味しと九州風の水炊きを堪能し、〆の雑炊までノンストップでかきこむ。相当な量のコラーゲンを摂取したから、膝の関節もバッチリに違いない。
今回は仲井さんの給仕に加えて部屋代・飲食すべて無料としてくれたが、さすがに料亭なんで、普段使いには敷居が高いかなー。中庭ごしに見えた他のお部屋では、商談なのか談合なのか、それっぽい宴席の様子もチラリ。こーいうところで、日本の経済は廻っていたのかもしれないねえ。政権変わってどうなったのかは知らんけれど。
蕎麦屋でふにゃん
昼飯に蕎麦。府中には、意外と美味い蕎麦屋が多くあります。中でも庶民派なたたずまいの「田なか」はお気に入りのひとつ。
蕎麦味噌蓮根なんぞを抹茶塩で頂きつつ、ビールに焼酎蕎麦湯割り。新蕎麦だというので、十割のせいろ。もう、美味いとか不味いとか、そういうレベルの話じゃない。食後は蕎麦湯でまったりしつつ、箸が転がってもケタケタ笑うほどの状態。多幸感ゲージが振り切れる。この感覚は、日本人にしかわからないだろうな〜。
いい気分になって散歩。周遊コースのひとつ、「生協の白石さん」でも有名になった、東京農工大のキャンパスまでぶらぶら。特に見どころがあるかというと、そういうわけでもなく、だだっ広いキャンパスを占めるのは大半が畑。とはいえそこかしこで、学生さんたちが研究している様子が窺えて、なんか好きなんですよ。
秋も深まってるということで、さざんかの花がいっぱい咲いておりました。のどか。
駅前に戻ってくると、何やら祭りの様相。なんでも府中市制55周年ということで、各町の屋台なんかが引き回されておりました。けやき並木も大混雑。朝からドドンドンドンと花火も上がってたけど、これだったのか。
若いなりの味わい
まだ4ヶ月くらいにしかならないのだが、ある日とうとう我慢ができなくなり、梅酒の試飲を行った。
うむ。まあド素人が初めて作ったということで、こんなもんじゃなかろうか。色合いが思ったほど濃くないけど、これは砂糖の量が少なかったからかしら。酒1升:氷砂糖600?:梅1?だったのよね。砂糖は梅と同量という説もあるんだけど、600?でも甘いと感じる。ソーダで割って、ちょうどよい。
1年くらい経てばもっと色濃くなるのかもしれないけれど、それまでに飲み干してしまう可能性も否定できず……。
あと、麦焼酎、黒糖焼酎、泡盛で作ったわけでやんすが、泡盛がいちばんイイ感じかも。そんなに違いがわかるオトコでもないので甚だアヤシイが。麦は、やや苦味があるような……。梅の実の処理に問題があったかしら。つぅか、実が熟しかけてた時点で全般的にアウト気味?
そんなわけで、夜な夜なとろりんちょなのである。
シモキタで朝まで
仕事でポカした部下を慰めるという口実で、下北沢の寿司屋に行ってきた。なんでまたシモキタかというと、その部下ってのが下北沢在住だから。あ、なんかイヤらしい感じに聞こえるかもしれませんが、男の子ですんで念のため。
その、シモキタ在住ウン10年以上の彼をして「ここに入るのが憧れでした」とまで言わしめるのは、「小笹寿し」さん。シモキタの駅から電話すると、テーブルなら空いてるというので、とりあえず向かう。ビールを飲みつつお造りをいただいていたら、カウンターが空いたので移動させてもらった。
寿司通というわけでもないので、欲求に従ってガンガン頼みガンガン食べる。こちらはいわゆる「おまかせ」は受けないそうで、好きなネタを都度オーダー。もちろん、連れの存在など省みない。「遠慮なんかしないで好きなモン頼めよ? あ、こっち縞鯵と鰹、あとスミイカね」といった感じ。
子供のころ、実家の親父によく言われたものです。寿司というものは、握ってもらったら5秒以内に食え、と。子供心にホンマかいな、とはよく思ったが、実際のところ美味いのでテンポよく食す。ネタに応じた煮切りをサッと塗ってくれるので、そのまんまお口に放り込めるし。
途中、お吸い物なんかもタイミングよく出てきたりして、なるほどいいお寿司屋さんだなあ、と感じる。肝心の握りも、個人的には文句のつけ所ナシ。会計も、あんだけ飲み食いした割りには程々、というか安かった。私の食いっぷりをご存知の方であれば、ほぼ満腹状態かつ酒もそれなりに飲み酔っぱらった状態で、一人14000円くらいで済んだからね。
店を出てから、部下君が「隣にいた女性客、吉本ばななじゃなかったですか?」とか言い出す。もしそうだったとしても、ンなこた、どうでもよい。
お次は、いわゆるシモキタっぽい店に連れて行けとオーダーし、「バー キタザワ」へ。あんまり若者向けではなく、むしろ昭和オヤジなお店。よし、ナイスセレクション。ここで夜更けまで、70〜80年代の懐かしいレコードを聴きながらハイボール&お説教。相当無茶めなリクエストにも快く、かつアッサリ応えてくれるのが親切です。内装にもツボつかれまくり。
午前3時に店を出て、小腹が空いたので、さらにもんじゃ焼き。結局、久しぶりに朝まで飲むハメに。薄紫の空を仰ぎつつ、軽く後悔。
ハフハフである
晩秋の東京競馬場
そういえば最近、開催日って来たことないかも。ハタと思い立って、激混み想定内ではあったが、昼飯&昼ビールがてら東京競馬場へ。
午後からの数レースを、ビール片手に小銭握りしめて遊ぶ。さすがに人大杉でパドックなんて見てる余裕なかったので、流す感じでのめり込まず。
馬券が的中したときのカタルシスは相当なモンがあるけれど、若い頃に比べると淡白になりました。せいぜい買っても数百円で十分楽しめる。盟友、M男君の境地にやっと至ることができました。
着いてすぐはまだスタンドも空きがあったけれど、見る見るうちに人があふれ、メインの出走時には右のような有り様。ターフを見ることもなくメインレース終了。
ウォッカを切る・切らないがすべてと思ったが、どっちみちあれは買えないわ。結局、飲み食いに費やした金のほうが大きかったなあ。
帰途、競馬場のすぐ外にある、とても雰囲気のいい喫茶店で和む。競馬帰りとおぼしき客がチラホラいたけれど喧噪もなく、じつにいい店。近々、府中の名店シリーズでもやろうかと思っているのだけど、ここは間違いなく「入る」なあ。
ラブプラスはじめました
いまさら感が相当あるけれど、埃かぶってたDSを引っ張り出してきて。
よくできてるなあ。こりゃ、電車の中でDSをタテ持ちしてしまう人の気持ちもわからんでもない。
ただまあ、なんというか単調ですねえ。まだ序盤のお友達モードだからかもしれないけど、「作業」感が……。おまけに優柔不断な性格なので、3人とも好感度が高くなってしまう。ふつうだったら、修羅場になるはずだけど、まあ、こーいうものなんでしょう。
私の名前は珍しい部類なので、きちんと呼んでもらえないのも悲しいところ。
どちらかというと、妻のほうがハマってるという事実も。風呂に入ってる間に、勝手に進めてくれたりします。どうやら彼女のほうが楽しんでいる様子。よかったよかった。そのうちネタを作ってもらって、発言小町に投稿するとしよう。
昔の同僚と麻布で
はじめて会社勤務したときの部署の面々と飲んだ。総勢18名。会うのが15年ぶりとか、そんな感じ。
みな老いた。禿げたり太ったり鬱だったり。反対に病気で痩せたり身体に麻痺が残ったり。
それでも本質的なところは、なにも変わっていない。
「俺さあ、大人が電車の中で堂々と読めるエロ本を作りたいんだよね」
15年前とまったく同じ会話で盛り上がる。
思えばあの頃は、本当にぺーぺーだった。仕事で扱う内容が何もわかってないから、ふつうの人が1日で終わる仕事も3日徹夜でどうにか終わったり、そんな毎日。確か最高で、まるまる一週間会社に泊まったりもした。ひじ掛け付きの椅子を並べて快適に寝るテクニックとか、どうでもいいことに長けたり。
いまの自分があるのは間違いなく、あの頃のおかげだ。
そうそう、まだバブリーな時代の名残があって、毎日晩飯代で1000円支給されたりしたんだよね。でも僕と、仲のいい先輩の2人はいっつも自腹で外食してた。素直に貰っとけばいいのに。
最初は業務委託だったか契約社員だったか、採用のとき、先日も会った大学時代の同期が人事にいて、面接でバッタリなんていうこともあった。そのうち正社員になったけれど、いまの会社に移ってしまった。あのまま居続ければ、ストックオプションでウハウハだったのになあww
こないだの大学関係の飲み会でも思ったけれど、人との出会いはいいものもわるいものも含めて、本当に財産なのだなあ。しみじみ。
例によって新宿のパセラで朝までカラオケというコース。時節柄、加藤和彦を偲ぶ会。さすがに最後はつらかったが、元気をもらった。ありがとうございます。
一次会でお店の方から醤油をいただいた。豆腐料理と鶏料理が美味し、でした。麻布十番の『石塀小路』というお店。意外と安かった。
考えることはみんな同じ
ぱいなぽー
砂糖をまったく使っていないパイン缶&ジュースと聞いて、即お取り寄せ。届いてすぐ冷蔵庫で冷やし、食べてみた。こーいうの大好き。シアワセ。
7月下旬から8月下旬に収穫されるパイナップルの、糖度が高いところだけを使っているらしい。子供の頃によく食べた、ベッタリとした甘さなど微塵もなく、爽やかな甘みと酸味。写真は泡だらけになっちゃったけど、いやいやいや、じっつに美味しです。
あー沖縄いきてー。
like no other
仕事も終わったし帰るかー、とengadget見てたらお茶噴いた。時速80?かー。
かわらないもの
高田馬場に立ち寄ることは何度かあったが、早稲田となると本当に久しぶりだ。記憶にないぐらい。下手したら、卒業以来なのかもしれない。
大隈講堂の横にある、大学運営のカフェっぽいところで集まりがあるからおいでなさいよ、とのお誘いを受け、勇気を奮って参加してきた。
珍しく(?)約束の1時間前に到着。現地には向かわず、かつての学び舎を散策。
幽霊学生だったにも関わらず、それなりにこみ上げてくるものがある。ところどころ、近代的な校舎に建て替えられてはいるが、それでもかつての面影がしっかりと残っている。ノスタルジアな気分を満喫し、キャンパスを歩いた。
飲み会では懐かしい面々に再会。さすがに年を取った。旧交を温める。
シメで校歌ってのも、なんだか相変わらず。小心者なので気後れして、遠巻きに写真を撮っていた。根性がないのです。
二次会の群れとは離れ、かつて幾度も恥ずかしい夜を過ごしたバーへ。まだ存在しているだけでも感慨深いのに、フロアが増えて立派なイタリアンレストランになっていたことに驚愕。
その後、二次会から逃走してきた連中も合流し、いつの間にかの大所帯。大いに笑い、飲む。友がみな、われよりえらく見ゆる日よ。
大学を出て20年ちかくが経った。社会的に成功している者もいれば、必死になにかと闘っている者もいる。独立企業したり、浮気相手の家族に殴られたり、今こそが転機かと悩んだり。学生の頃、故郷がダムに沈むのだと嘆いていた彼の女性は、建設中止の世の流れを今また嘆いていた。
普段からしょっちゅう会うのもいいけれど、こうして間が空けば空いたで、また得難き夜だ。
電車を乗り継ぎ帰宅して、余韻を楽しんだ。
高尾山はもう秋なのさ
フランスのタイヤ屋のせいなのか、京王電鉄が煽りすぎたせいなのか。高尾山がものすごいことになってるよ。
リフトに長蛇の列ってのは、まあわかる。こちとらどうせ、そんなものに乗るつもりはないけれど、それにしても人だかりがすごいぞ。11:30時点で90分待ちだそうだ。うへぇ。
いつものように一号路を歩く。が、団体さんが多く、しかも彼らは決まって横一列である。もちろん、道が広いところに限っての話だけど、みんながみんな横一列なのでモー大変。時おり、トレランの連中が下りだからって猛スピードで上から走って降りてくる。そのうち、絶対事故起きるはず。
道が広いところ、つまり序盤の登りはそんな感じ。それが薬王院をなんとか抜けて道が狭まってくると、こんどは渋滞。ここは盛夏の北アルプスの槍の穂先ですか?ってくらい、ピクリとも動かなくなる。そんでもって、これまたトレランの連中がゼェゼェいいながら走ってくる。もう一度言います。そのうち、絶対事故起きるはず。
必死で登り、山頂直前で巻き道に入る。山頂なんか行ったら、死んでしまうかもしれんからね。そうそう、いくつか女子トイレがあるけれど、30分待ちは覚悟したほうがいいです。駅で済ませてくるのが吉。
左は薬王院山門、右は山頂直下の女子トイレの列(睨まれた)
で、ようやくこのへんから、快適な道となる。とはいえ人も多いし相変わらずトレランがうざいけれど。ヒタヒタと歩き、小仏峠(こんなに人がいるのを見たのは初めてだ!)を抜けて景信小屋へと到着。
まずビール、そして天ぷら。道中の苦労も吹き飛ぶ、格別の味。
それにしても相変わらず、いい意味で謎な天ぷらだ。ひと皿300円ナリ。タネはなんなのか、シイタケ以外はよくわからないけれど、そんなことはどうでもよい。ただただ美味い。
続いて、これだけは忘れては行けない、お約束のなめこ汁となめこうどん。おにぎりをほお張り、(*゚∀゚)=3 ムハーッな状態。どちらも柚子が効いてて最高です。相方も大満足。
紅葉のピークは11月後半だけど、景信小屋のベンチで仰向けになって空を眺めていると、もうすっかり秋だ。狂騒の高尾山頂付近はうんざりだったが、それとは対照的に、じつに静かに時間が流れている。しばし、ボーッとする。ココはいいなあ。高尾山とかじゃなくて、最初から景信山を目指して来ればよかったかもしれない。
バスの時間に合わせて下山。案の定バス停も長蛇の列で、臨時で2台来てたのに車内はギューギュー詰め。俺はいいけど、お年寄りがかわいそうだったナー。
参考コースタイム
高尾山口 11:30
薬王院 12:15
山頂付近 12:40
城山 13:25
景信山 14:10
忘れえぬひとびと
小宮山という投手には、少なからぬ思い入れがある。やはり、自分が大学生だったころの母校のエースだったということが大きい。「また小宮山で負けたか」みたいな話をよくしていたような記憶もあるが、通算で20勝もしてるんだね。
この人は、よく知られているようにスポーツ推薦じゃない。二浪して早稲田の教育学部に入学。教職課程もきちんと取って、数学の教員免許を持ってる。偉いよねえ。ひょっとして第一志望は東大だったんじゃないの? ってくらい頭がいい。
メジャーに行って帰国後に1年間の浪人期間があったってのも、この人らしい。その後ボビーに拾われてロッテに復帰するわけだけど、2005年の優勝の陰で、この人が敗戦処理を黙々とこなしていたっていう事実もある。
選手としての小宮山は、華やかな記録もいっぱい持ってるけれど、2004年にダイエー相手にやらかした試合が印象的。先発で1回2/3を投げて11失点。結局21-0という大敗を喫して、試合後に監督選手全員がライトスタンドに深々と頭を下げて謝罪したってやつ。思えばこのあたりで、第一線での活躍に対してのこだわりが消えたようにも思う。
リリーフカーから降りて最後のマウンドへと向かう14番、そしてスタンド
最後の試合は、たったの一球で終わってしまったけれど、セレモニーも含めて本当にいい雰囲気だった。ノムさんも空気を読んで、代打小坂をしてくれるかと思ったけれどねえ。
あわやHRかという当たりではあったが無事に役目を果たした
「いつの日かこのユニホームを着て、ここに戻ってくることを願っている」
その言葉を直接聞けただけで、遠路はるばる足を運んだ甲斐があったというものだ。
ボビー、小宮山、ベニーちゃん、あとランピンも場内を一周。時間切れで胴上げまでは見ることができなかったが、MVP関連の騒乱もなく(噂では試合前に謝罪したというが)、本当によかった。
私にとってこの日の試合はもう一人、ユニフォーム姿の野村も(おそらくは)見納めとなった。
選手交代や抗議で何度か出てきただけだが、現役時代のこの人のことが好きになってプロ野球やパリーグを見るようになった。世論の後押しもあることだし、ぜひCSを通過して日本シリーズに出てもらいたい。歩くスピードの際立った遅さが印象的だった。
2009年10月6日は、さまざまな人たちに別れを告げる日となった。
おまけ:ベンチのボビーとそのこどもたち
ByeByeBobby
『津軽百年食堂』のこと
いまや、大衆食堂は絶滅しつつある。
特に都会では、ファミレスや大戸屋は人気だけれども、いわゆる「食堂」は年々減っているような気がする。高田馬場や早稲田、神保町といった学生街でも、学生時代に好きだった食堂のほとんどが、その姿をとどめていない。
青森には、10件もの「津軽百年食堂」があるという。これにはきちんとした定義があり「三世代、70年以上続いている食堂」だそうだ。最近ではその名もズバリ『津軽百年食堂』なる小説も出ていて、ちょっと気になっていたので読んでみた。
内容はというと、明治から続く津軽地方の食堂を舞台にした人情モノ。ひとことで言えば、イイ話。つるっと読めちゃいます。個人的には、登場人物にJ POPなぞを語らせるところに軽く苛立ちつつも(笑)、なかなか面白く読めました。桜の時期の弘前、行ってみたいなあ。
あと津軽蕎麦が食いたくなるね。「鰯の焼き干し」で出汁を取ったかけそばタイプで、つなぎが大豆。東京のそれとはまったくの別物らしい。津軽蕎麦を筆頭に、青森の食文化については『美味しんぼ』の第100巻にもまとまっています。日本全県味巡りの青森編。
なお巻末に、10件の実在する「津軽百年食堂」のリストがあり、「フ〜ン」と眺めていたところお茶を吹きそうになった。この夏訪れた、黒石駅前のアノ店が掲載されているではありませんか!
あまりの屋根のゆがみっぷりに( ゚д゚)ポカーンとしたのよね。
自然にこうなったのか、それとも除雪を考慮した確信犯なのかはわからないけど、一見さんには敷居が高いオーラを出しまくっていたこの店、すごう食堂は、兄妹姉妹で切り盛りしていて化学調味料を一切使わない、昔ながらの優しい味わいなんだそうで。なるほど、見かけで判断してはイカンということですかね。もしまた黒石に行くようなことがあったら、暖簾をくぐってみよう。
それにしても、親子三代にわたって通えるような食堂が今も健在だなんてこと、考えてみたらこれほど素晴らしいことはないねぇ。後継者問題なんかもあるんだろうけど、頑張って頂きたい。
またしても青森の底力を見せてもらったぜ。あ、『津軽百年食堂』ですが、映画化も決定してるそうで。2011年春公開だとか。キャストはどうなるんかな〜。
個人的には食堂といえば、やはり学生街。嗚呼、叶うことならば「キッチンカナリヤ」のスタライ(生)、「カレーのふじ」のスペシャルドライカレー、「甘楽」のチキンミートが食べたいっ!!
仕方がないから、近いうちに三品に行ってみるかな。