餃子を蒸す

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こないだ飲み会で、デブだデブだと罵られたので、今日は餃子を焼くのではなく蒸してみることに。手抜きで、くりばやしの生餃子を購入。

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お、なんかイイ感じでしょ?

でも失敗。餃子の感覚を詰めすぎて、皮がひっついちゃうんだよね。次回はちゃんと離して、できれば葉ものを下に敷こう。

ちなみに味はイイですよ!蒸すことでアッサリしてるんで、何個でも食べられそう!(あれ?)

ところで、餃子のタレについて試行錯誤中。どうも、コレといったものがない。酢醤油でもいいっちゃいいんだけど、決定版的なものが欲しいのよね〜。

野球鳥@立川〜CS編

なんだかんだいって、パ・リーグのCSは面白い。引き締まった試合が突然ぶっ壊れる最大級のカタルシスや、当たりまくりな選手、風物詩な選手と、じつに彩りが深い。バカ試合はバカ試合なりに、CSレベルの様式美といいますか、ね。

ファンはファンで、当該球団のファンのみならず、他の球団ファンがそれぞれの立場で煽り、感心し、罵り合ったり(ま、ネット上でね)。

それにしても、マリサポはすごい。所沢のみならず、福岡でも地鳴りの声援。こりゃあ、選手は幸せですよ。まさに、どこにでもいる巨人ファン、どこにでも行くロッテファン。

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というわけで、第1戦を仕事で泣く泣く見逃した腹いせに、第2戦は立川の野球鳥で観戦。

序盤こそ、長い試合になりそうな展開だったのに、途中から和田のテンポが走り出した。ちょっと飲み食いしてる間に、みんなアウトになってたな。

まあ試合結果は置いといて、こういう店に集まる野球ファンは色んな意味で心得とると感心した次第。マナーというか、民度というか。おそらくは、マスターのお人柄なのでしょうな。決してお安い店じゃないけど、お値段以上の味わい。元気に働く野球少女たちも、清々しいデス。

一度でいいから、ウワサのモツ鍋を食べてみたいなあ。大人数じゃないとキビシイかもしれんが。

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八戸の鯖

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青森の玄関口でもある八戸。駅に降り立つことはあれど、じっくり街中を歩いたりはしたことがない。面白そうなエリアは駅から離れたところにあるんだよね。

ところがちょっと調べてみると、やはり八戸は非常に底力のある街なんではないかと。できることならば、何件かの呑み屋を訪れて、ゆっくりと過ごしてみたい。

特に、鯖ね。たとえば鯖の棒寿司といえば京都をイメージするけれど、八戸も負けてはいない。上の写真は、近所の物産展で買ったもの。なるほど美味い。いやこれは絶品かもしれない。鯖のイメージが変わる。

できれば、この鯖を肴に一杯やりたいなー。

八戸は鯖の漁場としては最北だそうなんだが、これが意外というか、北海道では獲れないのかしらん。ともあれ、八戸は潮目もよく、非常に質の高い鯖がいっぱい水揚げされるそうだ。

秋葉鶏排で魯肉飯

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久しぶりに秋葉原に用事があったので、以前から噂だけは耳にしていた「秋葉鶏排」に。

ココでの目的は、やはり魯肉飯(るうろうはん)。以前、渋谷のひげちょうのことを書いたりもしたが、台湾ではポピュラーな、豚肉そぼろ煮どんぶり的な食べ物。

場所は、ヨドバシの裏の昭和通り方面。公園に面した並びで、メイドカフェの隣。魯肉飯と春雨スープをオーダーして、しばし待つ。ちなみにどちらも400円。

狭いカウンターで猛然とかっ込む。見た目、ひげちょうのとは違って、豚肉がゴロゴロした感じ。あんまりミンチ状にはなってないんだね。あと、味付けもよく言えば穏やか。悪く言えば、あんまり台湾っぽくない。

全体的に、もっと八角ゴリゴリな感じだとウレシイんだけど〜。

なお春雨スープは、たっぷりの春雨で食べ応えがある。魯肉飯にも乗っかってる豚肉が少量入ってて、やや被った感でしょんぼり。でも、スープ自体がとてもおいしい。ミニ魯肉飯とセットで600円という親切メニューもあります。

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店内はチキン人形が吊るされていたり、台湾人向けの掲示板があったりと、なかなか良い雰囲気。看板メニュー(?)の鶏排もミニで試してみた(200円)が、なるほどコレはなかなか丁寧な味。ビールがほしくなる。

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台湾弁当とか気になるメニューもあるので、またこのへんに来る機会があったら寄ってみよう。

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そういえば当blogですが、最近なぜか、ひげちょう魯肉飯の記事にやたらアクセスがあるんだけど……。何か動きがあるんですかね。

今日も明日も秋刀魚也

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日本人でよかったと思う瞬間、それは美味いものを食べたとき。

特に旬のもの、秋刀魚とかね。走りの頃に比べれば価格も落ち着いてきた。

なんだかんだいって、普通に塩焼きが美味い。たっぷり大根おろしてね。

刺身はそのままよりも、ちょっとヅケっぽくして、胡麻とか紫蘇、海苔なんかと合わせるとサイコーです。

こないだテレビで見たけど、冷凍技術の進歩のおかげで、生の秋刀魚も鮮度を保ったまま輸送できるようになったそうだ。そういや、秋刀魚の刺身がそのへんの居酒屋や魚屋に並ぶようになったのって、ここ10年くらいかな。ありがたいことです。

はー、毎日秋刀魚でもいいや。

てづくり万能つゆ

家人のご実家よりよく花鰹をいただくので、マンガ『音やん』を参考にした万能つゆを定期的に作っております。

酒、醤油、味醂を1:1:1で用意。あと、昆布ひときれ。本当は干し椎茸もあるといいんだけど、今回はスルー。

それらを鍋に放り込んで、一晩放置。翌日、花鰹をグワッと掴んでこれでもかと放り込む。そんで火にかけて、アルコールが飛べば完成。

クッキングペーパーとかコーヒーフィルターで濾して、容器に入れる。水を一切使ってないので、冷蔵庫に入れておけば半年くらいは大丈夫かと。

まだ素麺がいっぱい余ってるので、食べきらないと。素麺用だと3〜4倍に薄めて使用。煮物とかにも、そのまま少量入れたりするといいです。

濾したあとの花鰹も、ふりかけ替わりしたり豆腐にのせて。卵かけご飯のお供もグー。

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音やん、いい寿司マンガなんだけどなー。安定した連載を期待しております。

大定@府中のおすすめ品

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まずは鶏カルビで始めて……。

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牛ハラミと上ミノ。このミノが、ビックリするくらい美味い。ヤヴァイ。

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忘れちゃいけない軟骨。写真撮り忘れたけどレバーもね。ホルモン系は何でも美味し。

休日だと、刺身系がないんですよ。行くならやはり、平日がいいんだよなあ〜。

いきなりいっぱい頼むと地獄を見ます。コンロもあるから置き場所がなくなるのね。すぐ出てくるので、ちょっとずつ頼むが吉。

かつ!

山行のお供といえば、コレ。ビッグかつ。

疲れきった体に、チープな味わいが染みわたり、エネルギーもりもりなのですよ。軽いし美味いしで、ベスト・レーション・エバーといっても過言ではない!

作ってるのは広島の老舗、株式会社すぐる。広島と言えば、もちろんカープということで、広島みやげでコイツを頂きました。

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下界で食べると、ただの駄菓子なんだけどね……。ゲフー。

ブダ味噌

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これは美味い、ていうか上手い。

松川温泉から盛岡へと向かう途中の道の駅でゲット。ただのブタ味噌なら買わなかったもんな〜。でも実際、とっても美味しいです。素材はすべて、八幡平のもの。納得。

オリーブオイルのツナ缶ですと!?

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ツナ缶といえば、はごろもシーチキン。そのまま食べてもお料理しても♪ ってやつですが、静岡県は旧清水市、由比というところに、由比缶詰所という非常に素晴らしいツナ缶を作ってらっしゃるメーカーさんがありまして。

要はサラダ油とかじゃなくて、オリーブオイルを使ったツナ缶なんです。身がそのまま入った「ファンシー」と、ボロボロのがギッシリ入った「フレーク」があるんですが、上の写真のはファンシータイプ。

で、これが滅法美味い。まさにそのまま食べても、の世界なんだが、そんじょそこらのツナ缶をイメージしてるとガツンとやられます。

缶に入ってる油だけをフライパンにあけ、ニンニクを炒めて香りが出たところにナスと身を投入。塩気はあるので、コショウだけで味付けして食べてみたら……絶句。

あと、昨夜はフレークのを生椎茸にのっけてグリルで焼いてみた。マヨネーズもちょっぴり。風味がよすぎる。

もう普通のツナ缶では満足できない体になってしまった。やばいよコレ。

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シメは冷麺、食道園

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盛岡・八幡平紀行2010〜その5

初日に盛岡駅のさわや書店で、タウン誌のほかに購入したのは『盛岡冷麺物語』という新書だった。これも、地元出版社の発行。

著者は、朝日の記者。1993年に朝日新聞岩手版に連載された記事をもとにしている。何の気なしに手に取って目次をパラパラしてみたら、相当内容が濃ゆいのですよ。

盛岡冷麺については、ネットを検索してみるとさまざまな情報がすぐ手に入るが、けっこう出鱈目なものも多い。例えば、盛岡は平壌と緯度が同じなので冷麺が流行ったとかいう説。ちょっと考えれば、あり得ないわな。

同じく、在日朝鮮人が多かったからという話もある。だったら大阪はどうなのだ。浜松は。なぜ盛岡なのだ、と。

結局は、人なのだよね。盛岡冷麺は、よく知られているように食道園という店で始まった。その創始者が、青木輝人という方だ。すでに故人である。

  • 在日一世で戦前に威興(ハムン、現北朝鮮)から日本にやってきた。
  • 強制連行ではなく留学が目的だった、インテリ系。
  • 父親の知人を頼って盛岡に。
  • 子供の頃、威興で食べた冷麺を再現したのが盛岡冷麺の原型。
  • 他の多くの在日朝鮮人とは異なり、日本に帰化し国籍を取得している。
  • 本書は「ぴょんぴょん舎」の店主・邊龍雄(ピョン・ヨンウン)が、盛岡の冷麺のルーツを知りたいと食道園の青木に会いに行くところから始まる。おもしろそうでしょ? さらに綿密な取材を重ねるうちに、朝鮮半島のそれとは全く異なる盛岡冷麺の謎が、薄皮をはぐように解き明かされていく。ある意味痛快でもある。

  • 盛岡冷麺はなぜソバ粉が入っていないのか
  • 盛岡冷麺はなぜ辛いのか
  • 盛岡には看板に平壌冷麺と書いてある店が多いがなぜか
  • 盛岡冷麺はいつから盛岡冷麺と呼ばれるようになったのか
  • こういったことに興味がある方は、ぜひ手に取って読んでみてください。

    というわけで、最後の晩餐は敬意を表して食道園。暖簾や看板には、「平壌冷麺」と大きく書かれている。矜持を感じる。

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    冷麺は、辛みは別にしてもらった。もちろん完食。美味い。

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    翌朝帰京。次回は短角牛ステーキもだが、ぜひ福田パンを極めたいものだ。

    念願叶って白龍へ

    盛岡・八幡平紀行2010〜その2

    盛岡といえば冷麺というアタクシですが、じゃじゃ麺ももちろん大好きです。

    盛岡駅前には、ぴょんぴょん舎がやってる「Hot JaJa」なるじゃじゃ麺の店があるのですね。個人的にはぴょんぴょん舎とは味覚の相性が非常に悪いのですが、コチラは意外と悪くなかった。

    あと、東京の三軒茶屋にある「じゃじゃおいけん」にはよく行きました。けっこうレベル高いですヨ。

    とはいえやはり、一度は食べてみたいのが聖地ともいえる「白龍(ぱいろん)」だよねー。なんといっても始祖ですから。店主が、中国東北部で食べたジャージャー麺をヒントに戦後始めたのがじゃじゃ麺の始まりだそうで。

    過去、白龍にはどうにも縁がなかったというか、営業時間の問題だったり、あとはやはり焼肉&冷麺の誘惑にコロッと負けてしまうせいで、チャンスがなかったのですよね。

    今回もうだるような暑さの中、長い行列に耐えてようやく入店。はす向かいには、短角牛ステーキを食べられるお店、「大地」があったりして、フラフラ吸い寄せられそうになったり。ココはココで、いずれ来てみたいが。

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    サイズは大中小。中は500円。チータンタン用の生卵は50円。中を頼んでしばし待つと……やってきました、待望の一杯。顔が自然とほころぶ。ついに逢えたか、という感じ。

    ラー油やニンニクを追加して、グルングルンに混ぜ、いただきまーすとズルズル。味噌を飛ばさないよう気をつける。

    あー、じゃじゃ麺だあ〜というお味。途中、酢を加えつつ味を整え、食べクズを適宜残した状態で生卵を投下&シェイク。汗だくだろうともちろん、チータンタン。

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    見た目もアレだし、べらぼうに美味いとか、そーいうんじゃないけど非常に満足。

    盛岡っ子にとってはソウルフードとも言えそうなじゃじゃ麺。子供の頃、自分の生活圏にこんな店があったら通い詰めてたに違いない。うらやましい。

    どうやら昔からの常連さんに言わせれば、味は相当落ちてるらしい。有名になりすぎちゃって、我々のようなおのぼりさんが大挙して押し掛けてる状況では、それも致し方ないのでしょう。

    でも、たとえ味が落ちようと、頑張って営業を続けてくれてるだけでも貴重な存在じゃないかなあ。もちろん、ヨソ者の身勝手さ故の意見だけど、50年単位で続く店なんて、地方だとなかなかないものですよ。

    店を出て、県庁通りを歩く。トチの実注意の看板に頬が緩んだ。盛岡、いい街だなあ〜!

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    ひや汁の素



    家人が、新宿サザンテラスにある宮崎のアンテナショップで見つけてきてくれた。ひや汁用の味噌である。

    とにかく、2人用というコンパクトなパッケージングが素晴らしい。もちろん普通にひや汁を作って食べてもいいんだが、コイツを見た瞬間、頭の中でさまざまな妄想がムクムクと……。

    早くも来年の夏が待ち遠しいのであった。ていうか、あと2週間はこの猛暑が続くらしいし、奥多摩あたりに出かけたくなるのぅ。

    やまけんさんとこのさちのおにく

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    歳を取ったせいか、コッテリ系よりアッサリ系に味覚がシフトしているようで、焼肉屋に行っても、脂ブリブリの上カルビなんかは敬遠するようになってきました。

    そんなところに、やまけんさんとこで短角牛の肉を販売するというので申し込んだところ、見事に当選。800グラムの焼き肉セットと、200グラムの挽肉が届き、土曜日の夜に焼きまくったわけです。

    やまけんさんとさちについては、リアルタイムでblogを追っていたので、感慨深いものがあります。「名前を知っている牛の肉」を食べるという貴重な体験をさせていただき、感謝感謝。

    肉といっしょに封入されていた、出荷間際に作成したであろうA4用紙4ページにわたる口上もよかった。彼が一貫して主張している、日本人の肉に対する価値観についてや、今回立派なお肉になったさちとのことについてまとめられている。これもどこかで公開すればいいんじゃないかとお節介ながら思ったり。

    肝心の味ですが。なんというかな、電流が走るような美味さではないものの、しみじみとした美味さ。噛めば噛むほど、ってヤツです。ひとくちごとに口の中に旨味成分があふれ、じんわり。アッという間に肉塊が消えて行く〜。

    さすがに2人で800グラムは食い過ぎなので適量残し、後日焼き肉丼にする予定。挽肉も、いずれハンバーグにすべく凍らせておくことにしました。あんまりつなぎを入れないようにしたほうがいいな、これは。

    昔、仕事で栄養関係の書籍を作っていたときに、牛肉の赤身がいかに体に良いかを知り「へぇ〜」と思ったものです。肉に含まれる鉄分はヘム鉄っていって、植物に含まれるのがノンヘム鉄。いっしょに摂取すると最強とかなんとか。

    ともかく、たいへん美味しゅうございました。あれ? 体重がジワジワと上がってる……。

    山形のだし

    なんでも、県民ショーとかで紹介されて話題になってたらしい。そのおかげか、近所の伊勢丹では最近置かれるようになった、山形のだし。遠い昔、飯豊だの朝日周辺に行った折、あのへんで食べたことがある。

    胡瓜、茄子、茗荷、紫蘇、葱といった夏野菜や昆布を、全部みじん切りにした漬物っていうんですかね。とにかくコレをご飯にのっけると最高に美味し、であります。夏場の朝食には相性ピッタシ。

    冷や奴や素麺なんかとも合うとは思うんだけど、やっぱりシャリが最高かなあ。

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    野球鳥@立川

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    金曜日、立川で飲むことに。野球好きの方で、「こんなのがあるよー」と誘われたのが「野球鳥」という店。

    ここは店主がホークスファンで有名なところらしい。厨房のスタッフはみんな黒ユニ着てるし、ホークスが勝った翌日は割引になったりするようだ。

    当日はASの開催日ではあったが、さほど混み合ってはいなかった。普段はどうなんだろう。

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    メニューもイイ感じにトチ狂ってます。お通しのキャベツが「天然芝」とか。おかわり1回無料ナリ。

    串モノはやや高め。でも味は意外としっかりしている。ていうか、美味い。モツ鍋が有名らしいが、さすがにこの陽気では頼む気にならず、単品をつつきながら試合観戦。ASなんで、気楽で良かった。

    ホークス以外の選手もよく来店する模様。シーズン終盤の、盛り上がってる頃に再訪したい。

    美瑛選果「アスペルジュ」

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    7/3〜7/6まで、母親を連れて北海道に行ってきました。旭川から美瑛・富良野。ちょうどラベンダーが盛りで、意外と面白かった。

    思えばこのへんは、今より体重が20kg少なかった頃に層雲峡から入山し、十勝岳温泉へと抜けた単独行以来だ。大雪のフラットな山容と、オプタテシケの600メートル(だっけ?)イッキ、地獄の直登が印象に残っている。

    旭岳温泉、富良野のペンションに宿を取り、支笏湖まで戻って翌朝には帰京した。駆け足の旅ではあったが、母親を札幌在住の伯母と引き合わせ、ガーデン巡りをさせるという目論みは無事に果たすことができた。

    ズブズブの観光プランなので特筆するようなこともないのだが、もし美瑛・富良野方面へとお出かけの際には、お勧めしたいレストランを発見。

    美瑛のJAが運営している、「美瑛選果」という施設があるのだが、そこに併設されているレストラン「アスペルジュ」だ。

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    こちらでは、美瑛産の農産物を主体としたコースを楽しめる。ランチで約2500円と根は張るが、東京あたりでは考えられないような質・量である。スイーツ系も充実。黒豆なんかが上手に使われていて、好感度高し。スタッフは若いが、みな北海道らしく親切でよいね。

    昼も夜も混雑しているようなので予約は必須だろうが、その価値はあると断言しておこう。

    なお、美瑛選果では農産物の試食・販売も行っている。ついつい、誘惑に負けて黒豆と金時豆と小豆を購入。やっぱ北海道ったら豆だべさ。トマトだのブロッコリーだの男爵だの、生野菜も思わず買いそうになるものの、さすがに我慢。

    ふと気づけば、伯母が「おぼろづき」という米を買ってクルマ(レンタカーね)に積み込んでいる。

    「おばさん、それ買って帰るの?」
    「何言ってんの、アンタに買ってあげたに決まってるじゃない。おいしいのよコレ」
    「……」

    年寄りのご厚意はありがたく受ける以外に選択肢がない。さすがに担いで帰るわけにもいかず、ホテルから宅急便の手配をすることにした。

    実際、おぼろづきという米は魚沼産コシヒカリをなんかの数値で上回るとかなんとか、北海道の米としては異質の美味さらしいね。ちょっと楽しみだわ〜。

    とうもろこし

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    家人の母方の伯父は、深谷方面で農家を営んでらっしゃる。冬は(もちろん)ネギなのだが、初夏はコレ。反則なくらい糖度の高いとうもろこしを、今年もいただいた。

    とうもろこしは、意外と足が早い。放っておくとすぐにシオシオになってしまうので、新鮮なうちに処理して冷凍しておくのがいい。全部で12本くらいあったのかな。取り急ぎ、半分くらいを塩茹でして、実をほじくって冷凍することにした。

    世の中には、とうもろこしカッターという便利な道具があるのね。多少コツがいるけれど、今年はこの新兵器のおかげで楽ちんだ。

    残りは、ここ数日で食べ尽くす予定。茹でてよし、ナマでよし、ほじってメキシカン(風)サラダにするもよし。

    何度でも言う。持つべきは、農家の親戚である。

    梅シロップその後

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    6月6日に梅シロップを仕込んだので、もう10日ほどが経過した。

    なかなか砂糖が溶けずヤキモキしたが、根気よくゆすったりして、どうにか。次第に梅の実もシワシワになってきて、それっぽくなってきた。

    梅シロップでの注意点は、ひとつには発酵。次にカビということらしい。

    カビは、きちんと水気を切らなかったり、容器の消毒がうまくいかないと発生するっぽいね。あと、砂糖の溶けるスピードが遅いのも原因だとか。梅の実に白いモノがついてたら、カビってことだそうだ。いまんとこ、セーフ。

    発酵とはどうなるんだろう。ネットで調べてみたら、シュワシュワと白い泡が立っている画像をよく見かけた。見るからにおかしい感じ。こちらも問題なさそう。

    もう少し実が縮んで、やや色づいてきたら完成だろうか。梅酒とちがって、スピード勝負だが手間がかかる印象。果たしておいしくできますかどうか。

    ハイチのドライカレー

    梅雨入り前の最後の晴天か。日差しが気持ちよかったのでサボりモードに突入、買い物がてら午後のお散歩へと出かけた。

    新宿西口をブラブラ。世界堂で所用を済ませ、まずは腹ごしらえと「ハイチ」へ。

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    ここではドライカレーしか頼んだことがない。ほかのメニューも美味そうなのだけど、「ハイチに行こうかな」と思った時点で頭の中がドライカレーモードになっているので仕方がないのだ。

    食べたことないけど、市ヶ谷のパク森カレーとやらも、同じスタイルと聞く。味はどうなのかな。でも、ハイチのでいいや。店内の淫微な雰囲気もまた、たまらないんだよね。

    食後はもちろん、ホットコーヒー。砂糖三杯とラムを垂らすのがルールだ。

    その後、ICIにも寄った。下から上までザーッと周遊。そうだ、先割れソックス買わなきゃな。今年の夏も相変わらず東北の山の中で夜な夜な宴会を目論んでいるのだ。買おうかどうか迷ったが、荷物が多いので、目星だけつけて退散。

    ちなみに、caravanの渓流足袋があったんだけど、足先の保護領域が(ゴムで覆われてる部分ね)やたら広い気がした。ほとんど甲を覆ってる。前からこうだっけかな。

    毎年大活躍してくれるアウトドア用座椅子が壊れてるんだよな。ポールが突き破っちゃって、お陀仏状態。CrazyCreekのヘクサライトなんだが、検索すると出てくる出てくる、似たような破損事例がいっぱい。自分の体重が重すぎたせいかとも思ったが、すこしだけ安心。

    コールマンのが軽くて安いので、いっそ買っちゃおうかなー。

    春の味わい

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    訳あって、四万温泉に行って来た。四万といえば、若かりし頃あのへんの沢に入り、ヒルの大群に襲われた苦い記憶があるのだが、今回はそんな自殺行為はもちろんしない。

    ただ、前回訪れたときにはなかったダムなどもできており、さすが群馬は政治主導の土木建造物が多いナーと感心(?)。そういえば、矢場ダムは結局どうなるのだろう?

    そんなことはさておき、この季節の北関東は新緑が美しい。ところどころ山桜などもまだ咲いており、目を楽しませてくれる。ダム湖の湖面は、まさにコバルトブルー。いやあ、いいところじゃないか。

    その後、山に分け入って山菜を採ったり。フキやらワラビがイイ感じで取れた。あと、秘蔵のウドにもありつけた。これがじつにいい。

    ウドといえば酢味噌? くらいの印象しかなかったのだが、東京あたりの、地下で育てるものとは違って、葉が青々。さっと湯がいて皮向いて、短冊に切り、そのまま食べる。美味い。マヨをちょっとつけてみる。劇的に美味い。さらに味噌マヨ、七味味噌マヨと続き、味覚メーターが軽く振り切れた。「おい、日本酒だろこれ!」状態である。

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    皮はきんぴら。葉っぱのところは天ぷら。ウドがこんなに素晴らしい山菜とは……、不覚にもようやく気づいたのであった。

    例大祭と豚ホルモン

    美しかるべき五月。今年は、久しぶりにGWをずうっと自宅で過ごした。まったくの骨休みである。

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    「そなた、かまわぬか」
    「かまいませぬ」

    司馬遼太郎の「燃えよ剣」の冒頭、土方歳三が府中のくらやみ祭りで、女を口説くときのやり取りである。

    いやー、なくしたと思ったけど本棚の奥底から出てきた。なるほど、本当にやる気まんまんで、府中に来たことになっとるな。目当ての女が男連れだった場合のことを考えて、ゆかたの下に道着を着込んだりしている。取っ組み合いになることを想定してのことだって。

    いい時代だなー。

    で、21世紀のくらやみ祭り、正式には大国魂神社例大祭は、こんな感じ。5日の本番は、旧甲州街道のあたりは人人人で身動きするにも難儀したほどであった。

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    人いきれにやられ、晩飯を作る気もうせ、このような日であれば逆に空いてるに違いないと地元のモツ焼きの名店、「大定」へと。案の定、常連どもは祭りに駆り出されているのだろう、すぐ座れた。いつもは地元客や通勤帰りのサラリーマンでごった返していて、なかなか入れないんだよね。

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    連休中で仕入れが困難なため、刺身系はなし。焼き物メインで、レバ/シロ/牛ハラミ、それと鶏カルビ(つまりはタッカルビだ)を。サービスでニンニクがコロンとコンロに乗せられる。

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    ココのホルモンは基本豚なんだけど、処理がとても丁寧なのか、特有の臭みが驚くほどない。そしてウレシイことに、とても安い。ホッピーをガンガン飲み、ジュージュー焼き、おばちゃんとの世間話に花が咲く。

    祭りは祭りでいいけれど、これもまた府中が誇る、庶民のための名店である。

    アジフライ

    最近は、魚屋さん、いわゆる鮮魚店なんてものを見かけることも少なくなったけど、わが街・府中では「くるる」という駅ビルの中にイイ感じの店が2件も入ってる。そのうちのひとつ、「浜喜屋」さんは魚介類全般・加工品まで扱う、乾物屋と総菜屋と鮮魚店がいっしょになったような感じの店で、とても重宝してる。

    魚は、なんつっても、切り身や刺身がとても安い。イカ刺し250円とかね。そんでもって、鯖だの鯵だのはもちろん、カワハギやら鮎、イワナやイサキ、まあ近海物に限らず遠方モノやら養殖モノまで、丸のまま売られている。

    これがまた安いうえに、頼めばすぐにさばいてもらえるのね。あー、こんどちゃんと紹介しておきたくなってきたなw けっこう貴重だぞ、このテの店は。

    何が言いたかったかというと、先日は鯵を背開きにしてもらって、アジフライでしたよと。1尾100円しなかったぜ。

    こないだ、豆アジを南蛮漬けにしてたけど、あのへんのサイズのが、けっこう立派な大きさに育ってきてる。定期的に魚屋を覗いてると、こういうところで季節を感じられるなあ。

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    アジフライというと、学生時代のキッチン南海、アジフライ&しょうが焼きセットを思い出す。揚げたてにソースをかけてジュワッとするのがたまらんのよね。

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    魚介類を油で揚げて調理する食べ物としては、世界一美味いと思う。次点は僅差でカキフライ。異論は、認める。

    なお次が離れて、エビフライなんだが、鯨の竜田揚げも捨てがたいぜ〜。

    吉田屋@府中〜大衆食堂ここにあり

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    府中のメインストリート、けやき通りで異彩を放つ店がある。そこだけ昭和な佇まい。東京五輪からこっち、時が止まったままのような大衆食堂、吉田屋だ。

    なにしろ看板には「中華料理」「きそば」とある。店頭のディスプレイには、カツ丼もあればしょうが焼き定食とか、その手の物も並ぶ。何でもアリだが、昔はこーいう店がいっぱいあったもんだ。

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    入店すると、すぐ右手に風呂屋の番台のようなスペースがあって、そこで食券を買うのだ。心の準備ができてないとあたふたする。硬券なら雰囲気が出るのだが、そこは今様で、レシートみたいなものを渡される。

    奥が厨房。やたらと天井が高い。5人くらいのパートのおばちゃんがチャキチャキと給仕をしている。なにしろ日曜日の昼時だったので、テレビではお約束のようにNHKのど自慢が流れている。思わずニヤニヤしてしまう雰囲気。

    それにしても、けっこうな混雑だ。家族連れ、老夫婦のほかにも、若い兄ちゃんがチャーハンをかっこんでたり、近所の不良中年だろうか、ビール瓶を何本も並べてるテーブルもある。

    ああ、ホッとするなあ(笑)。

    おそらくは、グルメとかのキーワードとは無縁。すごく美味いわけでもないし、何か特別なこだわりがあるわけでもない。そして安いわけでもない。一見さんにとっては色んな意味で敷居が高いが、地元民にとっては、それこそ小さいときから慣れ親しんだ貴重な存在なのだろう。なんというか、幸福感のオーラに包まれている。

    給仕のおばちゃんをつかまえて、世間話。なんと、大正時代くらいからあるらしい。これもまた、府中百年食堂である。

    ところで、以前紹介した「津軽百年食堂」ですが、オリエンタルラジオのどっちかが主演らしいですね。いままさに、弘前でロケ中とか。

    東北行きてえなあ〜!

    手羽先煮

    前回の続き。手羽先4本に手羽元2本を、角煮を作ったときの残り汁で煮る。ニンニクも丸ごと、新たに投入。

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    完全な手抜き料理。手羽先がホロホロになるまで煮込みたいところだったが、腹が減りすぎて死にそうだったのでほどほどで火を止めた。コラーゲンが染み出て、口のまわりがペトペトになる。あ〜、圧力鍋が欲しいぜ。

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    豚角煮→手羽先ときたら、やはり三段活用を目指したくなるというもの。というわけで翌朝、色んな旨味でカオスな残り汁で、たまごかけごはんを堪能したのであった。

    角煮

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    近所のスーパーで豚バラブロックが5割引だったので、1本買ってきた。となれば、とりあえず角煮である。

    豚バラの角煮というのは、いろんな作り方があるんだけれど、まずは鍋で煮る。ネギの青いとこと、ニンニクと生姜を適当に。あ、あと冷蔵庫に古い泡盛があったので、ドボドボと。

    1日目は、これをとにかく弱火で煮込む。水が足りなくなったら継ぎ足しながら、3時間ってとこかな。圧力鍋がほしいなあ。

    で、私の場合は、ある程度冷まして、肉はもちろん鍋の中の固形物はすべていったん器に取る。そんで一晩放置します。なんでかというと、ラードを取りたいから。

    翌朝、鍋は雪が積もったかのようにラードの層ができているので、これをすくって別の小鍋に入れます。それを弱火にかけて水分を飛ばしたら、ラードの出来上がり。焼きそばとか、野菜炒めとか、なんにでも使えるので、なにか容器やお椀に入れて冷蔵庫で保管しとくといいです。

    さて、スープのみとなった鍋を火にかけ、醤油/砂糖/日本酒/みりんetcで味付けをします。私はめんつゆの素とか使います。甘みは、蜂蜜とかメープルシロップとかでもかまいません。お酒も種別問わず。甘い・辛い(塩味)・酒の要素があればOKです。経験則として、やや甘めの方向を目指すといいんじゃないかと思います。

    味見をしてOKなら、肉などを戻して煮込みます。私の場合、この戻すタイミング、冷めた状態で肉のブロックを切り分けることが多いですね。

    10〜20分くらいかな。ある程度味がしみ込んだら完成。白髪ネギとかをあつらえていただきます。芥子とか柚胡椒もお忘れなく。なお、ここで煮込んだものをさらに放置し、味を染み込ませるというやり方もあります。まあどちらでも。

    すっかり脂が抜け、プルプルトロットロのゼラチン質がすばらしくイイ感じです。

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    なお、鍋の中に残ったスープは全部使わないで、翌日ここに手羽先をぶち込むわけです。それもまた美味しなのです。

    久々の海南鶏飯

    このところ、週に一度は六本木を訪れている。おもにミッドタウン方面の用事が多いのだけど、今日はヒルズ。だったらランチは、カフェ・シンガプーラでしょう。

    むかし、オフィスが九段下に会った頃は、水道橋のハイナンチーファン(海南鶏飯)に足しげく通っていたものだが、ここんとこ、あの手の味から遠ざかって久しい。朝からずっと、王道のチキンライスにするか、ラクサ+ライスにするか、はたまた肉骨茶にするか、悶々として仕事どころではなかった。

    じつは個人的に初めて海南鶏飯を食べたのは、ロイヤルホストなんですよ。なんかのフェアで、シンガポール・チキンライスとかいう名称だったかな。長粒米をチキンスープで炊いたごはんに、蒸し鶏。ソースがだいたい3種類くらい付いてるあの定番スタイル。

    ロイホのくせに、これは美味いではないか!と、すっかりファンになってしまったのだ。その後、水道橋の海南鶏飯を知り、ある意味中毒に。タイ料理のカオマンガイとかも同じ系統。ていうか、マレー半島周辺の国では、スタイルに差はあれど、チキンライスがポピュラーですね。

    で、シンガプーラ。訪れたのは2度目で、前回は確かラクサ(米粉のレッドカレーヌードルとでも言えばよいのかしら)を堪能したのです。迷いつつ、本日は定番のチキンライス。セットのスープを肉骨茶に変更できるというのが気が利いてる。

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    ご覧のとおり、なかなかのボリュームで満足です。肉骨茶(バクテー)のスープは、やや味が濃いめだけれども、漢方+ニンニクのスープが体に染み込むイイ感じ。

    4月からこっち、けっこう出歩くことが増えたので、いろんなところでメシが食えて楽しい。おかげで、すっかり体重も戻ってしまった(笑)。笑ってる場合じゃねーだろ、と。ハイ。

    肉巻き葱串

    我が家では定番の葱鍋ですが、つい、いつも腹一杯になっちゃうのが悩みでした。そこで、やや控えめな量で食えないものかと思案し、バラ肉に合わせて葱を切り、肉を巻いて串を刺して鍋で蒸すという方法を思いつきました。串はたこ焼き用に買ったものが大量に余ってるので。

    葱1本につき、スーパーで売ってる豚バラ肉は3枚くらいですかね。大雑把に巻いて、串を打っていきます。ついでに、冷蔵庫で余ってたたまねぎとかも刺してみる。こいつを鍋に入れて、酒をドポドポと注ぎ、ふたをして弱火でじっくり蒸すの刑。

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    ふつうに美味いです。柚胡椒とかつけると幸せな気分になれますねこれは。仕上がりの見た目は要改善だけれどもww

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    残り汁をひと舐めし、猛烈に雑炊が食いたくなりましたが、まさかの冷凍ごはんストック切れ。おかげで、腹八分目で抑えられました。