踊ろうマチルダの新作が出る!

踊ろうマチルダ、待望の新作が9月20日に発売される。じつに7年ぶりという音源発売を前にして、ワタクシは猛烈な興奮を隠せないでいる。おそらくこのアルバムは相当な傑作になるはずであり、踊ろうマチルダという歌い手の評価を一段と高め、メディアでの露出も増え、一躍スターダムを駆け上がるのではないかと思っている。

…思っているのだが、おそらくはそうはならないだろう。なんのこっちゃ。

そう、ブレイクするのならとっくにしているのである。だが、しない。近年、私が好きなアーティストでブレイクした人は皆無だ。あの寺尾紗穂でさえ、まだ一般の認知度は低い。低すぎる。

だけども、もうそういう時代でもないんだなあ、とも思う。


日本の音楽シーンが不幸だと感じるのは、ヒットチャートがひとつしかないということだ。結局のところ、それは大集団アイドル系、ジャニーズ系、大御所ベテランバンドくらいしか認知されないヒットチャートだ。

羨ましいことにアメリカだと大昔からいろんなヒットチャートがある。

R&B、ブラック、カレッジ、カントリーetc.

それぞれが独立したチャートであり、独立した支持層があり、カントリーの大物なんかはムチャクチャ稼いだりしてるのだ。

日本はオリコンに毒されている。それが良いか悪いかで言えば、個人的には巨悪であるのだが、国土も狭いし人種や文化も多様性に欠けるし仕方がない部分もあるのだろう。

本も売れないがCDも売れない。ミュージシャンは小さなハコを転々としてライブを重ね、それでも数少ないファンに直接音楽を届けようとしている。踊ろうマチルダや寺尾紗穂は、まさにそういったタイプのミュージシャンと言える。

でも、これってそんなに不幸な状況でもない。ドラマのタイアップで一発当てて大金ガッポリみたいなビジネスモデルではないけれど、それでも地道な活動が確かな評価へとつながるという意味では、良い時代になったのかもしれない。

そういえば、竹原ピストルみたいな成功例もあることだし、踊ろうマチルダがそのうち企業CMに使われることだってあるだろう。あ、そういえば寺尾紗穂はCM界ではけっこう使われてますね。パナソニックとかキャットフードとか。

ああそうだ、何の話をしてるかわからなくなってしまったが、マチルダの新作は本当に期待が持てるということを書きたいのだ。


個人的には今のマチルダは第三期と位置づけている。

釣部修宏という個人名義、あるいはNancy Whiskeyというバンド形態、つまりはインディーズでのデビュー当時が第一期。

サポートミュージシャンの協力を得たりして、DVDにもなってるけど、チャラン・ポ・ランタンの小春ちゃんとかを従えてバンド編成を完成させ、NHKのドラマ『とんび』のED曲であり屈指の名曲、「箒川をわたって」を発表。踊ろうマチルダとしてのひとつのピークに達したのが第二期。

ワタクシが彼の音楽と出会ったのはまさに「箒川」からであり、それから足繁くライブにも通うようになったが、フィドル、ウッドベース、アコーディオン、それにマチルダのギターという編成は完璧の一語であった。この形態でしばらく続けてほしいと思ったのだが……そうはならなかった。

いろんな理由があるのだろう。結果的に、踊ろうマチルダはひとりでライブ活動を続けることになった。

昨年の暮れ、渋谷でライブがあったので参戦してきた。

びっくりしたのは、マチルダのギターのテクニックが驚くほど進化していたことだ。表現力が増したというか、これまでは基本的にキーを押さえながら、そこそこオカズを入れていた感じだったのが、ルート音をキープしながら変幻自在、左手動かしまくりのメロディアスなプレイとなり、唄との一体感が何段階も増した。

加えて、シュルティボックスというインドの楽器を手に入れ、こちらも大活躍していた。ペダルを踏んで空気を送ってやると特定の音を出し続けるというもので、3オクターブの音域を持つ。↓こーいうのね。

このシュルティボックスでキーの音を出し続けながら、ギターと唄を組み合わせることで、ソロとは思えないライブパフォーマンスを実現していたのには、心底驚いた。よくあれだけ楽器を弾きながら唄えるな、と。

ハーモニウムも駆使する一方、アコーディオンは封印されていた。これは、ずっとアコーディオンを抱えて唄ってきた「箒川をわたって」がライブでは演奏されないことにもつながり、そのへんは「強い意思」を感じた。「箒川」は確かに名曲なのだが、いまのマチルダの世界観とはちょっとしたズレがあるということなのだろう。

キャリアの中で最も注目された曲を演奏しないという決断は、重い。だけども、ライブで披露された新曲の数々は、その決断を肯定的に受け止められるほどであり、だからこそ今回の新作は間違いなく傑作であるとの確信につながるのである。そう、いまがまさに第三期真っ只中というわけだ。


あー、適当にツラツラ書いてたら疲れてきた。YouTubeで唯一公開されている新曲でも聴いてみよう。



あと、先日NHKで放送されていた南三陸でのライブから、「千と千尋」のテーマ曲をカバーしていたので、それも貼っつけておく。すぐ見つかって削除されるのかしら。

9月20日発売。前日にタワレコでフラゲする準備は万端である。

対応力

映画「男はつらいよ」が好きだ。ただ、そんなにマニアックに細かいところまで見てるわけではないんだが、毎週土曜日にBSジャパンでやってる放送をスマホに落として、通勤中に見ているくらいは好きだ。

あと、この本は家族が寝静まった夜中にスコッチなめながら読むと最高ですよ。



全部でシリーズ48作品あるわけで、いまや「やすらぎの郷」で老骨に鞭打って(全員か!)がんばってる浅丘ルリ子のリリー編なんかは好きだし、「寅次郎 夕焼け小焼け」も心に残る。

で、先日の放送で「寅次郎 子守唄」をやってたんだけど、思わずここに書きたくなるようなエピソードがあったのだ。といっても、どうってことない1シーンなんだが。


とある宿で寅さんが晩酌を楽しんでいると、隣の部屋から赤ん坊が泣く声が聞こえてくる。すると男の声。

「うるさいやつやなあ、静かにせえや、もう、飯くらい食わしたれや、頼むわ。静かにせい!しまいに海の中ほり込んでしまうぞ!」

などと乱暴な言葉。もちろん赤ん坊に通じるわけもなく、さらに泣き声が大きくなる。

「やかましい!見てみい、おまえのためにお汁までぬるうなってしもうとるやないか!」

この男、女房に赤子を押し付けられ逃げられたわけなのだが、そこで寅さんがスッと襖を開ける。

男を叱りつけるなんてことは、さすがにしない。とはいえ、優しく諭してやるくらいかなと思って見ていたら、寅さんはそんなことさえしないのだ。

「こっちきて一緒にやんねいかい? ひとりじゃ酒も旨かねえや。な」

そういって、男を誘って一杯やるわけである。

ああ、こういう対応を取れる大人になりたいなあ、と思った次第。


葛飾柴又には行ったこともないが、そのうち機会があれば訪れてみたいなあ。

『AIの遺電子』のこと

AIは「アイ」と読む。ついでにいえば、「遺電子」はもちろん遺伝子のもじり。

なんというかなあ、未来型ブラックジャック的な? でも詳しい内容紹介など野暮だからしないけど。


この作品は自分にとってはちょっと立ち位置が一般の面白いマンガとは違っていて、作者はかつて私がいた職場でITニュースの記者をやっていた方なのだな。

直接の面識などもちろんない。ただ、かつての上司とは接点があるらしい。

そんなわけで一方的に親近感を抱いているのだが、作品の素晴らしさは別格だ。連載してるのは少年チャンピオンかな? 単行本でしか追ってないけど。


作者の方がかつて記者として活動していたサイト、ITMediaでいくつかの作品が読めるので、興味がある方は確認してみてほしい。

http://www.itmedia.co.jp/keywords/binaryfield.html



前に進むひと

若い頃から何度繰り返して読んだかわからないマンガに、『ボーダー』がある。狩撫麻礼の代表作だが、グッとくるセリフなんかはぜんぶ覚えているくらいだ。


貧乏仲間から急にボクシングのヘビー級チャンピオンが誕生したような
そんな気分だったんだ
意味もなくハッピーを感じたんだよっ





これは、主人公3人のうちの冴えない浪人生・木村が東京大学に合格したとき、リーダーの蜂須賀がどこからか100万円を用立て、パーっとお祝いをした翌朝のセリフだ。



同じく、『大市民』という柳沢きみお先生の名作があるのだが、松本清張が死んだときの主人公・山形の語りがある。

松本清張が小説家になったのは48歳からであり、やろうと思えば50代からだって一からまたやれるのだと、中年ニートの佐竹氏に滔々と語る場面。





7月に入ってすぐ、仕事に疲れ果ててTwitterを見たら、友人からのビッグニュースが飛び込んできた。

そのとき頭に浮かんだのが、上の2作品の各シーンである。

同時に、体じゅうが言いようのないヨロコビに満ち、世界がカラフルに転じ、彩度が急激に上がる感覚に包まれた。



家庭や仕事を言い訳にしない人が、世の中に大勢いる。大いに勇気づけられ、自分にも前に進む力が湧いてくるような気になる。

友よありがとう。そしてがんばれ。俺もがんばる。

はじめて自転車に乗れた日

2017年3月20日であった。5歳と半年ちょい。自分はと思い起こすと小学校2年生くらいだったな。

場所は、植松公園。何度か転ぶかもと心配したが、意外とすんなり乗れた。ストライダーでバランス感覚をけ養っていたおかげだろう。


娘にとって初めての自転車は、幼馴染でいまだに地元で自転車販売業を営むK君の店で買った。Kは自転車屋の長男であったが早くに父親を亡くし、高校を出てほどなく家業を継ぎ、いまも母親や妹と頑張って働いている。昔は間口の小さな店だったのに、移転して3階建ての自宅兼店舗のビルまでおっ立てて、大きくした。

彼岸で帰省する一週間くらい前に東京から電話で注文させてもらった。こちらが恐縮するくらい、よろこんでくれた。


帰省して実家に荷物を置いたらすぐにKの店に行き、納車。地元のソフトボールチームでは4番でサードだったKが、禿げ上がった頭を何度も下げてくる。

なあKよ、俺も子供の頃に乗ってた自転車はぜんぶオマエんとこで買わせてもらっていた。そんでいま自分の子供の、それも初めての自転車をオマエのところで買えるってのは、俺のほうこそうれしいんだ。感謝したいんだ。ありがとうな。

いまどき、イオン帝国の支配下にある地方都市で、個人店を営むのが並大抵じゃないことくらい、俺にだって分かる。

俺たちが子供の頃、友達のほとんどは自営業の子供だった。それが今じゃ、ウチとオマエんとこと、酒屋と床屋くらいしか残ってない。ケーキ屋も、蕎麦屋もラーメン屋も工務店も仕出し屋も、帽子屋や煙草屋、魚屋や八百屋、それに銭湯、駄菓子屋。みな商売をやめちまった。

あの頃遊んだ連中も、皆どこかに行ってしまった。元気でやってるといいが。



お互い禿げたり太ったり。40年前の面影などどこにもないが、がんばろうな。

え、俺の娘? 顔が俺にそっくりでかわいそうだって? うるせーなこのやろう!ハゲ!


そんな感じで旧交を温めたのである。

卒業

前回に引き続き、「北の国から」ネタを続けます。先週までは「’92 巣立ち」だった。純くんが、トロ子(裕木奈江)を孕ませちゃうやつだ。

純とトロ子はもともと顔見知り程度だったが、レンタルビデオ屋での出会いにより急速にその距離を縮める。そのきっかけは、チャップリンの「ライムライト」だ。その後、ふたりは渋谷のラブホテルでビデオ鑑賞会を行うことになるのだが、最初に見たのが「ニュー・シネマ・パラダイス」であり、辛抱たまらず覆いかぶさるのは「南極物語」だったんですね。

そんな話はどうでもいいんだけど、堕胎して東京を去るというトロ子が純くんに語る言葉で、「あたし、東京を卒業するの」みたいな台詞があった。

これは言い得て妙だなあと感心した次第。地方から東京に出てきた人間にとっては、非常にシンパシーを感じるのである。




要するに、実際に通った大学にしても、東京という街にしても、留年しまくってるオノレに愕然とするわけで、このエントリーはそれを言いたかっただけなのであります。


この春、上京して30年目を迎えます。

れいちゃーん

今にして思うと、初めて「北の国から」を見たのは、このスペシャルドラマ「’87 初恋」だったと思う。しかもリアルタイムではなく、たぶんレンタルビデオだ。

このところ、毎週日曜日の夜に再放送してるのを先日見たのだけど、やはり最後の1万円札のシーンが泣かせる。ピン札に泥がついてるという、アレである。

生まれ故郷を後にする、しかもああいう形で後にするからこそ、あの1万円札はグッと来るのだね。

自分が上京するときはどんなだったか? なんてことを思い出しつつ、今宵も酒を呑みに行くのである。

タイトル関係ないやん!

2016年最後の投稿

今年もいろいろありましたが、振り返ると酒のんでばっかりの1年だった。

仕事は、順調とはいえないまでも会社としては爆発的ヒットにも恵まれ、どうにかホッと一息といったところ。自分の部署は足場がかなりグラついているものの、理解ある上司や同僚にも恵まれ、部下も徐々に育ちつつある。環境としては悪くないかな。

プライベートでは子供の成長を軸に、こちらも順調である。来年は就学前の最終年ということで、秋にはいちおう「お受験」なるものを体験してみるつもり。地元の公立校で十分なのだが、ダメ元で、通える範囲の学校を受けることになるだろう。我が母校の系列校は、もちろんスルーです。通える範囲ではあるのだが、あまりにもハードルが高すぎて本気出さないと絶対無理だし。

今年は母親の癌も大きなトピックだったが、こちらは以前書いたとおり予後も順調。来年は北海道にでも連れて行ってやりたい。札幌の伯母も高齢だし、できるだけ会わせてやりたいものだ。やはり健康が第一。

問題は、実家の家業をどう畳むか。畳むにしても会社の精算(あるいは継続)など兄とも色々相談しないといけない。こっちはちょっと憂鬱である。

筋トレを継続して行うこと、ソーシャルをほどほどに控えること、読書量を増やすこと。この3点が来年のささやかな目標だ。

(老眼ではなく)近視が進んでいる。メガネの購入をすべきかどうか悩んでいるが、視力の落ち込みを喰い留めるべく、いろいろ努力しよう。

皆様におかれましても、よき1年となりますように。

メリークリスマス

昔はどうでもいいと思っていたクリスマス。それが、家族ができただけで、けっこう楽しみにしている自分に、ちょっと驚く。

ひとに何かをプレゼントするというのは、じつはそんなにある機会ではない。

魔女の宅急便のあのセリフ、「きっと その子もおばさまの誕生日を知りたがるわ。プレゼントを考える楽しみができるから」を、この年齢になってようやく実感できている。

べつにプレゼントなんて大したものじゃなくていい。今年のムスメへのそれは、本人たっての希望で「包丁」を買ってあげた。着々と調教が進んでいる次第である(なんのこっちゃ)。

暦の関係で早めに帰省するので、クリスマスパーティーは実家で開催する予定だ。特別なご馳走がなくても、ちょっとしたケーキなんかを食べるのが佳い。ケーキを切り分けるということ自体がこんなにわくわくする行為なんだってこと、おじさん知らなかったよ。きっと爺婆も同じ気持ちなんだろうと思う。

もちろん、子供が小さい今のうちだからこそ味わえることなんだろう。いつか書いたこの記事のリンク先のように、あと10年もすれば、クリスマスの夜に昔を思い出して目をうるませる自分がいるような気がするんだけどね。

カメラ欲しい病

私がカメラに求めるものは、そんなに多くはない。小型軽量であること、防塵防滴であることの2点だ。

え、オマエdp quattroとか使っててよくそんなこと言えるなという感じですが、だからこそです。ハイ。

長らく単焦点コンデジを使ってきたが、やはり子供が大きくなってイベントごとが増えてきたり、そもそもの動きのアジリティが備わってくると、それなりのレンズやAF性能を求めてしまうんである。

現時点での選択肢としてはFUJIFILMのX-Pro2か、オリンパスのOMD-EM1 mk2の二択である。X-Pro2は、なんといっても歴代フジのフィルムシミュレーションがおっさん的にソソる。PROVIAとかACROSとか、もうそれだけで失禁しそうだ。

OMD EM1 mk2は最近出た機種だが、m3/4ならではのコンパクトさがよい。連写とかはいらないんだけど、実直にm3/4を進化させてきたオリンパスだけあって、トータルとしての性能がすこぶる良さそう。

あー悩ましい。αも悪くないんだよなあ。どうせ資金はないんだけど、悩ましい。

遠州焼き

ソウルフード、というと大げさかもしれないが、地元の浜松には「遠州焼き」と呼ばれるお好み焼きがある。尤も、そんな名前は最近知ったわけですが。

特に大したなもんじゃなくて、敢えて特徴を書くとすれば①沢庵が入っている、②焼き上がりが薄い、③薄く焼いた円形のお好み焼きの両端をパタパタと畳みコテて細かく切って出て来る、といったところだろうか。

お好み焼きを出す店もそれなりにあったが、子供の頃の自分にとっては、お好み焼き=駄菓子屋であった。

多くの駄菓子屋には鉄板があって、ヨボヨボのばあちゃんが焼いてくれるわけだ。

自分が小学生低学年の頃で一枚50円くらいだったかな。そんで、小遣いが足らないときは、20円出して目玉焼きを焼いてもらう。ただソースをかけて青のりをふった目玉焼きの美味かったこと。

あと、そのペラペラのお好み焼きで焼きそばをくるんだものもあって、これは浜松でもエリアによって呼名前が違うんだが、私の住んでたあたりでは「バクダン」と呼ばれていた。モダン焼きっぽい感じですかね。

今となっては、駄菓子屋は絶滅危惧種。もはや幼いころ通っていた店はすべて無くなっているが、遠州焼き的なものは探せば出す店はそれなりにある。

写真は、先日帰省した折に立ち寄った店のもの。餃子とお好み焼きと焼きそばしかないという潔い店である。

ムスメと一緒にパクつきながら、遠い幼い日を思い起こすのであった。

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母親の胃がん手術と入院の記

今年のシルバーウイーク前、母(78歳)に胃がんが見つかった。幸いにも初期というかステージ1だったようで、即入院して手術をという話になった。

検査入院を経ていったん帰宅し、そのタイミングで帰省。9/18から再入院し9/20に手術というスケジュールが組まれた。

いまはもう無事に退院しており、検査結果も良好で転移は見られない。体重は7キロほど減ったそうで、痩せてスッキリしているが、食欲もあり便通も良好。日常生活は問題なさそうだ。

ちなみに退院したのは11/5であり、都合7週間と入院期間そのものは長丁場だった。

理由は、手術後の食事慣らしに2回ほど失敗したためだ。

胃の摘出後は点滴で栄養補給しながら、まずは経口で水分を摂る、飴玉を舐める程度から始めて、医師の許可が出れば重湯、お粥と食事のレベルを徐々に上げていくわけだが、その段階で胃から腸に食べたものが下りていかなかったのだ。

そうなると胃に残されたものをドレーンし、キレイにしてからまた点滴からやり直しとなる。

病院のサイトによると、胃の摘出手術をした人の平均入院日数が4週間と記載されていたが、食事慣らしが上手く行けば2週間くらいで出られるようなので、都合3セット行った母親であれば入院期間の長さも仕方がないのだろう。

むしろ、時間をかけて食事を摂れるようになっていったことで、退院後の経過が良好なのかもしれない。

ちなみに退院時の支払いは30万円ほどだったと聞いた。三割負担で、入院中は相部屋だった。がん保険には入っていたようなので、いま保険会社と書類のやり取りをしている。兄と私とで、それなりの額を退院祝いとして贈ったが、こういう類の出費は初めてであり、我が家計にも響いた(ていうか、飲みに行く回数をちょっと減らした)。

母の入院中、心配だったのは一人残される高齢の父親である。シルバーウイーク中は妻とともに家政婦モードで過ごした。とりあえず洗濯機の使い方を教え込み、帰京前には大量のレトルト&フリーズドライ、サトウのごはんを買い溜めておいた。さらに鍋いっぱいの芋の煮っころがし、特製ビーフカレー(我ながら美味)を仕込み、漬物類もタッパーに入れて冷蔵庫に残した。

シルバーウイーク後、調整がつく週末はできるだけ帰省し、様子を見に行った。母親はとにかく退屈そうだったので、娘の動画をDVDに焼き、ベッド脇のテレビで見られるようにしてあげた。本やマンガも持っていったが、照明が暗いので読む気にならないと、もっぱらそのDVDとテレビを見て過ごしたらしい。

退院後もまとまった有給を取り、先日行ってきたが、先に書いたように意外と元気でとりあえずは安心である。刺し身などナマモノも少量なら平気のようだ。

医者からは鉄分を摂るようにと言われたそうで、鶏レバーをウスターソースで煮込んだだけのシンプルな料理を努めて食べていたが、コレがけっこうイケる。みりんを少量、あとは本当にソースで煮るだけで良好なアテとなるため、毎夜のようにご相伴に預かった。

母の手術後、執刀医から摘出された胃を見せてもらった。「ここがガンなんですが、わからないですよねぇ」と指さされたが、確かにわからない。なんというか、程よく切って煮込みにして出されたら違和感なく食べちゃいそう、などと不謹慎なことを考えたりもしたものである。

昨今、某DeNAのWelqなる医療情報サイトが炎上して閉鎖となった。母親の胃がんが見つかって以来、医療系サイトを見まくったが履歴を調べてもWelqは出てこなかった。まあどうでもいい話ですがw

以上、とりとめもなく書き殴った次第でございます。

2016パ・リーグ総括、あるいはマネージメントの難しさについて

CSの最後まで見て、つくづく今年は大谷の年だったのだなあと思った。日ハムの脅威の追い上げと追い越しも、要所要所で大谷パワーが炸裂したわけだし、他にもいい選手がいっぱいいるのに、今年に限っては大谷以外はあまり印象に残っていない(強いて言えばレアードかな)。MVPぶっちぎりってのも当然だ。

栗山という人については、ここまでいい監督になるとは思っていなかった。日ハムのファンに言わせれば中島聖域問題を筆頭に愚将のレッテルを張る人もいるようだが、いやいや、そんなこと言っとらんで周りを見渡してみい、ってことだ。実際、中島はそこまで悪くないしね。

仮にホークスがシーズン優勝していたとしても、おそらくCSファイナルで「ぶっ潰され」て日本シリーズには出られなかったんじゃないかな。それくらい大谷を頂点とした強いチームを栗山監督が完成させたということだ。


そのホークスだが、優勝を逃した要因はいろいろあるものの、工藤本人も自ら語っていたように、純粋にチームマネージメントという点で劣っていたというのが私の見立てだ。劣っていたどころではない、明らかに問題点が多く、及第点にも至らなかった。プロ野球の監督に人事考課があるかどうかは知らないが、Bマイナスどころか、Cしか付けられないなあ。俺が上司だったら。

昨年があまりにもうまく行き過ぎて、悪い面が一切見えなかったのが、今年はその綻びが一斉に顕在化したということなのかな。漏れ出る報道すべてが信じられるわけでもないが、火のないところには煙も立たないわけで、全試合熱心に見ていたわけでもないのに「アレッ?」という謎采配がやけに目立った。

開幕戦の5番明石とか、交流戦でサファテが打席に立つことになっちゃった交代指示とか。

選手の上げ下げについても、斐紹をキャッチャーとして育てるっていう方針をアッサリ諦めちゃうあたり、ありゃ周囲の人間も白けるだろう。教育係を仰せつかったとされる和田とか攝津が匙を投げたのかもしれないが、それならそれで、リカバリープランがあったのかどうか甚だ怪しいし、そもそも見立てが悪いってことだわな。

各種報道でも、自らが城島を育てた的なエピソードを都合よく使ってたのが、シオシオになっちゃったしね。城島だってスクスク育ったわけじゃなくて、王監督に椅子投げつけたり紆余して曲折した過去もあったわけだから。


というわけで本題はここからなんだけど、だからこそ来シーズンの工藤監督には大いに注目したいと思っている。

マネージメントを預かる人間が、要は調子をこいて下手を打ったわけである。会社組織なんかを見てると、同じポジションのままで再度評価される人ってあんまりいない。

達川おじちゃんが補佐に入るにしても、実は相当いろんなことを努力しないと難しいんだよね。信頼関係をイチからきちんと構築し直して、その上で戦略を立てて、結果を出さなきゃならない。

なかなかに難易度が高い。失敗だらけのマネージメント職としては、ある種の親近感さえ湧く。

来期は覚醒した大谷を中心に安定した戦力を誇る日ハムが中心となろうが、監督のマネージメント力という視点で楽しめればと思っている。




日本シリーズ? あぁ、そんなのもありましたねw

この世界の片隅で愛を叫ぶ(適当)

好きな映画はたくさんある。クロサワの「生きる」をこないだ見たけど、最後のほうは泣きすぎて体が痙攣しそうだったし、いまだに落ち込んだときは「ロッキー」で気分を立て直したりもする。BTTFは定期的にリピートするし、ピクサーやディズニーも大好き。もちろんジブリも。そうそう、寅さんも忘れちゃいけない。あれはバイブルだ。

だけど、自分にとって特別な作品っていうのはやっぱりあって、僕にとって例えばそれは「ニューシネマパラダイス」だったりするんだけれど、いまだになぜあのラストシーンで滂沱の涙が溢れてくるのか、それをうまく言語化することが自分にはできない。

もちろん、トトとアルフレードの絆があのシーンに凝縮されてるわけだけれども、そんな陳腐な言葉では到底追いつかないほど、あの映画が自分に与えてくれた感動というものはとてつもなく大きいわけで。


何が言いたいかというと、「この世界の片隅に」も同様に、自分がこれまで見てきた素晴らしい映画の中でも特に異彩を放つ、言語化できないほどの魅力に溢れた作品なんだってこと。



立川のシネマシティではパンフは売り切れてた。全国的にも公開3日目で完売してたらしい。

ネットでもバズってるが、多くのシネコンでエンドロールが完全に終わったあとに拍手が起きたようだ。

そういう映画なのだ。


できれば原作コミックは読んでからのほうがいいかもしれないが、見てから読んでももちろん問題はない。

コミックにはコミックの表現手法があり、映画には映画のそれがある。本作については各所で言われているように、原作つき映画としては桁外れのレベルでの再現性であり、映画ならではの表現手法によって多くのシーンで原作を凌駕している。これはこの片淵さんという監督の素晴らしい仕事によるものだ。

例えば、これはネタバレにはならないと思うので書いてしまうが、呉が空襲を受けるシーンがあって、当然日本軍も攻撃するわけだが、そのときの対空砲火の色がやけにカラフルなのだ。原作にはない脚色なのかと思っていたのだが、帰宅後に調べたら以下の対談に詳しく書かれていた。ちょっとだけ抜粋しよう。


呉の空襲に遭った当事者の手記を読むと「当日の対空砲火の煙は色とりどりだった」と書いてあるんですよ。これは、その日やってきたアメリカ軍のパイロットの手記でも同じように「色とりどりだった」と書いてあるんです。ただし、どちらも「色とりどり」なんですが、何色と何色だったというのは合致しないんですよ。しかもそれが二人ではなくもっと何人もいて、茶色と書いている人もいるし紫と書いている人もいるし、赤もピンクもいました。本当は何色なのかということで調べを進めたところ、日本がどれぐらいの技術水準を持っていたのかということを戦後にアメリカ海軍の人が来て調査をするんですが、その英文レポートの中に「カラーバーストプロタクタイル」についてのレポートがあって、「空中で爆発して色を染めるための染料が5種類ある」と書いてあるんですよ。白黒も合わせると、全体で6色の対空砲火があったというわけです。

色とりどりにする理由は何だったのですか?

これは、軍艦がどの対空砲火が自分の撃ったものかを識別するためです。呉の軍港には多数の軍艦がいて密集しているので、色を分けないと自分がどこへ撃ったかわからないので、色とりどりになるんです。ところが、陸上砲台は白と黒しか持っていないんです。つまり、日本の他のところでは色とりどりにはならず、呉だからこそ色とりどりだったというわけです。

http://gigazine.net/news/20161111-sunao-katabuchi-interview/



このシーンは主人公の心象表現においても重要な意味合いがあるところで、まさに感服つかまつりである。ホントこの人は徹底的に調査して映画を作ったのだなあというのがわかるエピソードだ。


今年はシンゴジに象徴されるように、映画の当たり年だ。チマタでは「君の名は。」がメガヒットしており、もちろん私も見たには見たが、あれは本当に残念な映画である。ここでは詳しくは書かないが(個人の感想です)。

おそらく「この世界の片隅に」が「君の名は。」を興行収入で越えることはないと思うが、この映画に関しては胸を張って2016年の最高の1本と言えるし、世界中の人に見て欲しいと心底言える作品だ。


僕はこの映画のために有給を取り、妻を伴って立川のイタリアンレストランで昼のコースを堪能し、その後、シネマシティの極上音響で見ることができた。

見終わったあと余韻に浸りながら、この映画を1人で見なくてよかったと強く思った。大事な人と見ることができて本当によかったと心底思った。帰路、私もカミさんも言葉少なであり、彼女もこの映画の余韻に浸っていたのだろう。尤も、昼に食べたハンガリー産ポークのナントカ風のことばかり考えていたかもしれないのだが。

編集者として生きる

惰性で見続けていた朝ドラが今週で終わる。そのクライマックスでいい台詞が聞けてうれしかった。

「私は死ぬ瞬間まで編集者でありたい。その瞬間まで、取材し、写真を撮り、原稿を書き、校正のペンで指を赤く汚している現役の編集者でありたいんだ。」


右手の指先がいっつも真っ赤だった頃が懐かしい。

されど編集とはメディアに関わることだけに限らない。当時から感じていたことだが、生きるという行為そのものが編集なのだ。常に何かをインプットし続け、最適な形でアウトプットする。

私も死ぬ瞬間まで、そのクォリティーを追求するだけである。

解任レター

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今期のFC東京は、試合終了間際の失点が異様に多い。象徴的だったのがAFCの上海上港戦だが、リーグ戦に戻ってからも何かに取り憑かれたかのような逆転負けが続き、ついには城福監督が解任された。運の悪さもあったろうが、あまりにもネガティブなスパイラルに陥り、ぬけ出すきっかけすらつかめなかったわけで、こういうときは監督を変えるというのは確かに選択肢のひとつなんだろう。

サポーターズクラブに入ってるので、ご丁寧にお手紙まで頂戴したよ。その後篠田新監督体制での初戦はなんとか勝利し、次節はジュビロ戦である。さすがに来年のAFC圏内は厳しかろうが、メンツは揃ってるんだからカップ戦含めて意地を見せて欲しいところでやんす。

手抜き鶏ハム

高タンパク低カロリーな食材として筆頭に上がるのは、やっぱり鶏の胸肉やササミでしょうかね。デブ夫婦と育ち盛りの子供がいる我が家にもピッタリということで、定期的に鶏ハムを作ってムシャムシャ食べております。

材料は、鶏の胸肉1枚と、塩、砂糖のみ。ゲンミツに作ろうと思うと、塩や砂糖の分量とかに気を使ったレシピがネットでもいっぱい見つかりますが、我が家ではそんな面倒なことはいたしません。だいたい小さじ1程度ずつから、気持ち多めに擦り込む感じ。日によってしょっぱかったり丁度よかったり。それでいいんです。

でも、なんとなくの目安としておすすめするのが以下のページ。理屈だけ、これ見ればわかります。かんたんに言うと、塩=うまみ、砂糖=うまみ+保水効果ってことですね。あとはグラグラのお湯で煮るなんてことをしなければ、まず失敗しません。

ちなみにウチでは皮を取ったりもしません。めんどくさいので、丸のままです。ただ皮を残して作ると、皮からの脂が滲みでて冷蔵庫で冷やしたときに固まりますが、個人的にはそれがよかったり。

作り方をまとめます。

①鶏胸肉をまな板に広げたら、皮目には包丁で適度に穴を開け、身が厚い部分にもある程度包丁を入れる。
②塩と砂糖をそれぞれ小さじ1〜2弱程度まぶし、手で擦り込む。
③形を整えたらビニール袋(なんでもいい)に入れて中の空気を吸い込んで抜いて縛る。
④丸1日ほど冷蔵庫で放置。
⑤鍋にお湯を沸かして沸騰したら火を止め、ビニール袋ごと鶏肉を入れて蓋をして放置。
⑥なんとなく冷めたら冷蔵庫で保存し、冷えたら食べごろ。

たぶん完成したら1週間ほどは保つと思うけど、だいたい2日でなくなっちゃいます。そのまま食べてもいいし、マヨ七味なんかは相性いい。長ネギがあればネギ油なんかも抜群に合います。

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女子力が高い人であれば、ハーブ入れたりするんだろうな。

遥かなり甲子園

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ちょっと前の週末ですが、毎年好例、徒歩数分で行ける府中市民球場にて、西東京大会をブラッと観戦してきました。特にヤグラを確認せずに行ったところ、法政vs国士舘という、私立の中堅校同士の対戦。うーん、有名私立と貧乏都立の対決がよかったのだが仕方がないかと入場。

スタンドを見ると、法政側の応援団がすごい。ブラスバンドにチアガールが20人くらいいたのかな? 対して、国士舘側は鳴り物なし。野球部員が30人ほど、野太い声を張り上げている。

こういう場合は、もちろん国士舘サイドである。

しかし改めて高校野球の応援ってのもあんまり進歩がないものである。ルパンとかサウスポーとか、ありゃあ一体全体、なぜいまだにメジャーというか、よく使われるのだろうか。新し目で、紅とか夏祭りである。マンネリ感がなんとも。


この日おもしろかったのは、どちらも上に挙げたような曲で応援するのだが、法政サイドが(かなり上手な)ブラバン編成(チアの黄色い声つき)であるのに対し、国士舘は野球部員のアカペラ&メガホン叩きで頑張ってたその対比である。さらに国士舘は、We Will Rock Youもアカペラでやってた。なんて言ってるのかはサッパリ聞き取れなかったが。

うーん、やっぱりこういうのはいいね。

あ、試合は国士舘が打ち勝って大勝でした。その後、早実には負けたけれども。

その早実も敗れ、西東京も、そろそろ決勝である。夏だなあ。

新聞連載

いつだったか実家に帰った折、スクラップブックの片隅に父親が書いていた新聞連載のコラムを見つけた。

45年も昔の話だし、ド素人が書いたものなので、つい朱字を入れたくもなるのだがアーカイブ的に貼り付けておく。親バカならぬ子バカだね、これじゃ。

休日に家族と出かけた話やプロ野球の話などを見ると、時代は変われど世の中というものはあまり進歩や変化のないものなのかもしれない、とも思う。

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はな子を悼む

中央線沿線に住む貧乏な若者にとって、井の頭公園は特別な存在である。休日ともなれば大勢の人出で賑わい、大道芸人やギターを手に歌う人たちの周りに人垣ができ、ジャンクな食い物を片手にブラブラすれば、充実した休日を過ごせた気分にもなる。

そんなわけで、自分も頻繁ではないにせよ、井の頭公園はよく歩いた。むかし、吉祥寺の北口のほうに吉四六というお好み焼き屋があって、成蹊大学出身の子に教えてもらったんだけど、そこの独特な泥ソースまみれのお好み焼きをテイクアウトして公園でビールを飲みながら食べることが多かった。

もちろん動物園に立ち寄るのは定番コースである。


象のはな子が死んだと聞いたとき、多くの人と同じように昔のことを思い出した。学生の頃、とてつもなく貧乏だった頃、会社勤めが充実してた頃、そして子供ができて一緒に連れて行った昨年のことも。


献花台が設置されているというので、ふたたび子供を連れて行った。花を手向けるよりは、他の動物の餌にでも使ってもらえるかもとリンゴとバナナを供えた。

動物園に動物を見に行くという行為は、結局のところ人間の自分本位の発想であって、じっさいは彼ら、彼女らも我々を見ている。


動物園で飼育されている動物が死んだ。ただそれだけのことなのかもしれないが、彼女は特別な動物だった。70年ちかくも生きて、いろんな事故や事件もあったし、言いがかりに近いような報道もあったけれど、その死が穏やかなものであったことを願ってる。

※献花台の設置は、今月12日までだそうです。

桑の実の思い出

facebookにも投稿したけど、備忘のためこっちにも。


18歳の夏に、大学の合宿でパキスタンに行った。

川を遡り、5000メートルの峠を超え、下痢や鉄砲を持った不埒な輩に悩まされつつ、旅のフィナーレで迎えたのがアフガン国境にほど近いチャパリという村だ。

村の広場には桑の木がたくさんあり、折しも食べごろの実がたくさんなっていた。村人たちからも「食え食え」とお許しが出たこともあり、一同桑の木に群がり、貪るようにしてその実を口に放り込む。数週間にもおよぶトレッキングで果物のような食材に飢えていたのだ。

その後山羊を一頭購入し、それを解体し、宴が始まった。脳味噌と心臓のソテーの美味いこと。そのうち、肉もどんどん焼けてくるのだが、料理の合間にも桑の実をつまんだりして。


この週末、いつもの野川公園に行ったのだが、なにやら子どもたちが木登りをしている。よくよく見たら、桑の実をつまんでいるではないか! どれ、ちょいとオジサンにも分けとくれ、ってなことでいくつか摘み、妻子にも食べさせてみた。これが素朴な味わいでじつに美味いのですね。

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子供らから、「色の濃いのが美味しいよ!」と教えてもらいつつ、しばし遠い日の楽園とも思えたチャパリ村の人々に思いを馳せた。


いつもの場所に移動して弁当を広げると、地面には蛇苺もチラホラ見える。

やはり5月の野川公園は最高なのである。来年もこの時期来訪せねばね。

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薫り高き

浜松餃子が近年よく話題に登り、宇都宮としのぎを削っているようだが、個人的には確かに餃子屋は数多いが、そんなに食べてたっけか?という程度で違和感がある。消費量だか何だか知らないが、どうにも宇都宮に因縁を付けているようで感じが悪いなーというのが率直なところだ。まあ、地域おこしの一環だろうから、お互いに盛り上がったりするのならいいのかもしれないけど。

そんな餃子なんかよりも、こっちのほうが有望なんではないかと思うのが、ピーナッツだ。ピーナッツといえば、もちろん千葉である。だが何年かしたら「浜松のピーナッツ」が全国区になるかもしれない。

この名前を覚えておいてほしい。

杉山ナッツ、という。
http://www.sugiyamanuts.com

「遠州半立ち」という地元の品種を丁寧にオーガニック栽培している。浜松の雄踏というエリアの、宇布見(うぶみ)で生産されている。宇布見には親戚が住んでるんで、個人的にも馴染み深い。

規模は決して大きくはない。ていうかむしろ小さい。いまのところ個人がやってるようなレベルであり、そりゃあ千葉に比べれば生産規模は段違いだ。加えて化学肥料を使わずオリジナルの堆肥を使うなど、手間がかかる分生産量はわずかで、おのずと高価である。

生産者は、ヒップホップダンサーを目指してアメリカに渡り、本場のピーナッツバター文化の洗礼を受けたという変わり者でもある。

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今回帰省した折、運良くローストしたピーナッツと、ピーナッツバターを3種(プレーン、はちみつ、ホワイトチョコ)手に入れることができた。すでに地元でも入手は困難となっているようだ。

焼きたてのパンにピーナッツバターを塗り、食べてみた。香りがとんでもなく濃く、スーパーで買うものとは別次元の美味しさである。胸を張って紹介できる故郷の味だ。

餃子なんかより、自治体はこういったものをもっと支援すべきなのである。

<参考リンク>
http://towtowmi.jp/column0_10/
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO97484870Z10C16A2L61000/

ビビる

レヴェナントという映画を見てきました。ひとことで言えば、とても素晴らしい映画でした。全編通して映像が寒々しいんだが、それがまたよかった。イニャリトゥ監督。昨年のバードマンも好きな作品である。

詳しく感想を書いたりはしませんが、ひとつだけ。ディカプリオが熊、というかグリズリーに襲われるシーンがあるのですが、そこはお漏らししちゃうくらいよくできてる。もちろんCGなんだろうけど、とにかく猛烈で、ハンパなく怖い。

今年の夏も熊の聖域に立ち入る予定なので、いまから震えが止まりません!

高菜納豆卵かけごはん

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いろんなところで高菜を食べてきたけれど、飯田橋の博多ラーメンセンターのおみやげ高菜が最高の味だと思っています。ピリピリの辛味がたまらない。おねえさんが不機嫌そうな顔でビニール袋にザクザクと高菜を詰めるのを見るのもたまらない。

で、たまに思い出したように食べたくなる納豆TKGを配膳するにあたり、納豆に高菜をエイヤッとのっけてシェイクしてみました。ムホー。

朝からハイになりました。

KeySmartにしてみた

キーホルダーが壊れたので新調しました。といっても、基本家の鍵しかつけないんだけれども、これからの季節、戸外でビールを飲む機会も増えるので、最初は栓抜き型のキーホルダーを探してたのです。

KeySmartって、本当は鍵を何本も所持する必要がある人が便利なものなんだろうけど、まあいいかということで。日本だとアマゾンなんかでも買えますが、本家サイトで発注。


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チタンの基本サイズに栓抜きアタッチメントを付けて、送料込みで40ドルでした。DHLの国際便で安いのを使ったので到着まで3週間くらいかかったけども。

でもこの栓抜き、身が薄いからちょっと使いにくかったりする(笑)。

ともあれ、はやくビール持って野川公園に行かなきゃなー。

修造かるたを買いました

この記事を見て俄然興味がわき、つい購入してしまった。

主婦が書いた「修造かるた」のレビューが面白すぎると話題に

いや、ほんと素晴らしいわこれ。欲を言えば、かるた自体のコーティングをもっと金かけてやってほしかったかな。遊ぶうちにボロボロになりそう。

あ、なんつっても最高なのは付属CDですからね。読み上げはCDに任せて、お仲間や家族みんなでエキサイトするのがよいかと。ウチの子なんて「しっぱいしても、ぜんぜんおっけー!」が口癖になってしまいましたからね。


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ソースコレクション

実家ネタふたつめ。

以前にも書いたことがありますが、我が家のソースはトリイソースです。実家の近所で、とても丁寧に作ってるソース。添加物とかもなくって、健康にもいい感じ。ちょうど切れかけたので、最近は小売りもやってるという工場におじゃまして、買い込んできました。


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いつも中濃ばかりだったんだが、ウスターも素晴らしいね。むしろこれからはウスターメインで使おうかなーと思ったり。

あと、小さな子どもがいるためデフォルトで甘口な我が家のカレー対策として、カレー用ソースも購入。早く試してみたい! 写真には写ってないけど、みかん酢も。あ、ここのポン酢がみかん使っててとても佳いので、ご興味あらばぜひお試し下さい。

トリイソース
http://www.torii-sauce.jp

母へのプレゼント

こないだのお彼岸、実家に帰ったんですよ。これはもう我が家の恒例で、春秋の彼岸の墓参りというのは、とても優先順位が高いわけなんです。お盆に帰ることは数えるほどなんだが(山に行っちゃうからね!)、彼岸参りは少なくとも結婚してから欠かしたことがない。

実家の父母も会うたび老いていくわけでして、母親なんぞは持病のC型肝炎もさることながら、膝の具合が悪いらしく階段を登るのが非常に難儀になっている模様。しかも実家の我が家は四階建てでして(一階と二階は事務所)、一日の階段の往復量はかなりのものになり、ちょっと心配しておるのです。

で、今回帰省したところ、3F(リビングダイニング的な感じ)のベランダに見慣れぬものが……とよく見たらクレーン!!

父親が、買い物の荷物など運ぶのが辛かろうと小型クレーンを設置したのでした。耐荷重100キロってことで、ワタクシも吊り上げることができる!

ていうか父よ。その優しさは高く評価するが、もう商売やめて家壊して、平屋でも立てては如何か。


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