香り立つ

ゆずとかかぼすとか、すだちとか。そういった香気柑橘(っていうんですかね?)が存在感を発揮する季節になってまいりました。

今年の夏に近所のバーで沖縄ナイトを堪能した際、山盛りに用意されていたのがシークワサー。こいつを、オリオンや泡盛にガンガン絞って飲んだのは以前も書きましたが、それ以来、ビールにこの手のものを絞るのがマイブームであります。

あれですよ、コロナ頼むと瓶の先っちょにライムが突っ込まれて出て来るじゃないですか。あれの和風ってことです。

下の写真のはシークワサーね。ひと晩に、カミさんと合わせて4〜5個くらい消費しちゃう。すぐ無くなるので、週末にまた買い出しという繰り返し。

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サンマが出始めると、シークワサーに代わって売り場に並ぶのがすだち類。宮崎の「へべす」ってのもあったな。まあとにかく、そのへんのを見つけたら買いだめするわけです。

もちろんサンマ塩焼きに絞るのは定番中の定番ですが、イカ刺しなんかとの相性もいいよね。山葵は使わず、醤油にちょびっと浸したイカに、都度都度チュッと絞ってお口に運ぶと最高に幸せ。醤油ナシでもいけるし、海苔で受けてから絞るってのも乙なものです。

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こらからは、やっぱり柚子かな。だんだん黄色くなってきてるけど、ビールに刺身に、いまや我が家では欠かせない食材でありますよというお話でした。

そんじゃーね!

お伊勢さま

ずいぶんと前の話になってしまうのですが、伊勢神宮にお参りしてきました。9月の3連休、実家の浜松に帰っていたのだけれど、なんかノリで。

伊勢には4歳だったか5歳のときに行ったことがある。母方の親族一同に連れられて。

そのとき乗った伊勢湾フェリーに「うどん」の自動販売機があって、当時幼かったワタクシはそれがたいそう気に入ったらしいのですね。

なんせ、お金を入れるてちょっと待つと、あったかいうどんがプラスチックの丼に入って出てくる。いまだに地方のドライブインあたりにはこの手の自販機があるみたいだけど、とにかく興奮して、全員ぶんのうどうを購入したばかりか、さらにはおかわり食え、買ってくるからと迫ったそうだ。

いまだに親戚が集まるとこの話題を振られるのだが、正直ほとんど記憶がない。

ともあれ、今回も伊勢湾フェリー経由で伊勢神宮へと向かったわけです。写真はすべてiPhone6+。

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いっさい下調べもせずに突撃したので、お恥ずかしい話、伊勢神宮には「外宮」と「内宮」があるとか、なーんも知りませんでした。一応、フェリー内で仕入れた情報をもとに、外から内へと順番に。あと平日にもかかわらず、駐車場はエライことになっとりましたな。これ、休日だったらまともに回れたかどうか。

当日夕方から浜松で夕食の予約をしてあったので、伊勢での滞在は4時間程度。どうにか伊勢うどんをかっこみ(うまかった!)、松坂牛コロッケをくわえながら参道を走るという日帰り弾丸ツアーでした。

あ、フェリーにはうどんの自販機なぞ影も形もありませんでした。

11月後半の連休にはズワイガニを食べるという口実で松江に行くことになっており、図らずも間を空けず伊勢と出雲をつなぐことになりそうである。

たべてみた

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これこれ、これですよ。棒ラーメン界最高とも言われる五木のラーメン。

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中を開けるとこんな感じ。スープとか調味油とか、けっこうズッシリしてます。やっぱり山に持っていくには重いなあ。

とりあえず熊本を食べてみたんだが、かなりクセがあるね確かに。でも、インスタントとしては「お!」と思うくらい美味い。

まあ、話のタネくらいにはなりますな。

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10.2決戦

終盤、ハッキリ言って譲り合い展開だったのでまさかの頂点決戦となったが、試合としては白熱した素晴らしいものであった。

40年来のホークスファンのアタクシではあるが、じつはオリックス・バファローズは応援している球団なので、今年のペナントはやきもきしながら見ていたのだ。Skyもソラで歌えるし、べるたそも大好きだ。えっへん。

代打の構成員が出てさらに原拓執念のタイムリーで同点に追いついたあたりは、こりゃ流れは完全に傾いたと思ったし、サトタツも完璧だったので、その後のチャンスでペーニャという場面では、ここで決まるだろうと確信していたのだが、最後の最後で踏ん張るホークス。

最終的には継投のコマ数が不利なところと、後攻めの優位でもってサヨナラの結末。先頭フォアはやっぱりアカンし、デホへの四球も、森脇監督としては頭を抱えたかったところだろう。

その森脇監督、敗軍の将兵を語らずと、優勝を持って行かれた瞬間も腕組みをして動かず。守備についていたナインがベンチでうなだれ、涙しているところを「スタンドのファンに挨拶に行くぞ!」と促した場面は心に響いた。

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こういうリーダーは素敵だ。金子もFAで出て行っちゃうかもしれないけど、若くていいピッチャーはたくさんいる。なにより森脇さん、契約延長みたいだし、チームとしてはしばらくは安泰ではなかろうか。

来年こそ、デーゲームのホモフィーに遊びに行きたいなあ。

いまさらながら御嶽山の噴火について

とにかくハードラックな出来事だ。晴天、休日、紅葉、正午という偶然に偶然が重なった瞬間に発生した噴火により、多くの犠牲者が出てしまった。ほんの数時間でもズレていたら、どんだけよかったことか……。改めて、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。

一連の報道のなか、気になる記事があった。テレビで取材も受けていたのでご覧になった方もいると思う。

御嶽山の頂上にいて全員助かった魔法瓶オバサングループが凄いwwww
http://alfalfalfa.com/archives/7554278.html

草生えてるんで不謹慎かもしれないが、このオバサン、THERMOSのことを「テルモス」と言うあたり、筋金入りと思われる。テレビで見たときも経験値も高そうなグループという印象を受けた。

このオバサングループは、他の人々が小屋に留まる判断をする中、噴石が落ち着いたところでタオルを濡らしてマスク替わりにして下山を敢行する。

結果的に小屋で待機した人々の多くも無事だったようだが、この判断力と行動力は確かに注目に値する。

その流れもあり、上記まとめ記事の中では、2009年に起きたトムラウシでの大遭難事件に触れてる人がいる。で、そのトムラウシの遭難記録に改めて目を通してみた。

トムラウシ山遭難事故の調査報告書より
http://matome.naver.jp/odai/2135280747482464801?page=1

センセーショナルな内容ということもあり、ダイジェストなのに読み応えが相当ある。そして、このまとめの中にも気になるキーワードがあった。「アビリーンのパラドックス」だ。

wikiの記事
http://ja.wikipedia.org/wiki/アビリーンのパラドックス

アビリーン・パラドックスって知っていますか?
http://www.dentsu-razorfish.com/blog/post/blog12062701

wikiよりも、下の電通レイザーフィッシュのコラムのほうが読みやすいかもしれない。

集団が決断を迫られる瞬間、悪魔に魅入られるように間違った方向に進んでいってしまうというのは、山岳遭難のようなハードな状況でなくとも、日々の会社の仕事でも起こりうることだ。いや、ていうかしょっちゅう起きてるよコレ。俺の会社だけかもしらんけどw

アビリーンとは違うのかもだけど、声の大きい1人の意見に対して、周囲が反を唱える雰囲気が醸成されず、心のなかでは違うと思っていながら「誰も言わないからいっか」と流したりとかね。結果、最悪の方向に向かって舵が切られてしまう。ああ、俺の会社で(ry

なんだか違う話になってしまった気もするが、テルモスのオバちゃんグループは、少なくともアビリーンのパラドックスに陥ることはなかった。結果オーライなのかもしれないが、やはりそのバイタリティは賞賛に値すると思う。

自分の意見はしっかり言おうと、改めて肝に銘じたのでした。

シャリキン

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そのうち書くと思うけど、9月の連休で実家に帰ったとき、その場のノリで「伊勢神宮いこうぜ!」ってなっちまって、伊勢湾フェリー経由でお参りしてきたんすよ。

で、帰りのフェリーターミナルで土産屋を冷やかしてたら見つけたのが写真。

そういやキンミヤって四日市だったか。コイツを冷凍庫で凍らせて、いろいろ混ぜてね、と。にしてもシャリキンって、登録商標だったのね……。

https://www.miyanoyuki.co.jp/nomikata/sharikin.html

こんなページもあった。知らんかったなー。ていうか、水道橋の「でん」に行きたいなー。

たしかにニクらしい

今年の夏休み、信州で出会ったコイツら。

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こないだ、ようやっと試すことができました。

右がホンモノの鶏肉。左が肉らしい豆。食べ比べてみたよーっ。

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て、正直ナメてた。すまんかった。普通に美味い。

揚げ過ぎだろ!というツッコミはご容赦を。

UNCHAINED

あと少しでリッター30km達成だった!ちくしょう!

えと、iPhone6はでっかいのを買いました。2年ほどauを使ってるんだけど、やっぱり山間部での電波状況を鑑みて、当初はdocomoにMNPしようと思ってたし、実際予約もしたんだよね。

でも、3キャリアでの契約内容の不自由さとか、あんまり機会はないんだけど海外に行ったときの不自由さとか、通話自体はそんなにしないからなーとか考えてたら、今こそSIMロックフリーにする時期だと思い立ち、予約をキャンセル。AppleのOnlineStoreでカミさんのぶんも購入に至りました。

もうこれで、いろんな「縛り」とはオサラバです!やっほう!

ポチったのは予約開始日の翌日と出遅れ感はあったのですが、私のおっきいのは発売日の19日に到着。カミさんのちっちゃいのは10月上旬になるようです。

回線自体は、そのうちIIJか日本通信のSIMを買う予定。サポートとか個人的な信頼性を考えるとIIJかなぁ。

もちろんMNPできるので番号は変わらず。LTEでの月間通信実績をauのサポートサイトで確認したんだけど月に5〜6GB程度なので、たぶん毎月のコストは通話料合わせても3000〜4000円以内で収まるっぽい。

届いてすぐ、auのiPhone5からSIMをぶっこ抜いて挿入。アクティベートの関係で何度か入れ替えしなくちゃいけないのが若干面倒だったけど、このあたりがSIMフリー端末の素晴らしさ。ブラボー!

端末自体の良し悪しについては各所で語られてるので特段ここでは書きませんが、128GBにしたのでとにかくストレージに余裕があるのが素晴らしい。音楽ライブラリーすべてを入れても大丈夫。もちろん128kbps調整はしてるんだが、13940曲ぜんぶ。ツルッと。

これまでは、細かくプレイリスト作ったりして容量を調節してたことを思うと、感慨もひとしおです。

近所のバーでの素敵な夜

とある金曜日。馴染みのバーに顔を出して、水割りをグイグイ飲んでいた。

この店ではいつもマスターにおまかせで、ブレンデッドを中心に水割りを色々と出してもらっている。お値段もリーズナブルなので、ついついグラスを重ねてしまうのだが。

カウンター越しにポツポツ会話を重ね、カミさんと子供を実家に預けてるので今はフリーダムみたいな話をしたら、明日はヒマかと尋ねられる。

もちろん予定などない。しつこいようだが、この夏、予定していた山行が中止となり、代替案として友人の別荘を拠点に奥秩父の沢で一泊だけして帰ってきたところ。

行けなかった沢に思いを馳せ、ウジウジ自宅飲みするくらいしか考えてなかった。

泡盛は好きか? もちろん。オリオンビールは? 大好物! そんなやり取りをしてたら、常連を集めて沖縄の食材でパーティーをするから来ない?とお誘い頂いた。

いやもう、そんな絶好の機会を逃すわけもなく、参加させていただいたのである。

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いきなりの、山羊刺し。刺し身では初めてだなー。五反田の庭つ鶏のマスターから、刺し身は速く食えと教育されていたので、のっけからガツガツ食らう。これがまったく臭みがなく、フレッシュでたいへん美味。

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その山羊刺しを含めたオードブル(?)がこちら。島豆腐の味噌漬けとか、ゴーヤ、ミミガーなどを肴に、オリオンの樽をサーバー(セルフサービス)でグイグイいただく。

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ちなみに一杯目は缶のオリオン。飲み干したら缶切りで開けて、以降グラスとして使用するとうウチナースタイル。生ビールにシークワサー(山ほど用意されていた)を絞り、しこたまいただいた。

その後、肉がガンガン調理され、泡盛に移行してからはけっこう酔いもまわり、最後は満腹のへべれけ。

ご常連の皆さんばかりの中、なんとなく酒場放浪記の類さん状態で交流させていただいた。

素晴らしき、府中の一夜であった。

葛根田・大増水の記憶

うーん、何年前かは覚えてないんだけど、初めて葛根田に行ったときのことを書き記しておきます。たぶん1990年代の中盤くらい。ちょうど山に入ってる間にばあちゃんが死んで、下山後に訃報を知ったんだよなぁ。

入渓したときは天気もよくて、葛根田の素晴らしい渓相を満喫。牛首やお函で記念撮影したり岩魚釣りに興じたり。M井やハリー先輩は元気だろうか。。。

あ、現在の私しか知らない人がこのブログ見てたらショックを受けるかもしれないが、小生とて20年前はこのようなスリムな好男子だったのですよ。なんか心なしか足もスラ〜っと長く見えるよね!ね!

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中ノ又沢出合の高台にベースを張って、翌日は北ノ又沢を詰めることにしたんだけど、源流近くまで行って、さあそろそろ戻ろうかってところで雨が降りだした。

台風や低気圧とかじゃなくて、本当に普通のにわか雨。おそらく降っていたのは小一時間程度と思われる。中之又沢出合のベースに戻った時には止んでたしね。

で、以下3枚が絶賛増水中の風景。自分自身、流されたらオシマイなのでカメラを構える余裕もなかったが、今にして思うと、マジでヤバかった。

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本流の渡渉自体は、おそらく2回くらいしたはずだ。その上で、本流をこのまま下るのは無理と判断して、C1001のポコを目指して藪漕ぎして、そのまま尾根伝いに中ノ又沢出合に戻ろうと提案した。

藪自体はさほど濃密でもなく、意外とあっさりベースに戻ることができたのだが、戻った頃には前述の通り雨も止んでおり、拍子抜けしたのを覚えている。

それにしても、ロープはたぶん持っていたはずだが、ろくすっぽ確保もせず、体重の軽い女子2人を交えたパーティーとしては一歩間違えてたら大事故だっただろう。写真ではM井が女子たちのサポートをしているが、このやり方はかえって危険かもしれぬ。

M井やハリー先輩は沢の経験値高いベテランだったが、その2人をもってしても、増水した沢と、その増水するスピードの恐ろしさが圧倒的だったということだろう。

渡渉中、同行のK倉女史が「あたしが流されても放っておいてね」とかぬかして、全員で激怒したのもいい思い出。

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最後のは、翌日本流を下ったときのもの。やや水量は多いが、ザックカバーをしているのはザックを浮きにして流されながら下ったからだ(それくらい水が引いていたということ)。

先週末は沢の事故が相次いだ。特に京大生2名が流された事故は、ちょっとまだ情報が錯綜しているのだがきちんと確保していたかどうかがわからない。沢仲間とのブログで言及されていたので、トランクから古い写真を引っ張りだしてスキャンしてみた。

いずれにせよ、平水時は穏やかであっても、水量が膝〜腰まで来るような増水では、余程の偉丈夫でも流されるのが水の恐ろしさである。一歩間違っていれば、流されたのは自分自身だったかもしれないのだ。

やはり今夏の計画は中止としてよかったのだ(と、自分を納得させる)。

PS
冒頭に書いたとおり、下山後やたらと自宅に留守電が入っており祖母の訃報を知った。

浜松に戻り、葬式で和尚に山の話をしたら、「そりゃあ婆さんが守ってくれたんだよ」と言われたが、その和尚は祖母の臨終のとき坊主のくせしてハワイに旅行中であり、そのため葬式の日程が遅れて私も参列できたというオマケが付いた。

今でも帰省時に和尚と話をするたび、「ワシらは(臨終のときいなかった)A級戦犯だでのう!」と言われる。

こんなに悔しいことはない

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台風11号のおかげで、夏の計画が台無しになった。おかげで連日、自棄酒を飲んでいる。最近買った、いいちこのデラックス版、「うさ」と「日田」を開けて飲み比べたり。ラベルのデザインが文字を象っており秀逸。

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久しぶりに阿佐ヶ谷でも飲んだ。ちょうど七夕やってて、パールセンターも大賑わい。

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楽しそうな人々を眺めつつ、どんよりとした気分で酒を流し込んだりもした。

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職場に届いた衛星電話。使う機会もなくなった。

こんなに悔しいことはない。

だが、これほどまでに落ち込んだりできること自体は、ひょっとしたら嬉しいことなのかもしれない。

何より、同じ思いをしているのに気分を盛り上げてくれる仲間たちの存在には感謝しかない。

気分を切り替えて、楽しんでくる!

北国の海の素晴らしさ

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この三連休は、実家のカーチャン連れて北海道に行ってきました。同じく実家のほうに住んでる伯母と、札幌在住の伯母とその息子(つまり従兄弟)とも合流し、我が家含めて総勢7名の農協ツアー的な感じ。

旅の目的は、娘が3歳になる前に無料で飛行機に乗せてみたかったのと、この時期シーズンのウニを思う存分楽しむこと。滅多に顔を合わせられない母親たち三姉妹を会わせることも裏テーマだったり。

1泊目は札幌ステイで寿司三昧。ちょうど大通公園全体がビアガーデンと化すイベントが始まってたので、そっちにも足を伸ばしてみた。ブロックごとにアサヒ、キリン、サントリー、サッポロと分かれていて、各メーカーが趣向を凝らしたビアサーバーを展開していました。なんか、異様に盛り上がってたなー。

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翌日は余市に向かい、まずはウィスキーの試飲を堪能。へべれけになったので運転を従兄弟に代わってもらい、積丹へ。道すがらの海岸沿いで、海水浴&ジンギスカン&キャンプの家族連れがやたらといたな。みなさん短い夏を大いに堪能してらっしゃる。

「留萌のセイコーマートはこの時期の炭とジンギスカンで全道イチの売上を稼ぐんだぜ」とは従兄弟の弁だが、さもありなんな感じ。

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積丹では、漁師がやってる民宿にチェックイン。これでもかという海鮮攻めを食らいました。さっき獲ってきたんだよというウニが一人一皿が供され、地元在住の伯母と従兄弟も「これは美味し」とお墨付き。

娘も夢中になってウニを口に運びます。2歳児のくせに生意気すぎる……。

翌朝、宿からすぐのところの島武意海岸という、それは美しいシャコタンブルーな海まで散歩。冒頭の写真がそれですが、青みが上手く出てない(泣)。こんなにキレイな海があったとは、北海道の夏は素晴らしいナー。

3泊目は空港までの移動もあったので、定番の定山渓温泉にてトドメの懐石。爽やかな気候と泣く泣く別れ、梅雨明けしたばかりの羽田に着いたら真面目に倒れそうになった。

結論としては、ぜひ札幌に住んでみたいということです。9月末にある、大通公園のオータムフェストにも行ってみたいナー。

花子とアンとオレ物語

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※写真と本文は関係ありません

じつは、放送開始から1話も欠かさず見ている。NHKの朝の連ドラをそうやって見るというのは、生まれて初めてのことだ。それもこれも、テーマが赤毛のアンだからである。女性ホルモンが多く、乙女成分の高いアタクシとしては見逃せないドラマなのだ。

『赤毛のアン』という作品を初めて読んだのは、忘れもしない19歳の夏のこと。

単独行で南アルプス南部全山縦走というプランを立てていたのだが、その予行演習として選んだのが信越国境にある雨飾山。

新宿発の急行アルプスに乗り込み、列車を乗り継いで糸魚川に出て、そこから雨飾温泉までバス。宿の庭先にテントを張り、翌日山頂を踏み南小谷温泉へと下山。再び南小谷発の急行アルプスで帰京した。たしか天気は曇天時折雨といった感じだった。

このとき携えて行ったのが、赤毛のアンだったのである。

酒をなめながらテントの中で読み進め、ちょうど帰りの車内でクライマックスを迎えた。嗚咽がこみ上げ、周りの乗客の視線も気にせず涙をダーダー流したのをよく覚えている。小汚い格好をした若者が本読みながらウェッウェッって泣いてるというのは実にキモい。キモすぎるんだが仕方がないよね、あの展開は。

というわけで評価は色いろあるようですが。思い出の作品のエッセンスが上手いこと散りばめられたドラマ、かなり楽しんでおります。おかげでリバーズエッジ見ると、いつも「そうさなぁ」が脳内再生されてイカン。石橋蓮司、素晴らしい役者さんですナ。

前にも書いたけど、SONYのブルーレイレコを買って以来、通勤中はずうっと録りためたドラマや映画を見ております。今年の春以降は粒ぞろいで、さんざん書いてるリバーズエッジもそうだし(ついに最終回か!)、NHK土曜ドラマのロング・グッドバイもよかったし、今やってる55歳からのハローライフも超☆面白い。

今週はいよいよ孤独のグルメSeason4も始まるし、すっかりテレビっ子になってしもうた。読書量が減りすぎとる……。

山で淹れるコーヒーについて

このところ、なんか触発されたのかコーヒーについてアレコレ考えている。

例えばコーヒープレスであれば、スノーピークのコレ。でもサイズ的に、せいぜい3人までか。

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アメリカの海軍さんが言うには、こんな製品もお勧めらしい。京都の小川珈琲さんもプッシュしとるね。フィルターを紙のやつじゃなくてステンレスのにすると、コーヒープレスのようなオイリーかつタフな味わいになるようだ。でも、一度に作れる量は厳し目。

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どんな器具を使うにしても、結局のところ重さに跳ね返ってくる。だったら原点に立ち返るのもよいのかもしれない。つまり、普通にケトルを買ってまとめてドリップするのではどうか、ということだ。意外と軽いし。

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いやでも、1人や2人ならともかく、4〜6名と考えるとドリップ中の保温が難題かもしれない。ドリッパーからコッヘルにポトポトしてる間に、夏山とはいえ気温も低いため、みるみる冷めてしまう気もする。個別にドリップするタイプであれば現実的か。

こうなったら、やはりコーヒープレスか。本体重量498グラムだが、1リットルサイズとドログバ級の頼もしさ。コイツが最強かもしれないと思ったりして堂々巡り。

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うーん、フィジカルがすごいぶん、やっぱり重いし割れたら最悪だな。

香りのよいコーヒーに、ブランデーとかラムを数滴垂らして朝のひとときを過ごしたい。できればたっぷりの量で、ゆっくり楽しみたい。

きっと誰かがなんとかしてくれるはずだ!(丸投げ)

NIPPON!!

確かにこれは、予選突破どころか優勝候補筆頭でしょう!

NHKサッカーのテーマ曲のことですけどね。今年は林檎姐さん。ぶっ飛ばしてます。他の出場国は、こーいうのあるのかしら? 誰かまとめページでも作ってくれないものか。





いよいよ後半戦Ver.の変態プレイ(あ、ベースの人とかね)がヤバイ。劣勢の展開もどうにかなりそうな雰囲気!

コメンタリーの動画はこちら。



サッカーだけでなく、人生において時折訪れる厳しい勝負の時に、絶対に勝ちに行く、そして楽しみに行く、というメッセージを込めたという。

楽曲自体、終盤の最も盛り上がるところ、オンベース的なリフレインで音数が多すぎたりして、NHKの視聴者向けにはハードル高い構成だったりするんだが、たいへんアツイ曲。閃光少女的なキャッチーさもあるし、ついつい購入してしまいました。

試合内容も、負けずにアツイものになってほしい!

ということで、代表チームの映像に乗せたバージョンも貼っつけておく。そのうち削除されそうだけど。


椎名林檎 NIPPON 投稿者 plutoatom1

ところで、なんかこの曲の歌詞が純血主義だの、尖閣がどうの、要するにケシカラン的な声がけっこうあるらしい。たとえばこの記事。http://joshi-spa.jp/102361

<この地球上で いちばん 混じり気の無い気高い青>

 「青」はつまり“サムライブルー”と称される日本代表のことですね。すると、このフレーズは「純血主義の気高い日本代表」と読めなくもない。ネトウヨ熱狂、リベラル発狂といったところでしょうか。

ほえええええ! 「なくもない」って!!! なんでそうなるんだろ。古くはカリオカとか呂比須とか、最近だと李忠成とかハーフナーとか、あと酒井高徳なんかは普通にハーフなんですが……。混ざるもの=血というのが短絡すぎではなかろうかというのは少数派なんですかね?

 たとえばグループHのアルジェリアVS韓国の一戦を中継したとしましょう。当然そのハイライトやエンディングでも『NIPPON』が流れることになる。

<万歳!万歳!日本晴れ 列島草いきれ 天晴>

 一体アルジェリアと韓国に何の関係があるのでしょうか。かといってドイツとポルトガルの試合ならばフィットするというものでもない。少し気が早いですが、仮にブラジルが優勝したとしましょう。ネイマールがカップにキスをする映像の背後で「列島草いきれ」と啖呵を切るような椎名林檎の歌が聞こえてくる情けなさといったらありません。ブラジルは広大な陸地です。

 やはりどんなシーンを想定しても、日本代表の試合以外では使えない曲なのです。
(中略)
 そうなると『NIPPON』がワールドカップ中継のテーマ曲として成功するためには、もう日本代表が優勝するしかなくなる。

ほえええええ! いや別に違和感ねーですよ!ブラジル×アルゼンチンの決勝でだって、普通に使えますって!

これを書いた方がどんなに偉い音楽評論家なのかは存じ上げないのですが、そんな重箱の隅つついてどうすんでしょう。

ユニフォームを称えるフレーズであったり、ピッチの芝、そしてあたかも視聴者すらがそこにいることを想起させるような言い回しと私は理解しているのですが、まあ世の中にはどんだけ議論を交わしても分かり合えない人やコトってあることですし、仕方がないのかもしれません。

妙なご時世だなー。

やっと出た夏号

渓流 2014 夏 (別冊つり人)
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6月に入ってから毎日にようにつり人社公式やらAmazonやらを巡回していたのだが、まるで音沙汰がなく、最悪のケースまで想像してしまったが、無事に出てました。ヨカッタ。

これといって目新しい情報はないんだけれど、ついつい毎号買ってしまうのだよな。とはいえ、ラバーソールの新型が出ていたり、遠野のタイマグラの記事があったり(「タイマグラばあちゃん」はホノボノしたいい映画だった〜)、服部文祥も大深沢の堰堤下でウグイに遭遇していたのか的な記述があったり、まだ細かいところまで読んでないけど大いに楽しんでおります。あ、『絶景 日本の釣り』はついポチってしまった。

そういえばコーヒーの記事もあったんだけど、ページが足りず消化不良でした。じつは山で飲むコーヒーについては、個人的にはコーヒープレスもいいんじゃないかと思っている。ドリップとちがってオイルが浮かんだり、粉っぽかったりもするんだけど、野趣あふれる味わいというか、けっこうマッチするんじゃなかろうか。

ていうか、普段からUCCがやってる府中のCOMFORT CAFEでは、いつもコーヒープレスばっかり飲んでるんだけどね。高校の頃は、今はなき浜松の名喫茶店、SUNにてトルコ・コーヒーを愛飲してたし。

スノーピークがコーヒープレス(チタン製)を出してるんだけど、3カップしか作れない。あとパッキングで凹ませると一発で死亡するみたい。まあ、素直にドリップが一番なのかもなー。

夏のビール

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梅雨入り前は毎週末、野川公園にピクニックに出かけた。以前書いた調布飛行場だと散歩の距離が稼げないので、オーソドックスに(?)小金井街道から野川沿いをテクテク歩き、バーベキュー広場を抜け、野球場を傍目に西武線陸橋をくぐり、「いつもの場所」を目指した。

当然、ビールは保冷剤とともに用意。最近のお気に入りは、ヤッホーの「インドの青鬼」である。上の写真では手前にある青いヤツ。ホップが通常の2倍、強烈な香りとアルコール7%という、ちょっとストロングな感じなのだが、屋外で楽しむのにピッタリな味わいなのら。

というわけで、今夏の山行用に採用決定。ガムテかダクトテープでしっかり補強して持って行こうっと。

いい仕事をする人たち〜W杯開幕に向けて



巷で話題ですね、この動画。

さすがは日清。グッジョブ!です。オマイラが愛してやまないカップヌードーは、こんなサムライが作っとんのやで〜(適当)、と。

手術痕だなんだ、いろいろノイズというか騒音もあるようですが、そんなの全部ふっ飛ばして、この動画みたいな感じで本大会でも強烈なインパクトを与えてほしいもの。いや、きっとできるはず!

あと今回のW杯は、個人的にはSmile for Nipponさんの「牡鹿半島の子をブラジルW杯に招待し隊プロジェクト」に参加できたので、一粒で二度美味しい感じ。

↓この記事がきっかけでした。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2014/columndtl/201404210005-spnavi

全体のことを考えて、まっとうにコトを運ぼうとすると、こういったことはできない。あれこれ言う外野の声には耳を傾けつつ、今できることをすぐやる、という姿勢が素晴らしすぎると共感した次第。

それにしても、これだけの規模のお祭り騒ぎに当事者(国)として参加できるとうのは本当にシアワセなこと。ブラジルなんで時差がまんま12時間あるけど、早朝の試合というのも乙なものですな。勝っても負けても、仕事が手につかない予感!!

あとコレ。

なんか手前味噌っぽくて申し訳ないが、いまこの時期にこそ広く読んでいただきたい本。1〜2時間もあれば読破できますが、とりあえず「まえがき」だけでも書店やKindleの試し読みで目を通してみて。心がアツくなります。

グループCの展望やら、大半はW杯観戦ガイド的な内容ではありますが、白眉なのが最終章。オシム視点での、日本サッカーの未来が滔々と語られております。

信じよ! 日本が世界一になるために必要なこと (角川oneテーマ21)
KADOKAWA / 角川書店 (2014-05-24)
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こないだ、NHKでオシムの番組をやってたけど、なかなかにグッとくる内容だったよね。この御方も相変わらず闘い続けているのだ。F組はアルゼンチン、イラン、ナイジェリア。是非ともボスニア・ヘルツェゴヴィナの決勝進出を願いたい。

幻の武道館

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昼日中、15時スタートという鬼のような日程だからこそ興味もわき、職場のカレンダーにも「九段下接客、直帰」と堂々と記し、準備万端だったのだが、先方の都合が合わなかったようで。

払戻がめんどくさかったー。

しつこいようですが

毎度おなじみ、大川端探偵社をひっそりと応援するブログにようこそ。

先々週になりますか、「がんばれ弁当」の回、よかったですねー。最後の数秒、あそこでアレをやるかー!と、完全に原作を凌駕する脚本(そして演出)には脱帽。大根カントクの原作愛をヒシヒシと感じます。

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↑このセリフの、ドラマでの活かし方が最高でした。湯けむりスナイパーもよかったけど、大川端はホントに完成度が高いわー。Blu-rayボックスを買ってしまいそうだ。

今週は女番長というのは公開されているんだけど、9〜12回はどうなるんだろう。放映前の予告動画を見る限り、ウグイス嬢、ヤクザの決闘は確定、あと「未だ見ぬ親を探して」というキーワードあるんだが、これオッパイのエピソードなのかなぁ。だとしたら最終回かなぁ……。

嗚呼、金曜日が待ち遠しい!(が、CMが多すぎるので録画で飛ばして見てます。。。)

いただきもの

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義父は、酒が飲めない。いわゆる下戸である。ビールをグラス一杯が限界。

現役の頃は国土交通関係の仕事をしていたので、お中元だのお歳暮だの、やたらとウィスキーを貰う機会があったそうなのだが、飲めないのでずうっと放置してあるらしい。

そんなわけで、カミさんの実家に行くたびに、何本かいただいてくる。懐かしのダルマとか、あと上の写真にあるHouse of Lordsというスコッチが多い。

House of Lordsは最近だとマイナーな存在だが、12年モノということもあり実に味わい深いテイスト。当時はおそらく、数万円したのではなかろうか。ヤフオクに出すか、と不埒な考えも頭をよぎったが、誘惑に勝てるわけがない。

ダルマは「寿」の文字が燦然と輝くお歳暮バージョンだが、こちらも数十年ぶりに楽しんでいる。若いころはOLDなんて見向きもしなかったが、水割りでチビチビやると意外に、というか普通においしい。年を重ねて、飲み方が変わったせいもあるかもしれない。

ウィスキーが好きだ。うん。

大川端おもしれーなぁ!!



大川端探偵社、見てますかーッ!? 第1話でつかみはOK、そんでもって第2話でエロい話を持ってくるあたり、計算もバッチリということでインターネッツ上でもけっこう話題になっているようで何より。

満を持してと申しますか、5/2深夜放送予定のエピソードは私が大好きな話。いろいろ書きたいことはあるんだけど、書くとネタバレになっちゃうので以上! 「母乳」の回、まだかなー!

Emergency Room

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このところ、すっかり更新をサボってしまっている。月並みだけど仕事が忙しい。

そんな中、ちょっとした出来事があったので記録として残しておきたい。ERのお世話になったのだ。長文になってしまったが。

45ともなると、完全に中年なわけなので体のアチコチがちょっとずつおかしくなってくるよね。若いころだったら考えられないようなことが起きる。

多忙モードで睡眠も足りてなくて、なんかヘンだなーっていう兆候はあった。昼に刺身定食を食べたんだけど、それがドカ盛りで有名な店で、調子に乗ってライスも大盛りに。ウマイウマイと平らげて、ゲフーと会社に戻ってきて仕事をしていた。

夕方、突然妙な吐き気を感じた。唾液がやたらと分泌される。あ、これ吐くかもと思い、トイレに駆け込んだ。

ウゲーとえづくものの、吐瀉物は出ない。胃がキューっと持ち上がるんだけど、特に胃液の逆流なんかもなくって、ちょっと苦しいだけ。そのうち喉が出血したのか、唾液に血が混ざりだした。

5分ほど安静にしていたら吐き気も収まり、体調も回復。食べ過ぎたせいかしらんと、呑気に仕事を続け、夜帰宅。

風呂を上がって晩酌していたら、なんだか脇の下がモゾモゾする。なんかカイーなと気にもせず、しばらくビールを飲んでいたのだが、かゆい箇所がだんだん広がってきた。脇腹、腕の内側。さすがにおかしいと思い、洗面所の鏡で見てみたら、体中にジンマシンのような、蚊に刺されたときのようなデキモノがブワーッと発生していたのです。

うわ、うわ、うわ、と慌てているうちに、みるみるデキモノが広がっていく。股間に、腿の内側に。体の柔らかい部分に集中的に発生している模様。

このとき、救急車を呼ぶことも考えたんだけど、とりあえずはインターネッツで検索。近所のでかい病院にERがあったので、直接電話で問い合わせた。担当の方に細かく症状を伝え、熱や痛みはなく歩けるので、タクシーなどですぐ来てくださいと言われる。

いそいそと着替えて、マンションを出て通りでタクシーを捕まえる。病院名を告げたところ「ERですか?」と訊かれ、専用の窓口近くまで行ってくれた。なんか慣れてるなー、という感じ。

待合に入ると「2時間待ち」という非情なディスプレイが目に入ったが、実際には1時間ちょっとで診察を受けることができた。

経過時間から言って昼間の食事は関係ないし、家族と同じものを食べて自分だけ症状が出たのであれば、そこが怪しいが、どれもこれも食べ慣れたものばかりだし、鮮度も悪いわけではない。結論としては、原因不明。

診察を受ける頃には症状も収まりつつあり、痒みもずいぶんと減ったので、念のための薬だけもらって終了。帰路も、病院前にタクシーがズラーっと並んでたので問題なし。午前3時頃に帰宅。

なんだろうな、やっぱり体力が衰えているのかな。抵抗力が弱まってるところに、何らかの因子が作用したんだろうなあ。その後は特に問題ないし。

それにしても、夜更けのERには色んな人がやってくるね。高熱を出した子供とか、バイク事故で顔面血だらけで膝潰れてる人とか、ストレッチャーに乗せられた大正生まれのお爺さんとか。

まあ、いい経験になったということで。

TRAVESSIA

ソチは終わってしまったけれど、夏にはW杯があります。今回はご存知のとおりブラジル。ブラジルといえばボサノヴァ。ボサノヴァといえば、私の大好きなスタンダードで“TRAVESSIA”という曲がありまして。

この曲は、ムーンライダーズのカバーが初体験でした。NOUVELLES VAGUES(ヌーベルバーグ)というアルバムのトリを飾る曲だったのですが、ミルトン・ナシメント(Milton Nascemento)の曲に、こないだ急逝したかしぶち哲郎が日本語詞をつけているのですね。



トラベシアは世界的にも知られた名曲でありまして、いろんなアーティストがカバーしています。中でも印象的なのは、ビョーク姐さん。もうこの人が唄うと、この人の曲になっちゃうってくらいですが、それがよい。



あと、小野リサのカバーもよいです。ビョークとは違う意味で、これもまた小野リサ節が全開。



日本人だと「のっこ」もカバーしてます。歌詞はムーンライダーズバージョン。昔レベッカやってたNOKKOですね。個性という意味では上の2人と比べると若干薄いですが、そこはそれ。



というわけで、最後に原詞をコピペしておきます。

TRAVESSIA

Quando voce^ foi embora
fez-se noite em meu viver
Forte eu sou mas na~o tem jeito,
hoje eu tenho que chorar
Minha casa na~o e´ minha,
e nem e´ meu este lugar
Estou so´ e na~o resisto,
muito tenho pra´ falar

Solto a voz nas estradas,
ja´ na~o quero parar
Meu caminho e´ de pedras,
como posso sonhar
Sonho feito de brisa,
vento vem terminar
Vou fechar o meu pranto,
vou querer me matar

Vou seguindo pela vida
me esquecendo de voce^
Eu na~o quero mais a morte,
tenho muito que viver
Vou querer amar de novo
e se na~o der na~o vou sofrer
Ja´ na~o sonho, hoje fac_o
com meu brac_o o meu viver

【EDIT】
しまった、大事なことを書くの忘れた!

なんでこんなエントリを書いたかというと、三崎で活動している「かもめ児童合唱団」というのがあってですね、その動画に感銘を受けたからなのです。これも、かしぶち哲郎バージョンの詞ですが、なんとも無垢な感じが素晴らしい。

鱈のコロッケとメロンの浅漬け

バダサオリさんという方がいて、このひとのポルトガル料理のレシピがけっこう好き。cakesという有料サイトで紹介されていた鱈のコロッケは、この冬何度も作ってるなあ。

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レモンを絞ってそのままでもイケるけど、OLD EL PASOのサルサソースとの相性が個人的には好き。

甘塩の鱈の切り身を2切れ。これにワインをまぶしてしばらく冷蔵庫で寝かせたら、電子レンジで2分くらい加熱。茹でたじゃがいも3〜4つと玉ねぎ1/2のみじん切り、それと鱈と生卵1個をボウルでぐちゃぐちゃにミックス。あ、鱈は皮とか骨とかはちゃんと取ることね。レンチンしたときに出た汁も入れる。彩りにイタリアンパセリのみじん切り(なければ普通のパセリでも)。ちょこっとだけ牛乳入れたりもするかな。

タネがゆるゆるだったら、小麦粉でも入れて(超テキトー)全体がボッテリとした感じになれば準備オーケー。そのままスプーンで形を整えながら油で揚げる。コロモとかは不要です。

あとは揚げたてをビール片手に食いまくる。

実家の浜松に、ブラジル系の皆さんが集うスーパー兼食堂があるんだけど、そこで食べたバカリャウのコロッケも美味かったな。さすがにホンモノのバカリャウは手に入れるのも難しいし、水で戻すのも大変なので、バダサオリさんのレシピは甘塩鱈を使うことが多いのだけど、けっこう本格的な味になります。

ちなみにバダさんはポルトガル料理についての本まで書いてらっしゃる。もちろん読んだが、これ読むと断然ポルトガルに行ってみたくなるんだよなあ〜。トルコかポルトガルが、いま自分の中では行きたい海外のツートップ。

ようこそポルトガル食堂へ (私のとっておき)
馬田 草織
産業編集センター
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浜松つながりというわけでもないが、実家のカーチャンからメロンの浅漬が大量に届いた。東京だとあんまり見ないが、静岡県西部とか豊川とかメロン産地では、間引いたメロンをこうやって漬物にするパターンが多いね。味はメロンというよりも、まあ瓜だわなって感じ。

感涙!『大川端探偵社』がドラマ化!

公式サイトはこちら。

ななな、なんと、主演はオダギリジョーというから本気度の高さが伺える。もうちょっと眼光鋭ければ原作の「村木」っぽさが完璧なのだが、それでもオダギリジョーのキャスティングは満点であると思うのです。

『湯けむりスナイパー』だの『古代少女ドグちゃん』だの、ろくでもないドラマばかりを紹介しやがってとお嘆きの貴兄、今度こそは、今度こそはホンモノですよ!ていうか、湯けむりもドグちゃんも俺的には最高のコンテンツだし、狩撫麻礼とは関係ないけど『みんな!エスパーだよ!』も素晴らしかった。

あぁ、大川端探偵社の話でした。戻します。

正式には、『リバースエッジ 大川端探偵社』と言うのだよね。原作のコミックは、『ボーダー』とか『湯けむり〜』の根底に流れるおなじみの価値観をベースに、現代風のアレンジが施されて一般の方々にも読みやすく仕上がっております。

まさに狩撫麻礼の総決算とも言える、非常に良質な内容なので、ドラマはともかくこの原作コミックだけでも読む価値は十二分にあるわけでございます。作画もたなか亜希夫先生で、絵の巧さは折り紙つきですことよ。

なんと、本日現在Kindleで1巻が無料という、たいへんありがたいセールも行われているわけで、今すぐ読んでくださいと懇願する次第です(いつまで無料なのかはわからないので、お急ぎを)。

リバースエッジ 大川端探偵社 1
日本文芸社 (2013-12-06)

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予告動画のこのシーンを見ると、原作ファンであれば「あのエピソードやるのか!」とニマニマすること必至。個人的には「風俗嬢と不思議な客」「忘れられない味」あたりが楽しみで仕方がない。

4月が待ち遠しい限りですが、よもやの大ヒットで第2期決定!とか映画化決定!とか、そういう展開を期待する次第。

テレビを見てたら馴染みの店が

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晩酌しながら酒場放浪記を見てたら、大定がいきなり出てきてビール吹いた。

番組内では「個人名が飛び交う」的な話になってたが、まぁ確かに常連さんは非常に多いものの、そんなに敷居が高いわけでもないので、大丈夫ですよ(誰が?)。

締めの一句も、さすがわかってらっしゃるという感じですた。

最近行ってねーなー。

ベイビー☆ファイティングマン

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2014年が始まりました。今年も宜しくお願い申し上げます。

タイトルは、今年の自分にとってのテーマ(およびテーマ曲)。初めて耳にしたときから25年も経って、いまこの曲が自分の胸にズンズンと響く。

黒いバラとりはらい 白い風流し込む オウイェー!
悪い奴らけちらし 本当の自由取り戻すのさ

オウ ファイティングマン イェー 正義を気取るのさ
オウ ファイティングマン イェー オウイェー!

権力者の力には 鼻で笑ってこたえろ オウイェー!
お前の力必要さ 俺を俺を力づけろよ

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昨年暮れのこと。じつは、仕事でこっぴどい失敗をやらかしてしまった。

自分だけでなく、上司にも恥をかかせてしまった。P/L的な損失はないとはいえ、結果的にいろんな方々に迷惑をかけることにもなった。

原因はもちろん自分にある。ただ、単なるうっかりミスであれば猛省して立て直し、以後気をつけますとなるのだが、事態はそうシンプルではなかった。

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年末、いろいろ考えた。最終的には、やはり自分の「甘さ」に原因があるのだと行き着いた。風呂場で、汗をかきながら。

甘さにもいろんな甘さがある。馬齢を重ねてきた中で、その相当部分は排除できたつもりだったが、仕事の枠が広がれば広がるほど、関わる人が増えれば増えるほど、少し前の基準では通用しなくなる。

そして現状と照らし合わせ、どのように克服するかを考えたとき、徹底的に闘うしかないことに気づいた。

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思えば自分が、そして自分が属する集団が本当に大事にしているものを守り、前に進み続けるために、その周りには闘っている人が大勢いたのだ。

自身をすべて失っても 誰かがお前を待ってる オウイェー!
お前の力必要さ 俺を俺を力づけろよ

まだ、遅すぎることはない。彼らと同じ土俵に上がり、ともに闘いたい。全力で。